例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!

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志望動機の書き出しは伝え方で差別化しよう!

就職活動で聞かれる質問として、志望動機は定番ですよね。しかし、志望動機で書きたい内容は大体決まっていても、どのような書き出しにしたら良いか迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。

志望動機の書き出しは重要視されにくいポイントですが、実はエピソードの第一印象を決める大切な要素なのです。

この記事では、志望動機の書き出しにこだわるべき理由から、書き出しの4つの型や意識すべきポイントを紹介します。例文も併せて紹介するので、書き出しに迷って手が止まってしまっている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

合否にも影響あり? 志望動機の書き出しにこだわるべき3つの理由

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書き出しに迷った結果、いつも無難な言葉にしてしまう人もいるかもしれませんが、実は合否に影響がでる場合もあるほど大切な要素です。

内容面に比べると重要視されにくいポイントですが、書き出しがなぜ重要なのか、3つの理由を紹介します。

①書き出しによって読み飛ばされる可能性もあるため

書類選考がスタートすると、企業によっては数えきれないほどのエントリーシート(ES)が送られてきます。そのため、すべてに目を通す時間がない企業もあるのです。

その際に、書き出しで内容がわからなかったり読みにくい文章だったりすると、その瞬間に読み飛ばされてしまう可能性があります。どんなに良いエピソードでも読んでもらえないと意味がないので、書き出しを適当に書くリスクはとても大きいといえますね。

特に大手企業や人気企業は書類選考の倍率が毎年高いので、読んでもらえる書き出しを意識することが大切になります

②書き出しが志望動機全体のイメージを左右するため

書き出しは志望動機の第一印象となる部分なので、書き出しで魅力的だと思われるか、そうではないかで合否に影響する場合もあります。

たとえば、「企業理念に共感した」という志望動機で比べてみましょう。

例1
「貴社の企業理念に共感したため、志望いたしました。」

例2
「企業理念の〇〇という言葉を体現している対応に感動したため、貴社を志望いたしました。」

1つ目だとどの企業にも当てはまる志望動機ですが、2つ目のように具体的なエピソードがあると、「きっと深く自社を知っている内容が書かれているのだろう」と興味を持って読んでもらえる可能性が高くなります。

このように、書き出しで人事を惹きつけられるかで全体のイメージが変わるので、書き出しは特にこだわるべきなのです

③質問に対して回答ができているか判断されるため

志望動機の書き出しでは、「弊社への志望動機は何ですか? 」という質問に対する回答がもとめられます。面接は対話なので、しっかり質問への回答ができているかも判断されているポイントなのです。

就活では、相手に話を伝えやすくするためにも結論から話すべきと言われますが、これは「質問にまず答える」という意味合いも含まれています。そのため、まずは書き出しで自分の志望動機がわかるようにしないと、「質問に答えていない」と判断される可能性もあるのです

内容を全面的に伝えようとするのではなく、まずは相手の質問に答えることを意識すると良い書き出しになりますよ。

志望動機の書き出しは4つのポイントを意識しよう!

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志望動機の書き出しの重要性が理解できたら、実際に作成してみましょう。どんなパターンの書き出しでも、これだけは守るべき4つのポイントがあるので詳しく解説します。

①志望動機を端的かつ具体的に伝える

書き出しはわかりやすさと簡潔さが重要です。書き出しで読み飛ばされる場合もあるように、最初の1文がわかりにくいとその後の内容も読む気がなくなってしまいます。

またどの企業にも当てはまるような志望動機だと思われないように、具体性もポイントです。そのため、パッと読んでわかりやすい文章と具体性のバランスが重要になります。

具体性をもとめすぎて長い文章になってしまうと読みにくくなるので、30〜40字程度で必要な要素だけを残すイメージで書いてみてくださいね

②アピールする要素は1つに絞る

だらだらと長い書き出しにならないためにも、アピールする要素は1つに絞るようにしましょう。さまざまな要素を詰め込んでしまうと、本当に伝えたいメッセージが伝わらなくなってしまうので、自分が志望動機で1番伝えたい部分だけで勝負してみてください。

あくまで書き出しなので、以降の文章で補足はできます。書き出しでは読み手を惹きつけることを意識して、わかりやすさと読みやすさを重視しましょうね

書き出しは重要ですが、「書き出しだけでアピールしきらないと! 」と思わなくても大丈夫です。

③消極的な志望理由は伝えないようにする

正直な志望理由として、「休日が多い」や「安定している」、「友人からおすすめされた」という人もいるかもしれませんが、企業に伝える際はあまりおすすめできません。

書き出しで印象が決まるという話もあったように、消極的で受け身な印象だと捉えられてしまう可能性が高い志望理由だと、企業によっては「働くことへの熱意がなさそう」と判断されることもあります

条件面での理由しか浮かばないという人は、同じような条件の企業を見つけて比べてみましょう。そうすればその企業を選ぶ理由が言語化されるので、その部分をメインの志望動機としてアピールしてみてくださいね。

④その後の文章とのつながりを意識する

書き出しのインパクトや独自性は大切ですが、書き出しだけが浮いてしまうような文章にならないように注意しましょう

当然ですが、志望動機全体で志望理由とその根拠となるエピソードや考え方がかみ合っていないと、魅力的な志望動機とは言えません。全体で内容の矛盾やつながりの薄さが感じられないか、しっかり見直すようにしましょうね。

志望動機の書き出しは切り口で大きく変わる! 4つの型を紹介

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わかりやすい書き出しにしようとすると、どの企業でも似通った書き出しになってしまうこともありますよね。そのようなときは、伝え方の切り口を変えてみましょう。

ここでは書き出しの4つの型を紹介します。ぜひ企業によって使い分けてみてくださいね。

業務内容型:「貴社の〇〇という事業内容に惹かれたため志望します」

まずは、業務内容に魅力を感じた場合です。仕事内容や職種で志望企業を絞っている人は、この型が当てはめやすいでしょう。

この書き出しでは、企業の業務内容の深堀りが重要になります。業務内容に惹かれているという理由なのに、イメージだけで「楽しそう」や「華やか」などの理由だと、むしろマイナス評価につながってしまう可能性があります

その企業の業務を理解して働くイメージがついたうえで、どのような点に惹かれたのか、どのようなやりがいを感じるのかを伝えましょう。

理念・社風型:「貴社の〇〇という理念(社風)に共感したため志望します」

2つ目は、企業理念や会社の雰囲気に魅力を感じた場合です。働く環境や一緒に働く人を軸として就活を進めているなら、この型はおすすめです。

しかし「企業理念に共感した」という志望動機の学生は多いので、少し工夫が必要です。ただ「理念に惹かれた」と伝えるのではなく、書き出しの時点で理念の特にどの部分に惹かれたのかを明確に伝えましょう

社風も同じで、社風のどのようなところに惹かれたのか、どの経験からそう感じたのかなど、できるだけ差別化できるように伝えるのがポイントですよ。理念や社風は、伝え方によっては「他の会社でも言える」と思われてしまうこともあるので、その企業だけに当てはまる内容を意識しましょう。

理念に共感したことを伝えるためには、自分の転職の軸と紐づけた志望動機を作成することが大切かもしれません。次の記事では、転職の軸を固める方法について解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
転職の軸を固める4ステップ|転職活動シーン別の活用方法付き

スキル型:「私の強みである〇〇を活かせるため志望します」

3つ目は、自分のスキルや強みを活かせる環境に魅力を感じた場合です。専門的な知識を持っていたり、業務に活かせるスキルを持っている場合には、この型でアピールしましょう。

たとえばプログラミングやデザインなど、明確に業務に直結するスキルを持っていれば、それを存分にアピールできます。また、リーダーシップ力やチャレンジ精神など、どんな分野の仕事にも必要な強みでも、志望している業種や職種に合わせて伝えることができます。

自分の強みをもっと伸ばしたい、スキルを活かせる環境で働きたい人は、この切り口でアピールしてみてくださいね

スキル型の書き出しで注意してほしいのは、自慢しているように捉えられてしまうこともあるということです。伝え方によってはスキルを見せびらかしているように見えてしまうので、謙虚な姿勢は意識してください。

キャリアプラン型:「将来〇〇に携わりたいため志望します」

最後は、キャリアプランに照らし合わせて志望動機を伝えるパターンです。キャリアプランの解像度は高くても低くても問題ありません。なにかしら将来のビジョンがあるなら、それと業務を結び付けてアピールしましょう。

この書き出しで気を付けてほしいのは、本当に自分のやりたいことと業務がつながっているのかということです。しっかりと企業研究を深めないと、つながっていそうに見えてつながっていなかった場合もあるので、事前の分析は必須ですよ。

上級編|書き出しに独自性のある情報を入れて高評価を狙おう!

より志望動機の書き出しで印象を残したい人は、情報の独自性を重視してみましょう。

独自の情報を得る方法としては、求人サイトやホームページで調べるだけでなく、OB・OG訪問などを活用して自分の足で取りに行くのがおすすめです。そこで得た経験から志望動機を作成すれば、それはまぎれもなく自分だけの志望動機になります。

志望動機の独自性は、どれだけ準備をしたか、どれだけ本気で調べたかがカギになります。そのため、志望度が高い企業は特に、調べつくしたといえるくらいまで調べて、面接官に本気度が伝わるような書き出しを目指しましょう。

例文
貴社社長のSNSにて「〇〇」と発信をしているのを拝見して、貴社の理念を体現している方だと感じ、この人と働いてみたいと感じたため志望いたしました。

パターン別8選! 志望動機の書き出しの例文を紹介!

ここまでのポイントを踏まえて、志望動機の書き出しの例文を確認してみましょう。パターン別で8選紹介するので、自分の志望動機に近い内容を参考にしてみてくださいね。

業務内容型の書き出し例2選

例文①
貴社の「広告を手段と捉えて地方の中小企業をサポートする」という事業に惹かれたため志望します。

例文②
貴社を志望する理由は、出版業界の中でも雑誌や小説に強く歴史も古いので、他社に比べてより編集について学べると感じたためです。

少ない文字数で表現するのは難しいですが、できるだけ企業研究をしたことをアピールできるように情報を入れるのがポイントですね!

理念・社風型の書き出し例2選

例文①
貴社を志望した理由は、貴社のバリューである「アンインストール」を実践されている社員の方がいたためです。

例文②
貴社の「失敗ではなく挑戦したことを称える」という社風に惹かれたため志望します。

理念や社風を志望動機とした書き出しは、伝え方によってはありきたりになるので、できるだけ具体的に書くようにしましょう!

スキル型の書き出し例2選

例文①
私の強みである行動力と振り返り力を活かして、貴社の新規開拓の営業に貢献したいと思い志望しました。

例文②
大学で学んでいたプログラミングの知識を活かした仕事がしたいと思い、特に専門分野に近い貴社を志望しました。

強みやスキルをアピールする書き出しだと、「その企業でないといけない理由」を表現するのが難しいので、少し長くなっても曖昧な理由にならないように注意しましょう。

キャリアプラン型の書き出し例2選

例文①
将来、人の生活を支える「食」から日本の豊かさを支えていきたいと考えているので、食品業界でも最前線を走る貴社を志望しました。

例文②
エンタメを通じて年齢を問わず夢や希望を与えていく仕事に携わりたいため、貴社を志望しました。

書き出しでビジョンを伝えることで、その後の内容にも興味を持ってもらえる可能性も高まりますよ。長くなりすぎないようにだけ注意しましょう!

提出前に見直そう! 志望動機の書き出しでよくある失敗例

最後に、志望動機の書き出しでよくある失敗例も確認しておきましょう。

書き出しのポイントに気を付けていても、アピールしたいことが多いと、無意識のうちに読みにくい書き出しになっていることもあります。提出前にNG例のような書き出しになっていないか確認しましょうね。

NG例①:結論を飛ばした書き出しになっている

例文①
私は大学時代、ディベートサークルに所属していて、部長としてメンバーを率いてきました。

例文②
貴社はスポーツメーカーの中でも国内トップシェアの会社なので、社会的影響力が大きいと考えています。

おそらくこの後の内容で志望動機の内容が書かれると思うのですが、書き出しで内容がわからないと、応募が多い企業だと読み飛ばされる可能性が高くなります。

しっかり志望動機の結論を書くようにしましょう!

NG例②:アピール要素を盛り込みすぎている

例文
私が貴社を志望する理由は、大学時代の接客アルバイトの経験を通して、最初は自分の仕事で精一杯だったところから相手の立場で考えることの大切さを知ったことで、貴社の「顧客ファースト」な社風に惹かれたためです。

要素を詰め込みすぎて、本当に伝えたい志望動機が埋もれてしまっていますね。アルバイトの経験などは2文目以降で伝えられるので、書き出しはシンプルにしましょう!

NG例③:どの企業にも当てはまる志望動機を書いている

例文
貴社を志望した理由は、インフラ業界に興味があり、調べていく中で関心が強まったためです。

どのような点に関心があったのかまで伝えられると、具体性が増して、その企業だけの志望動機の書き出しになりますよ!

志望動機の書き出しで印象を残して書類選考を突破しよう!

志望動機の書き出しは、内容を最後まで読んでもらえるかにかかわる要素なので、特にこだわりましょう。

良い書き出しのポイントは、簡潔でわかりやすいこと。もし迷ったら書き出しの4つの型に当てはめて、自分の志望動機が一番伝わるような切り口を探してみてください。

書類選考は就活の最初の関門ですが、印象に残る志望動機の書き出しを作成して、選考を突破しましょう。