新卒の最終面接はほぼ合格と聞いても油断禁物! 目の前の選考に最善を尽くそう
就活で選考を進めていくと、「新卒の最終面接はほぼ合格」という話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
最終面接を控えているなか、そのような噂を聞くと「自分はもう内定なのでは?」と気になってしまいますよね。最終面接を終えて結果を待っている人も同様に、内定への期待が膨らむかもしれません。
しかし「新卒の最終面接がほぼ合格」という話の真意は、企業の状況によって変わるのが実情です。就活において大切なのは、噂に惑わされず、実際の情報をもとに最後まで油断せずに取り組むことです。
この記事では、新卒の最終面接がほぼ合格なのかどうか、実際の就活経験者の体験談や採用担当者の意見を交え、その信憑性について解説していきます。最終選考を控えている人や結果が気になっている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
実際に新卒の最終面接はほぼ合格なの? 経験者の通過率をインタビュー
「新卒の最終面接はほぼ合格」かどうか判断するには、「実際の情報」が大切であると紹介しました。
実際の情報とは、新卒採用市場全体の就職率はもちろん、企業の採用方針や傾向、そして最終面接を経験した人の体験談などが挙げられます。これらの情報を総合的に分析して、自分の応募先について探っていきましょう。
情報収集の第一歩として、この記事では新卒採用の最終面接を経験した先輩に、実際の内定数や難易度について話を聞いてみました。一般的な情報ではなく経験者の生の声を聞き、噂の真相について確かめてみましょう。

就活をしていたとき、最終面接の通過率はどれくらいでしたか?

6社受けて3社から内定をいただき、通過率は50%でした。私は文系なので、理系の方とは違う合格率だと思います。
「新卒の最終面接はほぼ合格」の真偽は? 採用担当者に聞く正直な話
新卒の最終面接が「ほぼ合格」と言われるかどうかは、最終面接の目的によって異なります。
そこで、ここからは採用担当経験者の視点を交えながら、最終面接の役割や実態について解説します。採用計画の観点から最終選考の位置づけを理解し、噂の真偽を冷静に見極めていきましょう。

当社では、基本的に最終面接まで進めた学生については内定を出しています。最終面接に進む前にリクルーター社員との面談を挟んでおり、その中でこれまでの面接で話した内容と齟齬がなさそうか、会社への理解度や入社意思を改めて確認しているためです。リクルーター面談の時点で採用が難しいと判断した学生は、最終面接には進みません。
最終面接で不採用になるケースはまれですが、面談時も含めて就活用に自分を作りすぎている印象がある学生や、これまで話した内容と一貫性が見られない、志望度が最後まで大きく上がらないような学生は不合格となるケースもあります。

当社の場合は基本的に、最終面接まで通過したイコール内定となります。しかし、最終面接は社長が直々におこない、そこで社長と馬が合わない場合や、入社後に会社やほかの社員に悪い影響が出てしまいそうな場合(時間やお金にルーズ、見た目がチャラチャラしすぎているなど)はお祈りメールを送ります。
とはいえ、学生の接遇面の不一致は一次面接の時点でわかることがほとんどです。
ほぼ合格かは企業の事情によって異なる

最終面接が「ほぼ合格」かどうかは、企業ごとの採用事情が大きく関係しています。
特に新卒採用では、最終面接に進む時点で応募者のスキルや適性がすでに一定の基準を満たしていると判断されており、企業側としても「この段階まで残った応募者は基本的に採用したい」という意向を持つ場合が多いです。
ただし、これはあくまで「傾向」であり、すべての企業に当てはまるわけではありません。
たとえば、大手企業だと最終面接は役員や経営層が面接官を務め、判断基準は「会社の方向性や価値観に合うかどうか」にシフトします。スキルや経験は二次面接までにしっかり確認されているため、最終面接では「人間性」や「自社への適性」が重視されるでしょう。
また、企業の採用計画そのものが、最終面接の通過率に影響を与える場合も珍しくありません。就活の終盤で採用予定人数がほぼ埋まっていると、最終面接での不採用が増えるケースもあります。
これらのように考えると、最終面接の通過率は企業によってまったく異なるとわかるのではないでしょうか。「ほぼ合格」という噂を鵜呑みにせず、企業ごとの採用方針や選考プロセスに注目した判断が大切です。
選考の役割を考えると「ほぼ合格」の意味がわかる
「新卒の最終面接がほぼ合格」という真意を紐解くためには、選考全体の役割への理解が必要です。
目的 | 基準 | |
一次面接 | 「二次に進める」学生の選別 | ・学生の素質や能力 ・自社への興味関心 |
二次面接 | 「自社へ入社する」学生の選別 | ・自社への適性 ・職種への適性 |
最終面接 | 自社へ入社する学生の「決定」 | ・学生の入社意思 ・価値観や働き方のすり合わせ ・二次面接までの評価の再確認 |
新卒採用では、二次面接までに応募者のスキル・能力・志望動機などを基に、自社に入社してほしい人材かどうか評価されます。
この段階で、企業が求める基準に達していない応募者は選考から外されることから、最終面接は「一定の合格ラインを超えている」=「ほぼ合格」とみなされるのです。
しかしその一方で、最終面接では応募者の「入社意思」を見極める場としての役割があります。
このような目的を考えると、最終面接が「ほぼ合格」と言われる理由が読み取れます。就活で内定をつかむには、最終面接が終わるまで自分の魅力を最大限アピールする姿勢を貫きましょう。
以下の記事では一次面接の通過率について解説しています。気になる人はチェックしてみてくださいね。
新卒の最終面接が好印象のときのサイン
新卒の最終面接が好印象のときのサイン
- 面接官の肯定的な反応が増える
- 他社の選考状況を細かく確認される
- 入社後の話を詳細にされる
- 企業側が学生に対し自社のアピールをおこなう
「新卒の最終面接がほぼ合格」といえるかどうかは、企業の採用方針や事情によって異なります。では、自分の採否を見極めるには、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか。
ここからは、最終面接が好印象なときの傾向について、面接官の反応や選考過程でのやりとりを基に解説します。
ただし、ここで紹介する好印象のサインはあくまで一般的な傾向であり、面接官の方針や性格によって変わる場合もあります。あくまで参考情報として、面接の合否を判断するための指標の一つとしてくださいね。

就活を経験したからこそわかる最終面接の「合格のサイン」は何だと思いますか?

「一緒に働けることを楽しみにしています」と言われたり、終始自分の話に食い気味に質問される場合、受かってる確率が高いです。

もう「ほぼ採用とわかるような褒め言葉」を言われます。「良いですね!」と頷き方も強く、声も張りがありハキハキとした対応になります。一方で、ダメなときは小声で申し訳なさそうな感じになります。

圧を感じず、自分がうまく話せたなと思えたら、採用される可能性が高いと思います。また、逆質問にも丁寧に答えてくれたらポジティブなサインだと思います。
面接官の肯定的な反応が増える
新卒の最終面接で好印象が期待できると、面接官の反応が明らかに肯定的になることが多くなります。たとえば、自分の発言に対し頻繁にうなずいて笑顔を見せたり、賛同するコメントをしたりなど、親しみやすい態度が増えるケースがあるでしょう。
さらに、応募企業についての話が多くなるときは、「自社を知ってほしい」という気持ちが表れており、好印象の可能性が高いといえます。
単なる質疑応答ではなく、面接官が対話しようとしてくれている姿勢は、自分への興味関心の表れです。これまでの反応と比較しながら、ほぼ合格かどうかの判断基準にしてみましょう。
他社の選考状況を細かく確認される
新卒の最終面接のやり取りの中で「ほかにどんな企業を受けていますか?」「弊社が第一志望ですか?」といった質問が増えると、企業側が学生に対し、入社意思を確認しようとしていると考えられます。
特に、他社の選考状況について細かく聞かれたときは、ライバル企業があるかどうか明確にしたい意図があり、採用候補として前向きに捉えられているサインです。
ただし、企業の中で形式的な質問としている場合もあるため、選考状況を細かく聞かれたからといってかならず合格というわけではありません。聞かれたときの内容や、面接官の態度なども踏まえ、客観的・総合的に見極めましょう。
入社後の話を詳細にされる
新卒の最終面接で「入社後はこのようなプロジェクトに参加してほしい」や「〇〇さんのスキルを活かせる部署はここだと思う」といった具体的な話が出たなら、企業が採用を前向きに検討している可能性が高いです。
特に、配属予定の部署や支社について詳細な説明がある場合は、入社後の役割を具体的にイメージしているサインと言えるでしょう。
ただし、入社後に関する話が出たとしても「合格かも」と安心せず、将来の目標やキャリアプランをしっかりアピールし、企業の期待に応える回答を心掛けることが大切です。
最終面接は「入社意思を確認する」目的があると理解したうえで、自分の入社意欲を明確に伝えて好印象を狙いましょう。
企業側が学生に対し自社のアピールをおこなう
新卒の最終面接で企業側が自社の魅力や強みを積極的にアピールしてくるときは、「自社を良く思ってもらいたい」「学生に入社を前向きに検討してほしい」という意図が考えられます。
たとえば「弊社の強みは〇〇です」「この業界ではトップクラスの実績があります」といった話があると、その意図の確実性は高くなるでしょう。
また、他社との差別化を強調したり、福利厚生や働きやすさを詳しく説明したりする場合も、入社を促すための行動と考えられます。もし企業からこのようなアピールがあったときは、相手の意思に呼応するつもりで、魅力的と感じている姿勢を示すことがポイントです。
新卒の最終面接が不合格かもしれないケース
新卒の最終面接が不合格かもしれないケース
- 極端に選考終了が早い
- 形式的な質問ばかりされる
- 面接官のリアクションが薄い
- 面接のフィードバックを多くされる
- 選考と関係の無い話題が増える
- 逆質問の時間がない
新卒の最終面接がほぼ合格か気になる学生にとっては、採用であるサインを知りたい気持ちと同じくらい、不採用の可能性も探りたいものですよね。
ここからは、最終面接が不合格かもしれないケースについて、就活経験者が考える「不採用のサイン」も参考に解説します。ただし、紹介するサインが面接で見られたからといって必ず不合格というわけではありません。あくまで一つの情報として参考にし、最終面接の対策をしておきましょう。

就活を経験したからこそわかる最終面接の「不合格のサイン」は何だと思いますか?

終始面接官が興味なさそうに聞いていたり、圧迫面接と感じられるものがあると不採用の場合が多いと思います。

「実は、志望された部署は院卒採用と決まっていて、学部卒での採用は実例がないんですよね」と言われたことがありました。 いいところまでいったので初採用となるのではと期待しましたが、やはり甘かったようです。最終面接で、面接官が「悩んでいるような感じ」があるとダメな確率が高いように思いました。

面接官の方が圧迫気味であったり、逆質問を早く終わらせたそうな雰囲気を出していれば、不採用のサインかなと感じます。
最終面接の結果が気になる人は、この記事で紹介している「落ちるフラグ」にも目を通してみましょう。
極端に選考終了が早い
一般的に最終面接の平均時間は30分~1時間程度とされていますが、想定よりも極端に短く終了した場合、不合格の可能性を考えるべきかもしれません。
最終面接は、これまでの選考を踏まえて応募者の人柄や企業への適性を再確認し、入社意欲を確認する重要な場です。そのため、確認が十分におこなわれないまま早々に終了したとなると、企業側がすでに採用を見送る方向で判断していることもあるでしょう。
ただし、短時間で終わっても必ず不採用に直結するわけではなく、スケジュールの都合や、すでに採用が決定されているケースもあります。あくまでも参考程度に留めておきましょう。
形式的な質問ばかりされる
最終面接では、学生の熱意や将来のビジョン、企業との相性を確認するために「深掘り質問」がおこなわれるのが一般的です。しかし、面接官から形式的な質問ばかりされる場合、不合格のサインとして捉えるべきかもしれません。
たとえば、「志望動機を教えてください」といった質問に対し、最終面接であれば「弊社の〇〇に惹かれたとのことですが、もう少し詳しくお聞かせ願えますか」といった深掘り質問が期待されます。ところが、期待したような問いかけがないと、企業側が学生への興味を失っているケースが考えられるのです。
ただし、深掘り質問がないからといって必ずしも不合格というわけではありません。面接官のスタイルもあるため、それまでのやり取りや、ほかの不合格のサインがないかなども含め、総合的に見極めることが大切です。
面接官のリアクションが薄い
面接官のリアクションも、選考の不合格を見極める要素の一つとなるでしょう。
たとえば、話に対して頷きが少ない・表情が変わらないといった反応の場合、学生に対し興味関心がない可能性も考えられます。
ただし、企業や面接官によっては、あえてリアクションを控えることで応募者の対応力やストレス耐性を測っている場合もあります。そのため、リアクションが薄いからといって、必ずしも不合格につながるとは限りません。
面接のフィードバックを多くされる
面接中に面接官からフィードバックを受けたとき、期待されているように感じるかもしれませんが、不採用のサインと捉えることもできます。
たとえば「〇〇な点を改善できると良いですね」「もう少し具体的に話せると〇〇さんの良さが伝わりそうですね」といった指摘が多いと、すでに採用を見送る意向のため、選考と関係しない「学生の改善」に時間を使っているかもしれません。
ただし、「当社の〇〇への興味があるとのことですが、業界全体の動向も調べておけるとさらに良くなりそうですね」といった、次のステップを期待したアドバイスとして指摘されている場合もあります。
もし最終面接でフィードバックを受けたときは、その場では素直に受け止め、最後まで自分の意欲や適性をアピールする姿勢を見せるようにしましょう。
選考と関係の無い話題が増える
応募者の入社後のビジョンや適性について深く話し合う場となる最終面接で、雑談が多く感じるときは注意が必要です。
たとえば、趣味や日常生活の話題ばかりで、業務内容や会社に関する具体的な話がほとんど出ないときは、企業側がすでに採用を見送る方向で判断している可能性があります。
ただし、面接官が応募者の人柄を知るためにあえてリラックスした話題を選ぶケースなど、雑談が必ずしもマイナスな意味を持つわけではありません。
面接を一通り終えたうえでの雑談などであれば、むしろ合格のサインであるとも考えられるため、一部分の情報だけで判断しないことが大切です。
面接で就活生が実際に出された「落ちたサイン」を以下の記事で紹介しているので、気になる人は参考にしてみてくださいね。
逆質問の時間がない
最終面接では、応募者の疑問や関心を確認するために、逆質問の時間が設けられることが一般的です。しかし、逆質問の時間がまったくなかったり、学生から問いかけても面接官がすぐに話を終わらせたりすると、不合格のサインかもしれません。
逆質問は、応募者が企業に対する興味や理解を深めるための重要な機会であり、企業側も応募者の意欲を測るポイントとして重視しています。その時間がないとなると、不採用のため時間を割きたくないと考えられている場合もあるでしょう。
ただし、面接のスケジュールの都合上、逆質問を受ける余裕がないケースもあります。逆質問の有無だけで面接結果を断定せず、ほかのやり取りや面接官の反応なども加味して検討していくのが適切です。
最終面接の逆質問の仕方が気になる人は、こちらで詳しく解説しています。
新卒の最終面接を合格に導くための3つのポイント
- 「自分はほぼ合格」と考えない
- 強い入社意思を示す
- 経営層の好印象をつかむよう意識する
ここまでの記事では、最終面接がほぼ合格なのかどうかや、見極めるポイントについて紹介しました。
これから最終面接を控える人であれば、誰しも「自分はほぼ合格なのか」と気になり、内定を手にしたいと考えることでしょう。そこで、ここからは最終面接を合格に導くためのポイントについても解説します。
「新卒の最終面接はほぼ合格なのか?」と結果ばかりを気にするのではなく、最善を尽くすための準備をしっかり整え、後悔のない就職活動を進めるようにしましょう。
最終面接に備えた対策をさらに深掘りたい方は、次の記事で体験談を交えた面接対策について解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
①「自分はほぼ合格」と考えない
最終面接に進むと「ここまで来たのだから、ほぼ合格だろう」と油断してしまう人もいます。しかし、最終面接は、これまでの選考で評価された内容を最終的に確認するための選考フローです。
この段階で準備を怠り曖昧な回答や一貫性のない発言をしてしまうと、これまでの努力が水の泡になりかねません。面接前には志望動機や自己PRをもう一度振り返り、一次面接や二次面接で話した内容と矛盾がないかを確認しましょう。
「新卒の最終面接はほぼ合格」の噂に惑わされず、最終だからこそ「最後の砦」として真剣に臨む姿勢が合格への鍵となるでしょう。
②強い入社意思を示す
ほとんどの企業では、最終面接は「応募者の入社意欲を確認する」目的を持って実施されます。企業の意図を満たすには、応募企業で働きたい理由を、「なぜ応募企業でなければならないのか」という視点で具体的に説明しなくてはいけません。
そのためには、企業研究を徹底的におこない、会社の特徴や強み、自分が共感する部分を明確にしておくことが大切です。
また、新卒の最終面接では、入社意欲を伝えるだけでなく、入社後のキャリアプランも具体的に示すと、より説得力が増します。たとえば、「御社の〇〇事業に携わり、△△という目標を達成したい」といった形で、自分の将来像と会社の方向性が一致していることを伝えると効果的です。
最終面接では、入社への本気度が試される場であると意識し、強い意志を具体的な言葉で示すように心掛けましょう。
③経営層の好印象をつかむよう意識する
新卒の最終面接では、経営層や役員が面接官を務める場合が多く、新たな面接官達への印象が合否を大きく左右します。合格を目指すには、まず経営層が重視する視点を理解し、自分のスキルや経験が会社の成長にどう役立つかを具体的に伝えましょう。
経営層は「この応募者が会社にどのような貢献をしてくれるのか」を重視しており、現場や採用担当者が評価していても不採用になるケースがあります。そのため、経営層に好印象を残していく意識が重要です。
相手に「この人なら会社に良い影響を与えてくれる」と思わせることが、最終面接合格への近道となるでしょう。
最終面接だからこそ意識しておくべきことをアドバイス!

最終面接は、いわば「お互いの答え合わせの場である」と思うように意識しました。もう互いの気持ちは決まっているので、毅然と堂々と挑む決意でいました。ただ、最後まで一貫して忘れずにいたのは「企業理念」です。
最後は、この企業理念への敬意に尽きます。もうここまできたら「自分にはこの企業以外ないのだ」という強い確信と決意を示しましょう。面接に挑む姿勢は表情にも表れます。最終面接では、明るく和やかな雰囲気の中でも一本筋の通っていることを伝えるために、相手の目をしっかり見て思いの丈を話しました。

最終面接はそれ以外の面接と比べて、経営陣が担当することが多いため、年齢層が高く、威厳がありそうな人がたくさん出てきて萎縮してしまうかもしれません。しかし、どこでも最終面接は上の人が出てくるため、緊張しすぎず、この人も社会を支える自分と同じ人間なんだと思いましょう。
最終面接だからこそ、緊張で本来の自分を出せないのはもったいないです。30分前には現地に到着し、持ち物チェックを3回おこなうなど、いつもやっていることをいつも通りやることを心掛けましょう。
以下の記事で最終面接で聞かれることをチェックして、万全の状態で本番に臨みましょう。
新卒の最終面接後におすすめな気持ちの切り替え方
新卒の最終面接が終わった後、結果が気になってしまい、不安な気持ちでいっぱいになるのは誰しも経験することです。
しかし、就活では一つの結果を待つあいだもほかの選考が進んでいきます。選考結果を気にして目の前のことに集中できない状態を避けるため、気持ちを切り替えて次に進むことが大切です。ここでは、不安解消のコツや、最終面接後にやるべき切り替え行動について具体的に紹介します。
面接の振り返りで次の選考への気持ちを作る
新卒の最終面接が終わった後は「うまくいったかな」「何かミスをしたかもしれない」など、不安になる人も多いでしょう。しかし、面接後に必要以上に結果を気にしてしまうと、精神的に疲れて、ほかの選考や日常生活に悪影響を及ぼすこともあるかもしれません。
気持ちを切り替えるには、面接の振り返りを通じて今回うまくいった点・改善すべき点を整理すると、次の選考に向けた前向きな気持ちを作れます。
結果が出るまでの時間をただ不安な気持ちに費やすのではなく、自分の成長に有効活用するのが効率的かつ効果的な進め方です。
選考スケジュールの整理で結果がくる目処を立てる
最終面接後は、結果が出るまで落ち着かず、長く感じてしまうものです。「いつ連絡がくるだろう」「不合格だったらどうしよう」といった不安が頭をよぎり、ほかのことに集中できなくなる人もいるのではないでしょうか。
このような状況を防ぐには、今の選考スケジュールを整理して、結果がくる目処を立てるのがおすすめです。通常、選考後には企業から「〇日後を目処にご連絡します」と案内があるはずです。そのスケジュールをもとに、結果が出るまでの時間を逆算して冷静に気持ちを切り替えてみましょう。
結果が気になるときの気持ちの切り替え方を教えて!

「最終面接はほぼ内定」という噂は僕も聞いたことがあります。ただそれは嘘だと思います。周りの学生を見ていても落ちている学生は普通にいました。
なので、そのような噂を信じるのではなく、目の前のやるべきことに集中した方が良いと思います。最終面接を受け終わった時点で自分が企業にアピールできることは終わっているので、切り替えて結果を待ちましょう。

それまでの就活は一貫してポジティブ思考でモチベーションをあげていましたが、最終面接に限っては、マイナス思考に切り替え「万一の事態」を想定していました。自分のメンタルの保護の程度で、次の選考の進みやすさが決まるといっても過言ではありません。
そのため、二次面接突破で浮かれて就活を終了するのではなく、着実にスケジュールをこなすのがおすすめです。私自身も内定発表の日を忘れる程に、気持ちに余裕を持つことを意識しました。わざと忙しくなるようスケジュールを組んでおくのも手です。忙しくしていれば、いろいろ考えてしまうことを防げます。
最終面接で落ちてしまったら|経験者からのアドバイス
新卒の最終面接は、採用確率が高いと言われる一方で、不合格になるときもあります。不採用の通知を受けたときは、「自分に何か大きな欠点があったのではないか」と落ち込むかもしれません。
しかし、最終面接での不合格は必ずしも能力不足や人間性の問題ではなく、企業との相性やタイミング、ほかの候補者との比較によるものが大きい場合もあります。そのため、必要以上に自分を責めるのはやめましょう。
最終面接まで進んだということは、自分の能力や魅力が一定以上評価されている証拠と言えます。最終面接での経験は必ずその後の糧となるので、自信を失わず、次の挑戦に向けて準備を進めてくださいね。

私は最終面接で落ちてしまい、そこまで志望度が高い企業ではなかったので、すごく腹が立ってしまったことがありました。当時の状況としては、内定がまだなく焦っていて「この会社なら受かるだろう」という慢心や滑り止めにしようという考え方が落ちてしまった原因だと思っています。
不採用でもチャンスはほかにあるので落ち込まないで
最終面接へ向けたアドバイスとしては、企業は一つではないということです。また、時間はいくらでもあるので最後までやり抜くことが大切であることも伝えたいです。
一つの業界をとっても、数えきれないほど企業があるので、切り替えてほかの会社を受けていきましょう。実際に会社に入ってみないとわからないことの方が多いので、不採用でも落ち込む必要はありません。落ちてしまった企業よりも自分に合った企業を見つけられるチャンスだと思った方が良いと思います。最後までやり切れば必ず結果はついてくるので頑張ってください!

私は最終面接で落ちてしまったときのために、あらかじめ、その企業のマイナスな評価や口コミなどを収集した「不採用のときに開くファイル」を用意していました。情報内容は、福利厚生の不満や、実際の退職者のリアルな口コミなどです。、採用の場合は、見ないままお蔵入りにしていました。
不採用になったときの備えとして効果大!
実際に不採用になったとき、ファイルを見ることで「不採用で逆に良かった」と思えました。最終面接の不採用は、一次面接・二次面接で落とされるのとは訳が違います。なので私にとって、この万一の対策は、自分を守るためにも、とても重要でした。
不合格を乗り越えたみんなの体験談を以下の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
新卒の最終面接がほぼ合格かは結果でわかる! 気を抜かずラストスパートを走りきろう
新卒の最終面接が「ほぼ合格」であるかどうか、その真相や見分け方について解説しました。
最終面接の合否は、企業の状況や選考基準によって異なります。最終面接に進んだからといって、必ずしも採用が確定するわけではありません。自分の合否を予測する際は、応募企業の選考状況や面接中のやり取りなど、実際に起きた事実をもとに冷静に判断しましょう。
また、これから最終面接に臨む人は、「自分は合格している」と油断せず、志望動機や自己PRを再確認し、最後まで準備を徹底することが大切です。
「新卒の最終面接がほぼ合格」であるかどうかは、就活が終わった後にわかる話です。満足のいく結果を手にするためにも、今は目の前の課題に集中し、最後まで全力で走り抜けましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
大手企業を中心に受けていましたが、通過率は7割くらいでした。ベンチャー企業になると、「ほぼ受かる」と言っても良いと思いますが、それでも油断はできないと思います。