一次面接ではなにを聞かれる? 先輩たちが質問されたことを聞いて対策に踏み出そう
「はじめての面接で不安がいっぱい……」
「当日うまく話せる自信がない」
一次面接の本番を前にして、どのような質問が来るのかがわからず、不安な気持ちになっている人は多いでしょう。
しかし、そこまで不安になる必要はありません。基本的な回答への対策が中心となる一次面接は、決して難しい試験ではないのです。だだし、マナーなどの最低限の項目がクリアできていなければ、合格からは遠ざかってしまう特徴があります。
この記事では、実際に一次面接を経験した人たちのエピソードを紹介していきます。実際にどのような質問をされたのかや対策方法についてのアドバイスを聞き、自信をもって一次面接へ臨めるようにしましょう。
一次面接の前にグループディスカッションがあって、どう対策をすればいいかわからない人は、次の記事を読んでみてくださいね。グループディスカッションの進め方について解説しています。
グループディスカッションの進め方|内定者に聞いた頻出トラブルとは
初めての面接は、不安な気持ちでいっぱいになりますよね。いろんな要素が絡み合い最終的な通過率が決まります。次の記事では、先輩たちのリアルな通過率について紹介していますので、チェックしてみてください。
一次面接のリアル通過率を就活生に徹底調査|通過率アップ術も解説
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二次面接とはどう違う? 一次面接の特徴を知っておこう
一次面接の対策をするためには、特徴を理解しておくことが大切です。面接官は学生のどのような点を見ているのか、二次面接との比較をしつつ確認しておきましょう。また、経験者が一次面接を受けたときに感じた特徴にも耳をかたむけて、実際の面接イメージをつかんでみてください。
就活生パネリストが感じた一次面接の特徴
一次面接は明らかに面接官が現場社員または年次が若い社員が多いと思います。また、簡単に志望動機を聞かれることはありますが、二次面接ほどの深掘りはない印象です。
二次面接に比べて深掘りが少ないと思います。また、企業への理解度を問う質問もあまりなかった気がします。
一次面接では深掘りが少ないことに加え、その会社に入りたいという熱意が重要視されているとは思わなかったです。学生の人柄を主に見ているのだと感じました。
二次面接以降に比べて一次面接は深掘り質問が少ない傾向にあることがわかりましたね。では、基本的な質問が問われる一次面接は実際どのくらいの時間で終わるのでしょうか。こちらの記事では面接の所要時間から到着時間の目安まで紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
面接の所要時間や理想の到着時刻は? 面接時間に関する実態を調査!
社会人としての基礎力を見られる
一次面接では、知識や経験よりも、社会人としての基礎力を持っているかを評価する傾向があります。社会人としての基礎力には、主に以下のようなものが挙げられます。
・マナー
・身だしなみ
・言葉遣い
いくら企業の役に立つスキルを持っていたとしても、マナーや身だしなみができていないと判断されれば、二次面接にたどり着けないことを覚えておきましょう。
若手社員が担当するケースが多い
一次面接では、20〜30代前半などの若手社員が面接官を担当するケースが多い傾向にあります。学生となるべく近い年齢の社員が「一緒に働いていきたいか」を審査基準のひとつとする場合があるためです。
二次面接以降は年齢や役職が上がっていくことがほとんどで、最終面接では社長が面接官を担当するケースもあるでしょう。相手が若手社員だからといってリラックスしすぎることなく、マナーや言葉遣いなどを意識して面接に臨む必要があります。
学生の人柄やスキルに関する基本的な質問が多い
一次面接では、学生の人柄やスキルなど、プロフィールをなぞるような質問をされることがほとんどです。受験者数が多いため、一人ひとりをじっくり見るよりも、基本的な質問に答えられるのかを判断基準の一つにしています。
一次面接で聞かれる質問の例
・自己紹介
・志望動機
・自己PR
・ガクチカ
・長所と短所
二次面接では、基本的な質問には答えられる学生だと判断された状態で、志望度や適性などをより細かくチェックされます。一次面接においては、志望動機やガクチカなど、面接でよく聞かれる質問についての対策が重要といえるでしょう。
面接のフェーズによって、到着時間を変えたほうが良い場合もあるかもしれません。詳しくは次の記事で解説しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
面接は何分前に行くのが正解? 就活生に聞く当日の到着時間
早期選考の一次面接を受けたいと思っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、早期選考に乗り遅れないための注意点を解説しているので、一次面接を受けるべき時期を確認してみてくださいね。
内定者が教える! 早期選考に乗り遅れないための注意点と必須対策
先輩たちはなにを聞かれた? 実際の一次面接で聞かれること
一次面接を突破するためには、よく聞かれる質問を確実に押さえておくことが大切です。しかし、はじめて一次面接を受ける学生は、なにを聞かれるのか予測を立てるのは難しいですよね。
的確な一次面接の対策をするためにも、経験者たちが実際にどのような質問を受けたのかを聞いてみましょう。
自己紹介
自己紹介は、面接の1問目で聞かれることの多い項目です。準備がしやすい内容のため、一次面接では学生の緊張をほぐす意味でも質問されます。
自己紹介では、以下の3つの基本情報を最低限伝える必要があります。
・大学名:◯◯大学
・学部名:◯◯学部所属の
・氏名:◯◯です
基本情報を伝えたあとは、アピールポイントや締めの言葉などを伝えましょう。面接の最初に聞かれる自己紹介は、第一印象が決まる重要な質問項目です。
しっかりと対策をしておき、自信を持って話せるようにしておくだけで、一気に好印象へつながります。
自己紹介の例
◯◯大学◯◯学部所属の◯◯と申します。大学ではサッカー部に所属しており、3年生のときには、関東大会にレギュラーとして出場しておりました。本日の面接では熱意をアピールできればと思いますので、よろしくお願いいたします。
席についてまず、「1分くらいでいいので自己紹介をお願いします」と言われました。以下が私が実際に答えた内容です。
「〇〇大学〇〇学部から参りました。〇〇と申します。大学ではプログラミングからネットワークなどITに関することを幅広く学んでおります。アルバイトは以前はカフェで働いており、今はスポーツセンターの事務をしています。
こちらで身に付けたコミュニケーション力は御社での役に立つと思っています。御社の人を大事にする部分に強く魅力を感じました。本日は精一杯お話できたらと思います。よろしくお願いいたします。」
面接の第一印象を左右する自己紹介。好印象につなげるための方法や、実際に面接で伝えた自己紹介を以下の記事で紹介しているので、一緒にチェックしておきましょう。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
就活の面接は、状況別に対策方法が変わってきます。次の記事では、インターンの面接について解説しています。併せて読んでみてくださいね。
インターンシップ面接でのリアル回答を大公開|経験者に聞く選考突破法
良い印象をもってもらえるような挨拶がしたいと思っている人は、次の記事も併せて読んでみてください。なぜあいさつが肝心なのかについても解説しています。
面接は最初の挨拶が肝心|内定者の挨拶をヒントに面接官の心をつかもう
志望動機
志望動機は、一次面接だけでなく、以降の面接でも聞かれる質問項目です。一次面接の場合においても、志望度が伝わる内容にしなければ、マイナス評価を受ける可能性があります。
具体的には「なぜその企業を志望したのか」が伝わる内容にすることが大切です。たとえば「社会貢献がしたい」だけでは、ほかの企業でも実現可能なため、志望度の高さを伝えられません。
試験突破のためには、企業理念や商品・サービスなどをチェックしたうえで、オリジナリティのある志望動機を作ることが大切です。
志望動機の例文
私は、地元の資源を活用したまちづくりに携わりたいと思い、御社を志望しました。
私の住む地域は過疎化が進んでいますが、都内にはない自然を使って、観光のまちとして知られています。もっと地元の資源を駆使すれば、活性化する街があるのではないかと思っております。
不動産業界のなかでも、御社は再生エネルギーを大切にしたまちづくりに力を入れているため、私の理念と合致すると思い、志望いたしました。入社後は、まちづくりへの愛を活かして地方を飛び回り、行動力のある活動をしていきたいと思っています。
「志望動機を教えてください」に対して、
①自分自身が歩んでいきたいキャリアを実現できるから
②自分自身の成長機会に対する貪欲さを追求できる環境だから
という2点が伝わるように話しました。具体的に伝えた内容は以下になります。
「時代の最先端に携わって新たな領域に全社として個人としてチャレンジしていきたいという思いがあります。時代の変化、ニーズに対応して、次々と新たな事業が生み出されていて、且つ会社としてもそのようなベンチャーマインド、ハングリー精神を持った方がたくさんいると思ったので御社を志望しています。
また、課題や設定された目標に向かって努力している時が、自分が一番いきいきしてるし、次のステップへ行くためのモチベーションになるので成長機会に貪欲でありながら御社で働きたいです」
「なぜこの会社の面接を受けようと思ったのですか」という質問に対して、以下のように回答しました。
「私自身の『前向きに働く人増やしたい』というビジョンを最も達成できると思ったからです。
御社の説明会において、ユーザーファーストを掲げていたり、キャリアアドバイザーに単価が開示されていないなどのお話を伺いました。
私自身、『前向きに働く人を増やしたい』というビジョンがあるのですが、もしも私が御社でキャリアアドバイザーとして働かせていただけたらお客様目線で前向きに働く人を増やすことができると考えています。
また、私自身の負けず嫌いという強みを活かして粘り強くさまざまなことに挑戦し、利益にも貢献していきたいです」
志望動機で特に重要なのは「書き出し」です。書き出しを魅力的にすることで、採用担当者の心を惹きつけ、興味を持ってもらえます。以下の記事を参考にぜひ自分の回答に取り入れてみてくださいね。
例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!
面接で志望動機を伝える際のベストな長さについて知りたい人は次の記事をチェックしてみてくださいね。伝えたいアピールポイントが伝わる志望動機を作成してみてください。
面接で志望動機を伝える際のベストな長さとは|内定者のリアルを調査
自己PR
自己PRは、学生の強みや価値観を感じ取るために質問される項目です。自分の強みに加えて、強みをもっていることが伝わるエピソードを話す必要があります。
以下の3つのステップで作成すれば、一次面接で伝わる自己PRを作れます。
・強みを伝える
・根拠となるエピソードを伝える
・入社後の活かし方を述べる
強みが見つからない場合は、周囲から印象を集める「他己分析」をしてみてください。自身では気付かなかった新しい魅力を発見し、自己PRとしてアピールすることができますよ。
また、エピソードに説得力を持たせるためにも、具体的に語れるようにしておくと良いでしょう。◯%売上が上がったなど、面接官がイメージしやすい工夫をすることも大切です。
自己PRの例文
私の強みは、ルールを重んじる真面目なところです。
中華料理店のアルバイトでは、高校時代と合わせて6年間働いています。一時期は人数が少ない状態が続きましたが、マニュアルを遵守しながら一つひとつの業務を確実におこなうことで乗り越えました。たとえば、いつの間にか独自ルールが当たり前になっており、結果的に効率が悪くなっているオペレーションを、正しい方法へ戻すことに成功しています。今では、店長より正社員になってほしいと言われるほどの評価を受けています。
入社後も、真面目なところを活かして、基本に沿った行動を大切にしていきたいです。
「それでは簡単に自己PRしてください」という質問をされたので、以下のように回答しました。
「私は、未知に対する追求心と成長の機会に対する敏感さは誰にも負けません。
大学時代は、1年次に不合格となった英語選抜コースに2年次に合格することを目的としてこれまで取り組んできました。
具体的には、他の授業で友人となった学生を複数名誘い、勉強会を開催したり、学外の○○を探して、積極的に足を運び、実践的な英語力の習得に努めました。
結果、合格を果たすことができました。目標達成後も自身の語学力を試す目的で海外へ旅をしたり、上記2つの取り組みを継続することで、常に成長しています。
知らない事を実際に体験したり、幅広い人々との交流を通して自分の視野を広げたい、成長したい、そんな風に挑戦し続けられるのが私の強みです」
私は自己PRを求められたとき、以下のように回答しました。
「私の強みは、どんな高い壁があったり、どんなに困難な状況でも絶対やり抜く力です。
これは私の人生最大の挫折経験から得た学びでもあるのですが、私は小学3年生から現在に至るまで12年間サッカーを続けてきました。
高校時代にも部員数が60名ほどのチームに所属していたのですが、私たちの世代が中心になるタイミングで腰椎分離症を患い、半年間サッカーができない期間がありました。
医者からは、「復帰した後でも再発する可能性が高い」や「もしかすると前のようにはうまく走ることができないかも」と言われ、サッカーを辞めようかと考えることもありましたが、このままでは諦めきれないと続行することを決心しました。
復帰後にレギュラーとして活躍するために、腰を補いながらプレーをし続けてやるという思いで、徹底的に筋トレをおこなったり、体感トレーニングをおこなうなどの、約半年にわたる壮絶なリハビリを通して、最終的に復帰した後にはレギュラーとして定着することができました。一時は諦めようかと思ったことをやり遂げ、納得いく成果を上げることができた経験が一番の強みであると考えます」
ガクチカ
ガクチカは「学生時代力を入れたこと」の略称であり、一次面接で聞かれやすい項目の一つです。主に、ガクチカを通してにじみ出る学生の人柄を評価の対象としています。
ガクチカは、全国優勝などの大きな結果を伝える必要はありません。成果を得る過程で、どのようなことを考え行動したのか「プロセス」が重視されるためです。
ガクチカは、以下のステップを意識すると伝わる内容が作れます。
1.学生時代力を入れたことを一言で伝える
2.なぜ力を入れたのか背景を伝える
3.力を入れるにあたり課題となるものを伝える
4.具体的な解決策を伝える
5.成果を伝える
6.入社後の活かし方を述べる
効果的なアピールをするためにも、失敗や挫折を乗り越えた経験がないかを思い返すことから始めてみてくださいね。
ガクチカの例文
私が学生時代に力を入れたことは、バレーボールの部活動です。
運動が苦手だった私は、3年間レギュラーになることができませんでしたが、少しでもコートに長く立つことを考えたときに、得意なサーブの技術を磨くことを思いつきました。
自主的な練習の時間が必要と感じた私は、誰よりも早くコートに立ち、1人でサーブを打ち続ける日々を送りました。すると、徐々にサーブの技術が認められていき、レギュラーになれずとも、サーバーとしてコートに立てることが多くなりました。
入社後も、自分が得意な業務をみつけて、貢献していける人材になりたいと思います。
私はガクチカを聞かれたときに、以下のような内容で回答していました。
「私は、語学勉強に注力しました。1年の時に英語特化コースに不合格になる挫折を経験したことから2年次におこなわれる同試験に合格することが大きな目標となり、日々の個人学習に加え、2つの取り組みをしました。
1つ目に課題の教え合いや英語学習に良い情報の共有をおこない、自身のモチベーション維持に努めました。
2つ目に、○○を積極的に活用し、ネイティブとの会話を通して実践的な英語を身に付けることを目的として実践し続けました。
これら取り組みの結果、2年時の選抜試験では目標であった英語特化コースへの所属を達成しすることができました」
失敗した経験を伝えるときにも、プロセスは大切といえるかもしれません。次の記事は、失敗談の答え方について解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
面接での失敗談の答え方|みんなのリアル回答付きで伝え方を完全攻略
長所・短所
長所・短所は、主に企業の理念や雰囲気にマッチした人材かを確認するために質問されます。基本的なことを聞かれる一次面接では、よく質問される項目の一つです。
自己PRが入社後の業務でも活かせる強みのアピールであることに対し、長所は人柄を伝えるイメージを持つと、違いが理解しやすいでしょう。長所・短所それぞれ、以下のようなステップで伝えると効果的です。
長所
1.私の長所は◯◯ですと一言で伝える
2.長所の根拠となるエピソードを伝える
3.長所を駆使して得た成果を伝える
4.入社後の活躍イメージを伝える
長所の例文
私の長所は粘り強いところです。
コールセンターのアルバイトでは、商品の使い方がわからない人に対し、丁寧な説明をする必要がありました。しかし、はじめはなかなかうまく話ができず、わかりにくいとクレームが入ることもありました。
このままではいけないと思い、先輩が実際に話している様子を聞き、何度も真似をして練習を続けます。すると、いつの間にか説明がわかりやすいとの言葉をもらうことが多くなりました。
入社後は、粘り強さを活かして、困難があってもクリアするまで努力し続ける人材になります。
短所
1.私の短所は◯◯ですと伝える
2.短所に関連するエピソードを伝える
3.短所をカバーする方法を述べる
短所の例文
私の短所は、せっかちなところです。
働いている飲食店のアルバイトでは、自分だけ仕事のスピードが速く、連携が取れないと言われることがありました。指摘されてから、はじめて周りとペースをあわせることがあります。
せっかちな一方で、やるべきことを効率良く進める力があるため、チームで業務をこなす意識を持ちながら仕事をしていける人材になりたいと思っています。
長所と短所は以下のように伝えていました。
「私の長所は行動力です。
幼い頃から好奇心旺盛な性格で「世界のさまざまな人々と交流し、新たな発見を得たい」という思いから、学生時代は選抜コースに挑戦したり、国際交流ができるコミュニティに積極的に足を運びました。
短所はせっかちな点です。物事を俯瞰し課題の本質を捉える前に、行動してしまうことがあります。行動力があるあまりに、深く考えないまますぐに行動に移してしまいたくなります。
中小企業での長期テレアポインターンシップでの経験ではアポイント獲得率を向上させるために架電数を増やすという本来の目的を見失い、架電数をただ増やすことに注力してしまった経験があります」
長所と短所は以下のように伝えていました。
「私の長所はどんな高い壁があったり、どんなに困難な状況でも絶対やり抜く力があるところです。
これは私の人生最大の挫折経験から得た学びでもあります。私は小学3年生から現在に至るまで12年間サッカーを続けているのですが、高校時代に「ここからだ」という時期に腰椎分離症を患ってしまいました。
このせいで半年間サッカーができない期間があり、医者からも、「復帰した後でも再発する可能性が高い」や「もしかすると前のようにはうまく走ることができないかも」と言われて、サッカーを辞めようかと挫折しかけました。
このままでは諦めきれないと思い、約半年間にわたるリハビリ期間を通して、最終的にはサッカーに復帰し、後にレギュラーになった経験から、困難な場面でもやりぬく力を得たと考えています。
逆に私の短所は、凝り性なところです。全ての仕事を完璧にこなそうとするばかりに、設けられている時間内にタスクが終わらないということがありました」
その他
一次面接では、これまで紹介したような質問を押さえておけば回答に困ることは少ないでしょう。とはいえ、企業によって面接の仕方や聞きたいことは変わることも事実。趣味や最近気になったニュースなど、紹介した質問以外も聞かれる可能性があります。
実際に一次面接を経験した人たちから、どんな質問を受けたか聞いてみました。対策はするに越したことはないため、経験者たちがなにを聞かれたのかを参考に、準備していない回答があれば対策をしておくと、より自信をもって面接に臨めるでしょう。
就活生パネリストが一次面接で実際に聞かれたこと
一次面接ではどんなことを質問されましたか?
ガクチカや長所・短所の質問のほかにも、「休日は何をしていることが多いか」「周りからなんと言われることが多いか」を聞かれることが多かったです。
「どの職種につきたいか」「なぜその職種につきたいのか」「周りの人からどんな人であると言われることが多いか」を聞かれました。「自分で言うのはとても恐縮なのですが、周りの人からは努力家であるといわれることが多いです」と答えていました。
趣味について聞かれたことがあります。「筋トレにはまっています」と伝えて、年内の目標などを伝えると面接官は興味津々でした。
「周りからはどんな人と言われるか」「弊社以外の他に受けている企業を志望度順に1~5位まで教えてください」といった質問を一次面接で聞かれたことがあります。
面接での頻出質問に対して網羅的に押さえておきたいという人には、こちらの記事がおすすめです。回答例文はもちろん難易度の高い質問への対処法まで解説しています。
面接で聞かれた質問&回答大公開|実際にあった難易度高めな質問とは
一次面接の結果がくるタイミングを事前に知っておくことは大切かもしれません。次の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
選考結果が来ない|現役就活生から学ぶ不安解消法と問い合わせ方
一次面接の前にできる、知らなかった準備するべきことがあるかもしれません。次の記事では、面接の準備について解説しているので、ぜひ改めてチェックしてみてくださいね。
面接の準備はこれでOK! 回答例や持ち物を体験談から徹底ガイド
逆質問は一次面接最後の試練? 実際に先輩たちがした逆質問とは
逆質問とは、面接官から「なにか質問はありますか?」と聞かれることです。一次面接の場合でも、面接の最後に逆質問をされるケースがあるため、対策しておくことをおすすめします。
逆質問は、学生の疑問を解決するためだけでなく、志望度の高さを測る目的でも聞かれます。質問内容によっては好印象を残せるため、いくつか逆質問を用意しておくと安心して面接に臨めます。
逆質問をするときは、企業研究をしたうえで、それでもわからないことを質問するようにしましょう。調べればすぐにわかることを質問しても、志望度が低い学生だと思われ、好印象につながりません。
好印象を残せる逆質問
・求められるスキル(◯◯の業務で新入社員が学んでおくべきことはなにか)
・仕事内容(どのような顧客が多いのか)
・将来の展望(◯◯部で働ける可能性はあるのか)
好印象につながらない逆質問
・調べればすぐにわかる内容(企業理念やメイン事業など)
・面接官の私生活に関する内容(休日の過ごし方など)
・「質問はありません」と答える
経験者たちが実際にどのような逆質問をしたのかを聞いて、受ける企業に合わせた質問内容を考えてみてくださいね。
いくつか一次面接で実際にしていた質問を紹介します。
「○○職で苦労したご経験はありますか」
「OB訪問で御社は○○な方が多い印象ですが、○○さんはどのような方が多いと思いますか」
「一番つらかったのは入社何年目ですか、その理由も一緒に差し支えなければ教えてください」
「入社時の目標は何ですか? また、入社をするきっかけとなる出来事があれば教えてください」
「今後どのようなことにチャレンジしていきたいと思いますか」
「御社の変わった点・変わっていない点があれば教えてほしいです」
など、企業の内部や面接官個人への質問を用意して質問をしていました。
入社の意欲が強いことを相手に伝えるために、
「御社で活躍されている方は、どういった人なのでしょうか? また、活躍している方たちの共通点などがあれば教えていただきたいです」
「入社後は全力で働き、活躍したいと考えているのですが、何か入社前に準備しておくことはありますでしょうか」
などと質問しました。1つ目、2つ目の質問のように、一次面接の逆質問では入社したいという強い熱意が伝わるような質問や、入社後もしっかりと働いてくれそうな人材だと思わせるための、入社後の活躍意欲をしっかりと入れ込んだ質問も用意すると良いと思います。
逆質問対策について詳しく知りたい人はこちらの記事を確認してみましょう。実際のやりとりを参考に好印象を残す方法を伝授します。
面接の「質問はありますか」どう答える? 内定者に聞く逆質問対策
一次面接が圧迫面接だったという人もなかにはいるかもしれません。実際の圧迫面接はどんな感じなのか知りたい人は、次の記事で経験談を紹介しているので、見てみてくださいね。
圧迫面接に遭遇したら? 経験者から学ぶ面接官への対処法
性格や考えかたを知るために、「苦手な人」について聞かれることがあるかもしれません。次の記事では、苦手な人の伝え方を紹介しているので、念のためチェックしておきましょう。
厳選21例文|面接で苦手な人を聞かれたときの伝え方を内定者が伝授
先輩たちのリアル成功談・失敗談から学ぶ! 一次面接に通りにくい人の特徴
一次面接に通りにくい人には、共通するいくつかの特徴があります。残念ながら一次面接を突破できなかった経験のある人たちの話を聞きつつ、一次面接に通りにくい人の特徴を把握しておきましょう。
思ってもいなかった突飛な質問が来たときに上手く答えられず、自分が思ってもいない事を答えてしまったがために、落ちてしまった経験があります。
質問の例として、
「周りの友人たちが対立している状況になったことはありますか」
「具体的なエピソードを教えてください」
「それでは、ご自身はどのように動きましたか・立ち回りをしましたか」
「人生、このような状況になれば勝ち組だなと思えることはありますか」
など、とても即興で答えられない質問が来たときは的確な返答ができませんでした。
「一次面接だから」と甘く見ていた部分があって、基本的な自己PR、志望動機、ガクチカへの答えしか用意していませんでした。
しかし、実際の面接では思ったより深掘りをされたり、ひねった質問をされたりして、その場でうまく答えることができず落ちてしまいました。
その反省を活かして、その後は一次面接だとしても自己分析や企業分析はしっかりとするように心がけたところ、気持ちにも余裕が生まれて選考を通過しやすくなった気がします。
自己分析が不十分であったことが反省点です。
そのため、ガクチカの深掘りの質問に上手く対応できませんでした。部長としての経験を話したときに、「なぜあなたは部長に選ばれたのだと思いますか」と聞かれ、数秒間沈黙してしまったことが今でも心残りです。
それらを踏まえて、自己分析を徹底しておこなうようになりました。ガクチカのエピソードを細分化し、「なぜ?」という問いを自分に対していくつも問い、それらすべてに答えられるようにしました。この実体験から、事前の準備が大切だと思っています。
就活生パネリストの後悔しているエピソードの中に「自己分析が甘かった」というものがありました。たしかに就活において自己分析は大切です。以下の記事では王道の自己分析方法や就活への活用方法を紹介しているので参考にしてみてくださいね。
王道の自己分析法と就活に活かすコツ|「やってよかった」体験談付き
①初歩的な面接のマナーができていない
一次面接では、基本的なマナーができているかをチェックされます。面接のプロセスのなかではもっとも多くの学生が受験するため、一次面接の時点で社会人としての基本的な行動ができる人材を絞り込んでいるのです。
そのため、基本的なマナーを事前に学んでおき実践すれば、マイナス評価を受けることは少ないでしょう。たとえば、以下のようなマナーを学んでおくことが求められます。
・入室:ノックや挨拶の仕方
・面接中:椅子の座り方
・退室:お礼やドアの締め方
上記のような面接のはじめから終わりまでのマナーを本番前に再度確認し、自然な流れで面接を受けられるようにしておくことをおすすめします。また、入室から退室のマナーについて不安な人は、このあと詳しく解説していくので、読み進めてみてくださいね。
②最低限の身だしなみに気をつけていない
これから社会に出る人間としてふさわしくない髪型や服装にしていると、マイナス評価を受けてしまいます。清潔感を意識し、相手を不快な気持ちにさせない心掛けが大切です。
身だしなみが整えられていないと、いくら大きな成果や役立つスキルをもっていても評価されません。事前に対策できる項目のため、あらためて意識をすることが大切です。
どのような身だしなみであれば面接にふさわしいのかは、このあと解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
面接での適切な服装について詳しく知りたい人は、次の記事をチェックしてみてくださいね。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
③コミュニケーションが取れていない
面接のなかで、会話のキャッチボールがしっかりできていない学生は、入社してからのコミュニケーションに不安をもたれてしまいます。
とはいえ、会話が苦手な場合も、一次面接の突破は可能です。聞かれたことに対して「結論から答える」ことを意識してみてください。
結論から伝えれば、面接官が理解しやすい内容になるだけでなく、自分の頭の中でも言葉を整理して話せるようになります。
④企業の仕事内容や理念を把握していない
一次面接だからといってどの面接でも同じような回答を準備していると、企業それぞれに響く志望動機や自己PRを語れません。企業についてまったく調べていないことが伝わってしまい、より志望度の高さをチェックする二次面接には呼ばれない可能性が高くなります。
一次面接は、志望動機をはじめとして、基本的な質問をされるのが特徴です。事前に質問の対策をしておくだけで合格に近づけるため、企業の仕事内容や理念の把握に力を注いでみてくださいね。
⑤緊張で本来の力が出せない
過度に緊張していたり、自信が持てないでいたりすると、つい下を向いてしまうこともありますよね。まだ面接経験が少ない場合は、頭が真っ白になってしまう人もたくさんいます。
緊張をせず、本来の力を出すためには、事前準備が大切です。質問の対策がしやすい一次面接であれば、ある程度なにを話すかを決めておくだけで、落ち着いて面接に臨むことができます。
当日どうしても緊張してしまう場合は、面接を自分のペースに持っていくことを意識してみてください。回答に詰まっても「少し時間をください」といえば問題ないケースが多いため、深呼吸してからゆっくりと答えて、徐々に面接の場に慣れていきましょう。
一次面接はWebで行う企業も多いのではないでしょうか。Web面接には、対面面接とは違う押さえておくべきポイントがあります。次の記事でチェックしてみてください。
Web面接を完全制覇|経験者が教える対策・マナー・トラブル対処法
【事前準備編】いまからできる! 一次面接の本番前にできる4つの対策
社会人としてのふさわしい人材かを見られる一次面接は、事前準備をしておくだけで合格率があがります。また、紹介する4つの対策にくわえて、一次面接を経験したみんながどのような事前準備をしたのかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
事前準備でやっておいて良かったことがいくつかあります。
1つ目が企業HP以外の記事資料の閲覧です。HPに書いてあることを使用すると、誰でも言える安易な志望動機になってしまうので、統合報告書や口コミサイトなどの合格の秘訣を読んで、「競合ではなく、この企業を志望した理由」を伝えられるようにしました。
2つ目が、受ける企業のWordファイルを作成することです。その企業の面接で話す「志望動機・就活軸・キャリアプラン・ガクチカ・逆質問」を最低限用意したファイル作成し、そこに書きこんで内容を整理してから話せるようにしたり、一貫性を持てているのか客観視したりしていました。
有効だった方法は、企業の口コミサイトなどでほかの就活生が企業にどのような質問をされていたのかを見たことです。
一次面接でガクチカを3つ聞かれたことがあったのですが、事前に口コミサイトで「ガクチカを3つ聞かれた」というものを目にしており、事前に準備をしていたので答えることができました。
もし口コミサイトを見ていなかったら、咄嗟の質問にうまく答えられていなかったと思うので口コミサイトに目を通してどんな質問がされるかある程度予想しておくといいかもしれません。
また、大学のキャリアセンターで面接練習をしてもらうのも有効な準備方法だと思います。私は初めての面接の前に何度か模擬面接をしてもらいました。
自分の志望する業界や企業を聞かれ、それに合った質問をしていただけたのでとても実践的な練習ができましたし、模擬面接の後にはフィードバックももらえたので、その後の参考にすることができました。このため、キャリアセンターを頼るのも一つの手だと思います!
一次面接の事前準備で有効だったことは3つあります。
まず1つ目に、鏡の前やスマホの録画機能で練習をしたことです。鏡の前で練習をすることで自分の悪い癖を見つけることができました。また、スマホなどの録画機能も駆使して録画をすることで、話すスピードが早くなっていないか、笑顔で話せているのか確認をすることができました。
2つ目に大学のキャリアセンターを利用したということです。キャリアセンターの方と面接練習することで、本番のような緊張感の中で練習することができます。
さらに、どこがよかったのか、どこが悪かったのかを教えてもらえたところがとても有効的でした。不安なことがあったときは相談もできるのでその点も安心です。
そして3つ目は就活サイトで過去の面接で聞かれた質問を確認するということです。過去に聞かれた質問に確実に答えられるように準備をすることで、自信をもって面接に臨めました。
①想定される質問への回答を準備しておく
一次面接は、志望動機やガクチカなど、基本的な質問が多いことが特徴です。そのため、想定できる質問の準備をしておけば、合格に近づけるといえるでしょう。
想定される質問の例
・1分程度で自己紹介をお願いします
・趣味や特技を教えてください
・学生時代に頑張ったことを教えてください
・自己PRをしてください
・長所と短所を教えてください
・志望動機を教えてください
ただし、回答を一字一句暗記してしまうと、緊張によって言葉が出てこなくなるかもしれないため注意が必要です。たとえば、自己PRであれば「リーダーシップが強み」「飲食店で発揮した」などのキーワードだけを覚えておくと、当日スムーズに答えられるようになります。
②模擬面接を受ける
模擬面接とは、本番を想定しておこなわれる実践形式の面接のことです。いきなり一次面接を受けてしまうと、緊張して力を発揮できない可能性があるため、模擬面接で練習をしておくと良いでしょう。
本番の面接では、二次面接へいけなかった理由については教えてもらえません。しかし、模擬面接では面接官の目線から改善点のアドバイスを受けられます。
より合格に近づく経験を得るためには、本番と同じように臨むことが大切です。質問への対策などを準備し、全力を出し切った状態でアドバイスを受ければ、着実にレベルアップしていけるでしょう。
模擬面接は、大学のキャリアセンターが実施しているケースがあります。本番前に場数を踏んでおくためにも、積極的に参加することをおすすめします。
③面接時の身だしなみについて理解する
一次面接での印象を良くするためにも、面接時の身だしなみについて事前に理解しておくことが大切です。髪型や服装などは、事前に面接に合わせて整えておかなければなりません。
面接では、基本的に個性を出す必要はないことを覚えておきましょう。常に他者とかかわることを想定するビジネスの現場では、相手に不快感を与える身だしなみをしないことが求められます。
見た目編 身だしなみチェック
・ヒゲは伸びていないか
・爪は伸びていないか
・眉毛や耳が髪で隠れていないか
・メイクは派手な色を使っていないか(ナチュラルメイクを意識)
服装編 身だしなみチェック
・ワイシャツは企業の雰囲気にあっているか
・ワイシャツにシワはないか
・ネクタイは派手ではないか
・スーツは黒や紺などの落ち着いた色か
④最低限のマナーを身に付けておく
一次面接では、最低限のマナーができていない人から落とされてしまう傾向があります。知識やスキルよりも、社会人としてふさわしい人材かをチェックしているためです。
当日慌てないためにも、最低限のマナーについては確認しておく必要があります。大学がマナーに関する講義や実践講座を開いているケースがあるため、積極的に参加をしてみてください。
場面 | マナー |
---|---|
待機中 | ・携帯をいじらない ・周りと雑談をしない |
入室 | ・ノックを3回し返事が聞こえてから扉を開ける ・入室時は「失礼します」と一礼 ・椅子に座る指示があり次第「失礼します」と言いながら着席 |
面接中 | ・椅子の半分程度に座り、背筋を伸ばす ・部屋の広さに合わせた声量で話す |
退室 | ・起立してから椅子の横で一礼 ・ドアの手前で面接の方を向き「失礼いたします」と言いながら退出 |
【本番編】まだ間に合う! 一次面接の本番で有効な3つの心構え
いよいよ一次面接の本番を迎えるときでも、心構え一つで合格率のアップが期待できます。一次面接を無事突破した経験者たちが本番でどのようなことを意識したのかを聞けば、実践で使える知識が身に付くでしょう。
一次面接では、次の2つを意識して臨んでいました。
1つ目は聞かれた質問に端的に答えることです。集団面接で、「○○を頑張りました。○○を課題だと思って、○○の施策を2つしました。2つ目は~」と永遠にしゃべり続けている人を見たことがあるのですが、全部を話さなくても、面接官が気になれば深掘り質問をしてくれるので、概要を10~20秒程度で話すだけで時間も守れるし十分なんだな、と思いました。
2つ目は逆質問の有効活用です。一次面接は現場社員であることが多いので、現場を経験する中で苦労したエピソードを聞くと、社員の方の実体験を話してくれるので、現場の解像度も上がりますし、企業に入りたいという意欲を残せると思います。
一次面接で意識していたことは2つあります。
まず1つ目はニコニコ、はきはきと話すことです。一次面接は印象が大事だと思っていたので面接をするときは「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるように表情や話し方は特に意識しました。
2つ目は、「会話すること」を意識して面接に臨むことです。面接はどうしても自分を評価されている、という意識になってしまって、自分の話を長々としてしまったり、家で準備してきた台本通りに答えてしまったりする人もいるかもしれません。
私も最初はそうだったのですが、面接官との「会話」を意識して「この面接官はこの質問で何が知りたいんだろう」と考えて落ち着いて答えることでうまくいくようになりました。
面接時に意識したことは2つあります。
まず1つ目に笑顔で話すことです。一次面接で見られる部分は印象や人柄だと思うので、笑顔で話すことを意識しました。
2つ目に、一次面接はオンライン上だったので、話す際や聞く際には画面を見るのではなく、カメラの部分を見て話すようにしました。
面接官の顔は画面上に映し出されますが、そのまま画面を見てしまうと相手から見たら少し下を見ていることになってしまい印象が悪いので、しっかりとカメラを見ながら話すことを意識しました。
①最初が肝心! 笑顔を意識して入室する
面接全体に言えることではありますが、入室後の第一印象が良ければプラス評価を受けられます。就活生パネリストの体験談の中にもあったように、笑顔が大切になります。面接全体の雰囲気も良くなり、自身もリラックスした状態で臨めるでしょう。
笑顔を意識して入室するだけで、第一印象はグッとよくなります。緊張してうつむいてしまわないためにも、はじめは笑顔で入室することを心掛けてみてください。
また、入室時のマナーにも気を付けておく必要があります。いくら笑顔で明るい印象でも、マナーができていないと高評価を得られません。
本番前に、最低限のマナーを再度確認しておくことが大切です。
入室時の最低限のマナー
・ノックを3回し返事が聞こえてから扉を開ける
・入室時は「失礼します」と一礼
・椅子に座る指示があり次第「失礼します」と言いながら着席
②わかりやすさ重視! 結論から話すことを心掛ける
常に結論から話すことを意識すると、面接官に伝わりやすい回答を作れるようになり、好印象が期待できます。エピソードなどから伝えてしまうと、結局何が言いたいのかがわからず、本来の自分の良さが伝わらない可能性があります。
結論から伝える意識は、普段のコミュニケーションでも練習ができます。社会人になってからも役立つスキルのため、今のうちに身に付けておくことをおすすめします。
③印象を左右する! ハキハキとした口調で伝える
ハキハキとした口調で話すだけで、前向きな姿勢で会話ができることをアピールできます。おどおどとした口調で質問に答えてばかりいると、社員として迎え入れることに不安を覚えさせてしまうでしょう。
一次面接では、大きな成果やスキルなどをアピールする必要はありません。どのような回答でも自信をもって、ハキハキとした口調で答えるだけで、一気に印象が良くなりますよ。
【本番後】先輩たちはどうした? 一次面接後のお礼メールの送り方
相手の時間をいただいたことに対してのお礼メールは、社会人のマナーの一つです。しかし、たくさんの人が受験する一次面接後に関しては、お礼メールを送らなくてもマナー違反にはなりません。
合否に直接影響を与えることはありませんが、お礼メールで感謝の気持ちを伝えることは、面接官の印象アップにつながる可能性があります。
お礼メール例文
(件名)
一次面接の御礼 ◯◯大学 ◯◯学部 氏名
(本文)
株式会社◯◯
採用担当 ◯◯ 様
◯◯大学◯◯学科◯◯学部◯◯と申します。
本日は一次面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
企業理念や入社後の働き方についての説明も聞けたため、よりいっそう貴社で働きたいという気持ちがより強くなりました。今回で得た新しい気付きを参考にし、企業研究をさらに進めていきたいと思います。
本日は貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。
署名
————————————–
苗字 名前(〇〇〇〇)
◯◯大学・◯◯学部・◯◯学科
連絡先:000‐0000‐0000
メール: [email protected]
————————————–
そもそもお礼メールを送るかどうか悩んでいる人もいるでしょう。実際に一次面接を経験した人に、お礼メールを送っていたかどうかを聞いてみました。併せて、お礼メールを送る時に意識していたことも聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一次面接後にお礼メールを送っていましたか?
お礼メールは全く送っていません。企業も一人ひとりに合格・不合格のメールを送っている訳ではなく、名前の部分だけを変えて送っているだけだと思います。
送っていませんでした。周りの友人に聞いてみても送っていないと言っている人が多かったですし、お礼メールを送らなくても選考には問題なく通過できていたので、あまり必要ないのかなと思います。
送りませんでした。先輩や友人も送っていないと言っており、企業側も一次面接という大人数の受験者がいる中で、いちいち確認していないと思い、必要ないと判断しました。
お礼メールを送る場合、就活生パネリストが意識していたこと
お礼メールを送る際は、以下のポイントに注意しました。
まず、感謝の気持ちを丁寧に表現し、面接で得た印象や会話の一部を振り返ることで、自分の興味や適性を再度強調することです。
文面では簡潔かつ業界に合った専門的な言葉遣いを心掛け、自己PRや熱意を再度アピールしました。
また、送信する際は受け取りやすい時間帯を選び、営業時間内に送信することが望ましいと考えて、企業の迷惑にならないタイミングで送付しました。
一次面接は対面だけじゃない! 集団・オンライン面接の体験談も聞いてみよう
一次面接では、集団面接やオンライン面接もよく実施されます。それぞれ特徴があるため、把握したうえで対策をしておくことが大切です。
実際に集団面接・オンライン面接を受けた経験者たちの話を聞いて、それぞれどのような特徴があるのかを理解しておきましょう。
集団面接
集団面接は、2〜4人程度で実施されることが多く、面接官の質問に1人ずつ答える形式でおこなわれます。受験者の人数が多い関係上、個人面接より質問数が少なくなることが特徴です。
個人面接と比べた集団面接の特徴
・人数:複数(2~4人程度)
・質問数:少ない
・回答時間:少ない
実際の面接では、ほかの学生がいることも意識して、簡潔に答えていく意識が大切です。また、ほかの学生が答えているときも、話をしっかり聞いている姿勢を見せておくと、協調性のアピールにつながります。
就活生パネリストが語る個人面接と集団面接の違い
集団面接は、受験者が2〜3人のことが多いと思います。質問は個人面接と異なり、一人ひとりの所要時間に差が出ないようあらかじめ2〜3つ共通の質問が決まっていることが多いです。
個人面接と集団面接の違いとしては、ほかの学生が話している時の傾聴している姿勢を大切にできるかどうかで、リアクションを大きめにとったり、うなづいたりして聞いている姿勢をアピールするなどが大切だと思います。逆質問はないことが多かったです。
集団面接は面接官が1人か2人なのに対し、学生が3〜4人でおこなわれるケースが多かったです。
志望動機やガクチカなどの一般的な質問が全員共通で3、4問されるのみでした。個人面接とは異なり、自分の答えに対して深掘りをされることが少なく、面接官と対話をしているというよりも、1人でプレゼンをしているようなイメージでした。
グループ面接で1人あたりの時間が短いため、「端的に話してください」と事前に注意する企業もありました。
一次面接が集団の企業も一定数あるからこそ、集団面接のポイントを押さえておくことは大切です。次の記事で集団面接についてより詳しく解説しているので、併せて読んでみてくださいね。
集団面接の流れ・マナーを失敗談から学ぼう|オンラインの場合も解説
オンライン面接
オンライン面接は、企業指定の会議ツールにアクセスし、主に自宅から受ける形式の面接です。
オンライン面接を成功させるためには、事前準備が大切です。たとえば、事前に会議ツールの基本操作を学んでおくだけで、当日落ち着いて面接を受けられるようになります。
また、背景に物があふれているとだらしない印象となってしまうため、画面の映り方もチェックしておく必要があるでしょう。
オンライン面接で好印象を獲得するポイント
・会議ツールの基本操作を学んでおく
・背景に物が映らないようにする
・対面と同様の身だしなみにする
オンライン面接で使われる主な会議ツール
・Skype
・Zoom
・Google Meet
・Microsoft Teams
就活生パネリストが語るオンライン面接の注意点
多くの企業が一次面接をオンラインで実施していると思います。
気を付けるべきことは、前日~1時間前には指定されたURLやメールの注意事項を見直すこと。前もって、Zoomの名前を変えてほしいとお願いされる企業もあるので、そういった細かな指定にも対応できるように事前確認をすることが重要だと思います。
環境的な面では、照明に気を付けるといいと思います。部屋の照明を明るくしたり、照明機材を別途取り揃えておくことで、顔の印象が良くなりますし、映りこむ部屋はきれいにするのがマナーだと思います。
面接を始める前に自分で面接アプリを立ち上げて、どのような角度で面接をするべきなのかを考えることもおすすめです。
ほとんどすべての企業の一次面接がオンライン面接でした。
対面との違いはノックや着席などの作法がないこと、面接をするためのURLが配布されること、なるべく静かな環境を自分で用意して面接に臨む必要があることです。
注意することとしては、
①面接官が自分の顔がきちんと見えるように工夫すること
(ライトをつける、あらかじめきちんと自分の顔が見えているか確認するなど)
②早めに入室すること
(個人差はあるかもしれませんが、私は開始時間の五分前にはURLに入って待っていました。)
③あらかじめ配布されたリンクに入って入室できるか確かめておくこと
(開始時間ギリギリにログインできていないことに気づいてとてもあせったことがあります)
④もし入室に間に合わない可能性があればきちんと連絡すること
の上記を意識すれば、一般的な面接では困らないかと思います。
一次面接は難しくない! 突破した先輩たちからのメッセージ
一次面接は、決して難しい試験ではありません。志望動機やガクチカなど、基本的な質問項目を押さえておくだけで、当日頭を抱えてしまうようなことは少なくなるでしょう。
面接前には、社会人としてふさわしい人材かどうかを重視されていることを、今一度思い出してみてください。ハキハキとした態度で臨むだけで、面接を突破できる確率が一気に上がります。
最後に、見事一次面接を突破した先輩たちからのメッセージを紹介します。同じように面接に不安を抱え、それでも突破をしてきた先輩たちの言葉に耳をかたむけ、ぜひ当日は本来の自分の力を発揮できるように臨んでくださいね。
一次面接は8割方、「第一印象の良さ」で決まると思っています。
印象の例として、聞かれた質問に結論ファーストで端的に答えられているか、身なりはしっかりしているか、さまざまな人や組織とかかわっていく中でコミュニケーションをしっかりとれる人か、などの基本的な部分があげられます。
基本的に難しく、あまりにも突飛な質問は飛んでこないと思うので、事前準備をしっかりして、頑張ってください。一次面接が集団面接のときもあるので、その際は話している人物への傾聴の姿勢を心掛けましょう。
一次面接は、「基本的な受け答えができるかどうか」で合否が判断される場合が多いです。
私の経験上、自己紹介、ガクチカ、自己PR 、長所・短所、逆質問のパターンが多かったと思います。あまり難しいことは聞かれないと思うので、ありのままのあなたを伝えればきっと大丈夫です。
意識することとしては「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことだと思い、私の場合はとにかく笑顔ではきはきとしゃべるように心掛けていました。
緊張するとは思いますが、あなたの魅力を存分にアピールできるように頑張ってください!
多くの企業では面接段階が進むにつれて、課長・部長・役員といった採用の決定権をもっている人が担当することが多くなります。一方、一次面接では面接に慣れていない面接官が担当することもあります。そのため、一次面接では基本的な質問をもとに、コミュニケーション能力などの見極めやすい能力を図ることが大半なのです。
つまり、自己PR・ガクチカ・志望動機などの基本的な質問に対する回答を準備しておくことはもちろん、面接での応対や話し方などのスキルは一定レベルに高めておく必要があるのです。そもそも「主体性がある」などの資質は面接での直接的な確認が難しく、過去の行動を聞いて間接的にしか判断できないもの。それに比べて、第一印象や会話から読み取れる印象は、面接で直接判断ができるため一次面接ではより重要になります。
しかし、第一印象やコミュニケーション能力は面接で直接判断できるだけに、その人の緊張具合や自信の有無が影響を及ぼします。そのため、自信のない人や緊張しやすい人こそ、積極的に面接を受けて場慣れし、修正ポイントを見つけましょう。就活の初期段階から、志望度が高い企業以外の一次面接を積極的に受けてみることがおすすめですよ。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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一次面接を突破し、二次面接を受けたことがある人に質問します。二次面接とくらべて感じた一次面接の特徴について教えてください。