仕事が遅い人に共通点はあるの? さまざまな角度から原因を探ってみよう
「どうして私は同期や後輩に比べて仕事が遅いんだろう……」
「もっと仕事を早く終わらせたいけど、何を変えたら良いの?」
自分なりに一生懸命仕事に取り組んでも、周りに比べて進捗が悪かったり上司に注意されたりすると、どうしたら良いのか悩んでしまいますよね。
「私、仕事が遅いのかな」と感じたときには、自分の行動や考え方を振り返って原因を見つけ出し、それに合った解決策を練ることが重要です。
この記事では、仕事が遅い人の特徴や性格タイプ、悩みを抜け出す解決策を先輩社会人の体験談も交えて解説します。仕事が遅くなってしまう原因を知って行動を改善し、スキルアップしていきたい人は、ぜひ参考にしてください。
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先輩社会人が「私、仕事が遅い……」と悩んだ瞬間とは
どれだけ頑張っても締め切りに追われる状況が続くと「こんなに仕事が遅いのは、もしかしたら自分だけかもしれない……」と不安になってしまいますよね。
ただ、実際には社会人の多くが、自分の仕事のスピードについて悩んだ経験があります。職場にいる「仕事が早い」という人でも、実は同じ悩みを抱えているかもしれません。
そこで、どのような瞬間に「仕事が遅い」と感じたのか、先輩社会人に聞いてみました。仕事が遅いからといって、自分を責めすぎる必要はありませんよ。

仕事中のどんな場面で「自分は仕事が遅いな……」と感じることがありましたか?

考えすぎて判断に時間がかかったときに仕事の遅さを実感しました。「小さなミスもしたくない」という完璧主義な性格や「怒られそうな要素はなくしたい」といった気持ちが影響したと思います。

私はやらなければいけないタスクをつい後回しにしがちです。上司から「まだ?」と聞かれたときに「自分の仕事が遅かった」「上司に迷惑をかけてしまった」と思います。

考えごとをしたり、不安な気持ちを抱えたりしたまま仕事をし、ノルマが終わらなかったことがあります。当時は「周りに迷惑がかかってないかな」「必要とされてないよな……」とマイナス思考に陥っていました。

やるべきことを判断するのに時間がかかったときに、自分は仕事が遅いなと感じました。理解力が足りないのかな、言語化能力が低いのかな…と悩んでいました。
仕事が遅い人に見られる10の傾向
- 仕事の全体像や目的を理解していない
- 自分で処理できる仕事のキャパシティを把握していない
- 時間に余裕を持ったスケジュールを立てられない
- タスクの優先順位をつけられない
- 作業前の考える時間が長い
- ちょっとした誘惑に負けて集中力が続かない
- ギリギリまで報告・連絡・相談をしない
- 同じミスを何度も繰り返す
- メモを取らずに頭で覚えようとする
- デスク周りが散らかっている
周りに比べて仕事が遅いと焦ってしまいますが、そんなときにこそ冷静になって自分の苦手分野や改善点を深堀りすることが大切です。ここからは、仕事が遅い人に見られやすい10個の傾向を紹介していくので、自分に当てはまるものがないか考えてみてくださいね。
先輩たちの意見も参考に、なぜ仕事が遅くなるのかを分析することで解決のヒントを得ましょう。

仕事が遅い人にはどのような特徴があると思いますか?

仕事が遅い人ほどレスも遅い傾向があると思います。そういう人は必要なタスクに着手せず後回しにしていたり、仕事の存在を忘れていたりしがちな印象です。

普段から所作がゆっくりしている人は、仕事も遅れがちかもしれません。ゆったりと上品で素敵だなと思っていた友人が、実は同僚に比べて仕事が遅いことを悩んでいると聞いたことがあります。

自分のデスク周りの整理整頓ができていない人は、仕事の遅い人が多いような気がします。逆に綺麗に整っている人は仕事が早い印象があります。

何でも自分一人で仕事をしようとする人は、結果的に遅れを誘発してしまう気がします。何の仕事に時間がかかっているのか把握しないまま自己解決を図り、結果的に遅くなってしまうイメージです。
①仕事の全体像や目的を理解していない
「今していることは何のための作業なのか」「業務全体のどこに当たる作業なのか」など、仕事の全体像や目的を理解していない人は、進捗が遅れがちです。
自分の仕事が周りに与える影響や、全体のスケジュール感を把握していないため、効率的な動きができなかったり、逆に不要な作業を増やしてしまったりして時間がかかっていることが多いでしょう。
このような傾向がある人は、仕事を任されたときに「最終的なゴールは何だろう」と考えたり、質問したりする癖をつけるようにしましょう。
②自分で処理できる仕事のキャパシティを把握していない
仕事が遅い人は、自分で処理できるタスクの量を把握しておらず、いつの間にかキャパシティを超える業務を抱えている可能性があります。周りに頼まれたら何でも引き受けてしまう人や、後先考えずに行動してしまう人は、この傾向にあるかもしれません。
仕事の処理能力や抱えられるタスクの量は人によってさまざまです。自分にとっての限界を見極め、キャパシティを超えない範囲で仕事を引き受けましょう。
自分の限界値が見極められずオーバーワークぎみの人は以下の記事で、状況を改善する方法を確認してみてくださいね。
③時間に余裕を持ったスケジュールを立てられない
仕事の目的や締め切りを把握できても、時間配分が甘く、余裕を持ったスケジュールを立てられない人は進捗が遅れてしまいます。
「この仕事にはこれくらい時間がかかる」という見通しを持たないまま作業を開始した結果、思わぬ工程に時間がかかり、結果的に締め切りを過ぎてしまうのです。
ただ、仕事に慣れていないうちは、どのようなスケジュール感で作業を進めるべきなのか迷う場面もありますよね。日々の業務に取り組みながら、どれくらいで自分の仕事が終わるのかを探ってみると、時間に余裕を持って行動できるようになるかもしれません。
④タスクの優先順位をつけられない
「何の業務から取り組むべきか」というタスクの優先順位をつけられない人も、効率的に仕事を進められず、期限内に終わらせるのが難しくなりがちです。
すぐ終わる簡単な作業にも時間を費やし、重要な仕事に手を付けるのが遅れて職場や取引先に迷惑をかけてしまった経験のある人もいるでしょう。
「優先順位をつけているのに仕事が遅れる」という人は、自分の中の基準を一度見直す必要があるかもしれません。
⑤作業前の考える時間が長い
作業を始める前から「どうやって進めよう」「これでいいのかな」と考えてしまい、なかなか着手できない人も、仕事が遅くなりがちです。
慎重に考えて取り組むことは重要ですが、手を動かさなければ仕事は進みません。作業時間が減って締め切り直前に慌てることとなり、ミスを増やす原因にもなるでしょう。
「ミスをしたくない」という気持ちが強い人は、頭の中でプランを練り、しっかり準備してから仕事を進めたいと考える傾向があります。そんな慎重派の人こそ、思い切って手を動かしてみると、意外な角度から仕事の質を高めるアイデアを発見できるかもしれませんよ。
⑥ちょっとした誘惑に負けて集中力が続かない
仕事になかなか集中できず、同僚との会話やスマートフォンの通知など、ちょっとした誘惑に負けて作業を中断してしまう人は、仕事が遅れてしまいます。
集中力は一度途切れると、回復するまでに時間がかかるものです。「仕事を頑張っているのに終わらない」という人は、無意識のうちに集中力が切れている可能性があります。
人間の集中力は何時間も続くわけではないため、つい誘惑に負けてしまうのは仕方のないことかもしれません。だからこそ、デスク周りの環境を見直したり、意識的に休憩を取ったりして、自分自身をコントロールすることが重要です。
⑦ギリギリまで報告・連絡・相談をしない
トラブルが発生したとき、自分で解決しようと抱え込み、報告・連絡・相談がギリギリになってしまうという人もいます。報告・連絡・相談が遅れると、すぐに解決できた問題でも事態が悪化し、ほかの部署や取引先まで巻き込んだ仕事の遅れを引き起こしてしまいます。
確かに、上司にミスやトラブルを報告したりするのは気まずいものです。しかし、どんな問題もいずれ露呈すると考えたら、少しでもダメージの小さいうちに済ませてしまう方が賢明なのではないでしょうか。
どんな会社でも「報告・連絡・相談が大事」と言われるのには理由があります。上司側の気持ちを想像してみると、迅速に行動しやすくなるかもしれませんね。
⑧同じミスを何度も繰り返す
仕事が遅い人は同じミスを何度も繰り返し、ムダな作業を増やす傾向にあります。確認や修正に時間がかかり、締め切りに間に合わなくなる場面も多いでしょう。
「自分に当てはまるかも」と思った人は、頻繁に上司から指摘を受けたり修正が入ったりする場面を一度振り返ってみてください。実は指摘の中に、改善のヒントが隠れているかもしれませんよ。
次の記事では、仕事でミスが増える原因や対処法、過剰に落ち込まないためのメンタルケアについて解説しています。
⑨メモを取らずに頭で覚えようとする
教わったことをメモせず頭で覚えようとする人は、大事な情報を忘れたり、間違って記憶したりしてミスをするため、結果的に仕事を遅れさせてしまいます。
先輩や上司に対して何度も質問や確認をおこなうのは、相手の業務時間を奪うのと同じことです。頭で覚えようとする癖がある人は、仕事の取り組み方を見直す必要があるかもしれません。
次の記事では、仕事を覚えられない原因や対処法を解説しています。「あまり記憶力に自信がない……」という人は、こちらも参考にしてくださいね。
⑩デスク周りが散らかっている
整理整頓が苦手で、デスク周りが散らかっている人は、仕事の遅延を引き起こしがちです。必要な資料をすぐに見つけられず、探すのに時間をかけてしまい、相手を待たせてしまった経験のある人もいるでしょう。
整理整頓が不十分なために「書類の紛失」や「情報漏えい」などの問題を起こしてしまうと、会社からの信用を大きく失うかもしれません。
仕事が遅くて悩んでいる人は、職場の作業環境を見直してみましょう。デスク周りを整理するだけで、作業効率を高められる可能性がありますよ。
仕事が遅い人によく見られる5つの性格タイプ

仕事の進捗が遅れてしまう人には、性格上の共通点も見られます。完璧主義やお人好しな性格が行き過ぎると、結果的に自分を苦しめてしまうかもしれません。もちろん、これらの性格がプラスに働くことで実力を発揮でき、大きな成果につながるケースもあります。
あくまでも仕事が遅い原因を探る一つの指標として、先輩たちのアドバイスも参考にしながらチェックしてみてください。

仕事が遅い人にはどのような性格の人が多いと思いますか?

時間にルーズな人、マイペースすぎる人、慎重すぎる人が多いと思います。やるべき仕事を後回しにした結果着手が遅れたり、そのタスクの存在を忘れたりして、進捗が遅れるケースが多いように感じます。

約束を守らない人、時間に対してマイペースな人は仕事が遅いと思います。こちらが急ぎで頼んでいても、いつも通りマイペースな作業をしていて期日が間に合わなかったことがあります。

マイペースな人や自分勝手な意見を持つ人、要領が悪い人は仕事が遅いと思います。私自身、要領が悪いことで段取りがうまくいかず、なかなか仕事が進まなくて困ることがあります。

普段からメモを取らない人や、困ったことがあってもほかの人に尋ねることを躊躇してしまう人が多いように感じます。

何でも自分一人で対応しようとする人だと思います。以前、展示会で使う資料作成を担当していた同僚が、ほかの人のヘルプを断って一人で抱え込んだ結果、完成が開会1時間前になってしまったというケースを目撃しました。
「仕事が遅いのはメンタルの弱さが原因かも」と感じる人には、次の記事がおすすめです。メンタルが弱い人の悩みに合った対処法や隠された才能を知ることで、弱点を強みに変えながら、前向きな気持ちで働けるようになりますよ。
①細かな部分まで徹底的にこだわる【完璧主義タイプ】
完璧主義な性格の人は、周りに求められていない細かな部分まで100点に仕上げたいという思いが強いため、仕事が遅くなってしまいます。
確かに仕事をするうえで質の高さは重要です。しかし、短時間で仕事を終える素早さも、高い成果を上げるためには大事な要素であると言えるでしょう。
完璧主義タイプの場面例
- 文書の誤字脱字を何度も確認し、ほかのタスクが遅れる
- 資料の微調整に時間を費やし、発表の質が落ちる
- 100点を出せるまで提出できず、結局締め切りギリギリになる
完璧主義が影響して仕事が遅れがちな人は、どこかで「自分に厳しく失敗を許せない」という価値観を見つめ直す必要があるかもしれません。
②頼まれた仕事を何でも引き受けてしまう【お人好しタイプ】
お人好しな人は、自分に余裕がなくても、周りからの依頼を引き受けがちです。その結果、キャパシティオーバーになって仕事が終わらなくなる傾向にあります。
「誰かの役に立ちたい」「周りに嫌われるのが怖い」と思う傾向が強い人は、優しさのあまり自分を苦しめることになるでしょう。
お人好しタイプの場面例
- 急な依頼を受け入れた結果、自分のタスクが後回しになる
- 本当は断りたいのに、つい相手を優先してしまう
- 「あの人に頼めばいい」と周囲に思われ、ますます断れなくなる
周りに頼られると嬉しくなって、期待にも応えたくなりますよね。ただ、無理に引き受けて仕事が遅れてしまい、周りからの信用を失っては意味がありません。自分も周りも気持ち良く仕事ができるよう、時には断る勇気を持つことも必要ですよ。
③苦手な仕事をつい後回しにする【面倒くさがりタイプ】
面倒くさがりな性格の人は、重要度の高さにかかわらず、難易度が高い仕事や苦手な作業を後回しにしてしまうことがあります。その結果、期日ギリギリになったり遅れてしまったりして、周りに迷惑をかける可能性があります。
「後からじっくり取り組もう」と思っていても、ほかのタスクに押されて予定通りにこなせないといったケースは珍しくありません。慌てて取り組んだ結果、ミスを増やしてしまった経験のある人もいるでしょう。
面倒くさがりタイプの場面例
- 対応が難しいクレーム処理を後回しにして事態が悪化する
- 上司への報告を放置したまま失念し、問題の発見が遅れる
- 顧客への連絡を「苦手だから」と先延ばしにして信用を失う
誰にでも苦手な仕事はあるものです。どうしても一人で進めるのが難しいときは後回しにせず、周りを頼ったり上司に相談したりすることも検討しましょう。
このタイプに当てはまる人は以下の記事もあわせて読んでみましょう。同じように「仕事が面倒くさい」と感じてしまう人の体験談とともに、その解決策を解説しています。
④困ったことがあっても周りに頼れない【謙虚タイプ】
謙虚な性格の人は、困ったことがあっても周りに頼れず、悩む時間が多くなってしまう傾向があります。自信を持って作業を進められず、その結果締め切りを過ぎることが多くなってしまうのです。
周りに頼ればすぐに解決できる問題でも、一人で抱え込むことで負担が大きくなります。徐々にストレスが溜まって仕事に行くのもつらいという状態に陥る場合もあるでしょう。
謙虚タイプの場面例
- わからないことを自分で調べ続けるため、作業に時間がかかる
- 周囲の力を借りたくても言い出せず、気持ちと時間の余裕がなくなる
- 自分なりの解釈で仕事を進めた結果、意図や目的とズレたものを提出してしまう
周りに頼れない性格は「責任感が強い」ことの裏返しでもあると言えます。仕事の責任を抱え込みすぎないことも、効率を上げて楽しく働き続けるためには必要な考え方ですよ。
⑤意思決定が遅くなりがちな【優柔不断タイプ】
仕事をするうえで「どの手段を使うか」「どのように進めるか」と選択を迫られる場面は多々あります。
しかし、優柔不断な性格の人はスムーズな意思決定ができず、判断が遅れて仕事の効率も悪くなりがちです。
優柔不断タイプの場面例
- プレゼンで資料選びに時間を費やし、練習にかける時間を失う
- 曖昧な指示を受けると方向性を判断できず、行動が遅れてしまう
- 意思決定ができないため、周りに何度も意見を求めて進捗が遅れる
優柔不断な人は自分の考えや行動に自信がなく、なかなか作業を進められないのかもしれません。慎重に物事を考えるのは良いことなので、それを活かしつつ自分なりの軸を持つことも意識してみてくださいね。
仕事が遅い人に起こりうる4つの末路
- 周りからの信用を失い人間関係が悪化する
- 仕事で困っても周りに助けてもらえなくなる
- 会社の業績にかかわる重要な仕事から外される
- 社内でのキャリアアップが難しくなる
自分の仕事が遅かったとしても、上司や同僚への影響が少なければ「まだ大丈夫かな」と思ってしまいますよね。しかし、仕事が遅れがちな状況を放置すると徐々に周りからの信用を失い、重要な仕事から外されたり、キャリアアップが難しくなったりする危険性があります。
仕事が遅い人に起こりがちなリスクを把握し、同じ末路をたどらないように少しずつ対策を打ちましょう。
仕事が遅い人は職場でどう思われてしまうのか

周りから見ても「仕事が遅いなあ……」という人は、職場でどのような状況に置かれていますか?

振られる仕事の量をセーブされたり、進捗が厳重に管理されたりしている印象です。普段からそういう人が特別悪く扱われているとは感じませんが、こちらの余裕がないときには「勘弁してほしい」と思う瞬間もあります。

私自身が、上司に細かく管理されています。今日の予定と結果報告、明日の予定の確認、アポイントの確認などガチガチに管理・監視されています。特にタイムスケジュールはきっちり見られている印象です。

仕事が遅い人は仕事を振られなくなり、時間を持て余しているように見えました。周囲の人も自分の仕事で忙しくて、指導の時間を確保できないんですよね。結果的にこなせる仕事の量やスキルにどんどん差が生まれ、評価の差も開いていくと感じられました。

何でも自分だけで進めようとする人がいますが、結果的に遅れてしまうことも多いので、周囲の人からは頻繁に「少しでも手伝えることがあれば言ってほしい」と声を掛けられているようです。
①周りからの信用を失い人間関係が悪化する
仕事が遅いまま働き続けると周りからの信用を失い、人間関係が悪化して職場に居づらくなる可能性があります。
仕事が毎回ギリギリだと、周りがフォローや代役に回らなければなりません。その結果「あの人は仕事が遅いから一緒に働きたくない」と思われ、同僚や上司から避けられてしまいます。
自分の気付かないところで周りに助けられ、そのおかげで無事に仕事を終えられているというケースは案外多いものです。互いに良好な関係を築けるよう「周りの負担を減らすために自分ができること」を考え、行動に移してみてくださいね。
②仕事で困っても周りに助けてもらえなくなる
普段から仕事ができて信頼されている人が困っていたら、誰だって「助けてあげたい」と思いますよね。一方、仕事が遅れるばかりで迷惑をかける人は周囲の信用を勝ち取りにくく、困った状況に直面しても手を差し伸べてもらえる確率は低くなるでしょう。
周りに助けてもらえず一人で悩み続けた結果、いつまでも疑問が解消されず、ミスが増えてさらに仕事が遅くなる悪循環に陥ってしまいます。
毎回完璧に仕事をこなすのは難しいですが、どうしても遅くなるときは少しでも信頼関係を崩さないよう、周りへの配慮を忘れないことが重要です。
③会社の業績にかかわる重要な仕事から外される
上司は、部下の仕事ぶりを見ながら「どの業務を誰に任せるか」を判断しています。
どれだけ一生懸命取り組んでいても、常に対応がギリギリな状態では、上司から高い評価を得られず、重要な仕事を与えられるチャンスを逃してしまうでしょう。特に、ミスが許されない高度な仕事については「あの人に任せるのはリスクが高い」と判断され、担当から外されてしまうことも考えられます。
自分の実力を最大限発揮するためにも、まずは行動を振り返り、効率よく仕事を終わらせる工夫をしましょう。
④社内でのキャリアアップが難しくなる
社内で昇進・昇格を達成するためには、実績や経験を積んで上司から高い評価を得なければなりません。しかし、仕事が遅いと高い実績を出すどころか、周りの足を引っ張る存在とみなされ、キャリアアップの実現も難しくなってしまいます。
上昇志向があまり高くない人でも、自分の頑張りを周りに認めてもらえず、期待通りの評価を得られない状況が続いていたら、働くモチベーションが下がってしまいますよね。
長い目で考えたときに、キャリアアップを実現させたい人は早めに行動を改善し、少しずつ成果を出せるようにしましょう。
仕事が早いと言われる人の特徴4選
- 小さなタスクにかかる時間も考慮してスケジュールを組んでいる
- 自分の仕事だけでなく周囲の状況も把握している
- 周りと積極的にコミュニケーションを取っている
- 日頃から作業効率を上げるための方法を考えている
今の悩みを抜け出すためには、どのような人を目指すと良いのかを知ることも重要です。仕事を早く終わらせるために頑張っても、目標がなければ達成感を得られず、いつの間にかやる気を失ってしまうかもしれません。
そこで、仕事が早いと言われる人の特徴を4つ紹介します。先輩たちの意見も参考に目標を設定し、職場でお手本になる人も見つけられると目指すべき方向性が明確になりますよ。

「この人は仕事が早い!」と感じる人には、どのような特徴がありますか?

レスが早い人は仕事も早いと感じます。また、タスクを振られたときにすぐに納期と所要時間を確認している人も、仕事が遅れることはほとんどないように見えます。

反応が早い人です。仕事への意識や意欲が高いのだと思います。現在フリーランスの方と仕事をしていますが、その方はとにかくレスポンスが早く、一緒に働いていてやりやすいなと感じています。

自分のデスク周りが綺麗に整理整頓されている人は仕事が早いイメージがあります。探し物をするのに時間がかからないので、その分生産性が上がっているのだと思います。

段取りが良く、一日の計画がうまく立てられたりする人や、机の上が整理整頓されている人は仕事が早いと感じます。
次の記事では、仕事を終わらせる早さも含めた「仕事ができる人」の特徴や、スキルを伸ばすコツを解説しています。仕事ができる人の行動や思考パターンを具体的に知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
①小さなタスクにかかる時間も考慮してスケジュールを組んでいる
仕事が早い人は、与えられた業務の最終ゴールだけでなく、中間目標や1日単位のやるべきことも明確にしたうえでスケジュールを立てています。
また、仕事が早い人は締め切り直前まで予定を詰めることはありません。想定外のトラブルに備えて、期日よりも2〜3日早めに仕事が終わるようスケジュールを調整しています。
仕事に取り組むときも常に進捗を確認し、方向性がズレている場合は軌道修正するなど、必要に応じて計画を立て直しながら目標まで近づけられるのが特徴です。
②自分の仕事だけでなく周囲の状況も把握している
仕事が早い人は、担当業務の目的や全体像だけでなく、周りの進捗状況や取引先の意向などを把握することも得意です。
そのため優先度の高いタスクから取り組み、進捗が遅れている人のフォローにも回ることで、期日よりも確実に早く仕事を終えられます。
自分の仕事を終わらせるだけで満足せず、次の人が作業に困らないよう「資料を添付する」「メモを残す」などの細やかな配慮をできる人も多いでしょう。
③周りと積極的にコミュニケーションを取っている
困ったときにすぐ助け合えるよう、普段から周りと積極的にコミュニケーションを取っているのも、仕事が早い人に共通して見られる特徴です。
コミュニケーションを通して信頼関係を築けているため、気になることや疑問点があった場合にもすぐに相談でき、スムーズに仕事を進められます。仕事が早い人は、自分で考え込んだり調べたりするよりも、わからないことをすぐに聞いたほうが確実な正解を出しやすいことを理解しているのです。
周りが困っているときにも積極的に手を差し伸べ、働きやすい職場環境をつくることにも貢献しているので、いずれはチームをまとめるリーダー的な存在としても活躍できるでしょう。
④日頃から作業効率を上げるための方法を考えている
仕事のスキルを伸ばすには、日々の積み重ねが重要です。仕事が早い人は常に作業効率を上げる方法を考え、実践を繰り返すことで着実にスキルを高めています。
たとえば、作業効率を上げるうえで有効なツールや方法があれば、積極的に使って試行錯誤を重ね、自分なりのアレンジを加えて仕事に活かします。
このタイプの人の強みは、すぐに成果が出なくても諦めず、冷静に行動を継続して変化を確かめ、どの手段を取り入れるべきか見極められる能力です。周りに比べて成長スピードが速いことから高い評価を得やすく、重要な仕事を任されたりキャリアアップを実現できたりするのも特徴です。
仕事が遅い人の行動を改善する10の方法
仕事が遅い人の特徴や原因がわかったら、自分に合った方法で行動を改善してみましょう。ここからは行動を改善する10の方法を紹介します。
人によっては、改善すべき行動がいくつも思い当たるかもしれません。ただ、焦って「あれもこれも」と手を付けると、かえって効率が悪くなってしまう可能性もあるため、やるべきことを絞り込んで徹底的に取り組むことをおすすめします。
仕事を早くこなすために、どんな工夫をしていますか?

私の場合、まずやらなければいけない業務タスクを最初に書き出し「期日があり緊急性があるもの」「期日があり緊急性がないもの」「期日がなく緊急性があるもの」「期日がなく緊急性もないもの」の4つに分類します。
その後「今日中にやらなければいけないタスク」と「明日以降でも構わないタスク」を分けます。今日やるタスクだけをすべて終わらせ、それでも時間が余ったら、明日以降取り組む予定のタスクに取り掛かります。定時が来たときに当日分のノルマが終わっている場合は、すぐに帰っていました。

朝一番に現状残っているタスクを洗い出し「①その日中にやる必要があるタスク」「②期日はまだ先だが優先度の高いタスク」「③期日が迫っているがそこまで優先度の高くないタスク」「④期日も先であり重要性も低いタスク」に分類しました。
私は①を最優先に終わらせてから③に着手していました。③は可能であれば期日を延ばし、そこから②のタスクを取り組むことで優先度の抜け漏れがないように心掛けています。また、取り組んでみて期日に間に合いそうにないタスクがあれば、人の手を借りるなどして進めることで仕事を終わらせていました。
①仕事の目的・ゴールを明確にしてから作業を始める
仕事を早く終わらせるには「何のためにやるのか」「いつまでに終わらせるのか」という、目的やゴールを明確にしてから作業を始めましょう。目的やゴールを明確にするときは、上司に確認や質問をして共通認識を持っておくと安心です。
上司への確認・質問例
- この業務は◯◯の方向性で進めようと思っていますが、問題ないでしょうか
- クライアントが重視しているのは◯◯という認識で間違いないですか
- この仕事はいつまでに終わらせるのがベストでしょうか
「やるべきこと」と「不要な作業」を明確にしたうえで作業時間を見積もれば、ムダな動きがなくなり、期限内に仕事を終えられるようになりますよ。
②自分が抱えている仕事をリストアップする習慣をつける
仕事を効率的に進めるためには、タスクの量を調整することも必要です。必要以上に仕事を引き受けないためにも、自分が何の業務を担当しているのかリストアップする習慣をつけましょう。
自分の担当業務を視覚化し「どこまでなら一人で処理できるのか」を見極めることで、仕事を抱えすぎず、作業に集中して取り組めるようになります。
まずは現在抱えている仕事を洗い出し、ノートやメモ帳に書いてみましょう。タスク完了後はリストにチェックを入れると、ほかの仕事を引き受けるべきか判断しやすくなります。
③仕事の締め切りから逆算してスケジュールを立てる
締め切りがいつなのかを把握し、そこから逆算して「何のタスクを」「いつまでに終わらせるのか」というスケジュールを立てる方法もおすすめです。
最終的なゴールだけでなく、短期目標もいくつか設定することで作業時間を見積もりやすくなり、効率的に仕事を進められるようになりますよ。
仕事のスケジュールを立てるときの手順
- 仕事の締め切りを確認する
- 仕事を終わらせるために必要なタスクを洗い出す
- タスクの順序を整理して作業時間を見積もる
- カレンダーや手帳にスケジュールを書き込む
作業時間を見積もるときは、ある程度余裕を持たせておきましょう。想定外のトラブルが起きても、締め切りを過ぎることなく仕事を終えられるようになりますよ。
スケジュールを立てるときのポイントを聞いてみた!

仕事のスケジュールを立てるとき、早く終わらせるためには何を意識したら良いですか?

自分の予定以外に、上司のスケジュールも確認しておくのがおすすめです。「このタイミングで途中経過を確認してもらえるように完成させる」と逆算して仕事のスケジュールを立てれば、今やるべきことがはっきりします。

上司の確認や承認が必要なタスクや、クライアントとの連携が必要な仕事など、自分だけでは完結できない業務については優先的に日時を決めておくのが効果的だと思います。

私はすぐ終わりそうなタスクから取り組むようにしています。時間のかかるタスクについては、必要に応じて周りを巻き込んで完了させることもあります。ポイントは、いざというとき頼みやすいように、資料や進捗は常に共有しておくことです。
④タスクの優先順位をつける
仕事のスケジュールを立てるときは、タスクの優先順位をつけることも意識してみてください。重要度の高いタスクが後回しになることを防ぎ、より効率的に仕事を進められます。
優先順位をつけるときのコツは「緊急度」「重要度」という2つの軸でタスクを整理することです。やるべきタスクを洗い出したら、緊急度と重要度の高さから優先的に取り組む作業を分類しましょう。
タスクの優先順位の例
- 緊急度・重要度が両方高いタスク
➡取引先のクレーム対応、予算額が大きい提案の資料作成など - 緊急度・重要度のどちらかが高いタスク
➡社内メールの返信、スキルアップの研修受講など - 緊急度・重要度が両方低いタスク
➡古い資料の整理整頓、業務に直接関係ない情報収集など
優先順位のつけ方に迷うときは、一度自分で考えてから「このように進めようと思っていますが、問題ないでしょうか」と上司に相談してみましょう。
⑤自分一人で考える時間を事前に決めておく
一人で考える時間が長く、なかなか作業が進まない人は「◯分間で答えを出そう」と事前に決めておきましょう。制限時間を設けることで素早く決断する意識が高まり、効率的に仕事を進められます。
考える時間を決めるときには「上司に質問しよう」「とりあえず手を動かしてみよう」と、次のアクションプランを立てるのもポイントです。
アドバイスを受けたり作業を進めたりする中で、答えが見つかる場合もあります。考えることだけにこだわらず、いろいろな方法を試しながら解決策を探る習慣をつけましょう。
⑥「◯分後に休憩しよう」と決めてから仕事に取り組む
集中力を維持するためには、いつ休憩を取るのか決めたうえで仕事に取り組みましょう。「◯分後に休憩しよう」と決めることでゴールが明確になるため、集中して作業に取り組みやすく、ちょっとした誘惑にも気を取られずに済みます。
効率的に休憩を取る方法としておすすめなのは「ポモドーロテクニック」です。作業時間を25分ごとに区切り、3〜5分の休憩を挟むことで無理なく集中力を維持できます。
ポモドーロテクニックの進め方
- やるべきタスクをリストアップする
- タイマーをセットして作業を開始する(25分間)
- タイマーが鳴ったら休憩する(3〜5分間)
- 作業と休憩のサイクルを最大4回繰り返す
- 4回終わったら長めの休憩を取る(20〜30分間)
職場環境によって、タイマーをセットするのが難しい場合には、見える場所に時計を置いてもかまいません。メリハリをつけ、高い集中力を維持することで作業が捗り、時間に余裕を持って仕事を終えられるでしょう。
⑦報告・連絡・相談を徹底する
仕事が遅い状況を抜け出すためには、こまめな報告・連絡・相談で早めに問題を発見し、解決する姿勢も欠かせません。
特にチームで仕事を進める場合は、メンバーの進捗に影響を与える可能性があるため、些細な内容でも報告・連絡・相談を忘れずおこなうことが重要です。
報告・連絡・相談のタイミング
- 上司に指示された仕事が完了したとき
- 仕事の進め方やスケジュールに変更があったとき
- 業務に関する新しい情報を手に入れたとき
- ミスやトラブルが発生したとき
上司や同僚に伝えるべき出来事が起きたら、その時点ですぐ報告・連絡・相談しましょう。結論から簡潔に説明すると短時間で要点が伝わり、周りも迅速に対応できます。
報告・連絡・相談をするときに先輩社会人が意識していたことは?

スムーズに報告・連絡・相談するポイントを教えてください!

自分のやり方で合っているか不安なときは、早い段階で確認・相談をしています。まずは自力で少し進め、それを見てもらいながら上司の指導を受けることで、仕事のイメージが掴みやすくなり、その後のミスも防げると感じています。

期日に余裕のあるタイミングで8割ぐらいの完成度のものをチェックしてもらうと、完成イメージとの認識相違が解消できて、良いものが納品できると思います。

自分の中で意識しているポイントは、最初に「もし自分が部下から同じ内容を報告、連絡、相談されたらどう思うか」を自分に問いかけることで、今取るべき行動を判断することです。
⑧ミスしたときは原因と改善策を考えるようにする
仕事で同じミスを繰り返すと、作業効率が落ちて遅れが生じます。そのため、ミスしたときは原因を客観的に分析し、同じ失敗を重ねないよう改善策を考えましょう。
仕事でミスをする原因の例
- 任された仕事の難易度が高い
- 仕事の量が明らかに多い
- 仕事の流れを十分に理解していない
- 業務に関する専門知識が足りていない
- 疑問や不明点があっても周りに相談していない
- 体調不良や疲労によって集中力を維持できない
原因が自分自身にある場合は、行動の改善策を立てて実行すると少しずつミスが減り、効率的に仕事を進められます。「仕事がスキルに見合っていない」「仕事の量が多い」など、外的要因でミスを繰り返してしまう人は、上司に相談して業務を調整してもらいましょう。
ミスを繰り返さないためにできることを教えて!

同じミスを繰り返さないようにどうやって原因や改善策を考えていましたか?

ミスから何を学ぶべきか・何を準備すべきだったかを論理的に考え、次への対策をしていました。ミスそのものに気を取られないことが、仕事を効率的に進めるうえで非常に重要です。

状況の分析が大事だと思います。ミスの中にも、準備不足など自分が悪いパターンもあれば、ある程度「仕方なかった」場合もあります。肝心なのは、ミスを恐れ過ぎず「多少のミスはそれ以外でリカバーすればOK!」くらいの意気込みかもしれません。

なぜミスをしたのか、どのように行動していたらミスを防ぐことができたのかを考えます。メモを取るだけでなく自分で考えることも、今後起こりうるミスを減らすポイントです。
⑨小さなことでもメモに残す癖をつける
どれだけ記憶力が高い人でも、頭で覚えられる情報には限界があります。教わったことを忘れて余計な作業を増やさないよう、小さなことでもメモに残す習慣をつけましょう。
メモを見返しながら作業を進めることで、確認や修正にかかる時間が大幅に少なくなり、締め切りまで余裕を持って仕事ができます。
効率的にメモを残す方法
- ページの上部にタイトル、日付、場所を記載する
- 要点を箇条書きでまとめる
- 「重要事項は赤」「自分の意見は青」など、ペンの色を分ける
メモを使う場面は、上司の指示を受けるときだけでなく、研修や会議、取引先との打ち合わせなどさまざまです。必要なときにすぐ取り出せるよう、手軽に持ち歩けるサイズのメモ帳を使うようにしましょう。
⑩デスク周りやPC内のデータを整理整頓する
仕事を早く終わらせるためには、デスク周りの書類やPC内のデータを整理整頓しましょう。
書類・データを整理整頓する手順
- 自分が持っているすべての書類・データを取り出す
- 「必要なもの」と「不要なもの」に分類する
- 不要な書類・データは処分する
- 必要な書類・データを使用頻度別に分ける
使用頻度の高い書類・データは「手元の引き出し」や「PCのデスクトップ」など、取り出しやすい場所に置くことで仕事も捗るでしょう。
整理整頓には手間がかかりますが、長い目で見ると大きな時間短縮の効果があります。スキマ時間なども活用し、少しずつ整理整頓を進めてみてください。
先輩たちが実践している整理整頓のコツを紹介!

整理整頓のコツを教えてください!

デスクトップの背景画像に「todo」や「連絡事項」など、区画ごとに書かれたもの設定するとデータを管理しやすいです。どこに何を置くのか瞬時にわかりますし、ごちゃごちゃにならないよう自然と整理する癖がつきます。

業務に応じてフォルダを整理し、タイトルも何に関するデータかわかりやすくするのが良いと思います。またすぐに使うものはお気に入り登録をし、それも業務ごとにフォルダに分けたり、起動時に自動で開く設定にしたりするとすぐに着手できます。

自分はペーパーレス化が好きなので、紙で保管している資料などをPDFでPCに取り込みます。その中でPC内に業務別にフォルダを作成して保管しています。
仕事が遅い人の悩みを抜け出す5つの考え方
仕事のスピードを上げるためには、今までと違う視点で物事を捉えるのも効果的です。
そこで、仕事が遅い人に共通する性格タイプ別に、悩みを抜け出す考え方のヒントを紹介します。先輩のアドバイスも参考にしながら、考え方を少し変えて仕事に取り組んでみましょう。
視点を変えたことで成功した経験を教えて!

もともと慎重で、要領があまり良くないタイプなので「仕事が遅いのかも」と考えたことはあります。それに対して引け目を感じ、申し訳なさを抱いてた時期もありました。
しかし、今は自分のことを「大器晩成型」として考えるようにしています。確かに要領は良くないですが、コツコツやることは得意です。その長所を活かし、スピードや腕前で負けていた人をしれっと抜いていることもありました。
このような経験から、現在は「最初のうちは遅くても仕方がないよね。でもコツをつかめばガンガンいける」くらいの意気込みで仕事に取り組んでいます。

当時は精神的に参っていたこともあってか、対人コミュニケーションに疲れを感じていました。まだ話してもいない段階で「相手から嫌なことを言われるのではないか」という恐怖心から行動できず、相手と予定の調整をしたり電話したりする業務への着手が遅れて仕事も溜まる状況だったのです。
ただ、嫌なことを後回しにするほうが後々苦労すると実感してからは「まず行動してみて後のことは結果から考えよう」と意識が変わり、仕事もうまくいくようになりました。
①完璧主義タイプは「70点できたら合格」と考える
100点の完成度を目指すと「本当にこれで大丈夫かな」と不安になりやすく、締め切り直前まで何度も確認作業をしてしまいます。ただ、人によって価値観は異なるため、自分では100点だと思っても上司が同様に評価してくれるとは限りません。
そこで、まずは70点を目指し、残りの30点は周りと協力しながら完成に近づけるイメージを持ちましょう。70点の完成度であれば、多少の修正が入ったとしても上司にとっての合格ラインは超えているものです。
自分自身に合格点を与えることで、達成感を味わいやすくなるため、適度なモチベーションも維持できますよ。
②お人好しタイプは「自分が引き受けられる範囲を提案しよう」と考える
お人好しタイプは優しい人が多いため、相手の頼みごとを完全に断るのは難しいかもしれません。そこで「自分が引き受けられる範囲を提案しよう」と考えてみましょう。
相手の気持ちを尊重しつつ自分の意思表示もできるため、関係を悪化させず、かつキャパシティを超えない範囲で仕事を引き受けやすくなります。
仕事を頼まれたときの提案の例
- すぐに引き受けるのは難しいですが、◯日以降でしたら対応可能です。それまでお待ちいただいてもよろしいでしょうか
- 全体を引き受けるのは厳しい状況ですが、資料の取りまとめや確認作業など、一部であればお手伝いできます
- 現状だと、ほかの業務との兼ね合いで◯日までに終わらせるのが難しいと考えています。締め切りを△日までに延ばしていただくことは可能でしょうか
結果的に断る形になったとしても、「できればお受けしたいのですが」「大変ありがたいことなのですが」と添えることで誠意が伝わり、相手の気分を害さずに済むでしょう。
③面倒くさがりタイプは「とりあえずやってみよう」と考える
面倒くさがりタイプの人は、苦手な仕事ほど「とりあえずやってみよう」と手を動かしてみてください。苦手な仕事を先に終わらせることで気持ちが楽になり、残りの作業もスムーズに進められるでしょう。
特に複雑な思考や作業が求められる業務については、集中力が高い午前中に進めておくと、ほかの時間帯に取り組むよりもスピーディに仕事を終えられます。
「◯時までに終わらせる」と制限時間を設けたり、タスクを細分化して小さな目標を決めたりするのもおすすめです。制限時間や目標をクリアすることで、苦手な仕事でも達成感を味わいやすくなり、モチベーションを高めながら効率的に取り組めます。
④謙虚タイプは「自分も頼られたら嬉しいはず」と考える
なかなか周りに相談できない謙虚タイプの人は「自分も頼られたら嬉しいはず」と考えてみると、困ったときに助けを求めやすくなるかもしれません。
周りを頼るときの伝え方の例
- ◯◯の作業を進めているのですが、△△の部分で行き詰まってしまいました。以前同じ業務をしていたとお伺いしたのですが、良ければ進め方を教えていただきたいです
- △△の資料を確認していただきたいのですが、よろしいでしょうか。特に◯◯の内容に不備がないかをチェックしていただきたいです
- 都合の良いタイミングで問題ありませんので、◯◯の業務について少し相談に乗っていただきたいです
質問の回答やアドバイスをもらったときは「申し訳ございません」ではなく「ありがとうございます」「本当に助かりました」と感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
人は誰かに頼られると嬉しいものです。素直に助けを求め、お礼を言うことで相手に良い印象を残し「次も協力したい」と思ってもらえますよ。
⑤優柔不断タイプは「制限時間内に決めよう」と考える
優柔不断タイプの人は、意思決定しなければならない状況をつくるために「制限時間内に決めよう」と心の中で宣言してから考え始めるのがおすすめです。
小さなことでも短時間で決断する習慣をつければ、素早く行動できるようになり、締め切りまでに余裕を持って仕事を進められます。
「この決断で大丈夫かな」と不安になるかもしれませんが、どの選択肢を取っても結果は大きく変わらないことがほとんどです。制限時間内に意思決定をしたら、「トラブルが起きたら修正すれば大丈夫」という気持ちで作業を進めましょう。
周りの信頼を落とさずに仕事を進める3つのポイント
- すぐ上司に報告して締め切りを調整してもらう
- 周りの手を借りる時はほかの仕事を代わりに引き受ける
- 仕事が一段落したら感謝の気持ちを伝える
どれだけ行動や意識を変えても、タスクの量が多かったり苦手な業務を任されたりすると、締め切りまでに仕事が終わらない場合もあります。そこで、締め切りまでに終わらせるのが難しい状況でも、周りの信頼を落とさずに仕事を進めるポイントを3つ紹介します。
「このままでは間に合わない!」というとき、先輩たちはどう行動した?

どう頑張っても締め切りに間に合わないとき、どのような対応をしていましたか?

納期に間に合わせるのが難しいときは、事前に「少し延ばしてほしい」と相談を持ちかけました。どうしても無理なときには臆せず相談することも、社会人にとって重要なスキルだと思います。

間に合わないとわかった時点で連絡して「これなら確実に終わるだろう」というスケジュールを提示することが大切だと思います。そのうえで再設定した納期より早く提出できれば、一度下がった期待値を上回ることができます。

絶対に間に合わないとわかった時点でクライアント、関連部署、上司に報告を入れます。その中で手が空いてそうな同僚、後輩に声を掛けてできるだけ助けてもらいます。
どうしても仕事が終わらない状況が続いている人は、次の記事もチェックしてみてください。さまざまな角度から原因を探り、最善の解決策を試してみてくださいね。
①すぐ上司に報告して締め切りを調整してもらう
どうしても仕事が終わらないときは、その時点での進捗と残りのタスクを上司に報告し、締め切りを調整してもらいましょう。
締め切り直前に報告すると調整が難しい場合もあるため、常に進捗をチェックし「このままでは間に合わない」と気づいた時点で上司に伝えることが重要です。
上司に報告するときの例文
◯◯の業務についてですが、現在△△の部分まで進んでいます。ただ、A社から追加の依頼が発生したため、期日までに提出するのが難しい状況です。
◯日まで締め切りを延ばしていただけると、すべてのタスクを完了し、チーム内での確認作業も終えられるのですが、調整していただくことは可能でしょうか。急な変更となってしまい、大変申し訳ございません。
ただ謝るのではなく、仕事が遅れている理由や今後の見通しも説明すると、締め切りを調整してもらいやすくなります。
②周りの手を借りる時はほかの仕事を代わりに引き受ける
締め切りまでに仕事を終わらせるのが難しい場合は、周りに助けを求めるのも一つの手です。このとき、相手の負担だけが大きくならないよう、後日可能な範囲で仕事を代わりに引き受けるよう心掛けましょう。
ポイントは、自分が任せる仕事と同じくらいの負担感の作業を引き受けることです。互いに不公平感を抱かない配慮をすることで、信頼関係が深まり助け合う空気が生まれやすくなります。
また、苦手な仕事を任せる代わりに得意分野を引き受けると、チーム全体の作業が捗って効率良く成果を出せるでしょう。
③仕事が一段落したら感謝の気持ちを伝える
締め切りを調整してもらったり、仕事を手伝ってもらったりした後は、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。
メールやチャットではなく、直接伝えることで相手は「助けて良かった」と感じ、別の場面で困ったときも喜んで協力してくれるようになります。
感謝の気持ちに加え「もし何かあったら遠慮なく声を掛けてください」「私にできることがあればお手伝いします」と、相手に協力する姿勢を見せるのもポイントです。
「仕事が遅い……」と焦ってしまう人必見! 同じ悩みを抱えていた先輩のアドバイス
自分の思い通りに仕事を進められないと、「早く何とかしなければ」と焦ってしまいますよね。しかし、焦る気持ちが大きくなると、ケアレスミスが多くなり、周りの業務を増やして結果的に迷惑をかけてしまいます。
すぐに成果を出せなくても、着実にスキルを伸ばすためには「これならできそう」と思える解決策をコツコツ実践し続けることが大切です。
そこで、同じ悩みを抱えていた社会人の先輩に、どのように乗り越えてきたかを聞いてみました。自分の欠点ばかりに目を向けず、些細な変化でも成長を感じて前向きに行動できるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
先輩たちは「仕事が遅い」という悩みをどうやって乗り越えた?

まずはコツコツ少しずつ改善するしかないと思います。行動を改善し始めても、成果が現れるには、2〜3カ月ほどかかると思います。職種によっては年単位でかかるケースも少なくないでしょう。
何かが上達したり、職場に慣れたりするということは、すぐ実現できるわけではありません。でも、その仕事や環境が絶望的に合っていない場合以外は、ある程度満足できるレベルまでは成長できると思います。
仕事が遅いという理由で難癖をつけられたり、怒られたりすることがあるかもしれませんが、それを改善しようと努力しているのであればまったく問題ないと思います。
周りを気にし過ぎずメンタルの安定を保つことも大切
周りに言われたことは一旦置いておいて、自分にできる努力を続けましょう。
時間はかかるかもしれませんが、仕事の処理速度はだんだん速くなっていくものです。仕事のスキルを伸ばすには、安定したメンタルも大切なので、目標を明確にして実直に取り組みましょう。

私はそこまで器用な方ではないため、マルチタスクが重なったりスケジュールを詰めすぎたりするとパンクしてしまう傾向にあります。そこで、仕事のペースに体と心を慣らすことに時間をかけているのですが、その分最初は仕事は遅くなりがちです。
過去には頑張りすぎて精神的に参ってしまったこともあるため、今は無理せずに自分のペースで進めるようにしています。時間がかかっても、自分のやり方を見つけるほうが結果的に効率も質も良くなると気づいたからです。
仕事が遅くても丁寧さが伝われば評価につながる
正直、仕事が早くなくても、丁寧な仕事ができればそこはきちんと評価されますし、周りと自分を比較して焦りすぎる必要はないと思います。
自分がやりがいをもって取り組み、結果として相手の満足度を高めることができれば、それが仕事を早める一番の近道になると思います。自分を大事にしながら頑張ってくださいね。
仕事が遅い人は焦りすぎないことが大切! 自分に合った方法で少しずつ効率を高めよう
「私って仕事が遅いのかも」と感じたときは、焦らず自分の行動や思考パターンを振り返り、原因に合った解決策を実践することが重要です。
やるべきことを絞り込み、継続的に取り組むことで仕事の効率を高められます。自分自身の性格タイプを分析し、考え方を少し変えて仕事を進めてみるのもおすすめですよ。
本記事をもとに、仕事を早く終わらせるコツをつかんでスキルを磨き、自信を持って働き続けましょう。

仕事が遅くて悩んでいる人がまず心掛けたいことは、仕事の依頼者が「何を重視しているのか」を考えることです。具体的な例として、仕事の質を求めているのか、それともスピードを求めているのか、などが挙げられます。
もちろん、すべての仕事において質を重視することは大切ですが、仕事の早さを求められているときは、質よりも「まずは7割程度で完了させる」という意識が必要なこともあります。
マイルールを決めて期限への意識を強めよう!
仕事のスピードを上げる一つの方法として、当初依頼された期限よりも2~3日程度短い期限を自分で設定することも効果的です。
そして「期限が来たら未完成でも一旦切り上げ、必ず提出する」というルールを決めておきましょう。そうすると、自然と仕事のスピードは早まりますし、もし修正があったとしても当初の期限に間に合いますよね。
また、「やるべき仕事」そのものを見直してみるのも大切です。「自分がやるべき仕事」と「自分がやる必要のない仕事」の選定をし、本当に時間を割くべき仕事のみに注力することも、仕事のスピードを上げるのに効果的ですよ。試してみてくださいね。
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対人コミュニケーションが苦手で、スケジュール調整など相手との交渉を後回しにした結果、仕事が溜まって進捗が遅れてしまったことがありました。