みんなの出世したくない理由って? 出世を選んで良かった社会人の声も聞いてみよう
年次が上がったり、仕事で成績を残したりすると「出世」という2文字が頭に浮かぶことがあるでしょう。しかし、「正直出世はしたくない」という人も多いのです。現役社会人たちも、出世=責任が重い、怒られるなど、マイナスなイメージから出世に乗り気ではなかったとか……。
この記事では、みんなが出世をしたくないと思う理由、出世の断り方、出世以外のキャリア形成の方法を解説していきます。併せて、出世をして良かったという社会人の声も集めてみました。もしかすると、必ずしも「出世=大変」というわけではないかもしれません。出世をすることで何が起こるのか確認していきましょう。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
ぶっちゃけどう……? みんなは出世をしたいと思う?
まずは、現役社会人に出世に対してどう思っているか聞いてみました。ぶっちゃけ出世をしたいと思うのか、そもそも今の会社で出世をしたいという気持ちはあるのか、普段はなかなか聞きづらい話が聞けますよ。
実は、出世したくないという意見は少数ではないのです。現役社会人たちの出世したくない理由を見て、自分の状況と同じ人がいるか探してみてくださいね。自分でも気付いていない「出世をしたくない本当の理由」がわかってくるかもしれません。
自分は出世したいとは思いません。なぜなら、出世することで責任や仕事量は増えるものの給料が増えず、割に合わないからです。
常に出世は考えています。今後のキャリアを考えるうえで出世というのは転職でも話せる内容になりますし、経験として管理職をすることは仕事上のスキルを増やすうえで必要だと考えるからです。
出世はある程度給料を増やすために希望しますが、出世し続けたいとは思いません。ある役職以上では給料と責任の釣り合いがつかない、残業代がつかない、激務などのネガティブイメージを強く感じていることが理由です。
出世はしなくても良いと思っています。定年まで今の会社で働き続ける考えはないので、程よく頑張って少しでも給料が上がれば良いなくらいの考えです。正直、出世してまでこの会社のために頑張ろうと思える会社ではないのが本音です……。
現在の職場である程度の評価はほしいですが、責任が増えるのは荷が重いなと感じることがあります。給料は今よりももう少し上げたいと思ってはいるものの、給料を上げてもらったら、その給与に見合うように、自分だけでなく周りを見る必要も出てきます。正直自分のタスクを消化できる時間をちゃんと確保したいので、役職にはつくのは嫌だなと思います。
データで見る出世意欲|出世したくないのはあなただけじゃない!
今勤めている会社では出世をしたくないという社会人もいましたね。職場環境が原因で出世意欲が下がるという人は少なくないのです。このように何らかの原因で「出世したくない」という人の多さは、データ上でも確認することができますよ。
ここからは、現役社会人のなかで出世を望んでいない人、そもそも出世に興味がない人がどれくらいいるのか確認していきましょう。「出世したくないなんて私だけかも? 有無を言わず頑張らなきゃ」というような肩身の狭い思いをする必要はないかもしれませんよ。
そもそも仕事に対して気が進まないと、出世なんかしたくないと思ってしまいますよね。20代で、「仕事辞めたい、疲れた……」と思っている人は多いのです。そんなときは、本当に辞めるべきなのか、ほかのやり方でキャリアを形成すべきか、下記の記事を参考にして決めてみてくださいね。
仕事辞めたい・疲れた20代へ|乗り越えた体験談と転職の進め方
20代社会人の約半数が出世を望んでいない
ソニー生命保険がおこなった「出世に関する意識調査」では、調査に参加した1,000人の社会人1~2年目の男女のうち、約半数が出世に興味がないという回答を示していました。出世したいと思わない人は、社会人1年目で全体の44%、社会人2年目では全体の53%に上ったというのが、同調査の報告内容です。この結果から20代の社会人の出世に対する後ろ向きさが見て取れます。
20代で出世をしたくない理由として考えられるのは、「責任が重い仕事をしたくないから」「プライベートの時間を大事にしたいから」「誰かの上に立ちたくないから」などの理由があるでしょう。
いずれの理由も、出世に対してネガティブな印象があるからこそ、出世に乗り気ではないという人が多いと考えられます。この記事の後半でも若手社会人たちが出世をしたくないと思う代表的な理由をまとめて紹介していきますよ。
業務量が多くてつらいと感じてしまうと、出世してさらに業務量が増えるなんて考えられない……と出世から意識が遠ざかることもあるでしょう。仕事がつらいときにつらいまま仕事をすると、どんどんと魔のスパイラルに入っていきます。つらいときにどうすべきか、下記の記事で確認してみてくださいね。
仕事が辛いときみんなはどうした? 経験談から知る対処法3ステップ
20~40代の半数がそもそも出世に興味がない
Q.E.D.パートナーズが20〜40代の男女200人におこなった「出世欲や給与に関するアンケート」では、出世に興味がないという人が全体の約43%を占めていることがわかります。
その考えになった理由の一つとして考えられるのは、出世をした先輩社員たちの様子ではないのでしょうか。出世して毎日大変そうに働いていたり、その分給料が見合っていなかったり、そういった意見を聞くと出世への意欲がなくなってしまってもおかしくないでしょう。
また、職場での地位よりも別に大事にしたいものがある場合も、出世に興味がなくなる理由の一つだと考えられます。
社会人に聞いた! 周囲の人の出世意欲はどれくらいある?
周囲の人たちの出世意欲について、どう感じていますか?
出世意欲がない人の方が多いと思います。出世することで責任だけが増え、自分の時間がないと考えている人が多いように思います、
どちらかというと、出世欲が高い人の方が多いです。私自身がそういう思考でいるため、自然と周りもそういう人たちで囲まれたような印象です。
出世というよりも「自分が輝きたい」、「好きなことをとことん突き詰めたい」というような人が多いと思います。なので独立して仕事をしている人も多いです。
何となく、今の職場でのキャリアや出世に興味がなくなってしまったと思う瞬間はありませんか。そうすると、この仕事辞めどきかもなと考えるかもしれません。ただし、すぐに辞めてしまうことにはデメリットもあります。正しい辞めどきはいつなのか下記の記事で確認してみてくださいね。
仕事の辞めどきを冷静に見極める5ステップ|リアル体験談付きで解説
どれに当てはまる? 出世をしたくないと思う6つの理由
出世したくない、そもそも出世に興味がないという社会人はかなり多いということがわかりましたね。実は、出世したくないなと思う人は少数派ではないのです。そのなかでも、出世をしたくない理由は人それぞれあります。
社会人たちの体験談に加えて、みなさんが出世をしたくないと思う代表的な6つの理由を確認していきましょう。出世をしたくない理由が明確になっていると、いざ出世を断るときなどにも自分の思いが伝えやすくなりますよ。
①責任を背負いたくないから
出世をするということは、現在の職位が上がるということです。職位が上がるということは、それなりの責任を負わなければならないですよね。たとえば、自分が管轄する社員の成績を管理する、一定以上の役職の社員しかできない業務を担当する、ミスが起きれば責任者として対応するなどが考えられます。
つまり、出世をすることでやるべき仕事が増え、それに付随して背負わなければいけない責任も増えていくわけです。自分の仕事だけをやっていれば良いというわけではなく、役職に就いていない社員やチーム全体の責任を肩代わりするタイミングもあります。
「正直、自分が直接的にかかわっていないことまで責任を追いたくない」という人も少なくないでしょう。そのため、出世をして責任を追う範囲が広くなることは避けたいと考え、出世を拒む人も多いというのが現状なのです。
ほかの人の責任を負うのはなぜ大変? 出世した社会人が語る苦悩とは
部下やチームの成績が芳しくないときに、その責任を背負うことは正直やりたくないです。高いスキルを持っている部下やチームで業績が常に上がり続けていれば良いですが、そうでないときのプレッシャーや責任を負うことは、正直気が乗りません。他人のミスや失敗まで自分がカバーすることに、リスクを感じるというのが本音です。その結果自分の健康やプライベートの時間まで悪影響があるとより嫌になります。
ですが、全ての責任を負うことが嫌なわけではなく、自分の業務や実績に関しては自分で責任を持って仕事をすべきだと思います。
出世して、役職に就くとどうしても「監督責任」が生まれます。自分の仕事を回すことでもすごく神経を使うのに自分以外の仕事も把握して、そのうえで事故やトラブルが起きないように監督する必要があるのは正直苦痛です。
ある程度の責任は仕事をするうえで背負わないといけない部分ではあると思うのですが、自分の行動以外の責任も自分にのしかかると思うと、相当なストレスになるだろうなと感じてしまいます。それに見合う給料がもらえる保証もないですし、役職が進めば残業代も出なくなるので、仕事が自分の生活の要素をより多く占める状況になってしまうのかと思うと怖くなるときがあります。
この仕事合わないかもと思ってしまうと、出世をしてほかの誰かの責任を負うことなんて無理……と考えるでしょう。ただし、仕事が合わないからといってすぐに転職してしまうのは危険です。本当に転職すべきなのか、下記の記事で見極め方を確認してみてくださいね。
仕事が合わない……転職すべき? 経験者に聞く見極め方と対処法
②私生活との両立ができなくなるかもしれないから
出世=残業が増えるというイメージがある人も多いのではないのでしょうか。そのため、プライベートの時間を確保するために、なるべく出世は避けたいと考えるのもおかしくありません。実際、出世をすることで残業時間が伸びてしまうこともあるからです。
例として、営業職の管理職を挙げます。計上の締め切り日ギリギリまで、部下が成績を上げたとしますね。その場合、書類のミスがないかの確認や、最終的な実績報告をするため、部下が計上処理を終えたあとに作業をすることも考えられます。
以上のように、私生活の時間を確保するよりも、チーム全体の仕事を優先しなくてはならないときもあるのです。出世して自分の時間を削らなくてはならないときもあるため、出世に対して良いイメージがないという人も多いです。
出世して上のポジションに就くと、部下の育成や管理、大きなプロジェクトへの任命など仕事量がかなり増えると思います。それにプラスして今までの業務を遂行することを考えると、就業時間内に終わる気がしないです。
その解決策として考えられるのは、残業や休日出勤といった自分のプライベートの時間を削ることだと思います。その結果、自分のワークライフバランスが崩れて家族や自分の時間がなくなるくらいなら出世はしたくないと思ってしまうのが本音です。
出世した先輩の働き具合を見て、私生活が奪われてしまうかもと感じました。その先輩は係長に昇進していましたが、給料が微増したのに対して業務量が激増していたことに驚きました。昇格後は平日の残業は当たり前となり、必要であれば休日も業務をおこなっているという状態です。
先輩が「子供の面倒を見る暇がない、家事を妻に任せっきりで申し訳ない」と言っている姿を見ると、少なくとも現在の職場で出世することは私生活にデメリットしかないのではないかと考えています。
仕事が激務で私生活の時間がなくなってしまうと、会社に行きたくないという気持ちになるのも無理はありません。仕事に行きたくない状態で、出世なんてもってのほかでしょう。しかし退職をしないのであれば、いつかは出社しなくてはなりません。社会人たちがどのように行きたくない気持ちを乗り越えたのか確認してみてくださいね。
会社に行きたくない……体験談から知る乗り越え方と休むときの心持ち
正直、「出世をしていない今でも残業なんかしたくない」と思っている人も多いのではないでしょうか。仕事と私生活を両立するためにも、残業をせずに効率よく仕事を終わらせたいという人も多いですよね。そんな皆さんのために、下記の記事で残業回避のための仕事術をまとめてみました。
残業したくない|働く若手社員の本音とともに無理なく働く方法を伝授
③責任の割に給料が見合わないと聞くから
みなさんの周りにいる出世した役職者たちは、いきいきと働いていますか。役職者から、仕事の大変さなどを聞くこともあるかもしれません。あるいは、さらに上の職位の上司から指摘を受けている場面を見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。
出世をすると、業務量が増えるのと同時に給料も上がるケースが大半でしょう。しかし、その給料以上に労力が必要な場面も多いのです。たとえば、チームのメンバーに厳しい指摘をしたり、経営層から苦言を呈されたりと、マイナスな感情になることも少なくありません。
自分以外の責任を背負うのは予想以上にパワーが必要なのにもかかわらず、人によってはそれに給料が見合わない場合があると聞くと、「自分には到底できない」と思うのも無理はありません。そのため、出世の実態を見聞きすることで、出世に対してポジティブな感情が抱けなくなってしまう人も多いのです。
社会人のぶっちゃけトーク……出世することで給料はどうなった?
自分の勤めていた会社の場合ですが、出世をすると部下の育成や管理、プロジェクトのリーダーなど仕事は増えていきますが、給料はほんの少しの手当金がもらえるだけなので対価としては不十分かと思います。
基本給がプラスになるとボーナスにも反映されますが、あくまで手当金として給料に上乗せされるので、毎月の給料にしか反映されません。責任と給料のバランスが取れていれば、多少プライベートの時間が減ったとしても出世したいと考えます。
④誰かの上に立ちたくないから
出世をすると、これまで同じ目線で働いていた社員に指示をしたりする機会もあるでしょう。そうすると、その人たちとの関係性に、自然と上下関係が生まれることもあります。「誰かの上に立つ」ということが苦手な人からすると、できれば避けたいと思うのも無理はありません。
場合によっては、出世をすることで一緒に入社した同期・仲の良かった先輩の上に立つこともあるのです。急に同期から敬語を使われたり、先輩社員の発言や提案を承認する側に回ることもあるため、気まずさを感じる人もいるでしょう。
そのため、出世=誰かの上に立つことと考えていると、上に立って指示をすることが向いていないという人にとって、出世のハードルは高くなってしまいます。そんな人も、出世に対するとらえ方が変われば、出世をしても良いかも……と思えるかもしれません。
社会人に聞いた! メンバーを管理することの大変さとは?
実際のところ、メンバーを管理することだけでなく、さらに上の上司からの指示を受けることも、出世におけるストレスになります。課長になると平日は基本的に夜まで働いており、たまに深夜にチャットが飛んでくることもあります。何かトラブルが発生した場合は、急遽休日に出勤をする場合もあるようです。
このようにかなりの激務にもかかわらず、給料としての見返りは少ないのが現状です。私の会社では、メンバーであれば残業代がつきますが、課長になった途端残業代がつかない給与体系になります。課長手当は多少あるものの割には合わないと思うため、相応の待遇が保証されていなければ誰かの上に立ちたくはありません。
出世によって、仕事に対する精神・肉体的なストレスが溜まる一方で、メリットは少ないなと感じてしまいました。メンバーを管理して、ときに板挟みになることに対する対価をもう少し与えてほしいですね……。
⑤出世して特にやりたいことがないから
出世をした場合、そのポジションで留まれないことも考えられます。たとえばリーダーに昇格したら、マネージャー、その次は部長などというように、次のポジションに向けての行動が期待される風潮の企業も多いでしょう。
そのため、出世してからも向上心を持って次の役職に向けて頑張れる人でないと、出世をしても苦しい思いをするかもしれません。つまり、出世しても特にやりたいことがないという人は出世を避けてしまうのも無理はないでしょう。
自分に出世したあとのビジョンがなくとも、周りの上司や経営層からさらなる出世を期待されることも少なくないのです。だからこそ、期待に応えられる意欲や能力がない状態だと、出世に対しても気が進まなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
どうせ出世するなら、「自分が好きな仕事・向いてる仕事」で出世をしたいという人も多いですよね。出世をすると責任範囲も広くなるため、それでもやりたいと思える職種かどうかがポイントになってきます。今の会社で出世をしたくないという人は、向いてる仕事に就くことも一つの手ですよ。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
⑥いまの働き方に満足しているから
この記事を読んでいる人のなかには、いままさに仕事が安定していて、前向きに働けているという人もいますよね。定時で帰ることができている、自分の納得する成績が残せている、日々専門的なスキルを身に付けられている、など理由はさまざまあるでしょう。
そんなときに、「出世をしませんか」と言われても、今の働き方が崩れてしまうリスクを冒したくないと思うのも無理はありません。出世をすると、多少の残業が発生したり、誰かのために仕事をしなくてはならないこともあります。
つまり、今の安定している業務に何かがプラスされたり、逆に楽しいと思っていた業務に思う存分携われないこともあるのです。そのため、自分の時間や業務に集中したいという人は出世をしたくないという思考になってしまうこともあります。
ただし、出世しても、自分の力で満足のいく働き方を維持していく方法もあるようですよ。この記事の後半でもその秘訣を解説していきますね。
今の働き方が一番! 出世しない方が良いと思う理由は?
前職では、毎晩夜遅くまで残業する環境であり、労働基準法ギリギリまでの労働が求められる状況でした。サービス残業が常態化しており、そうしないと業務が回らなかったのです。また、急な休日出勤も求められる過酷な環境でした。
そんな私も、現在は転職して別の会社で働いています。残業時間は前職の1/3になり、給料も前職よりアップしました。手当なども含むと若干ダウンしていますが、前職の半分ほどの仕事量でほぼ同じ給与水準を維持できているので総合的には満足しています。
とはいえ、現在の会社でも、上司の働き方をみていると、管理職になった場合はかなり忙しくなりそうです。いまに満足しているのであえて目指そうとは思わないです。
「出世したくない」を貫いた! 先輩社会人が語る出世をしないメリット
自分の状況と近い、出世したくない理由は見つかりましたか。漠然と抱いていたネガティブなイメージが明確化して、さらに出世への嫌悪感が増したという人もいるかもしれませんね。そんな「出世をしたくない」という気持ちを貫いたという先輩もいるようですよ。
ここからは、現役社会人たちに出世をしないことのメリットを聞いてみました。出世しないでやりたいことがある、出世したくないけど漠然とした焦りもあるという人は、先輩たちの体験談から出世を選ばなかった道を想像してみてくださいね。
私は出世をせず、自分の面目が保てる程度にやっています。まったく頑張らないのは後々自分が困ることになるので、最低限の仕事はきちんとこなしています。だからといってこれもやろう、あれもやろうと自分から意欲的にやることはほとんどありません。
何よりも自分の体や時間を第一に考えて働いています。それほど会社に尽くしたい気持ちがないので、会社のために頑張ろうと思えないところが本音です。なのであくまでも自分のために頑張って働いている形です。
自分が限界だと感じたら、それ以上は業務をしないように心掛けています。以前は、とにかく出世しようとして、自分を犠牲にして働いていました。毎晩夜遅くまで残業し、業務終了後も実際にはサービス残業をしていました。また、急な休日出勤にもプライベートの予定をキャンセルしてまで対応していました。その結果、成果を上げ、高い評価を得ることができました。
しかし、徐々に体調を崩すようになっていったのです。いまはできる範囲で仕事を頑張っており、「プライベートの予定があるのでもう帰ります」というふうにメリハリをつけて働くように心掛けています。絶対的な仕事量を減らしたため、以前ほどは成果を上げられなくなりましたが、できる範囲で頑張ろうと割り切って仕事できるようになりました。
出世を断るには? 相手を不快にさせない伝え方3選
出世をしないことで、自分のスキルを向上させたり、私生活との両立を図れたり、メリットもたくさんあるようですね。一方で、「やはり出世を断りたい」という思いが確固たるものになってきたという人も多いのではないでしょうか。
ここからは、相手を不快にさせずに出世を断る方法を、例文で紹介していきます。今まさに出世の打診がきている人、将来的に出世を断りたいと考えている人は参考にしてみてくださいね。出世しなかったとしても、同じ会社内にいるため失礼な態度を取るのは危険ですよ。
相手を不快にさせずに伝える必要がある場面で似ているのは、退職を伝えるときです。転職先で現職の社員とかかわることもあるため、あまりに失礼な態度で退職を告げるのは避けたいでしょう。退職したいという気持ちを貫いた先輩たちから、出世を断るときはどんな心持ちが必要なのか確認してみてくださいね。
会社が辞めさせてくれない……経験者が「退職したい」を貫いた方法
①私生活との両立をしたいと伝える
出世をすることでプライベートの時間が奪われてしまうこともあるため、出世をしたくないという人もいますよね。その場合、「なぜ」私生活との両立をしたいのか・出世をすることで及ぶリスクは何なのかを伝えましょう。
家族の介護が理由の例文
祖母の介護をするための時間を確保したいと考えており、大変申し訳ないのですが昇格はお断りします。
昇格後に、急に祖母の容態が悪化した場合、仕事に穴を空けてしまうことも考えられます。そのため、課員の仕事がやりづらくなることもあると考え、辞退させていただきたいです。
結婚が理由の例文
直近結婚が控えているため、身勝手な理由で大変申し訳ないのですが、昇格はお断りします。
近いうちに出産をしたいとも考えているため、そうなった場合産休・育休をいただく可能性があります。
個人的には、チームリーダーになった以上は長期の休みを取らずメンバーの成長や仕事ぶりを見ていきたいと考えています。また、長期的に円滑な部署運営をしていくためにも、辞退させていただきたいです。
ただ私生活との両立がしたいと伝えるだけでは、企業側も納得がいかないというのが本音です。しかるべき成績やスキルがあるからこそ、昇格を打診しているため、納得する返事をしなくてはなりません。
自分が出世することでどういったデメリットを与えてしまう可能性があるのか、上司や経営層の目線で伝えると出世を回避することができますよ。
②今の仕事を極めたいと伝える
業務量や労働時間など、今の働き方に満足している人は、今の仕事を極めたいという理由で出世を断りましょう。「どのようにして今の仕事を極めていくのか」、考えやプランを伝えることが必要ですよ。
今の仕事を極めたいと伝える例文
私は人事という仕事を極めたいと思っているため、チームリーダーへの昇格を辞退します。
人事として働いている中で、採用をした人がいつの間にか辞めてしまうということがありました。採用した方にも、人事チームにも大変申し訳なく、自分にできることはなかったのかという思いがありました。
そのため、今後も採用活動の最前線で求職者の方とより密なコミュニケーションを取りながら、自社の人員確保に尽力していきたいと思っています。
この例文では、今の職種を極めたいという思いと、これからの業務スタイルが述べられていますよね。「ただ出世が嫌なだけでは……?」と思わせるのではなく、明確な目標があるから、今は出世をしたくないと伝えるべきだと覚えておきましょう。
③ほかのスキルを身に付けたいと伝える
仕事をしていると、ほかの部署の人とかかわる機会もありますよね。そのうちに、ほかの業務に関しても興味関心が湧くこともあります。その場合は、今の業務に関するスキルを深掘りするのではなく、「ほかのスキルを身に付けたい」と考えていると伝えましょう。
ほかのスキルを身に付けたいと伝える例文
私は、将来的にマーケティングの業務に携わっていきたいと考えており、営業部門での昇格は辞退させていただきたいと思います。
直近、マーケティングの部署の方とかかわるなかで、ターゲットとしている顧客層と営業が扱っている顧客層の認識のズレを感じることがありました。そこで、営業の現場で培った知識を活かして集客をすれば、より成果に直結する営業ができるのではないかと考えるようになりました。
近い将来、マーケティング部門への異動も視野に入れています。リーダーになったにもかかわらず、もし急遽異動をすることになれば、チームに対してあまりに無責任かと思うので、昇格のお話は辞退させていただきたいです。
ほかのスキルを身に付けたいと伝えるときは、今の仕事との関連性を伝える必要があります。関連性を伝えることで、単に出世を断りたいわけではなく、「その業務をやりたい」という意欲に納得感が生まれます。自分がその仕事をすることでどんなメリットを生み出せるのか、伝えてみてくださいね。
出世だけがすべてではない|自分のキャリアを横に広げる3つの方法
出世を断りたいと思っている人は、伝え方が参考になったでしょうか。ただ出世をしたくないと思うのではなく、出世をしなかったあとのキャリアまで考えることが必要になります。出世をしないからといって、適当にやり過ごしてしまうのはもったいないです。
ここからは、出世以外のキャリア形成の方法を解説していきます。出世は縦のキャリアといわれていますが、実はキャリアを横に広げる方法もあるのです。出世を選ばなかった先で何をしたいか考えてみてくださいね。
①スペシャリスト:専門的なスキルを身に付ける
出世をすると、今している業務の第一線から外れてしまうことも考えられます。そのため、一つの業務をとことん極めたいという思いがある人は、スペシャリストを目指して仕事をすることがおすすめですよ。
資格を取ったり、今とは違うやり方で業務を遂行してみたりと、どんな状況でも対応できる力が付くと、スペシャリストという肩書きにふさわしい仕事ができるでしょう。自分の得意分野が明確にあり、それを極めたいという気持ちが強い人は、今の業務を突き詰めてみてください。「この業務についてはまず〇〇さんに聞こう」と一目散に頼ってもらえる人になると、モチベーションにもつながりますね。
ただし、スペシャリストといえるような働き方がない企業も存在しています。その際、役職手当などがつかずに給料が上がりづらいケースもあるでしょう。給料と天秤にかけても、業務を極めたいかどうか一度考えてみることがおすすめです。
②ジェネラリスト:幅広い知識を身に付ける
さまざまな業務に対応できる力を身に付けたいという人は、ジェネラリストを目指して働くことがおすすめです。興味関心の方向性が多岐にわたっていて、どれに対しても平等に労力や時間をかけられるという人はジェネラリストに向いているでしょう。
ジェネラリストになるうえでは、自主的にさまざまな業務に挑戦してみることが必要です。たとえば、社内で新規事業が発表されたら手を挙げてみたり、日々の小さな業務であっても経験のないものに積極的にチャレンジしたりと、自ら行動してみてください。
急遽仕事に穴が空いてしまったとき、みなさんがその穴を埋められる存在になれるかもしれませんよ。しかし、どの業務も中途半端になってしまうと、スキルが蓄積されずに思ったような成果が上げられないこともあります。どの業務に対しても平等に向き合える技量があるか、自分自身を見つめ直すことも必要ですよ。
③フリーランス:自分のペースで仕事をする力を身に付ける
組織で上に立つことや、指示をされること、企業という枠組みの中で動かされることが嫌だという人は、独立することを検討しても良いかもしれません。ほかの社員の目を気にすることなく、自分の好きな形で仕事をすることができますよ。
また、フリーランスになると、就業時間から実際の業務内容から、事務処理まですべて自分一人でおこなう必要があります。そのため、自分のペースを保ちながら、顧客企業の締め切りなどにあわせていく力が付くはずですよ。
しかし、この「すべてを自分一人でおこなわなくてはならない」ことは、人によってはデメリットにもなりえることを頭に入れておいてください。日々の業務から税金周りの処理まで、誰かの力を借りることなくおこなうことになります。業務量があまりに多いときは業務を抑制する必要もあり、一次的な収入減なども考えられるため覚悟が必要ですよ。
縦のキャリアが必要だったかも………出世しなかったことを後悔した人の声
意外にも、出世以外にもキャリア形成の道があるということがわかりましたね。ただし、出世を選ばないときには、きちんと出世をしないことでのデメリットも考えておく必要がありますよ。出世を選ばなかった先輩の中にも、あとから後悔したという人もいます。
そこで、出世をしたくないと思っていて、実際に出世をしなかった先輩に話を聞いてみました。出世をしなかったことで何に困ったのか確認してみてください。出世しない道を選んだあとに、いざ「やっぱり縦のキャリアを積みたい」と思っても遅いかもしれませんよ。
後悔した主な要因は、給与面にあります。メンバーのままでいるよりも、管理職になる方がやはり給与水準は高いです。メンバーのままだと給与の上限が決まっており、ある時点で頭打ちになってしまいました。給与を上げようとすると出世か転職が必要になるいう事態は、どこの会社でも起こりうるのではないでしょうか。
また、仕事に対する視座はメンバーの視点からのままであり、直接的に責任を負う立場でもないので仕事での成長も止まってしまうかもしれません。出世を目指さない場合は、仕事に対するモチベーションの維持も難しくなるので、そういう意味で成長が難しくなるのも出世しない場合の懸念点です。
さらに、もし今の会社に在籍し続けるのであれば問題ないですが、何らかの理由により転職を余儀なくされた場合にもデメリットが発生することが考えられます。たとえば、30代以降の転職であれば、「マネジメント経験があるか」が問われることが大半です。ない場合、もしくはそれに近い経験がない場合は、希望の職種、待遇での転職が難しくなる可能性があるかもしれません。
出世を選ばないとどうなる? 出世をしないことでの4つの苦悩
出世しないデメリットを肌で感じた体験談を反面教師に、本当に出世を手放して良いのか再考する必要があるということです。せっかくつかんだチャンスだからこそ、それを無駄にしないようにしたいですね。
だからこそ、出世をしないことでの4つの苦悩についても確認しておきましょう。安易に横のキャリアを選ぶことで、自分に不利益が及ぶこともあります。知らなかったと苦しまないように、出世を選ばないことでの実態も頭に入れてみてくださいね。
①後輩たちに職位を追い越される
出世をしないということは、自分自身がその地位にとどまるということです。つまり、自分が専門的な知識を蓄えたり、幅広いスキルを付けたりしている間に、後から入社した社員が上の役職に付いているということも考えられます。
その場合、社歴が自分よりも浅い後輩から指示を受けるということもあり、居心地の悪さを感じるという人も少なくありません。同時に、悔しい思いを抱くこともあるでしょう。
さらに、収入の面でも後輩との差を感じることもあるかもしれません。自分だけ手当がない、後輩より賞与の分配額が少ないなど、出世をしないことで格差を感じることもありますよ。
②給料が上がらない
出世をして増えた責任に応じて、給料も上がるというケースが多いです。そのため、つらくても給料が上がるなら……という理由で出世を選ぶ人もいますよ。一方、出世を選ばないと給料を上げることが難しくなることもあるのです。
たとえば、役職に就いていれば役職手当が付くこともあります。しかし、役職がないとその手当も付かず、スキル面を極めて実績を挙げて、給料を上げていくことが必要になるのです。ただし、実績を上げることは簡単なことではないため、給料に対して不満を感じることもあるかもしれません。
管理職などの役職に就かずとも実績で給料を上げてくれる場合にも、企業で定められている職位での最高給与に到達してしまうと昇給が止まります。それぞれの職位によって、給与の最高値が異なる場合もあるため、出世しないと給与が上がらないことも考えられると覚えておきましょう。
役職が上がる前と後では、給料はどれくらい上がりましたか? 業界や役職についても踏まえて聞かせてください。
営業職時代、グループ(3〜5人程度)のリーダーになるとリーダー手当として1カ月に10,000円もらっていました。自分の部下の管理やミスをしたときのフォローを考えると時間と役職手当が割に合っていないと感じました。
基本給が数万円上がりました。営業職でプレイヤーもやりつつメンバー管理もする管理職(ポジションとしては係長~課長)をやっています。
③転職が難しくなる
役職というのは、転職をする際のアピールポイントになります。「リーダーという役職で20人のメンバーを率いていました」と自己PRで伝えられれば、その役目を果たした実績と、リーダーにふさわしい器があるという人柄がアピールできるでしょう。
もちろん、一つの仕事を極めたり、幅広いスキルを手に入れることもアピールポイントではあります。ただし、圧倒的な成果がないとアピールポイントとしては弱くなってしまうのが実態です。
さらに、企業によっては「この社会人歴で出世しないということは人柄に問題がある?」「自分のことしか考えていない?」と疑問を持たれることもあります。きちんと理由を説明できれば良いものの、エントリーシート(ES)の段階で誤った印象を持たれてしまうと、転職を成功させづらくなる可能性もあるのです。
出世するということは、自分の実績の証明でもあります。そのため、役職によってスキルが証明できれば転職がしやすくなることもあるのです。しかし、役職「だけ」に甘んじていては転職はうまくいかないでしょう。下記の記事で転職を成功させる方法を学んでみてくださいね。
転職は難しい……? 成功に導く5つの行動をリアル体験談付きで解説
求人探しをした経験のある人の中には、募集要項の「マネジメント経験のある方歓迎」という表記を見たことがある人もいるはずです。もし出世を選ばなかった場合、応募できない……と諦めてしまう人も少なくないでしょう。しかし、スキルがなくても面接対策次第では可能性があるのです。下記の記事から面接対策の方法を学んでくださいね。
転職したいけどスキルがない……20代の体験談から学ぶ面接対策
④「出世したい」と思ったタイミングで出世しづらくなることがある
一度出世を断ってしまうと、再度出世を打診される確率が低くなってしまうことがあります。たとえば、家庭都合で出世を断ったとしますね。そうすると、次に出世の機会があっても、「家庭都合で辞退されてしまうかも」「そもそも出世の意欲がないかも」と敬遠されてしまう可能性があります。
正直、ただ単に今は出世をしたくないという人も嘘をついて出世を断ってしまうと、もう一度出世の機会が巡ってくる可能性も低くなります。そのときは良くても、将来後悔するかもしれません。
理想のキャリア像が固まっていざ出世をしたいと思っても、「あのとき〇〇で断ったのに?」と疑問を持たれて、出世が阻まれるケースもあるからです。そのため、一度出世を断ると、将来の可能性が狭まってしまうこともあると覚えておきましょう。
出世するってそんなに大変? 出世のイメージが変わる3つの考え方
出世を選ばないことで、デメリットもあるとわかりましたね。そのため、出世をしたくない気持ちがあったとしても、必ずしも「これから先も絶対しない」とは決めつけないことがおすすめです。
しかし、すぐに出世に対するイメージを変えることはなかなか難しいでしょう。そこで、まずは出世に対する考え方を変えてみましょう。出世=大変、きついというイメージから抜け出せれば、案外出世って良いかもと思えるかもしれませんよ。
「出世=人の上に立つこと」と考えなくて良い
出世というのは、誰かを従えることだというように考えている人も少なくありません。何かを束ねるポジションに就いたりする場合、毅然とした態度で部下を指導しなくてはならないと考えるのも無理はないでしょう。
しかし、出世は必ずしも「誰かの上に立つこと」ではありません。人をつなげたり、下から支えたりすることもあります。経営層と現場社員の間に立って円滑な企業活動ができるようサポートしたり、現場社員が成績を上げやすいように負担を軽減したりすることも、役職者だからこそできることです。
人の上に立つことが苦手だ、自信がないという人も、違った見方をすれば出世への嫌悪感が和らぐかもしれませんよ。出世のあり方は人それぞれであるため、あなたが望む形でメンバーを率いたり、業務を極めたりすれば良いと覚えておきましょう。
出世は誰かの夢を後押しすることである
私にはやりたいことがないから、出世をする必要なんかないと思っている人もいますよね。欲がないのに出世を提案されて、「自分」に期待をされることが苦痛だという人も多いでしょう。もしかすると、それは「自分に対しての欲」がないだけなのかもしれませんよ。
出世をすることで、課員の業務進捗やキャリア形成の過程を支援することもあります。その際、「その社員がどうなりたいか」「そのために何をすべきか」と相手目線で物事を考えるようになるのです。
中には、誰かの成長を見ることは好きだけど、自分自身ができるかは自信がないという人もいますよね。そういった人こそ、誰かの成長や夢の実現を後押しできる「出世」に向いていることもあるのです。自分のやりたいことがない人こそ、誰かのやりたいことを実現できるかもしれませんよ。
上司が変われば組織を変えられることもある
出世で残業と責任が増えて、仕事をすることが嫌になりそうだなと考える人もいますよね。そんな出世にまつわるネガティブな偏見は、あなたが上司になることで変えられるかもしれません。上司の考え方によって組織の行動が変わることもあるからです。
たとえば、課員が早く帰宅をしたくても、先輩社員が残っているから帰りづらいということもありますよね。そんなときにもし、組織のリーダーである上司が「業務の効率化をして、できるだけ定時で帰宅しましょう」と先陣を切って帰宅すれば、課員も帰りやすくなります。
以上のように、「出世って嫌だな」と思う部分をみなさんの力で変えることができれば、出世してからの業務が楽になることもあるのです。自分だけでなく、後に続く後輩たちにも「出世したい」と思ってもらえるかもしれませんよ。
出世した社会人に聞いた! 「出世する」とはどんなこと?
出世をした人に聞きます! あなたにとって「出世」とは何ですか?
長期的な目線で役に立つスキルが身に付くのが、出世だと思います。とはいえ、出世して給料は上がりますが、メンバーの教育や管理をしていく必要もあるので正直大変ではあります。ただ、出世をしなくても良いという人も増えているのが事実なので、逆に言えば出世を望んでいる人材として重宝されることもあるでしょう。転職時、出世しているかどうかで見られ方は大きく変わります。
出世して良かった! 出世することのメリットを社会人に聞いた
出世=つらい・大変というものだけでもないのです。誰かの夢を応援したり、自分が組織に新しい風を吹かせたり、新たなつながりを生みだしたりと、意外にも楽しさを感じる瞬間があります。
最後に、出世を選んだ先輩に「出世をして何が良かったか」を聞いてみました。現役社会人も、出世をしてから数々の困難を乗り越えてきたでしょう。それでも、出世をして良かったと思えるのには何かしらの理由があるからです。その実体験を確認していきましょう。
出世をしたことがある人に聞きます! 出世して良かったと思ったことはありますか?
出世して良かったと強く感じたのは、転職する際の材料としてかなり有効だったからです。出世や役職の有無で見る目が変わってきます。何年も同じ会社にいて同じ役職でいる人と、出世して役職が上がった人では仕事への意欲や向上心がまるで違います。立場が人を変えるというように経験してみると案外どうにかなるものです。
出世は孤独との戦いではない! 長期的な目線で出世も視野に入れて働いてみよう
今の時代、「出世したくない」と思うことは、不思議なことではありません。出世したくない理由が明確であれば、しかるべき手段や手順で出世ではない道に進む必要がありますよ。出世を選ばなかったことを後悔しないような手段を取ってみてください。
ただし、出世しないことにはデメリットも多くあります。そのため、今は出世に対して前向きな気持ちになれなくても、長期的に見て出世を視野に入れておくことがおすすめです。出世をすることで仲間に恵まれ、働くことの楽しさを感じられるかもしれませんよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
今の職場で出世したいと思いますか? 理由も含めて聞かせてください。