自分の天職が見つからない人は体験談から見極め方・探し方を学ぼう!
「天職」という言葉には、「自分のやりたい仕事をしながら、成果も上げて働くことができる、運命的な職業だ」というイメージがありますよね。誰しも一度は「自分の天職は何だろう」と気になって、適職診断や自己分析で天職探しをしたことがあるのではないでしょうか。
また「いまよりもっと自分に合った仕事があるはずだ」と思いながら仕事をしていると、なかなか目の前の業務に本気になれず、パフォーマンスも上がりません。
しかし、天職が最初から見つかる人は多くはありません。なぜなら、天職はあなたの持っているスキルや、そのときの価値観によって変化するからです。この記事では、そんな天職を見極める方法や、自分にとって「やりたい」と思える仕事の見つけ方を、現役社会人のリアルな声を交えながら解説していきます。
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みんなはどんな仕事が天職だと思う? 就活生・現役社員のリアルな意見
まずは、就活でさまざまな業界・業種を見てきた就活生と、実際に仕事をしている現役社会人に、どんな仕事が「天職」だと思うのか、意見を聞いてみましょう。
これから就職をして仕事を任される就活生と、すでに会社員として仕事をしている社会人の価値観の違いや、天職に対しての捉え方の違いが見どころです。
あなたにとって天職とはどんなもの?
最初に、天職とはどんな仕事を指すのかについて教えてもらいました。ひとことで「天職」と言っても、その定義は人によってさまざまなことがわかりますね。
また、「自分の天職って何だろう?」と考えたことがあるかも聞いてみましょう。
自分の強みや個性、スキルが最大限発揮できて、毎日前向きに仕事に取り組める職業のことだと思います。
私が思う天職とは、自分がストレスなく続けられる仕事だと思います。もちろん、仕事において「やりたいことだけをやる」のは難しいですが、やりたいことが長く続けられるのであれば、それは天職だと考えられるのではないでしょうか。
自分がある程度好きになれる仕事で、かつ実力が最大限発揮できる仕事が天職ではないかと思います。まったく向いていない仕事だと長く続きませんし、得意でも好きになれないことならやろうと思わないからです。
なるほど! 社会人経験のある皆さんにとっての「天職」はどんなものでしょうか?
自分自身がやってみて、しっくりくる仕事が「天職だな」と感じます。仕事なのに楽しくてしょうがなかったり、今までにない達成感や充実感を味わえたりする業務がそれに当てはまるのではないかと考えています。
どれだけ働いても苦にならない、義務感よりも好奇心が勝る状態になる仕事が天職だと思います。私の場合、勉強することが好きなので、「勉強したことが実務に直結する仕事」が天職なのではと考えています。
転職時に、「何が自分の天職なんだろう」と考えた結果、仕事をしていて、ストレスなく楽しく働けている状態ではないか、とイメージしたことがあります。
就職先は「やりたいこと」と「得意なこと」のどちらを優先して考えた?
一人ひとりの天職の価値観を知ったところで、実際に就職活動・転職活動では「やりたいと感じる仕事」と、成果を出しやすい「得意な仕事」のどちらを優先して仕事選びをしたのかを教えてもらいました。
就活生の皆さんは仕事を選ぶとき、自分の「やりたいこと」と「得意なこと」どちらを優先しましたか?
自分のやりたいことを優先しました。具体的には「英語を使って仕事をしたい」と考えていたので、グローバルに事業展開をしている企業をメインに受けていました。
私も自分のやりたいことを優先しました。私はまだ自分の中で得意なことがわからなかったため、まずは自分の中でわかっている「やりたいこと」を優先したほうが上手くいくのではないかと思ったからです。
私は中間をとったような感じだと思います。一番やりたいことだったわけではないですが、2~3番目くらいにやりたいことで、かつこれまで学んだことや、自分の性格の長所を比較的発揮しやすい仕事を選びました。
社会人の人は、仕事を選ぶときには「やりたいこと」と「得意なこと」のどちらを重視しましたか?
私はやりたいことを優先しました。私にとっての「やりたい」は「挑戦してみたい」に近く、人生たくさんの挑戦をしたほうが良いと考えているので、「得意」はほんの部分的な要素として見て、やりたいことを選ぶようにしています。
私はやりたいことを仕事にして、その仕事の中で得意なことを武器として戦うようにしていくのが良いと考えています。 たとえば私の場合、以前からやりたかった「経理」という職種で働いていますが、会計士や税理士といった有資格者には知識量で劣ってしまう部分があります。そのため知識量で戦うのではなく、自分が得意なコミュニケーション能力を活用し、事業部門の人との人間性構築といった部分でアドバンテージをとるように心掛けています。
やりたいことを優先しました。ただし「やりたいこと」と言っても、業務のことではなく、ワークライフバランスがしっかりしていることが前提で、その条件の中で「こういう仕事がしたい」と選びました。
ほとんどの人が「やりたいこと」を軸に仕事を選んでいる中で、やりたい仕事と得意なことの両立を図っている人もいますね。
そこで、「やりたい!」と感じる仕事を得るために、企業選びでこだわったポイントについても聞いてみました。
企業選びのとき特にこだわったことを教えて!
私が就活の際に妥協しなかったことは、「グローバルな環境のもとで仕事ができるか」に重点を置いて企業選びをすることです。
社会人になったら、海外にいる人を含めた、いろんな人とかかわりながら仕事をしたいと思っていたので、「業界」というくくりで選ぶより、「会社」というなるべく小さな単位でリサーチをしていました。
海外での売り上げ比率がどれくらいか、海外への営業に携われる機会があるのか、実際に転勤する社員はどれほどいるのか、などを、一社一社具体的に調べるようにしていました。
私が妥協しなかったことは、企業選びをする前に、「自分が続けることが苦ではない作業は何なのか」を探すことです。私の場合、成長が目に見えてわかることがやりがいにつながるので、毎日何かをコツコツ継続しておこなうことが好きでした。
仕事にするうえでは、好きなことでなければ続きません。そこで、企業の説明会などに参加し、実際におこなっている仕事について細かく聞くことで、自分の興味が持てる分野かどうか・聞いていて自分が惹き付けられる企業か、など、実際に自分がする業務の知識を得ることを妥協しませんでした。
できなかったことをできるようにしたい性格なので、いろんなことに挑戦できる・未知の領域に踏み込める、という部分にこだわりを持って仕事を探していました。私は最新技術などが好きなタイプだとわかり、その中でも特にITの領域は実際に学んでみて好きになった業界です。
ほかにも、自分にとっての「好き」「やりたい」を見つけるために普段から心掛けていることとして、いろいろな知識をインプットするようにしています。
そうすると、ふとした瞬間に「おもしろいな」と思う業界に出会えることもあるので、学び続けることもかかわりたい領域を見つけるきっかけになると思っています。
自分がどんなことに喜びを感じるのか、また反対に、どんなときにつまらないと感じるのかをこれまでの人生を振り返って整理することにこだわりました。
その結果、私は「目標を定めて、それ向かって努力を積み重ねて達成すること」に喜びや楽しみを覚えるということがわかりました。たとえば、外国語学習や筋トレなどがまさにそうです。どちらも練習したからといってすぐに結果が出るものではありませんが、「1年後にここまでできるようにする。そのためには今これをやる必要がある」といった具合に目標を設定することができます。
理想の状態から逆算して日々のやるべきことを定め、それをコツコツと積み重ねて目標を達成するためにアクションをしていたことがあったので、そのような経験を抽象化し、「自分は目標を定めてそれ向かって努力を積み重ねて達成することが好きだから、そういった要素がある仕事に就こう」という結論にたどり着きました。
現在の経理や税務といった職種はそういった要素が強いので、ある程度満足して働けています。
今の仕事を天職だと思う?
ここで、社会人に対して現在の仕事が天職だと思うかどうか、率直な意見を述べてもらいました。
現在の仕事が「天職だ」と感じている人はどれくらいいるのでしょうか。天職だと答えた人には、そう感じる理由や「仕事が楽しい!」と実感した瞬間についても教えてもらいましょう。
社会人の人に質問です。ぶっちゃけ、今の職業はあなたにとって天職ですか?
正直なところ、天職ではないと思っています。まだまだ、ほかのいろいろな業界に挑戦していきたいと考えていますし、現状、できていないこともたくさんあるので、自分の天職に出会うのはもう少し先だと考えています。
天職に近いと思います。 勉強したことが直接実務に活かせる、その実務でやったことを余暇の時間で復習する、それがまた実務で活きてくるというサイクルを回すことができるので、勉強が好きな私にとっては限りなく天職に近いと言えるからです。
確実に天職、とまでは言えませんが、それに近いと思っています。 なぜなら、自分が条件に掲げていたワークライフバランスが確保しやすい会社だからです。少しまだ足りないところもあるので、そこは自分が会社の中で成長して、キャリアアップをしながら変えていきたいと考えています。
限りなく天職に近いと考えています。 自分で普段から勉強している技術や知識がすぐに業務で活かせる可能性もあるため、「仕方なくやる」の姿勢ではなく、自主的に学び続ける姿勢を保つことができているのが理由です。
私の場合は、今の仕事が自分に合っているとも、能力も活かせているとも言えます。それでも、もっとほかに、今よりも楽しめる・学んできたことが活かせる仕事があると思ってしまいます。
一つ前の質問で「天職だと思う」と回答した人に質問です! その理由を詳しく教えてください。
余暇の時間で勉強したことが実務で出てきたときです。勉強する、実務で実践する、余暇の時間で復習するといったPDCAサイクルが回っていると感じたときに、「仕事が楽しいな!」と感じることが多いです。
仕事後や休日の時間がとても充実させられると、「仕事とプライベートのバランスが取れている」という実感と余裕を感じられて「働くのが楽しいな」と感じる瞬間があります。
上司や同期から、開発したものに対して高評価をもらったときに「楽しい」と感じます。日頃からの学習の成果が、成果物に活かせたときも、同じく仕事に対して楽しい・やりがいがあると思うことが多いです。
現在の天職だと思わない人の理由はどんなもの?
現在の仕事を「天職ではない」と感じている人にはどんな理由があるのか、教えてもらいました。
「今の仕事と合わないから」という回答ではなく、「まだまだ知らない業界や、経験したことのない仕事があるから」といった前向きな理由から、天職と巡り合うのは先だと感じている人もいることがわかります。
今の仕事が「天職ではないかも」と回答した人に質問です! その理由は何ですか?
最初から「やりたい」と思って選んだ仕事ではないからだと思います。 私の場合、新卒の頃からずっとやってきた営業職が、そもそも「やりたい」と感じていない職種だったこともあり、会社や携わる業界を変えてみれば「天職だ」と思えるような場所が見つかるかもしれないなと考えています。
自分には合っているけど、自分にとって一番やりたい仕事ではないからです。 確かに結果は出やすいと思えますが、楽しさ・満足感という側面で言うと、やはり天職ではありません。
押さえておきたい「天職」の意味と「適職」との違い
天職と似た言葉に「適職」があります。この2つの違いを理解しておくと、自分にとっての適職探しをする際、「これは適職だ」「この仕事は天職だ」と見極める判断基準になります。
人によっては「天職」よりも「適職」を選ぶ方がマッチする、というケースもあるので、ここでそれぞれの意味を確認しておきましょう。
天職と適職それぞれの意味
- 天職:
本心から「楽しい」と感じられ、やりがいや意義を得られる仕事 - 適職:
自分の気持ちにかかわらず成果が出しやすい仕事。自分が得意な仕事
天職と適職の大きな違いは、自分の気持ちの部分にあります。自然に「やりたい」「楽しい」と仕事に対して積極的になれる仕事が「天職」、自分の気持ちに関係なく成果が出やすい仕事が「適職」と捉えてみてください。
また、「天職」の本来の意味は「天から授かった仕事」というもので、周囲の評価や得られる金銭にかかわらず、自分に与えられた仕事を全うする、という考え方が主流です。しかし、現実的な視点から職業として仕事をするうえでは、一定の生活を成り立たせる報酬があることが理想的と言えます。
適職と天職で違いはある? どちらを選んだほうが良いの?
私は一度転職しましたが、前職のストレッチトレーナーは天職だったと感じています。何より、働いていて楽しかったことと充実感・達成感がありました。
もちろん、仕事である以上しんどい時期もありましたが、それでも楽しく思えたし、自分のこれまでの経験も活かすことができていたので、自分に合っていると思っていました。職場にはストレッチが上手い人、コミュニケーションが上手い人などいろいろな人がいて、技術や仕事のスキル的な面でも上には上がいましたが、それも含めて「天職だ」と思えました。
転職してからは事務職になりましたが、こちらはどちらかというと「適職」だと感じます。もともと効率よく無駄なく行動することが好きで、常に先をイメージしながら動くタイプなので、事務職は向いていたみたいです。
周りからもよく「スピードが早い」「安心して任せられる」など言っていただけます。褒めてもらえる点は自分でも頑張っているし、仕事自体と性格が合っていることは自覚がありますが、ストレッチトレーナーの時のような楽しさや充実感はあまり感じません。そのため、天職よりも、ただ自分のスキルや能力、志向性に合っている適職かなと思います。
現在はIT系の仕事をしていますが、残念ながら心から楽しいと思える「天職」だと感じたタイミングはまだありません。仕事をするよりも、休日に趣味に没頭することの方が楽しいからです。
たまに「仕事が楽しくて仕方がない。休日も仕事のことを考えている」という人と出会うことがありますが、私はそのような感想を持ったことはありません。
一方で、IT業界の仕事は私にとっては「適職」であるとは感じています。日曜に「明日からの仕事が憂鬱だ」とは感じないからです。お客様に感謝されることも多く、やりがいも感じています。自分の現状からは何が天職かはっきりわからないし、もし天職が見つかったとしても、それで生活できるかもわからないので、私は「適職」を仕事にするのが良いのかなと思っています。
この記事では、仕事をするうえで重要になる「やりがい」について解説しています。自分のやりがいを探す方法について、同じ悩みを抱えた就活生の体験談も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
満たしていたら天職かも! 「天職だ」と実感しやすい5つのサイン
天職と適職の大きな違いが自分の気持ちであることがわかったところで、仕事の中でどんな出来事があれば「天職だ」と実感しやすいのかを見ていきましょう。
もしかしたら、今の仕事は自分の天職なのに、それに気が付いていないだけ……ということも考えられます。これから紹介する5つのサインに、どれほど当てはまっているか確認しながら読み進めてみてくださいね。
①自分の仕事に意義を感じられる
任されている仕事に自分なりの意義や意味を見出せているのであれば、それは天職である可能性が高いでしょう。
具体的には、「この仕事はこんな風に人の役に立っている」「自分の仕事は大勢の顧客にとって必要不可欠である」などと、その仕事とそれに携わる自分の介在価値を感じている状況は、やりがいを実感しやすいと言えます。
自然と責任感や当事者意識を持てる、やりがいや達成感を感じられる、という仕事ならば、天職を一から探すほかにも、今の仕事を天職にすることも手段の一つになります。
②持っているスキルや能力が発揮できる
自分が持っているスキルや能力が発揮しやすいことは、仕事への満足度を高めます。
たとえばタイピングや事務処理といった実践的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や協調性といった人柄・性格としての強みが活かせることも、仕事が楽しくなる要素の一つです。「人と話すことが好き」という学生が、営業職として顧客に商品の魅力を伝える仕事をすると、ギャップが生まれにくく、パフォーマンスを上げやすいのも良い例ですね。
そのため、自分の性格や人柄、備わっているスキルと親和性の高い仕事は、天職になりやすい仕事と言えるでしょう。
③仕事に対して「やりたい」「楽しい」と感じることができる
シンプルに「やりたい!」と感じられる仕事は天職と実感しやすいでしょう。
自分からやってみたい、任せてもらいたい、と感じる仕事には自分から積極的になれるうえ、良い意味で仕事を仕事と感じることなく、楽しみながら進めることができます。
「好きこそものの上手なれ」というように、自分が楽しめることを突き詰めていけば、成果が追いついてくることもあります。与えられた仕事に対してポジティブな姿勢を貫いていられるのであれば、天職である可能性が高いです。
この記事では、「やりたい」と感じる仕事が見つからない、という人向けに解決方法を紹介しています。簡単なセルフチェックで「やりたい」と感じない理由を確認できるので、ぜひ試してみてくださいね。
④積極的に新しいことを学べる
仕事に必要な知識を積極的に知ろう、と興味をもって行動をしているのであれば、それは天職のサインと言えます。前に説明した「やりたい」と思える仕事のように、仕事に主体的な姿勢を持って取り組めているからです。
どんな職業でも、仕事に必要なすべての情報を研修や先輩、上司から得られるわけではありません。成果を出すためには、主体的に行動し、自分から情報を得ていく姿勢が必要なこともあるでしょう。
仕事に関連する資格取得をしようとする、書籍やSNSで普段からニュースを読もうとする、など普段の生活の中で仕事を意識していることがないか、振り返ってみてくださいね。
⑤成果を出すために一生懸命になれる
成果を出すために仕事にこだわっている人は、その仕事が自分に合っていると実感することがあるのではないでしょうか。自分のおこなった仕事に対して責任を持っているとも言えますが、結果にこだわりながら日々の業務をまっとうする姿勢は、すべての人が貫けることではありません。
また、同僚やほかの社員が結果を出したとき、「負けたくない」「悔しい」という気持ちから、「その仕事で一番になりたい」、「自分の仕事を認められたい」という思いを自覚する人もいます。
どうしたら成果を出せるか、自分の課題は何か、どうやったら仕事を通して評価されるか、を考えながら仕事に向っているのなら、気が付いていないだけであなたにとっての天職なのかもしれませんよ。
「今の仕事を続けたい!」と感じている人のやりがいは何?
私が今の仕事を続けたいと思う理由は二点あります。
一つ目の理由は、どの会社でも働くことができるからです。経理や税務といった仕事は、業界や会社ごとに多少の違いはあれど基本的な考え方は共通です。万が一、今の会社が潰れたり、クビになったりしても、ほかの会社でやっていけるという自信や安心感を持てることが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、勉強と実務のサイクルを回すことでレベルアップを実感できるからです。実務に出てきたことを教科書に立ち返って復習する、資格試験の勉強で出てきたことが実務で出てくる、それをまた教科書で復習するといったように、自身が地道にレベルアップしていくのを感じることができるのがとてもおもしろいです。
現在の仕事は、前職と同じ業界であるため、活かせる知識が多くて働きやすいと感じています。また、営業からサポート職に変わる形で転職したため、営業職で感じていたやりがいを次の仕事に引き継ぎつつも、ワークライフバランスを整えることができている点も働き続けたいと感じる理由の一つです。
もともと、「自分が前線に立つ!」というよりは、縁の下の力持ち的存在として周囲の人を支えることにやりがいを感じるタイプだったので、フロントで頑張る営業職を支える現在の仕事は、自分の価値観に非常に合っていると感じます。
天職かどうかの判断は難しいですが、自分の大切にしたい軸や価値観を大切にできる環境で、自分の強みが発揮できる仕事が天職に近い姿なのではないかと思います。
現在、私はIT業界で仕事をしており、お客様に製品の提案をするプリセールスSE職として業務しています。
自分が提案した製品が、実際にお客様の業務に役立っている場面を見たり、かかわった営業やエンジニアの方々から「あなたのおかげで上手くいきました」と言われた際は、やりがいを感じます。
これまでに3つの職種を経験してきており、ときには連休明けの月曜が始まるのが憂鬱で仕方がないこともありました。しかし、現在の職種ではそのようなことは思いません。そのため、仕事でやりがいを感じる場面があり、月曜日が来るのが憂鬱でないのであれば、個人的にはそれは天職なのではないかなと考えます。
天職は待っていても現れない! 天職と出会うためのキャリアの選択肢
ここまでは、天職と実感しやすいサインについて確認してきました。今の仕事に当てはまるものはありましたか。「いまいちピンとくるものがなかった」という人は、実際に天職を探すために動き出してみましょう。
当然のことですが、天職だけに限らず、ほかの仕事にチャレンジする機会や好きなことを始めるチャンスは、ずっと待っているだけでは巡ってきません。まずは、天職と出会うために選べる選択肢について知り、そこから具体的なアクションを起こしていきましょう。
①今の仕事を「天職」にする
「天職を見つける」というと、どうしても今の仕事以外に目が向きがちですが、視点を変えて現職を天職にすることも手段の一つです。
今の段階ではスキルが不足していて「やりたい」と思う仕事ができていないケースや、自分が「楽しい」と感じるまでその仕事をやり切っていないことも考えられますよ。
普段の仕事を一つひとつ振り返り、自分が楽しいと思える作業がないか、これからスキルを身に付けたらやってみたいとおもう仕事がないかを見直してみましょう。初心にかえって、その仕事を選んだ動機からやりがいを見出すのも良いですね。
②仕事を変えて「天職」を探す
今の仕事では自分のやりたい仕事ができない、ゆくゆくスキルを身に付けても「楽しい」と感じることができなさそうな場合は、転職活動でほかの仕事を探すことも視野に入れましょう。
その際に注意したいのは、今の仕事を離れること自体が目的になってしまわないよう、仕事を変える理由と背景を明確にすることです。「やりたいこと」が漠然とした状態で転職活動を始めてしまうと、うまく言語化できずに面接を通過することが難しくなったり、入社後に生じたギャップによって早期離職になってしまったりするリスクがあります。
自己分析を入念におこない、「やりたい」と感じる気持ちにはどんな経験や考えが紐づいているのかを自分の言葉で説明できるようになってから、実際に動き出してみましょう。
この記事では7ステップでできる理想のキャリアビジョンの見つけ方・描き方を紹介しています。実現させたい将来像を軸にして、あなただけのキャリアプランを作成するために役立ててみてくださいね。
③副業などで「天職」かどうか試してみる
いきなり職業を変えるのはハードルが高い、という人は、本業を続けながら副業や趣味としてやりたい仕事と向き合うことも可能です。
副業として始めることで、お試しのような感覚で取り組めるメリットもあるうえ、本格的に「本業にしたい!」と思ったときに必要なスキルや実績を積むことができます。もちろん、企業によって副業が許されるかは異なるため、チャレンジしたいことがある場合は就業規則を確認しておきましょう。
近年は、副業として始めたことが軌道に乗り、本業になったというケースも少なくありません。「実績がないから本業にはできないな」とすぐに諦めず、できることからコツコツ実現していくのが天職をつかむコツですよ。
天職に出会うためにはどんなアクションが必要?
天職と出会うために、どんな選択肢があると思いますか?
たくさんの体験や経験をすることで自分の視野を広げたり、自分の好きなことや強みなどを自覚して自分の気持ちと向き合ったりすることが必要だと思います。 自分の選択肢を増やしていくことが天職に近づくのではないかと考えています。
天職と出会うためには、とりあえず働いてみて、「合う・合わない」を考えるのがおすすめです。 学生のうちは仕事に対して漠然としたイメージしかなく、極端な側面しか見えていないことも多いため、実際に経験を積んでみて、イメージを固めていくことが天職と出会う近道だと思いますよ。
まず自己分析をして、「自分が楽しいと感じるとき」「つまらないと感じるとき」を整理しましょう。 そのうえで、多くの職種を実際に経験してみるのが良いと思います。自己分析から「これが天職なのではないか」という仮説を立てて、それを実際に仕事をおこなうことで検証していくようなイメージです。
「いろいろ挑戦してみる」「考え続けるよりもやってみたほうが良い」という2つが私なりのアドバイスです。 さまざまなことを経験するからこそ、合う・合わないがわかりますし、自分が「これだ!」とはまるものがわかるようになるんだと思います。
天職を見つける・つかむための4つのアクション
前にも説明した通り、天職を得るためには運命的に出会うのを待つのではなく、自分からつかみに行く姿勢が重要になります。
そのため、ここからは自分の天職をつかむためにできる、4つのアクションについて解説していきます。
明日から仕事でできることや、ノートとペンがあればすぐに動き出せるものもあるので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
①今の仕事をやり切る
今の仕事が合わないから、とすぐに別の仕事を探してしまう前に、今の仕事を自信を持って「やり切った」と言えるまで追究してみましょう。
思わぬところに自分が楽しさを感じる作業があったり、やりがいにつながる業務があったりする場合があります。普段、受け身な姿勢で任された仕事をしているだけで、仕事を「楽しむ」よりも「こなす」姿勢が定着していませんか。
成果にこだわってみたり、自分が周囲に還元できることを提案してみたりと、一歩踏み出して仕事を楽しむ姿勢で取り組んでみると、仕事に関する捉え方が変わりますよ。
この記事では、仕事の向き不向きをジャッジするための判断材料がどんなものか解説しています。仕事を辞めた後に「あの仕事を続ければよかった…」と後悔しないよう、今の仕事と向き合う糧としてチェックしてみてください。
②自分のやりたいこと・熱意を持って取り組めることをはっきりさせる
やりたいことが漠然としている状態では、どんなスキルを身に付けるべきか、どんな企業・仕事を選ぶべきかもわかりません。「なんとなく」ではなく、どんな相手に対して、どんな風に価値提供をすることに熱意を注げるのかが明確になるよう、自己分析をおこなっていきましょう。
自己分析をするときは、自分のやりたいことをアウトプットするだけでなく、その「やりたいこと」でどのようなキャリアを歩んでいきたいのかも並行して考えられると、自分の将来への解像度が高まりますよ。
③興味のある仕事に紐づく職業を調べて視野を広める
自分のやりたいことがどのような仕事につながっているのかを知らないと、そもそもの選択肢が限られてしまいます。そのため、まずは自分の可能性を広げるために、どのような業界・業種、職業があるのかを知っていくことも重要なアクションの一つです。
たとえば、「言語にかかわる仕事がしたい」と感じたとき、思いつきやすいのは通訳や翻訳家かもしれませんが、視野を広げると、大使館のスタッフや留学カウンセラーなどの職業も挙げられます。
どんな職業と紐づいているのかを知ることによって選択肢が増えるうえに、キャリアプランや必要なスキルへの理解も深まりますよ。
この記事では、自分の好きなことや得意なことを仕事にするときのメリットと、覚えておきたいデメリットについて解説しています。興味のあることから仕事を探していくタイミングでぜひチェックしてみてください。
④やりたいことに必要なスキルを身に付ける
やりたいことはあるけれど、資格やスキルが必要でなかなか踏み込めない、という人もいますよね。特に、専門的な職業やクリエイティブな職種、技術職などでは、スタートラインに立つ時点で必要とされるスキルが決まっていることも少なくありません。
どうしてもやりたいと感じる気持ちが打ち勝つのであれば、そのスキルをコツコツと身に付ける必要があります。ただし、最初から完璧な状態を目指すのではなく、スキルを身に付ける過程も楽しめるか、本業として続けていけるかをチェックしてみるのもおすすめです。
自分にマッチする仕事を見つけるための自己分析方法を教えて!
楽しいと思える仕事を見つけるために、自分が好きなことや頑張れることを書き出しました。私は普段から、ノートに1日の計画を書いており、その計画通りに物事を進めることに充実感を感じていました。
このノートを付ける習慣から「コツコツと継続できること」が自分にとって好きなことだと気付いたことがあります。そのため、「決められたことをこなせる仕事」という面からもさまざまな仕事を視野に入れて探していました。
この経験からも実感したのですが、やはり普段から趣味や得意なことなど、時間を忘れて取り組めることは何なのかを考えておくと、自分にとっての転職が何なのかを考えやすいです。
私の場合、まず一番最初に、小さい頃から現在まで時系列順に自分が好きなことと得意なこと・不得意なことを分けて書き出しました。
そこから、その2つの項目で共通するものを探していきました。例を挙げると、私はスポーツ観戦が好きで、かつ医療系の学部に通っているので知識には自信がありました。しかし、スポーツをすること自体は得意ではありません。
よってそれらを組み合わせて、「選手をサポートする職業が向いているのではないか」と導き出しました。そこから、関連した職業を調べていき、それまでは知らなかったが「これは楽しそうだな」と思える仕事を発見していきました。
「楽しいと思える瞬間はどんなものだったか」を洗い出して、「楽しい」という感情が何によって引き起こされたのかを知っておくことをおすすめします。たとえば、「達成感」があったから楽しいと感じたのか、「充実感」を得られたから楽しかったのか、などです。
私は営業職ですが、あまり周囲との競争心は持っていなく、どちらかというとチームや組織に貢献できたときに「楽しい」という感情が湧きます。そのため、同じような仕事を希望していても、何を楽しいと感じるかははやり人それぞれなのだなと思っています。もちろん、仕事の進め方や体制は企業ごとで異なるので、同じ業務に見えても、自分が楽しいと感じるポイントがあるかを明確にしておきましょう。
就活では自分が「楽しい」と思える仕事に就けるかどうかも、大黄な要素の一つなので、それを考慮しつつ自己分析をすることをおすすめします。そうすると会社を選ぶときに探す材料が増えると思いますよ。
私は自己分析をするとき、「普段どのような場面でやりがいや喜びを感じるか」という視点から、仕事・プライベートを振り返りました。
そうすると、「自分が人の役に立った瞬間」「自分の工夫で状況を改善できた瞬間」「自分が1番になるのではなく、全体の成果のために頑張る瞬間」など、自分にとって楽しく働けるポイントを見つけることができました。
「仕事」という単位で考えてしまうと、具体的に何が楽しい・うれしいのかすぐに思い浮かばない方もいると思います。そういうときはプライベートの場面も含めて考えると、自分にある根本的な価値観や考え方について理解することができるので、仕事探しにも活かせると思いますよ。
焦りは禁物! 天職を見極める・探すときの4つの注意点
ここまで説明してきた通り、天職を探す・得るためには主体的な行動が重要ですが、焦ってはいけません。
仕事との相性はすぐにわかるものではないうえ、「天職かどうか」を見極めるラインに立つためには、その仕事である程度の経験を積んでみることが必要になるからです。
自分のペースで天職を探すためにも、アクションを起こすときに覚えておきたいことを4つ解説していきます。
①天職かどうかの判断を急ぐべきではない
その仕事が自分にとっての天職かどうかは、短期間で見極められるものではありません。
たとえば、あなたのもとに新卒社員がいるとして、その新人が3カ月程度の経験で「この仕事向いていないです……」と言ったとしても、「まだまだ経験していないことの方が多いじゃないか」と考えませんか。
天職を探すことに焦って、目の前の仕事の楽しさを味わないまま判断をしてしまうのはもったいないことです。目安として、6カ月〜1年程度は、仕事を本格的に楽しむための準備期間として仕事をまっとうしていきましょう。
②天職は一つとは限らない
天職と聞くと一つしか正解がない、と考える人もいますが、天職は一つだけとは限りません。「やりたいこと」を突き詰めていくうちに、「楽しい」「挑戦したい」と考えられる仕事が複数出てきた、という人もいるでしょう。
天職は一つだけと無意識に可能性を狭めてしまうのではなく、タイミングや自分の価値観に合わせて、柔軟にキャリアを考えることを忘れずにいましょう。人によって天職の正解はさまざまです。多種多様な経験を積みながら、寄り道をしても問題ありませんよ。
③天職は自分の能力やスキルによって変化する
天職は固定のものではなく、そのときの価値観や自分の能力によって変わります。プログラミングが楽しいと感じているときはエンジニアが天職に感じられ、マネジメントができるようになれば管理職が天職として実感しやすいでしょう。
これは逆手に取ると、身に付けたスキルや能力によってキャリアの選択肢も広がるということです。
自分の持っている素質をどのように活かせるか、そもそも自分がどのようなスキルを持っているのか、どんな選択肢を広げていきたいのかによって、選ぶ業界・業種を決定していきましょう。無理に一つの職業にこだわる必要もありませんよ。
④天職はすぐには見つからない
前提として、早い段階で天職と出会えたり、「天職だ」と実感できたりする人は多くはありません。自分が楽しい、続けられそうだ、と感じられるかどうかを判断するための材料集めには一定の時間がかかるからです。
何度も転職を経験したうえで、「この仕事が楽しい」と結論付ける人もいれば、一つの仕事を長期間続けた先に「これが天職だ」という気持ちが付いてくる人もいます。また、最初は天職だと感じていても、仕事に慣れてくると新鮮さが失われてマンネリ化することで、「天職ではないのでは……」と迷ってしまうことも。
「やりたいこと」を実現して、それを天職かどうか見極めるためには、一定の時間と労力がかかることを理解しておき、中長期的な計画を持って動くことをおすすめします。
就活生・現役社会人から天職と出会うためのアドバイス!
自分のやりたいこと・楽しいと思うことを仕事にしたい人は、その仕事の倍率が高ければ高いほど、自分にチャンスがあるか不安になると思います。
私も、就活を始めた頃に受けていた第一志望の企業は、採用人数が5人未満と狭き門だったため、一次面接すら突破できず悔しい思いをしました。
しかし、私はそこから自己分析をやり直すことで視野を広げ、就活の選択肢を増やしていきました。結果、私は、学ぶことが好きで、学びの多い仕事をやりたいと感じていることに気が付きました。
視野を広めて得られるものもあることを忘れずにいよう
当初やりたいと思っていた仕事には就けませんでしたが、視野を広げたうえで「やりたい」と思っていた仕事には就くことができたので満足しています。
現在、もっとやりたいと感じられる天職を得るために頑張っていることは、自己啓発本を読むことです。自己啓発本を読むと、日常的に高い視座を持つことができるため、自分のモチベーション維持にも役立っています。
自分の「楽しい」「やりたい」と思う仕事を探し、就職することができれば、仕事に対して高い熱量の中で没頭でき、強いやりがいや生き甲斐を感じることができると思います。
私自身が就活の際に感じた「楽しい」「やりたい」と思う仕事は、チームとして多くの人を巻き込みながら世の中にワクワクを届ける仕事です。
自己分析を怠らず自分のやりがいを探してみよう
この仕事をやりたいと思ったきっかけは、自己分析です。これまでの私の人生でやりがいを感じた瞬間や楽しかった瞬間を並べたら、文化祭で吹奏楽部として音楽を作り上げ、それを通して大勢の生徒の熱狂させた瞬間や、部活動を通してつらい練習を乗り越えながら結果を出した瞬間、プレーを通じて多くの人々の心を動かすことのできた瞬間が自分が輝いている出来事だったことに気が付きました。
そのため、仕事としてもチームでひとつのものを作り上げ、多くの人の心を動かしたいと考えるようになりました。実際に、就活を通してそのようなことが達成できる企業から内定をいただくことができたので、社会人になってもより一層コミュニケーションなどを大切にして、精進していきたいと考えています。
「自分の天職が何なのか」を知る前に、まずは自分自身をしっかり知ることが大事です。日常にある「楽しい」「やりたい」を観察して、「なぜそのとき楽しいと思ったのか」「なぜそれをやりたいと思ったのか」をどんどん深掘りしていきましょう。
私は、なんとなく「おもしろそうだな」と思ったら、その分野に関連する書籍やサイトなどを見て、少し研究するようにしています。そうするとある程度中身がわかった状態で、これ以上自分は興味を持てそうか、持てなさそうかの選別ができます。きっと「天職」を見つけるためには、そういったことの繰り返しが必要だと思っています。
「自分の軸」×「興味のあること」で新しい分野を探してみよう
仕事を探すときには別のやり方もあるので、そちらも紹介します。それは、自分の「これだけは外せない!」という軸を持って、軸以外の条件を変えて挑戦してみる、という方法です。
たとえば私の場合、軸として「営業職」という職種の条件は変えず、業界を変えて挑戦してみる、という感じでした。そうすると、「営業経験を応用しつつ、扱う商材が変わるだけ」という感覚でやっていけるので、軸をブラさずにほかの分野を除くことができますよね。
軸さえ決めてしまえば、あとは追加で興味のあるものを探すだけなので、極端に工数をかけずに仕事探しができて、割と楽な感覚がありました。結論、私にとっては「大事なのは自分自身の軸を知って、追加で挑戦したい分野を探す」という形がベストでした。ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分が楽しくやりたいと思える仕事を探している人、特にすでに社会人になっている人はそうかもしれませんが、まずは今目の前の仕事に夢中で取り組んでみましょう。そして、その仕事をこれ以上ないくらいやり切りましょう。
楽しい仕事ややりたい仕事を探している人の中には、「目の前の仕事からただ逃げたいだけ」という人もおり、そのような状態では自分にあった仕事は見つからないからです。
目の前の仕事をやり切ったら次の仕事を探すヒントを探す自己分析をしよう
目の前の仕事を「やり切った!」と感じられるまで取り組んだら、これまでの人生、あるいは今この瞬間に自分が楽しい、夢中になれたと感じた瞬間を書き出してみましょう。部活の大会で優勝したとき、資格試験に合格したとき、誰かとおしゃべりしているときなど、どんなささいなことでも構わないです。
そしてそれらの内容から、「なぜ楽しいと感じたのか」を軸に共通項を抽出してみましょう。よくありがちなのが、「野球をやっているときが楽しいと感じた。だから野球にかかわる仕事をしたい」といった、外側の部分だけを見て答えを出してしまうことです。これでは、選べる職業も限られてしまいますよね。
たとえば私の場合は、外国語学習、資格試験の勉強、部活動の大会で勝つ、といった出来事に「楽しい」と感じることがありました。なぜ楽しかったのかを分析したところ、「目標を決めてそれに向けてコツコツ努力して達成すること」が自分は好きなのだということがわかり、そうした色合いの濃い職業を選んだところ、天職と出会うことができました。
このように自己分析のコツは「楽しい」感じた具体的な出来事を抽象化して、共通項を見出すことです。物事の外側だけで判断していては、いつまでたっても「天職と出会えない」という状況になってしまうので、一歩踏み込んだ分析をしてみてくださいね。
天職は自分でつかむ姿勢が重要! 理想の仕事を迎えに行くために一歩踏み出そう
この記事では天職だと実感しやすい仕事のサインや、天職をつかむための具体的なアクションについて説明してきました。
天職を探す際に忘れずにいてほしいのは、「判断を焦らないこと」です。今の仕事を天職にするかしないか、新しい仕事として天職を探していくかどうか、どんな仕事といつ巡り合うかは人それぞれです。周囲と比較せず、自分のペースと軸を持ちながら動いていきましょう。
今の仕事を天職だと感じている社会人からのアドバイスも参考にしながら、ぜひ自分の「やってみたい」「チャレンジしてみたい」と感じる仕事に向けて一歩踏み出してみてくださいね。
「天職」という言葉は「天命として授けられた仕事」「自分の人生を賭けてやり遂げるべき(やり遂げたい)仕事」という意味があります。しかし、自分の人生を賭けてやり遂げたい仕事など、すぐに見つかるものではありません。
世の中には数多くの仕事があります。その中で、自分にとっての天職を見つけるためには、頭の中で考えているだけでなく、実際にいろいろなことにチャレンジしてみる姿勢が大切です。
どんな偉人も最初から天職に巡り合っていたわけではない
また、振り返って「この人にとってはこの仕事がまさに天職だった」と周囲から言われるような過去の偉人たちを調べてみると、はじめは彼らも自分は何をしたいのかが明確ではありませんでした。
まずは自分が得意とする仕事に打ち込み、それを見た周囲がさまざまなチャンスを与え、新しい経験をしていく中で、次第に天職というものに巡り合っているようです。どんな偉人も最初はそうであったように、あまり焦らず、目の前の仕事に向き合ってみるのも、実は天職に巡り合うための手段かもしれませんよ。
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就活生の皆さん、「天職」とは何だと思いますか? また、「自分の天職って何だろう」と考えたことはありますか?