自分に合った仕事って何? 自分を知って仕事選びの幅を広げることがカギ
「自分に合った仕事に就いている人たちが、なんだかキラキラしているように見えて羨ましい」と思ったこともあるのではないでしょうか。
仕事にやりがいを持てるか、楽しんで仕事ができるかは、自分に合った仕事を見つけられるかどうかに左右されます。自分に合った仕事を見つけられないと、経験や実績を積んでいても「何かが違うな……」とモヤモヤしてしまうことも多いです。
この記事では、社会人の体験談を交えながら、「自分に合った仕事」はどのように見つければ良いのか、仕事選びのコツを解説します。自己分析の仕方や求人探しの手段なども紹介しますので、ぜひ実践しながらチェックしてみてくださいね。
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悩める社会人の声|「この仕事、自分に合ってない」と悩んだことはある?
今の仕事が合っているか悩むとき、「こんな悩みを抱えているのは、自分だけではないか」と心配になる人もいるでしょう。実は、実際に社会で働く人たちにもよくある悩みなのです。同じように、適職を見つけたいと悩んだ社会人の声を聞いて、自分の悩みを肯定的に捉えましょう。
仕事に対して真剣に悩むということは、社会人としての成長のチャンスだと言えますよ。
「自分に合った仕事がわからない」と悩むあなたにまず伝えたいこと
仕事を楽しめなかったりやりがいを見出せなかったりする背景には、「今の仕事が自分に合っていない」という状況があることが多いです。自分に合った仕事に転職すればそれで解決することもありますが、中には「そもそも自分に合った仕事がわからない」というケースもあるはずです。
ここからは、「自分に合った仕事がわからない」と悩んでいるあなたにまず知っておいてほしい2つのことを紹介します。焦らずに転職活動を始めるため、そして自信を失わないために大切なことなので、必ずチェックしておきましょう。
自分に合った仕事がわからないと悩む社会人は多い
あなたが思っているより多くの人が今の仕事が自分に合っているのかどうかに悩み、転職を考えたり、進路を模索したりしています。特に20代前半、いわゆる第二新卒や既卒と呼ばれる世代は社会人としての経験が少ないため、「もっと自分に合った仕事があるのでは?」と、モヤモヤしながら働いている人は決して少なくありません。
同じことで悩んでいる同世代が自分以外にも大勢いるということを知っておくだけでも、心は多少軽くなります。「なぜ自分だけ……」「どうせ自分なんて」と、自分自身を責めすぎるのは避けましょう。
自分に合った仕事に就きたいけど、転職が怖いという人もいますよね。そんなときも、その怖さを一人で抱えるのは危険です。下記の記事から、転職経験者が転職の怖さを乗り越えた方法を確認しましょう。
正しい探し方をすれば自分に合った仕事は見つかる
現代の労働市場は非常に多様であり、無数の職種や職業が存在します。短い就職活動・転職活動期間を通じて、世の中にあるすべての業種・職種・企業について知ることはほとんど不可能といっても過言ではありません。
そんななかで自分に合った仕事を見つけるためには、適切な探し方やアプローチ方法を理解することが大切です。さらに、自分を深く理解するための徹底的な自己分析も必要不可欠になります。
この記事の後半では、適職を見つける転職準備の方法を解説していきます。焦らず、着実に転職活動を進めていきましょう。
自分に合った仕事に転職したいのに、会社が辞めさせてくれないということもありますよね。無理やり退職を進めるのは、避けましょう。円満に退職ができる方法を、経験者が教えてくれますよ。
転職成功者が贈る適職探しを頑張る人へのエール
私は、転職をして自分に合った仕事を見つけることができて、今までより楽しい人生を送ることができています。前職では「とにかくお金が欲しい」という理由で自動車ディーラーの営業職をしていて、その欲望のとおりお金はどんどんと増えていき楽しい瞬間もありました。ですが結婚をして、子供ができ家庭を持つようになると、お金よりもプライベートな時間を大切にしたいと考えるようになったのです。
今たくさん悩んでいるからこそ得られる楽しさも大きい
結婚をしてからというもの、仕事のストレスですぐにでも仕事を辞めたかったのですが、家庭もあるということもあり、なかなか転職に踏み切ることができずにいました。いざ転職をするとなったときも、「どの会社にしようか」、「果たしてこの会社は自分に合っているのだろうか」、「今の会社にいた方が自分に合っているんじゃないか」といろいろ考えていました。ですが、つらいところを乗り超えるとその先には楽しい未来が待っています。もう少し頑張って素敵な未来へ向かいましょう。
自分に合った仕事探しをしていると、「やりがいを感じられる仕事」について考える機会もあるでしょう。やりがいがどんなものなのかがいまいちわからないという人は、この記事も参考にしてくださいね。
みんながやった! 自分に合った仕事の見つけ方を大公開
自分に合った仕事を探したいと悩むのは、皆さんだけではありません。これまで多くの就活生・転職経験者がおこなってきた方法に則って、着実に転職活動を進めていきましょう。
早速、適職を見つけた就活生と社会人たちに、その方法を聞いてみました。どのように自己分析や企業分析をすれば良いのか、どうすれば面接で上手くアピールできるのか、成功した人たちにコツを聞きましょう。
ベストマッチな仕事を見つけた人たち直伝! 自分に合った仕事の見つけ方
まずは、企業選びの軸を確立するために書籍などで知識を学び、その後自己分析を徹底的におこなって企業リサーチに移るという手順を踏みました。そのうえで、企業説明会やインターンなどを経て特に自分に合うと思った企業・職場について詳細に調べ、自分に合う仕事を見つけることができました。
私は、企業選びの軸を形成するために「科学的な適職」をはじめとするいくつかの就活に関する書籍を読みました。加えて自己分析の際には、ストレングスファインダーの自己分析手法やフレームワークを用いて自覚していない自分の性質を見出したり、家族や友人にヒアリングをして、他人から見た客観的な自分像の理解にも努めたりと、精力的に動いていました。
そのうえで、企業研究をするときは自ら設定した15種の評価基準に照らして志望企業を評価し、ポイントの高い企業は積極的にインターンや説明会に参加するようにしていたのがこだわりポイントです。
ライフスタイルとメンタルの均衡が保てる企業が向いている
私の場合、自分に合った仕事を見つけたいと思ったのは、転職先では長く仕事を続けたいと思ったからです。家庭があること、自分の精神衛生を良い状態に保ちたいことなどを加味しても、長く仕事を続けられることが必須で、そのためには自分の性格や「こうしたい」という希望に合う職場で働くことが一番重要と考えていました。
私は現在3社目の企業に在籍していますが、今の仕事がかなり自分に合っていると感じています。自分に合った仕事を見つけられた一番の要因は、今までの経験を通しどのような環境が合わないのか、どのような仕事が向いているのか自分を理解することができたからではないかと思っています。
好きなことだから適性があるとは限らない……
1社目・2社目で、やりがいを感じられない仕事と、やりがいがあって大好きだけど無理をしないといけない仕事を経験しました。そのなかで、「好き=自分に合っている仕事」ではないと感じ、自分の適性も鑑みることで長期的に安心して働ける、本当の意味での「自分に合った仕事」が見つかるのではないかと考えるようになりました。
具体的にお話すると、現職に就く際の転職活動では、好きだと感じた前職と同じ業界内に目を付けつつ、そのなかでよりストレスなく働けるよう営業→サポート職に職種転換する形で求人を探しました。いくつかの選考を受けましたが、今まで経験した2社での経験と照らし合わせ、より自分が活躍できそうな要素の多い企業はどこかという視点で選ぶようにしていました。
自分に合った仕事の見つけ方として私がおこなったのは、「大学でこれまで受けてきた授業を振り返る」ということです。そのなかで興味を持った授業についてピックアップして、気になる業界を探すようにしました。
興味をかけ合わせると目指すべき職種がわかる
私の場合「プログラミング」「経営」「マーケティング」という授業に興味を持っていたので、この興味のある3つの項目を組み合わせた職業はないかを探すようにしました。周りの人の意見も聞いた結果、自分にはコンサルティングが向いているのではないかと知ることができ、コンサル業界にフォーカスしてOpenworkなどを見ながら業界研究を進めました。
また、業界研究の一環として統合報告書を読み込むと、企業についての知識を増やすことができるのでおすすめですよ。
私の自分に合う業界は、広告業界でした。就職活動を始めた初期の頃に、業界地図から各業界の特徴、仕事内容の知識をつけるようにしていました。業界分析と同時に、自己分析を進めるなかで①誰かの感情をプラスに動かすこと②チームで仕事をすること③やりがいをもてる仕事であれば努力を惜しまないことの3つが自分の譲れない価値観だと気づき、この3つを元に自分の性格とマッチする業界を絞っていきました。
自分の性格×業界の特性ややりがいで自分に合った仕事が見つかる
そのなかで、興味がある業界として広告業界や出版業界、エンタメ業界に出会ったのです。最終的には広告業界を選んだのですが、広告業界に絞るまではたくさんのOB・OG訪問をおこなっていました。自分の持つ価値観と合致する人が多かったり、インターンに参加するなかでやりがいや面白さを最も感じたりと、多くの場面で広告業界とのマッチ度の高さを感じたため適職だと思いました。その後の面接練習の際には、とにかく自己分析を進めて、広告業界とのマッチ度合いを伝えるための言語化をしていきました。
自分に合った仕事をしている社会人の声! 適職に就くメリットって何?
社会人や学生の体験談から、自分に合った仕事を探すには、知っている仕事の数を増やすことも大事だとわかりましたね。
では実際に自分に合った仕事に転職ができると、どんなメリットを感じられるのでしょうか。「今の仕事でも問題はないけれどやりがいが欲しい、ただ転職に迷っている」という人は、適職に就くメリットを知ると、転職の決意ができるかもしれませんよ。
自分に合った仕事で働くメリットをリアルな声から知ろう
同業界内で営業からサポート職に転向する形で転職しましたが、転職後は、前職よりプレッシャーの少ない環境でワークライフバランスも取りながら働けるようになり、日々のゆとりが生まれた点にメリットを感じます。
このポジションを選んだ理由としては、前職での業務内容が好きだったことが大きいです。やりがいも強く感じていましたが、その分プレッシャーによるストレスも大きく、もともとそこまで積極的な性格でないことも営業が苦手だと感じる一因であったと思います。
前職の経験から最適なポジションを見つけた
そこで、好きな業界で、私と同じように営業をしている人がより働きやすい環境になるように動くポジションになることができれば最適だと考えるようになり、営業サポートのようなポジションを探し、実際に見つかった現在の職場で働くことが決まりました。選考のなかでは、実際に自分が営業をしていたからこそ、裏方に徹するサポートではなく臨機応変に対応ができる営業目線を持ったサポートができるという点をアピールしました。
転職準備の基本を知りたいという人は下記の記事を読みましょう。転職の進め方が一気にわかりますよ。
「好き=自分に合う」ではない? 適職を探すうえで覚えておきたいこと
今の仕事は自分には向いていないと悩んでいると、「若いうちに早く次の仕事を見つけなきゃ」と焦る気持ちが出てくることもあります。しかし、転職活動に焦りは禁物です。周りが見えなくなってしまうと、それだけ転職活動に失敗する可能性が高まります。
ここからは、自分に合った仕事を探すうえで覚えておきたい3つのことを紹介します。自分自身の視野を広げるためにも、実際に転職活動を始める前にぜひチェックしておいてください。
好きなことを仕事にすることでかえって苦労することもある
仕事選びにおいて、「好きなことを仕事に活かそう」というアドバイスはよく耳にしますが、これだけを基準にするのは避けましょう。自分が何かを好きだと感じることと、その分野での実際の仕事が一致しない場合は十分にあるからです。
たとえば、趣味として音楽を聴いたり奏でたりするのが好きな人が、「音楽プロデューサー」という職種に就いたとします。音楽を聴いたり楽曲を作ったりすることも仕事の一部ではあるものの、実際の業務の中には地道な営業活動やチームマネジメントなども含まれることがほとんど。その部分をストレスに感じてしまうと、もともと好きだったことも嫌いになってしまう可能性もあります。
仕事は楽しい側面だけでなく、挑戦やストレス、責任も伴います。好きなことを仕事にすることは素晴らしいことですが、それだけが全てではないことを認識しておきましょう。
好きなことを仕事にして苦労した経験がある人の声を聞いてみた
好きなことを仕事にしたことで、苦労した経験があります。アルバイト先として「好きな仕事」を選んだのですが「好き」と「得意」は違うことを痛感しました。飲食業だったのですが、立ち仕事の肉体労働で、仕事は一つのことを繰り返しおこなう単純な作業でした。大好きな中華専門店だったので、ピッタリだと思ったのですが、実際は体力がないせいか毎日ヘトヘトで、仕事も単純すぎて面白味に欠けていました。
ほかのアルバイトでは、後悔がないようにと「得意なこと」を優先的に考えました。好きで得意なら楽しいはずと思ったのですが、実際はアルバイトに精を出しすぎて、自分の時間がなくなってしまう結果に……。学業第一を危うく見失うところでした。好きで得意だからこそ、100%でも気が済まず、120%の力を出し、これはこれで、1つ目のアルバイトとは違う理由でヘトヘトになってしまい、結局どちらも苦労しました。
「自分に合った仕事や職場」は人によって差が出る
人はそれぞれ個性や価値観が異なり、それに伴って合う仕事や職場も異なります。同僚にとって合う仕事や職場が自分にも合うとは限りませんし、逆もまた然りでしょう。たとえば、チームで協力することが得意な人と、独自のスケジュールで個別に仕事を進めることが向いている人では、適した職場環境が異なって当たり前なのです。
したがって、転職活動をおこなううえでは、他人の意見や選択に惑わされず、自分自身の特性や優先順位に合った仕事を見つけることが大切です。他人と比較せず、自分自身を深く理解することで、自分に合ったキャリアパスを見つけやすくなります。
働いていくなかで「自分に合った仕事かも」と気付くこともある
最初こそ自分には向いていないと思っていた仕事でも、続けていくなかで「もしかしたらこれが自分に合った仕事かもしれない」と気付くこともあります。
特に学生、第二新卒や既卒の場合、最初からできることは多くありません。経験を積んで成長していくなかでできることが増え、やりがいや充足感を感じられるようになることも多いです。
大切なのは、すべての業務が自分には向いていないと諦めず、新しい経験を受け入れ、それを経て自分のキャリアを調整する柔軟性を持つことです。進んで未知の領域に挑戦して自分に合った仕事を見つけようとするその過程が、大きな成長の機会になることもあります。
働くなかで自分に合った仕事かもと気付いた人の声
前職ではストレッチトレーナーをしていました。どれだけつらくても、お客様の体が変化して喜んでいただけた瞬間は「この仕事をしていて良かった」と感じていました。それだけでなく、私との会話も楽しみにしてくれているお客様もいて、身体だけでなく心まで満たせるこの仕事がやはり好きだなと何度も思いました。
転職して今は事務職として働いていますが、入社してすぐに社長が直々に携わる案件を任せていただいたり、1年半ほどの間で3回昇給したりと、前向きな変化が多いです。周りの人から「あなたに任せると安心する、仕事がスピーディーだね」と言っていただけたとき、また違った角度で「私はこの仕事も向いているんだな」と自信になりました。
自分に合った仕事を見つけるために必要な3つの「理解」
自分に合った仕事を見つけるためには、「自分に合った仕事の要素」「なりたい理想の自分」「世の中にある業種・職種」の3つをバランス良く理解することが大切です。これらを理解できていないまま転職してしまうと、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
では、自分に合った仕事を見つけるために必要な3つの「理解」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①「自分に合った仕事の要素」を理解する
自分に合った仕事を見つけるためには、まずは自分にとっての「合っている仕事」とはどんなものなのか、どんな要素があるのかを理解することが不可欠です。そもそもどんな仕事なら「自分に合っている」といえるのかがわからなければ、それを探すのは無理ですよね。
「自分に合った仕事」とはどんなものを指すのかについては次の章で解説するので、ぜひチェックしてみてください。
②「なりたい理想の自分」を理解する
自分に合った仕事を見つけるためには、「なりたい理想の自分」を理解することも欠かせません。
現時点でやりたいことを優先して仕事を選んでも、数年単位のプランで考えると実は目指すゴールとずれていた……なんてこともあり得ます。仕事選びの際には、中長期的な目線を持つことが大切です。
長期的な視点を仕事選びに取り入れる例
- 数年後にマネジメント職に就きたいのでリーダーの経験ができる仕事が良い
- 将来は家を買いたいと思っているので転勤がない仕事が良い
- 今は残業は苦ではないが子育てなどを考えると定時で帰れたりフレックスで働ける職場が良い
社会人たちのリアルな意見! 「なりたい自分」はどうしたらわかる?
なりたい自分になるためには、どんな自己分析をするべきだと思いますか?
当たり前のことですが、自分が何が好きなのかを考えていくことが必要だと思います。自分の場合は、「ずっと続けていても苦にならないことは何か」も考えていました。
「好きなこと」「得意なこと」「できること」で上手く重なる部分を見つけることが必要だと思います。すぐには見つからないという場合は、副業や趣味として始めてみて、のちに本業にするというやり方でも良いでしょう。とにかく、この3つがマッチする仕事を探すことが重要だと考えます。
③「世の中にある業種・職種」を理解する
人は、自分の理解や経験の範疇で物事を捉えがちです。たとえば、営業職とデザイナー職しか知らなければ、「デザインの経験はまったくないため、自分に合った仕事は営業だ」と思うしかありません。
また、同じ営業職でも業界によって仕事内容は大きく異なるものの、それを知ることができなければ、「IT業界の営業職は自分には向いていなかった=営業自体が自分には合っていない」という考えになってしまいます。
つまり、自分の視野が狭ければ狭いほど、選択肢も狭まってしまうのです。そのため、自分に合った仕事に就くためには、世の中にある業種や職種を幅広く理解することが欠かせません。
世の中にある仕事を理解するには、ビジネス・経済系のメディアを確認したり、就職情報サイトが展開している業界地図をチェックするのがおすすめです。スマートフォンで手軽に情報収集できるサイトも多数あるので、しっかりインプットしておきましょう。
世の中にある業種・職種を理解する方法の例
- ビジネス・経済系のメディアでニュースを見る
- 就職・転職情報サイトで企業の情報を確認する
- 業界地図をチェックする
この記事では、自分に向いている仕事の探し方を、就活生の声を交えて解説しています。「自分に合う」と感じられる仕事探しのヒントになるはずなので、ぜひこちらも参考にしてくださいね。
「自分に合った仕事」とは? 合っていると感じやすい5つの要素
適職を見つけるためには、どんなものが自分に合うのかを明確に理解することが必要です。では、どんな要素を満たしていれば「自分に合っている」といえるのでしょうか。
ここからは、自分に合っていると感じやすい5つの要素を紹介します。今の仕事やこれからやりたいと思っている仕事がこれらの要素に当てはまるかどうかを一つひとつ確認して、仕事選びの手がかりにしましょう。
社会人たちに聞いた! 自分に合った仕事とは?
みなさん自身にとって、「自分に合った仕事」とはどういう仕事か教えてください!
自分の強みを活かせる仕事だと思います。強みを活かせると最大限に力を発揮できると思いますし、実際に私もそのほうが自信を持って仕事に取り組めています。
自分の理想の働き方で、ストレスなく仕事ができるのが自分に合った仕事だと思います。前職は給料は良かったのですが、プライベートの時間があまりなく人生が楽しめていないと感じていました。ですが転職をしてからは仕事も人生もエンジョイできています。
①自分の理想の姿や働き方を叶えられる
その仕事が自分に合っているかどうかを判断するためには、自分の理想の姿や働き方を叶えられるかどうかを見極めることが大切です。仕事選びの際には、自分の理想を叶えるための環境や制度が充実しているかをチェックしましょう。
たとえば、自分が数年後にリーダーとしての役割を果たしたいと思っているなら、その機会を提供してくれる職場が「合っている」といえます。また、将来、子育てと仕事を両立したいと考えている場合は、残業が少なかったりフレックス制度を導入したりしている職場を選んでおくと安心でしょう。
選び方のポイントは、さまざまな軸で理想像を明確化しておくこと。ポジション、年収、残業時間、休日の数や頻度、年収、福利厚生など、さまざまな軸で「自分の理想」をイメージしておけば、自分に合っているかどうかを高い精度で判断できるでしょう。
②自分の強みを活かして成果を出すことができる
自分の強みや得意なことを活かせることができれば、その仕事は自分に合っているといえます。苦手なことよりも早く成果を上げることができ、達成感や充実感を得やすいためです。
たとえば、人の話を聞くのが得意な場合、クライアントのニーズを聞き出すことが欠かせない営業職に向いているかもしれません。一方、細々した作業が得意な人は、製造業やエンジニアなどの技術職が向いているといえます。
ただし、自分が好きなこと=強み・得意なこととは限りません。興味があることを探求することは大切ですが、それと同じくらい、自分の強みを理解してそれを活かせる職種を知ることも重要です。自分の得意なことがわからない場合は、家族や友人など身近な人に聞いてみたり、診断ツールを使ってみたりしてみましょう。
③モチベーションを高く保ち主体的に取り組める
自分に合った仕事は、モチベーションを高く維持し、自発的に取り組むことが容易です。仕事が自分に合ったものであれば、努力や学習に対する意欲が高まり、長期的に続けることができるはず。自分から進んで課題に取り組むことができ、仕事への情熱も維持されます。
反対に、なんとなくモチベーションが保てなかったり、言われた仕事以上のものに取り組む気力がなかったりする場合は、自分に合った仕事とはいえません。
④仕事上におけるストレスが少ない
仕事上におけるストレスが少ないことも、自分に合った仕事かどうかを見極めるために重要な要素です。ストレスが適度であれば、仕事に対するモチベーションを維持しやすく、心身の健康にも良い影響を及ぼします。
たとえば、人とコミュニケーションを取るのが好き・得意な人には、営業職のような人と話す職種が向いていて、前向きな気持ちで仕事ができるでしょう。しかしそういった人にとって、1人で黙々と作業を進める必要のある職種は、「ストレスが溜まる仕事」になってしまうはずです。
仕事上で何をストレスに感じるかは、個々の性格や得意不得意によって異なると覚えておきましょう。
⑤現職で抱えている不満を解決できる
現職で抱えている不満を解決できるかどうかも、自分に合った仕事かどうか判断する基準の1つ。そしてこれは、1つ上で紹介した、仕事上におけるストレスをできるだけ少なくできるかどうかにもつながります。
たとえば、残業時間が多くてプライベートの時間が取れないことを不満に抱えていた場合を考えてみましょう。この場合、もともと残業時間が少なかったり、フレックス制度を活用してプライベートの時間を確保しやすかったりする職場に転職できれば、抱えていたストレスは一気に削減できます。
現職で抱えている不満を解消でき仕事のパフォーマンスが上がれば、それはあなたにとって「合った仕事」といえるはずです。
自分に合った仕事を見つけるためには多角的な視点での自己分析が重要!
ここまで解説したように、「自分に合った仕事」にはさまざまな要素があります。「これを満たせば自分に合った仕事といえる」という明確な基準が1つあるというわけではないのです。
つまり、自分に合った仕事を見つけるためには、多角的な視点で自分について知り、何が自分にとってベストなのかを見極めることが欠かせません。そしてそのためには、徹底的な自己分析が必要不可欠です。
ここからは、自分に合った仕事を見つけるために必要な自己分析の方法と仕事を探すための手段を紹介します。
自己分析の基礎を知りたいという人は、下記の記事から内定者がおこなった効率的な自己分析の方法を学びましょう。何から始めたら良いかわからないときは、内定者が試したことに挑戦してみることがおすすめです。
自分に合った仕事がわからない……そんなときに試したい自己分析4ステップ
自分に合った仕事を見つけるためには多角的な視点での自己分析が欠かせません。とはいえ、具体的にどのように自己分析をしたら良いのか、そこが問題ですよね。
ここからは、自分に合った仕事を探すための方法を4ステップに分けて紹介します。ぜひ実践しながらチェックしてみてくださいね。
ステップ①やりたいこととやりたくないことを明らかにする
まず、単純に自分の感情を優先させ、やりたい仕事とやりたくない仕事の両方をリストアップします。「人と話す仕事がしたい」「1日中デスクに向かう仕事はしたくない」など、具体的な仕事や状況を挙げてみましょう。
次に、リストを見て、それぞれ「なぜやりたいのか」「なぜやりたくないのか」を深掘りします。たとえば、「人と話す仕事がしたい」という感情の裏には、「自分の発言や提案によって他人が喜ぶ姿を見るのが好き」「他人と話していると自分に新しい考えが生まれるのが嬉しい」といった背景があるかもしれません。
やりたいこととやりたくないこと、そしてその理由を明確にすることは、自分の価値観を見つけるために重要なステップです。
ステップ②持っているスキルを整理して強みと弱みを把握する
自分に合った仕事を見つけるためには、好き嫌いだけでなく、自分の強みや弱みを把握することも必要です。自分ができることを仕事にすればそれだけ成果を上げやすく、モチベーションも維持しやすくなります。
学生時代や前職での経験を踏まえ、自分が持っているスキル、できることとできないことをリスト化しましょう。このステップでは、いったん自分の感情(好きか嫌いか、やりたいかやりたくないか)は無視するのがポイントです。
好きなこと・やりたいことかつ得意があれば、それがもっとも優先順位が高いものになります。次に好きだけど得意ではないこともしくはやりたいことではないけど得意なこと、もっとも優先順位が低いのはやりたくないことかつ苦手なことです。
ステップ③自分のライフプランを描いてみる
自分に合った仕事を見つけるためには、仕事そのもの以外にも、自分が「どう生きていきたいか」まで明確化するのが効果的です。理想とするライフプランが違えば、現段階で選ぶ業種や職種にも違いが生まれます。今の自分にとって理想の仕事だからといって、それが5年後の自分にも必ずしもそうかとは限らないのです。
結婚や育児をするかどうか、どんな場所で暮らしたいのかなど、理想のライフプランをできる限り明確に書き出してみましょう。仕事や会社を選ぶ際には、その理想が叶えられるかどうかが判断基準となります。
ステップ④これまで整理したことに優先順位を付ける
自分のやりたいこととやりたくないこと、得意なことと苦手なこと、理想のライフプランが明確になったら、それに優先順位を付けていきます。自分にとって何がもっとも重要であり、何であれば妥協できるかを考えてみましょう。そしてそれをもとに、どんな仕事が理想の仕事なのかを明確にします。
たとえば、将来できるだけ家族のサポートをしたい人の場合、「得意なことを仕事にして、できる限り短い勤務時間で成果を最大化できる仕事」が自分に合った仕事といえます。一方、独立を目指している人にとっての自分に合った仕事は、「苦手なことでも一通り経験して、営業から経理まですべて自分1人でできるようなスキルを付けられる仕事」になるかもしれません。
このように、より具体的な自己分析をおこなうことで、自分に合った仕事やキャリアの方向性の発見につながります。
転職を終えた社会人に聞く! 自分に合った仕事は予想通りだった?
自己分析をおこなう前に思っていた「自分に合った仕事」と、自己分析後に判明した「自分に合った仕事」は同じでしたか?
自己分析前後の自分に合う仕事は異なりました。「綿密にコミュニケーションを取れるまとめ役」であるという意外な適性が見つかったことで、予想外の結果になったのだと思います。当初、「指示通りに仕事をこなす、正確性が自分の売りである」と自覚していました。しかし自己分析をするなかで、相手の知識量や業務内容を鑑みて発言することに長け、会議などでも議題をリードできる適性があることがわかり、向いている仕事の方向性も変わって驚きました。
選択肢を広げて仕事への理解を深めよう! 自分に合った仕事を探す4つの手段
自分に合った仕事を見つけるためには、できる限り多くの手段で求人を探すことも大切です。さまざまな方法で求人を探せればそのぶん選択肢が広がり、自分に合った仕事を見つけられる可能性が高まります。
ここからは、求人探しに効果的な手段を4つ紹介します。これらの手段を組み合わせて、自分に合った仕事を見つける可能性を高めましょう。自己分析と並行して、さまざまな方法を試すことが成功への道です。
求人を探すことができたら、企業分析も進めましょう。エントリー後選考に進むうえで、面接対策も必須です。面接対策では、企業側の考えを理解しておくと通過率が高まるため、企業分析も同時に進めてください。
①就職サイトからさまざまな条件で求人を絞り込む
就職サイトを利用するメリット
- 年収や勤務地など条件を妥協せずに求人を探せる
- 異なる業種・職種を比較検討しながら企業を選べる
- スマホ一つで気軽に求人を見れる
多くの求人情報から、検索フィルターを使って自分の条件に合った求人を絞り込むことができるのが就職サイトです。自分のスキルや経験、理想の働き方、年収、福利厚生など、理想の条件に妥協せずに求人を探せるのがメリットでしょう
求人を一覧で一気に閲覧できるため、「目指す業界や職種が決まっていないけど、どんな職場があるのかとりあえず見てみたい」という場合にもおすすめです。
ただし、求人の幅が広いゆえに、自分に合った仕事を絞り込みきれないというデメリットもあります。就職を目指す業界や職がある程度定まっている場合、それに特化した就職サイトを使ってみましょう。
②ハローワークに行ってあらゆる求人を見てみる
ハローワークを利用するメリット
- 完全無料で雇用支援や職業相談を受けられる
- 他の方法と比べると求人数が多い傾向にある
- 地域ごとの求人情報や雇用動向に詳しい
ハローワーク(公共職業安定所)とは、厚生労働省が運営する公共の雇用サービス機関のことです。求人情報の紹介だけでなく、求職者へのアドバイスや面接対策、雇用保険の手続きなどもおこなっています。
「転職活動をしたいけど、何から始めたら良いかわからない」という場合や、次の仕事が決まる前に会社を退職してしまった人は、まずは自分の住む地域を管轄するハローワークに行ってみるのがおすすめですよ。何から始めたら良いのかアドバイスをもらえます。
③就職・転職エージェントに登録して自分に合った求人を紹介してもらう
就職・転職エージェントを利用するメリット
- 自分にマッチした求人を厳選して紹介してもらえる
- 就職・転職のプロから選考対策やアドバイスを受けられる
- 最新の就職・転職市場トレンドを知れる
応募者個人個人に合った求人を提供してくれたり、選考対策をおこなってくれる就職・転職エージェントは、一人きりで就活を進めるのが不安なときの強い味方です。専門知識とコネクションを活用し、適切な職場を見つけるお手伝いをしてくれます。
エージェントは、サービスによって特化している業界や年齢層に違いがあるため、自分の状況に合ったものを選びましょう。新卒就活にはジョブコミット、既卒・第二新卒就活にはアゲルキャリアがおすすめです。あなたにぴったりな求人の紹介から若手ならではの選考対策まで、幅広いサポートを受けることができるでしょう。
④自分のことを理解している知人に紹介してもらう
紹介制度(リファラル採用)を利用するメリット
- 企業のリアルな情報を知ったうえで応募・入社できる
- 企業からの信頼を得やすい
- 一般的な求人に比べて競争率が低い
自分に合った仕事を探したい場合、知人が勤めている企業に自分を紹介してもらう制度、いわゆるリファラル採用を活用するのもおすすめです。知人からリアルな情報を教えてもらったうえで選考に臨めるため、入社後にギャップが少ないというメリットがあります。
また、従業員の紹介ということで企業からの信頼を得やすいこと、そして一般的な求人に比べると競争率が低いのもリファラル採用の魅力です。
ただし、リファラル採用はあくまでも紹介制度で、採用を約束するものではありません。きちんと選考対策をおこなうこと、そして紹介してくれた知人に迷惑がかからないような振る舞いを心掛けましょう。
リファラル採用
社員や企業の関係者を介しておこなう採用活動のこと
転職経験者がおすすめする求人の探し方とは
まずはきちんと自分を理解することが大切だと思います。自分の好き嫌いや得意苦手を把握すること、そして、今後何を優先して働いていくのが幸福度を上げることにつながるのかを考えてみると良いのではないでしょうか。好きだけど精神的にプレッシャーがかかること、苦手だけど向いていることなど、気持ちと適性が一致しないこともあると思うので、その場合どちらを優先するのが良いか、自分の価値観や経験をもとに考えてみてください。
妥協ポイントを見つけておくことも必要!
そして、自分のなかでの整理がある程度ついたら、希望が叶いそうな求人を探してみると良いと思います。ただ、100点満点の求人は出会うことが難しく、ある程度妥協も必要になってくるので、どこを譲歩すべきかなど客観的な意見をもらったり、整理を手伝ってもらう相手として転職エージェントやハローワークの窓口に相談したりするのがおすすめです。
自分に合った仕事=やりがい×働きやすい環境! 適職を見極めて自分らしく働こう
ここまで、「自分に合った仕事」とはどんな仕事なのか、見つけるためのポイントや具体的な方法、求人探しの手段などを解説しました。
自分に合った仕事がどんなものかは人によって異なるうえ、世の中には数えきれないほど多くの業種や職種が存在します。そんな中、自分に合った仕事を見つけるためには、自分の仕事の原動力ややりがいは何なのか、どんな企業や業界であれば快適に働けるのかを知っておくことが必要です。
自分について、そしてあらゆる業種・職種についての理解を深め、理想のキャリアプランの実現を目指しましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
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面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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私は、なるべく多くの給料が欲しいという理由から自動車ディーラーで営業職をしていました。しかし、結婚して家庭ができたことにより「お金」より「プライベートの時間」を大切にしたいと考えるようになり、仕事とのミスマッチを徐々に感じるようになりました。
ディーラーの仕事ではストレスを感じることも多く、正直精神的にもつらかったこともミスマッチを感じた理由だと思います。土日休みで、基本は定時に帰れて、プライベートの時間を大切にできる会社が合っていたんだなと、働くうちに自覚するようになりましたね。