履歴書の誤字は不利になる? 現役就活生たちの体験談をもとに対処法を解説
「履歴書に誤字があるとマイナスなイメージになるのかな」と不安を感じる人も多いでしょう。軽微な間違いなら、不合格の決め手にはなりにくいといえます。しかし、誤字自体が合否の決め手にならなくても、採用での差別化要因になることもあるのです。
たとえば、誤字をそのままにしている履歴書からは、気の緩みや志望度の低さを感じるでしょう。もし同じ評価の応募者が複数いる場合、誤字がないほうが有利になる可能性も高まります。就職活動はぎりぎりの差で勝負が決まるケースも多いため、できる限り志望企業にマイナスな印象を与えないような対処が必要です。
この記事では、履歴書の誤字を未然に防ぐ方法や、提出後の応急処置などを現役就活生や内定者たちの経験談を交えて解説します。誤字対策や修正する際のポイントを参考にし、書類選考対策に役立ててくださいね。
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履歴書で誤字をしたことはある? みんなにエピソードを聞いてみた
履歴書を作成していると、誰しも一度は誤字をして焦った経験があるでしょう。実際先輩たちにも聞いたところ、たくさんの人が履歴書を書き間違えた経験があるようです。
誤字をしたタイミングや具体的な対処法、どんな感情になったかなど、役立つエピソードが集まりました。誤字をしてしまったからといってすぐに「落ちたかも」と焦る必要はないため、先輩たちの経験から誤字をしたときにまずすべきことを考えていきましょう。
履歴書で誤字をしたときの話を聞かせて!
提出後に誤字を見つけたことがあります。特に重要な部分ではない項目だったのでとても迷いましたが、一応問い合わせフォームから誤字をしたことを報告しました。そのときは、「わざわざご連絡ありがとうございます。確認いたしました」と返信が来て、選考も無事通過しました。特に減点があったとは思いませんが、その一件以降は、提出前に再度見直すようになりました。
あります。提出後にそのミスに気付き、その後、「それが原因で選考に影響はないか」と不安になり、寝つきが悪くなってしまいました……。
履歴書を書いていて、最後の最後にミスをしてしまい、とても悲しくなりました。すぐに気持ちを立て直すこともできなかったので、数時間経ったあとに書き直すことにしました。
はじめて履歴書を書く際は緊張で何度も失敗しました。紙の履歴書を書くことが多かったので、失敗する度に一から書き直していました。
内定者たちはどうした? 履歴書の誤字で不利にならないための挽回策
誤字があっても対策次第で、選考に不利になる可能性を最小限に抑えられます。実際に、先輩たちはどのような挽回策で、選考結果に影響しないように対策したのか聞いてみました。
誤字が発覚したときのメンタル面での対処法や、具体的な誤字の修正法はもちろん、先輩たちが今だからこそ思いつく挽回策も聞いています。すぐ取り入れられる方法もあるため、参考にしてくださいね。
「履歴書で落とされることが多い……」「この前提出した履歴書が落ちていたらどうしよう」と悩んでいる学生も多いかもしれません。履歴書で落ちる原因は、誤字以外にも複数考えられます。合格につながる履歴書の書き方を解説している以下の記事も併せてご覧ください。
書類選考に落ちる……体験談付きで合格につながる書き方を徹底解説
誤字をしたあとはどのようにリカバリーしたの?
履歴書で誤字をしてしまい、提出の取り消しができずそのままになってしまったことがあります。しかしそのときは、サイトの問い合わせフォームから誤字の内容と謝罪を送信しました。かなり不安でしたが、「わざわざご連絡ありがとうございます。確認しました」という内容の返信がすぐに帰ってきて、安心して選考に臨むことができました。
行動したあとはご縁に任せることも大切!
誤字をしてしまったときは不安になりますが、すぐに行動することが重要です。行動せずに選考に進むと不安を抱えたまま臨むことになります。気付いたら、すぐに連絡をしてしまいましょう。まずできる対処をしたあとは、開き直って「誤字なんて大したことない、これで落とす企業は最初から合わなかった」と思って良いと思います。
履歴書の誤字に気付いて、問い合わせフォームから連絡をした経験があります。しかし、実際は誤字についてそれほど厳しい審査基準はないのではないかと思いました。実際、誤字によって選考に影響はなかったためです。そのため、メンタル面としてはそれほど気負わず、面接に向けてほかの対策をした方が挽回にも繋がりますし、そちらの方が良いと思います。
ChatGPTやキャリアセンターでの添削で誤字を防ごう!
一つアドバイスするとすれば、ChatGPTで誤字について添削してもらったり、キャリアセンターを利用したりするのがおすすめです。誤字で悩むことが少なくなると思います。
一度してしまったミスは仕方ないので、次からの選考に活かせば良いと思います。書くときは集中して一文字一文字丁寧に書き、書いたあとも何度も誤字脱字がないか見直します。また、万が一誤字があった場合も書き直す時間が取れるように、締め切りまで余裕を持って書き上げることも重要だと思います。
誤字の確認はWordや誤字チェックツールもおすすめ
また、私は下書きをwordで書いたり、誤字チェックのツールを使ったりしていました。就活生向けでなくても便利なツールはたくさんあるので利用するのが良いと思います!
先輩たちの体験談も参考にしよう! 履歴書の誤字が選考に与える4つの影響
履歴書の誤字だけで、合否が決まることはあまりありません。誤字がどのくらい影響を与えるかどうかは、企業や採用担当者の判断次第です。
しかし、状況によっては合否の重要な判断材料になる可能性があります。
どのような場合、誤字が合否に影響するのか、4つのケースを解説します。誤字が原因で選考で不利になった、あるいはならなかった先輩たちの実体験に基づく意見も参考にしてくださいね。
①応募者同士でふるいにかけられた場合は不利になる
同じレベルの学生で合否を迷っている場合、誤字の有無が選考のわかれ目になる可能性もあるでしょう。
採用担当者が学生を評価する際、加点方式と減点方式を採用する企業も多くあります。加点方式は、長所などから点数を積み上げる一方、減点方式は短所などから減点分を差し引いて評価します。
加点方式だとしても、履歴書の誤字はマイナスの印象を与える可能性が高いでしょう。とくに、多くの応募者の中から合否を決める場合、些細な誤字が大きな影響を及ぼす可能性があるためです。
たとえば、同じような能力や経験を持つ学生が複数いる場合、誤字がない丁寧な履歴書のほうが好印象になり、次の選考に進める可能性が高まります。
学生同士で比較されるため、少しの誤字とはいえ重要なポイントです。
②業界や職種によっては採用・不採用に影響する
業界や職種次第では、内定獲得の結果に直結する場合があります。
一般的には、誤字があっても軽微なミスと見なされることが多いでしょう。しかし、職種や業務内容によっては、小さなミスが重大な損失やデメリットにつながるケースもあることから、履歴書の誤字を致命的なミスとして捉えられる可能性があります。
たとえば、製造業界や医療業界など、一つひとつの作業の正確性がもとめられる業界が挙げられます。また、校正や文章作成など、文字や表記を扱う仕事でも、注意力が低いイメージにつながりかねません。
営業職やコンサルティングなど、対人の業務が中心のな職種なら、誤字があっても直接合否に影響する可能性は低い場合もあります。しかし、どのような企業でもは良い印象を持たれない可能性が高いため注意しましょう。
③人柄や仕事へのスタンスに懸念を持たれる
履歴書の誤字は、応募者の人間性や、仕事に対する姿勢を判断する材料になります。
採用担当者は、履歴書からも学生の人柄を判断しています。もし誤字が多いことに気付けば、「真面目さや責任感、細かいところまで気を配る習慣がなさそう」と不安を抱く可能性があるでしょう。
とくに報告書や提案書の作成など、注意深く丁寧な仕事がもとめられる職種なら、合否への影響は増します。たかが誤字でも長期的な視点で考えると、採用後に業務上のミスや不手際につながれば、会社に損失を与えかねません。
このような理由から、万が一の事態を未然に防ぐためにも、履歴書の誤字に対して神経質になる企業は一定数います。
④志望度が低いゆえの準備不足と捉えられることもある
履歴書の誤字は、志望度の高さや熱意と一致しない行動として評価される可能性があります。「高い志望度を持っているのであれば、細心の注意を払って履歴書を作成したり見直したりするはず」と考える人が大半だからです。
たとえば、志望動機で熱い想いを伝えているにもかかわらず、複数の誤字があると「本当に熱意があるのか」と疑問を抱かれかねません。真剣に入社を希望しているなら、誤字はないほうがベストです。
スケジュールに余裕を持って履歴書を作成し、誤字がないか確認したうえで提出すると良いでしょう。
誤字をしたことで面接に影響したことはある?
履歴書の誤字に気付かず、面接本番を迎えたことがあります。そのときは面接官が履歴書を読みながら面接をおこなう形でしたが、途中で履歴書の誤字を指摘され動揺してしまい、変に挽回しようとして空回りしてしまったことがあります。いま思い返すと、そこまで相手に不快感を与えるようなミスでもなかったように思うので、落ち着いて訂正すれば良かったと思います。
誤字の有無よりその後のリカバリーが評価につながる!
そのときは、選考に合格できませんでしたが、ほかの企業の選考で履歴書に誤字が見つかったときは先に訂正の連絡を入れたことで気にせず面接に臨めました。誤字そのものが重要な問題ではなく、そこからどのようにリカバリーするかが重要だと思います。
不利には少しだけなるとは思います。誤字は、一度文書を作成してダブルチェックなどの作業をすることで、なくなるはずです。しかしそれでも誤字があると、注意力や企業に対しての熱意の面でほかの就活生と比べられたときにマイナスな印象を抱かれるかもしれません。
エントリーシート(ES)の質によっては一概に不利になるとは限らない
一方で、ストーリーに惹きつけられるような文章構成能力などがあれば、そこについてはしっかり評価していただけるため、一概に不利になるとは限らないとも思います。
私は面接時に履歴書を提出する直前に誤字に気付き、面接で誤字があることを申し出たことがあります。そのときは「大丈夫ですよ」と笑顔で対応してくださいました。
不利にならなくても良い印象にはならないと思う
しかし、もし自分が誤字のあるプリントや資料を見た場合、印象が悪くなることはありませんが、「誤字があるな」とは思います。それと同様に採用担当の方の中でも、たとえ不利にならなくても、少なくとも誤字をしたという事実は残ると思います。それがどう作用するかはわからないので誤字が無いことに越したことはないでしょう。
みんなはどうした? 提出前に履歴書の誤字に気付いたときの2つの対処法
応募書類の提出前に履歴書の誤字に気付いた場合と、提出後に気付いた場合では、対処法が異なります。まずは、提出前に誤字を発見したときの対応法を知っておきましょう。
誤字があっても提出前であれば、修正できるため問題ありません。先輩たちがどのように誤字を修正したか、併せて参考にしてくださいね。
就活生たちがしていたリアルな誤字の対処法
履歴書の誤字に気付いたとき、どのように修正していたか教えてください!
企業の新卒サイトで提出したときは、問い合わせフォームかメールで訂正のご連絡を入れていました。そのときは、謝罪の言葉とともに、訂正前と訂正後がわかるようにお伝えしていました。
問い合わせフォームによるご連絡、もしくは、メールでのご連絡で、誤字について謝罪とともにお知らせしました。
就職情報サイトを通して提出した場合は、お問い合わせ欄から間違えてしまった旨を伝えるようにしていました。
紙の履歴書であれば修正ではなく一から書き直すようにしていました。オンラインであれば上書きできるものが多いので、修正後に再送信していました。
①前提としてはじめから書き直すことが必要
基本的には、一から作成し直すことがおすすめです。提出前なら、履歴書に書いた内容全体を改めて見直す良い機会でしょう。
訂正印などで書き直した場合よりも、はじめから書き直した履歴書のほうが、「時間をかけて丁寧に作成している」という印象を持ってもらえます。内容を見直す過程で表現を改善したり情報を追加したりでき、ブラッシュアップにもつながります。
一つひとつ丁寧に書き直せば、誤字がない履歴書を提出でき、好印象を与えられるはずです。
②書き直せない場合は二重線と訂正印で修正する
提出前に気付いた誤字なら、もちろん理想をいえば書き直すのがベストです。しかし、時間的に締切に間に合わないなど、現実的ではない場合もあるでしょう。そんなときは、誤字の個所に二重線と訂正印を押して修正してください。
まずは誤字を二重線で消し、二重線のうえや近くに訂正印を押します。近くの空欄に、正しい文章を記載しましょう。
先輩たちからの忠告! 提出前に履歴書の誤字を修正する場合の3つの注意点
提出前であれば、誤字があっても修正できるためデメリットは少ないでしょう。しかし、誤字の修正作業にも落とし穴や注意点があります。
先輩たちにも、提出前に誤字を修正する際の注意点を、経験談を交えて教えてもらいました。修正し提出後に「もっとこうしておけば良かった……!」と感じた後悔も聞いたので、押さえておきましょう。
①訂正印での修正は1カ所までにする
訂正印で修正する場合は、1カ所のみに抑えることです。複数箇所に訂正印があると、かえって読みづらい履歴書になってしまいます。
たとえば、もし履歴書に10を超える訂正印があると、「履歴書の作成に手を抜いた」「締切ギリギリまで行動を先延ばしにした」などのマイナスなイメージにもつながります。熱意を込めて書いた自己PRや志望動機も、想いが伝わりづらくなるでしょう。
履歴書の訂正は、見栄えにも配慮が大切です。たとえば、汚れや折れがない履歴書を使用し、殴り書きではなく綺麗な字で記入することで、「丁寧に履歴書を作成してくれるほどの熱意で応募してくれている」と良い印象を持ってもらえる可能性が高まります。
また、適度に余白を開けながら文字を書くことで、読みやすい見た目の履歴書に仕上がります。
②修正テープや修正液は使わない
基本的に、履歴書で修正テープや修正液を使うことは、マナー違反です。履歴書は重要書類になるため、修正前の文字が見えない修正テープや修正液は、信用性に欠ける印象を与えかねません。
また修正液が薄くなったり、修正テープがはがれたりすると、元の文字が見えて読みづらくもなります。誤字を修正するなら、二重線と訂正印の組み合わせが最適です。
③消せるボールペンでは書かない
「万が一また間違えたときも簡単に書き直せる」という理由から、修正時に消せるペンを使おうとしている人もいるかもしれません。しかし、フリクションボールなどの消えるインクも、修正テープや修正液同様に信頼性を損ねる危険性があります。
消えるインクは摩擦に弱く、時間とともに文字が薄く読みづらくなりがちです。インクの特性上、強い光に当たると文字が消えるケースもあります。
またインクを消しても完全に紙からはがれるわけではないため、書き直した跡が残る可能性があります。読みづらさを感じる採用担当者もいるでしょう。書いたあとに消えない、油性のボールペンがおすすめです。
履歴書の誤字について伝えるときにどんなことを意識した?
履歴書の誤字を修正する場合に注意していたことを教えてください。
どこに修正箇所があってどのように修正したいのかが明確にわかるように、意識して修正していました。最初は修正前と修正後だけを連絡していましたが、「その文言が履歴書内のどこにあるかを明記しておけば良かった」と思い、そのあとは間違えてしまったときは、履歴書のどの項目のどこを修正したいのかを謝罪と共にお伝えしていました。
誤字についてご連絡するときは、間違えた場所を明確にし、謝罪の言葉をしっかり入れるように意識しました。
誤字を経験してからやり始めた対策などはありますか?
誤字があるまま出してしまうのを無くすために、先輩にチェックしてもらっていました。他人から客観的なアドバイスをもらえたので良かったです。
履歴書の誤字に気付いても時間がなかったときどうした? 就活生が試した応急処置
履歴書の提出前に誤字に気付いても、「時間がなくて一から書き直せない」という場合もあるでしょう。その場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
同じような経験をした先輩に、ぶっちゃけ話として時間がないときの修正法や、応急処置を聞いてみました。誤字はできるだけ修正したほうが良いため、最終手段として参考にしてくださいね。
経験者が語る誤字の応急処置とは?
紙の場合、やはり修正液などを使うと見栄えが悪いので、少しでも誤字があれば一から書き直すようにしていました。しかし提出直前となると直す時間も新しい紙もその場にないときがあります。私も実際、面接当日に履歴書を提出するはずが、待合室で誤字に気付いたことがありました。そのときは面接官に履歴書を渡すのと同時に、誤字があることとそのお詫びを伝えました。
ぶっちゃけ上から書き足して誤魔化した誤字もある!
また、その他のぶっちゃけた修正方法としては上から書き足して誤魔化せるような誤字は書き足したり、書いている途中に間違いだと気付いたら、その後の文章を変えてしまったりしたこともありました。
オンライン提出の履歴書で、締切ギリギリになって誤字に気付いたことがあります。特に時間がないときは、その誤字の重要性にもよりますが、基本的に問い合わせフォームやメールで誤字をしたことと修正したいことを伝えていました。
私は、その返信が返ってきても返って来なくても、とりあえず連絡しておいたという事実があれば少しは安心できたので、どれだけ締切直前だとしても連絡だけはしておきました。
リアルな声を参考にしよう! 提出後に履歴書の誤字に気付いたときの6つの対処法
「履歴書を提出した後に誤字に気付いた」となると焦る場合もあるかと思いますが、心配しすぎる必要はありませんよ。提出後でも誤字を修正し、挽回できる対処法があります。
では具体的に、どのように誤字を修正すれば良いのでしょうか。提出後、誤字に気付いた先輩たちのエピソードも交えて、すぐに実践できる6つの対処法を解説します。
提出方法がオンラインか、オフラインかで修正法も変わるため、状況ごとに参考にしてくださいね。
パネリストが実践した履歴書提出後の誤字への対処法は?
ほとんどの企業はデジタルで提出することが多く、新卒サイト上で提出した履歴書を確認したときにミスを見つけたことがあります。そのときは、メールアドレスがわからなかったので、同サイト上の問い合わせフォームから、履歴書にミスがあり修正したいという事をその箇所とともに伝えました。翌営業日には「わざわざご連絡ありがとうございます。確認しました」という返信が返ってきました。
提出を取り下げられる場合は訂正してから再提出!
そのときは再提出ではなく、企業側が修正してくださいましたが、提出を取り消すことができる場合は、一度提出を取り下げて再度修正したものを提出したこともあります。
提出方法がデジタルの際に、誤字に気付いた場合は二通りのパターンに応じて、対処するようにしました。まず、提出期限までに余裕がある場合は、全体を見直し、さらに誤字があるかチェックした後、誤字を修正し、再度提出するようにしました。
時間がないときは訂正せず謝罪だけを伝えた
一方で、誤字を訂正する余裕がないときは、下手に書類を触らず、問い合わせフォームを利用して企業の方にご連絡するような形式をとりました。理由は、再提出が間に合わない場合が一番不安要素を増やす原因につながると考えたためです。
①連絡先や住所の誤字はすぐに企業へ伝える
連絡先や住所に誤りがあれば、すぐに企業側に連絡を入れることが大切です。
もし連絡先や住所の記載に誤りがあると、企業側から連絡が取れなくなったり、選考に関する連絡が届かなくなったりする恐れがあるためです。企業側も連絡がつかない状況は避けたいでしょう。
オンラインでの提出なら、メールアドレスに誤字が一文字あるだけでも、正しく送付できません。誤字に気が付いた時点で、企業に報告し、正しい情報を伝えましょう。
スピーディーに対応できれば、選考への影響を最小限に抑えられるはずですよ。
②添え状と書き直した履歴書を郵送する
お詫びの添え状と、修正した履歴書を改めて送付することも効果的です。
ミスを認めて迅速に対処することで、誠実さと責任感を示せます。採用担当者に誤字を指摘される前に、自ら伝えたほうが好印象になる可能性が高いでしょう。
また添え状も一緒に郵送することで、真剣さも伝わります。複数の誤字があれば別ですが、1〜2ヶ所程度であれば、添え状と書き直した履歴書の郵送でマイナスな印象になるのを防げるはずです。
添え状を送付する場合は、以下の情報を伝えましょう。
添え状に記載する内容
・送付した年月日
・送付する企業の宛先
・住所・名前・電話番号・メールアドレス
・頭語と時候のあいさつ
・添え状を送った経緯・用件
・結語
・同封書類の内容・枚数
採用担当者は忙しいため、履歴書の誤字について多くの時間を割けないケースが大半でしょう。負担を減らせるよう、誤字があった履歴書は何月何日に送付したものなのかも、忘れずに伝えましょう。
具体的な例文は、内定者の経験も併せて後述するのでそちらをご覧ください。
③メールで正しい内容を伝える
メールを送り正しい履歴書の内容を伝える方法もあります。
郵送よりもメールのほうが迅速に伝えられるため、誤字に気付いてから、早くて数分以内に訂正情報を送信できる点がメリットです。やり取りが記録で残るため、後々の確認も簡単です。学生側だけでなく、採用担当者にとっても利点でしょう。
郵送と比較しても、メールは手間がかかりづらく、忙しい採用担当者に配慮した対応ともいえます。正常に送信できているかの確認も簡単で、追加で質問をしたい場合も、相手の負担をできるだけ減らした形でおこなえます。
もしメールで正しい履歴書を再送する場合は、ファイル名やメールの書き方にも気を配りましょう。
メールで再送する場合に伝える内容
・挨拶
・氏名
・履歴書の提出日・用件
・お詫びの言葉・履歴書を添付する旨
・氏名・電話番号・メールアドレス
④面接の場で修正内容を伝える
履歴書を提出した後に誤字を発見し、締切を過ぎている場合は、面接の場を活用して正しい内容を直接伝える方法もあります。
できれば、採用担当者側から誤字を指摘される前に、自ら伝えましょう。マイナスイメージにつながるリスクを最小限に抑えられます。
また、面と向かって謝罪し説明すれば、郵送やメールよりも真剣さが伝わるはずです。仮に郵送やメールで履歴書を再送した場合でも、再度面接で謝罪すれば印象も良くなるでしょう。
ただ、面接で修正内容を伝える場合は、タイミングと伝え方に注意が必要な点も押さえておいてください。
面接で履歴書の誤字を伝える際の注意点
・面接の冒頭かつ、適切なタイミングで誤字について伝える
・結論ファーストで簡潔に、誤字内容と正しい内容を説明する
・謝罪し、同じミスを繰り返さないよう伝える
あくまでも面接本来の目的を妨げないよう、伝え方やタイミングが大切です。誠実な対応が裏目にならないよう、気を付けてくださいね。
「履歴書に誤字があることを伝えたいけど、面接が進む流れがイメージできない」と疑問もあるかもしれません。面接の具体的な流れは、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
⑤面接で書き直した履歴書を渡す
面接に修正版の履歴書を持参し、直接提出する方法もあります。誤字を放置するより、誠実性や熱意も伝えられます。
面接が始まる前に、採用担当者や面接官に手渡ししておけるとベストです。もし面接前に提出できない場合は、面接の冒頭で誤字を謝罪したあと、持参した履歴書を手渡しすると良いでしょう。手渡しする際は、以下の点に注意してください。
面接で履歴書を手渡しする際の注意点
・履歴書が汚れないようにクリアファイルに入れておく
・誤字と修正内容がわかるよう添え状と一緒に渡す
⑥誤字には言及せず面接に参加する
履歴書の誤字に気付いても、あえて触れずに面接に臨む選択肢もあります。一見マイナスな印象を与えそうに感じるかもしれませんが、状況によってはプラスに働く可能性もあります。
もし複数の誤字がある場合、訂正に時間を割いてしまいますが、誤字に言及しなければ本来アピールしたい自己PRや志望動機を十分に伝えられます。些細な誤字は評価対象にならない企業なら、言及する必要性も低いでしょう。
面接官が誤字に気付いていない可能性もあります。自ら指摘することで不必要にマイナスな印象を持たれてしまうリスクも割けられます。
しかし、誤字を謝罪しない場合はデメリットになりうることにも注意が必要です。たとえば、企業が応募条件とする資格の情報に誤字がある場合、誤りが入社後に発覚して問題になる可能性もゼロではありません。さらに、採用担当が誤字に気付いている場合、誤字に言及しないことで誠実さがないと判断される可能性も考えられます。
面接中に誤字の話をするのは勇気がいるかもしれませんが、できるだけ誤字を謝罪するように心掛け、誠実な対応を取りましょう。
企業に履歴書の誤字を伝えるときの例文|内定者の伝え方もチェック
誤字の伝え方として、郵送やメール、面接の冒頭で伝える対処法を解説しました。では、具体的にどのように誤字をしたことの断りを入れれば良いのでしょうか。伝え方によって注意点やポイントが変わります。
誤字をした経験がある先輩たちにも、実際に伝えた内容を教えてもらいました。誤字を伝えたときの状況も参考に、例文を作成してみてくださいね。
私は新卒サイト上に履歴書を提出しましたが、その後ミスを見つけサイトの仕様上訂正が自分ではできず、メールアドレスもわからなかったため、同サイト上のお問い合わせフォームから連絡しました。その際は以下のような文面で送りました。
○○株式会社 新卒採用部 ご担当者様
お世話になっております。 ○○大学の○○です。
先日提出した履歴書にミスがあることに気付き再提出したいのですが、再提出は可能でしょうか。訂正したい箇所は以下の箇所になります。(訂正前:□□→訂正後:△△)
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
訂正箇所はどの項目かを明確に伝えるのがポイント!
その翌営業日には「わざわざご連絡ありがとうございます。確認しました。こちらで訂正しておきますので再提出などは不要です」というような旨の返信が届きました。また、訂正したい部分に関しては、どこの欄に記入されているのかを明確に伝えていました。
私の場合は誤字に気付き、メールをした経験があります。そのうえで、電話連絡もしました。本来履歴書の誤字は、あってはならないミスです。もし誤字に気付いたら、迅速に対応をしましょう。その姿勢が命運を分けると思います。
ただし、採用担当者も普段は多忙です。こちらのミスがきっかけで電話口までお呼び出しするのは気が引けます。なので、まずはメールをしました。「訂正箇所は下記の通りです」とし、訂正箇所はどこかを示す際は箇条書きにしました。
訂正前と訂正後が一目でわかるように記載するのが重要!
【訂正前】: 〇〇 ←✕
【訂正後】: △△△ ←〇
といった感じです。その上、さらに電話口の方に「たった今メールにて訂正箇所を送らせていただきました」との旨をお伝えしました。ミスをした際、どういった対応ができるかという視点で見られる可能性もあるので、当然ですが、決して後回しにしないようにしましょう。
①郵送で再提出する場合
履歴書を郵送で再提出する場合、添え状を添えて企業に送るのがベストです。添え状の書き方は、以下の例文を参考にしてくださいね。
添え状に記載する例文
令和6年7月1日
株式会社△△
人事部 採用ご担当者様
〒△△-△△
東京都△△△△△△
就活 太郎
電話番号:080-1234-5678
メールアドレス:○○@○○.com
履歴書郵送の件
拝啓 梅雨の季節、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
先日、令和△年△月△日にお送りいたしました履歴書につきまして、所属している学科名に誤字があることに気付き、大変恐縮ながら、新しい履歴書を再送させていただきます。
誤字のためにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。つきましては、訂正した履歴書を同封いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
同封書類
1.履歴書 1部
以上
添え状は、1枚に収まるように文量を調節すると読みやすくなります。A4サイズで作成し、汚れや折れを防ぐために、クリアファイルと封筒に入れた状態で手渡ししましょう。
②メールで訂正する場合
メールで訂正する場合は、以下のように誤字を伝えてください。添付ファイルが、誤字のない正しい履歴書になっているかしっかり確認してから送信しましょう。
メールの例文
件名:履歴書の再送について
株式会社△△
人事部 採用ご担当者様
お世話になっております。
△△大学△△学部の就活 太郎と申します。
先日、△月△日に、貴社へ履歴書を送付させていただきましたが、その中に誤字が含まれていることに気付きました。この度はご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございません。
誤字を訂正した新しい履歴書を提出させていただきますので、添付ファイルをご確認いただけますと幸いです。訂正箇所は、以下に記載いたします。お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
・訂正箇所:所属学科名
誤:○○学科
正:△△学科
もし何かご不明点や追加のご質問がございましたら、以下の連絡先までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学 △△学部 就活 太郎
電話番号:080-1234-5678
メールアドレス:○○@○○.com
ーーーーーーーーーーーーーーーー
採用担当者は、毎日何人もの応募書類を確認し面接をおこない、事務作業などをこなしています。メールの件名は、見落とし防止やわかりやすさのためにも、簡潔に一目で理解できる内容にしましょう。
③面接時に口頭で伝える場合
面接で誤字を伝える例文
はじめまして。△△大学△△学部△△学科から参りました、就活 太郎と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
まず最初に、履歴書に誤字がありましたことをお詫び申し上げます。具体的には、履歴書の「学歴」の欄で「高校の卒業年」を「2020年3月」と誤って記載してしまいました。正しくは「2019年3月」です。
このようなミスを二度と繰り返さないよう、今後一層注意を払ってまいります。申し訳ございません。
緊急性の低い誤字なら、郵送やメールよりも面接で直接伝えたほうが、誠実さも伝わりやすくなります。唐突に誤字について謝罪するのではなく、マナーとして自己紹介をしたあと、簡潔にわかりやすく誤字があったことを謝罪してくださいね。
誤字をしたぶん、面接で挽回したいという人は、最後に伝える一言も対策しておくと良いでしょう。ウケがいい回答は、以下の記事で解説しているのでこの機会に対策しておきましょう。
成功談から学ぶ! 面接の「最後に一言」ウケがいい回答とは
心構えをしよう! 履歴書の誤字を伝えたときのリアルな人事の反応
履歴書の誤字を伝える方法や例文を解説しましたが、「誤字を伝えたら、担当者も良い気持ちはしないだろうし、その場が気まずくなりそう……」と不安を感じる人も多いかと思います。実際、採用担当者はどのような反応をするケースが多いのでしょうか。
実際に誤字を伝えた経験がある先輩たちに、どんな反応だったかを聞いてみました。誤字を伝えた状況や採用担当者の表情、返ってきた言葉なども参考にしてくださいね。
誤字を伝えたときどんな反応をされた? リアルなエピソードを聞かせて!
履歴書の誤字を伝えたとき、採用担当者の反応や表情はどのようなものでしたか?
反応としては、「ご丁寧にご連絡ありがとうございます」という感じで、それほどマイナス評価になっているようには感じませんでした。
一応、面接前にメールなどで連絡していましたが、リクルーターの方と面接前に直接お会いしてお伝えしたときは、笑顔で「特に問題はないので気にしなくて大丈夫ですよ」と返答をいただきました。特に雰囲気も悪くはならず、「気にしてはいないのだろうな」というように感じて自分は気が楽になりました。
反応としては、「承知しました」という旨のメールをいただきました。とくにマイナスにはならなかったと思います。
私がとても申し訳なさそうにしていたこともあったかもしれませんが、「とくに問題ありませんよ。重要なのは内容ですから」というふうに笑顔で対応してくださいました。
現役就活生に聞いた! 履歴書で誤字脱字が起きやすい5つの項目
履歴書の誤字を修正できても、まだ見落としているミスがあるかもしれません。また、今は誤字をしたことがなくても、いつかは間違ってしまうこともあるでしょう。そのためにも、履歴書で誤字脱字が起きやすい項目を把握しておくことをおすすめします。
ぜひ今作成中の履歴書と照らし合わせながら、読み進めてくださいね。
①年号・日付
西暦や和暦の記入欄や、日付で誤字をするケースがよくあります。
たとえば、履歴書の提出日を西暦で記入していたのに、学歴欄には和暦で記入してしまうなどの誤字が考えられます。とくに、平成から令和に元号が変わった、2019年あたりの暦で誤字をすることも少なくありません。
ほかにも、「平成31年4月1日 入学」と記載すべきなのに、「平成31年4月1日 入社」と書いてしまったり、「令和元年5月1日」を「平成31年5月1日」と間違ってしまうパターンが考えられます。
年号や日付の誤字は、些細なミスに見えますが、学生の経歴を正確に知りたい採用担当者にとっては、大きなミスだと感じる可能性もあります。
さらに、卒業見込みなど、将来の日付を記入する際も注意が必要です。たとえば、「2026年3月 卒業見込み」と書くべきところを「2025年3月 卒業見込み」と記載してしまうと、学歴詐称と誤解される恐れもあります。
年号や日付で誤字を防ぐためにも、以下をおこなってみてください。
年号・日付で誤字を防ぐ方法
・元号と西暦の対照表を手元に用意する
・記入前に学校の成績証明書や、卒業証書で日付を再確認する
・記入後、別の日に再度チェックする
・信頼できる人にダブルチェックをしてもらう
思わぬところでマイナスな印象にならないためにも、誤字に気を付けましょう。
②学歴
経歴や学歴の記入でも、誤字が起こりやすいです。
たとえば、「△△学院大学」が正式名称にもかかわらず、「△△大学」と略称で記載するケースがあります。学部や学科名が正確な表記かも、注意が必要です。
特に、留学経験がある場合は、海外の大学名も誤字につながりやすい項目です。たとえば、「University of California」を「University of Carifolnia」とスペルを書き間違えてしまうこともあるでしょう。
学歴での誤字を防ぐために、以下を意識してみてください。
学歴で誤字を防ぐ方法
・卒業証書や成績証明書で正式名称を確認する
・大学や学校の公式ウェブサイトで表記を再確認する
・略称ではなく、必ず正式名称を使用する
・海外の大学名は、現地での正式表記を調べる
学歴を合否の判断基準の一部としている企業も中には存在します。誤字ですべてが決まるわけではありませんが、内定のチャンスを逃さないためにも注意しましょう。
③資格
資格名の記入でも、正式名称の「日商簿記検定3級」ではなく、通称の「簿記検定3級」で記載してしまう学生も一定数います。
また資格の級や点数、取得年月にも誤字がないか確認が必要です。面接で資格を取得した際のエピソードを聞かれることもあるでしょう。その際に履歴書の内容と話した内容が合っていないことで誤字が発覚し、せっかく強みをアピールできるチャンスが、「提出前に履歴書をチェックしなかったんだな」とネガティブな印象を与える機会に変わってしまうかもしれません。
資格について注目する企業も多いため、ささいな誤字で不利にならないよう、以下に注意して誤字は避けましょう。
資格で誤字を防ぐ方法
・資格証明書で正式名称を確認する
・資格発行団体の公式Webサイトで表記を再確認する
・略称ではなく、必ず正式名称で記載する
・取得年月や有効期限がある場合は、忘れず正確に記載する
④自己PR
自己PRでも、誤字をしてしまうケースがよくあります。熱意を込めて書くあまり、文章が長くなりがちで、締切が近い場合は、誤字脱字チェックが疎かになる学生も一定数いるためです。
また、自分の長所や経験を魅力的に表現しようと、普段使わない言い回しや言葉を使うため、かえって誤用が増える傾向があります。自己PRは自分を企業にアピールする重要な要素の一つなので、ここで誤字が多いと、「熱意が低い」と判断されかねません。
正しい表記の例
コミュニケーション能力を活かして尽力します。
誤字の例
コミュニケーション能力を生かし尽力します。
誤字を防ぐために、以下を実践してみてください。
自己PRで誤字を防ぐ方法
・文章を書いたあと、時間を置いてから再度読み直す
・読み手の立場に立って、わかりやすい表現かを確認する
・難しい言葉や慣用句を使う際は、辞書で確認する
誤字のない履歴書も合否に関係しますが、採用担当者の心を掴める自己PRを作成することも大切です。就活の先輩たちが実際に回答した例文をもとに、具体的な自己PRの作成法は、以下の記事で解説しています。
アルバイトの自己PRの作り方4ステップを解説|経験者の実回答付き
⑤志望動機
「志望動機は書き慣れているから大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、油断しないようにしましょう。
たとえば、志望動機を限られた文字数でアピールしようとするあまり、情報過多になり文章構成が乱れがちです。企業名や製品名、業界用語など、普段の生活ではなじみのない言葉を使う場合もあるため、誤字につながりやすいでしょう。
とくに志望動機は企業ごとに内容が変わるため、別の企業の応募書類で書く予定だった内容と混同して、誤字につながる可能性もありえます。
誤字によって「志望度が低い」とマイナス評価にならないためにも、以下に注意して作成しましょう。
志望動機の誤字を防ぐ方法
・企業の製品や部署名などは、公式のWebサイトで確認する
・音読して読み返し誤字がないかを確認する
・友人や家族など第三者に確認してもらう
志望動機の作成方法は、以下の記事でも解説しています。履歴書で誤字をしないために、作成時にしっかり下書きをしておくのも有効な対策です。
エントリーシートの志望動機どう書く? 実際に通過した回答を大公開
履歴書を書くうえで間違いやすい単語や言葉を教えてください!
履歴書で誤字脱字しやすいのはどんな項目や言葉でしたか?
よくあったミスとしては、漢数字と算用数字が混在している場合です。このままでは読みにくいので、統一するのがおすすめです。
漢字の変換ミスで、とくに同音異義語は誤字脱字をよくしてしまう部分で注意して確認していました。具体的には、志望動機で貴社と書くべきところを、記者と書いてしまったりしたことがあります。
銀行などに提出する履歴書で、貴行と書く場合に気候と書いてしまったことが多々ありました。変換機能でも、「貴行」はなかなか出てこないので困りました。
内定者が実際にやっている! 履歴書の書き間違いを防止する9つの対策
誤字をしないためにも、履歴書の作成時に書き間違いを防ぐ対策がおすすめです。あらかじめ誤字をしないように対処しておけば、無駄な工数をかけずスムーズに提出できるでしょう。
履歴書の締切が増える時期に、誤字が原因で「締切に間に合わなかった」「誤字を注意されて不利になった……」とならないためにも、今から対策してくのがベストです。
先輩たちが実践していた、誤字を防ぐためにやっていた対策や、「やっておけば良かった」と感じていることも聞いてみました。ぜひ参考にしてくださいね。
履歴書の誤字を防ぐためにやっておくべきことは?
履歴書の書き間違いを防止するためにやっていたことを教えてください!
誤字をしないように、下書きをWordに打つようにしていました。Wordだと、打ったそばからある程度添削してくれるので、あとはそれを写すだけになるため誤字が減りました。
書き間違いに気付くために、書いた文章を書いてすぐに提出せずその翌日に確認してから提出していました。書いた直後だと頭では正しい文章が浮かんでいるので、無意識に読み飛ばしてしまっていることがあるためです。一晩おくと文章の違和感などにも気付けるのでおすすめです。
まずは自分自身で何度か読み直し、そのあとキャリアセンターに提出して、ほかの方に読んでもらってチェックしてもらっていました。自分では気付かないような間違いにも気付けるからです。
①提出期限ギリギリに作成しないように注意する
誤字を防ぐためには、余裕を持って履歴書作成をはじめることです。
時間的に余裕があると、心理的なプレッシャーが減るため、集中して作成できるためです。焦りから生まれるミスを防げるでしょう。
十分な時間があれば、複数回の見直しや推敲が可能です。完成後に一定の時間を置いてから再度読み返せば、新鮮な視点で確認できるため誤字にも気付きやすくなります。友人や家族、大学の就職支援センターのアドバイザーなど、第三者のチェックも受けやすいでしょう。
さらに突発的なトラブルにも対応できます。たとえば、印刷トラブルや体調不良ですぐに履歴書を提出できない問題が発生しても、提出期限に間に合わせられます。
②指定がなければパソコンで作成する
特別な指示がない限り、履歴書はパソコンで作成したほうが誤字を防げます。
たとえば手書きの場合、書くときの癖や疲労で文字が乱れることもありますが、タイピングなら負担を減らし手書きよりも早く記入できます。スペルチェックや文法チェック機能を使えば、単純なミスを検出し、修正可能です。
さらにレイアウトの調整も簡単です。手書きとは違い文字の大きさや行間、余白などを自由に設定できるため、納得するまで修正を繰り返せます。読みやすさも向上するため、誤字にも気付きやすくなるでしょう。
もし誤字に気付いた場合でも、保存したデータを上書きするだけで、すぐに修正できます。
③下書きをしてから清書をする
下書きをしてから、実際の履歴書に記入する方法も効果的です。
下書きの段階なら、完璧さをもとめすぎずに思いつくままに作成できるため、自己PRや志望動機をより自然に、深く考えて練りながら書くこともできます。「間違えても問題ない」と思えるため、心理的なプレッシャーが少なく、落ち着いて作成できるでしょう。
手書きやWordでの下書きどちらでも、誤字に気付けばすぐに修正可能です。
手書きの場合は、履歴書と同じ記入幅のノートやメモ用紙に下書きし、清書は本番の履歴書でおこなってください。Wordなどのデジタルで下書きする場合は、あらかじめ別のページで下書きを作成しておき、完成版を企業指定の提出用ページなどに貼り付けると、誤字なく記載できます。
履歴書の下書きは誤字を防げる効果もありますが、読みやすく綺麗な履歴書に仕上がるメリットもあります。誤字を防ぐための準備や読みやすくなる書き方など、さらに詳しい履歴書の下書き方法は、以下の記事をご覧ください。
履歴書の下書きは必要? 完璧に仕上げる10の極意を経験者が伝授
④作成した翌日に読み直す
履歴書を完成させた後、一晩置いてから再度確認する方法も、誤字に気付きやすくおすすめです。
時間を置くことで、先入観が少ない状態で確認できるため、見落としていた不自然な表現や誤字を発見しやすくなります。また睡眠を挟めば、脳がリフレッシュされ、集中力が回復します。履歴書作成の疲労や慣れで見落としていた細かな誤字も、難なく気付けるでしょう。
一旦脳を休ませれば、「こう書いた方がもっと伝わりやすいかも」と、思いがけない改善案が浮かぶことも珍しくありません。
⑤音読をする
文章を声にだして読むことも大切です。黙読だけでは気付きにくい誤字や、文章の違和感を発見できます。
音読のほうが文章を読む速度が遅くなりやすいため、一つひとつの言葉に注意を払って確認できるでしょう。
たとえば「貴社を志望する理由は3点あります」を、「貴社を志望する志望動機は3点あります」と記載していたとします。「志望動機」などは履歴書を書き続けていると見慣れてくる言葉なので、目視だと誤字を見逃してしまうかもしれません。しかし、声に出して読めば誤りに気付きやすくなるでしょう。
文章のリズムや流れが自然かどうかもわかるため、より読みやすい履歴書になる点もメリットです。
⑥誤字のチェックツールを使う
誤字を自動的に検出してくれるツールの利用もおすすめです。文章を入力する際に、自動で誤字脱字を指摘してくれるため、すぐ間違いに気付けます。
とくに長文や締切まで時間がなく急いでいる場合は、自分でのチェックが難しくなりがちです。ツールをうまく活用すれば、どのような状況でも確実に誤字を減らせます。
誤字だけでなく、文法のミスも指摘してくれるツールがおすすめです。Wordのスペルチェック機能や、Enno.jpなどを使うと良いでしょう。
⑦提出前の確認リストを作成する
提出前にチェックリストを確認し、誤字を防ぎましょう。あらかじめ確認リストをつくっておけば、スピーディーに間違いを見つけられます。
確認リストの例
・提出日の記入漏れ
・氏名・住所・連絡先
・資格・スキルの正式名称や取得日
・学歴の期間と内容の確認
・志望動機の文法と表現
・証明写真の貼り忘れ
・添付書類の確認(成績証明書・推薦状など)
・全体のレイアウト・フォーマットの確認
・提出ファイルや画像の形式
・自己PRや志望動機などの文字数
誤字がないと感じていても、そもそも指定された文字数を満たしていないというミスもありえます。誤字脱字に気を取られるがあまり、指定のフォーマットや画像形式になっておらず、マイナスな印象につながるミスにも注意しましょう。
⑧家族や友人に確認してもらう
信頼できる身近な人に履歴書をチェックしてもらうことも、誤字を防ぐ効果的な方法です。
自分の目だけでは見落としがちなミスも、第三者の視点で確認してもらえば、発見しやすくなります。とくに、家族や友人など身近な人にお願いすれば、「細かく確認してほしい」という要望も伝えやすいでしょう。
以下の手順で確認すると、限りなく誤字を減らせるため実践してください。まず自分で2〜3回見直してから、依頼しましょう。とくにパソコンなどで作成した履歴書は、印刷して確認するのがおすすめです。
⑨手書きの履歴書は最後に写真を貼る
最終的な仕上げとして、写真は最後に添付するのがポイントです。
手書きの履歴書は、誤字が起こりやすく、その都度修正が必要です。修正するたびに写真を貼り直す手間を省くためにも、最終確認が済んだあとに写真を貼るのが良いでしょう。何度も貼り直すよりも、写真の折れや汚れを防げます。
履歴書の誤字は適切に対処すれば選考に影響しない場合が多い! 自信を持って面接に挑もう
「誤字は不利になるのかな」「締切までに作成し直す時間がない」などの状況になれば、誰しも焦りや不安を感じるものです。志望度の高い企業なら、なおさらでしょう。
しかし、適切に対処すれば大きな問題になるリスクを減らせます。提出前に誤字に気付いたら、できるだけ一から書き直して提出しましょう。もし提出後に気付いた場合でも、誠意を持ってメールや電話で謝罪と修正内容を伝えれば、不利になる可能性を減らせます。
誤字に気付いたら、放置せずにできる対処をすることが重要です。そして前向きな気持ちで履歴書の合否連絡を待ち、冷静にほかの就活対策を進めましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
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