どんなキャッチフレーズがおもしろい? キャッチフレーズを作る9つの方法を試してみよう
面接対策の一環として、自分のキャッチフレーズを作る場面もあるでしょう。そんなとき、「どうやったらおもしろいキャッチフレーズが作れるだろう」と悩むことがあるかもしれません。
そんな就活生のみなさんに向けて、この記事ではキャッチフレーズの作り方から、採用担当に刺さる表現にする方法、内定者が実際に使ったキャッチフレーズまで紹介していきます。キャッチフレーズを作る9つの方法から、自分にもできそうなものにチャレンジしてみてくださいね。
就活生の5大不安を解決!オススメのツール5選
① 周りの皆がどれくらい就活準備をしているのか気になる…
→「就活力診断テスト」がオススメ
自分のレベルを知ると周りとの差が見えてくる!
② どの業界が自分に合っているかわからない…
→「適職診断」がオススメ
30秒で避けるべき仕事がわかる!
③ ほかの学生に勝てる自己PRが見つからない…
→「自己PR作成ツール」がオススメ
4つの質問であなたの自己PRをより魅力的に!
④ 面接で上手く答えられるか不安…
→「面接力診断テスト」がオススメ
模擬面接で苦手に徹底対処!
⑤ WEBテストで合格点が取れそうにない…
→「WEBテスト対策問題集」がオススメ
玉手箱・SPI-WEBの頻出問題を網羅!
就活生が実際に使ったキャッチフレーズを大公開!
早速、就活生たちがどんなキャッチフレーズを作ったのか確認してみましょう。
周りの学生たちがどんなキャッチフレーズを作っているのかがわかると、キャッチフレーズに使える素材を知ることができて、作成もしやすくなるはずです。目を引く表現を探しながら、読み進めてくださいね。
ハートインAI(心あるAI)というキャッチフレーズを使いました。人間の心を学習させたAI(人工知能)のように、「社会の役に立ちたい」「課題を解決したい」という思いを伝えたいねらいがあります。
「伴走者」です。寄り添って行動することで、相手に良い影響を与えられるという意味で伝えていました。
私は、板付きかまぼこです。姿や形を変えられる特性を持つかまぼこのように臨機応変に対応できるけど、軸はしっかりあるぞ! とアピールできるようにそう伝えていました。
私は「心優しきゴリ」というキャッチフレーズを使っていました。そのとき映画化されていた、スラムダンクを自己紹介のスライドで使って、そのキャラクターをイメージしてもらえるようにしました。
私が使っていたキャッチフレーズは、「一途さん」です。一度決めたことは最後まで諦めないという気持ちをアピールできるようにしました。
私はサンドバックです。「どんなに倒されても絶対に立ち上がる自信があります。立ち上がって、前を向き続けられるところが、私の強みです」と伝えていました。
就活では、座右の銘は何ですか? と聞かれることもあります。どんな座右の銘を答えれば良いか迷っている人は下記の記事を参考にして、面接対策を進めてくださいね。
意外にも使える場面が多い! 就活でキャッチフレーズを答える3つの場面
就活生たちのキャッチフレーズから、本人の性格や強みをイメージすることができましたね。
実は、キャッチフレーズとは、自分の強みを簡潔かつ印象的に伝えられるものなのです。キャッチフレーズを使うことで、ほかの学生と差別化できるタイミングがいくつかあります。ここからは、就活でキャッチフレーズを使える3つの場面を確認していきましょう。
①キャッチフレーズを聞かれたとき
まず、面接で「あなたのキャッチフレーズは何ですか?」と聞かれたときに、自分の作ったキャッチフレーズを話すことになります。面接官からこの質問をされたときは、学生に発想力があるかを見たいという考えがあるでしょう。
わかりやすく、かつバラエティーに富んだキャッチフレーズを伝えられると、柔軟な思考力をアピールすることができますね。
②自己PRを伝えるとき
自己PRを聞かれたときに、「私のキャッチフレーズは〇〇で、〇〇な力で貴社に貢献したいです」と伝えることができます。自己PRを聞かれたときに、「私の強みは〇〇で」という一文から始める学生も多いため、キャッチフレーズを伝えることで差別化につながるでしょう。
自己PRを作るには、自己分析が必要です。正しく自分の強みを理解し、それをキャッチフレーズ化してみることで、より魅力的な自己PRになりますよ。
自己PRでインパクトを残したいときは、下記の記事もあわせて確認しましょう。内定者の実回答から、自己PRの一文目から採用担当を惹き付ける方法がわかるでしょう。
③自己紹介をするとき
実は、自己紹介をするときにもキャッチフレーズが使えますよ。たとえば。「スポンジ人間と呼ばれています、〇〇大学の〇〇です」といった自己紹介が作れるでしょう。自己紹介では、名前と大学名、簡単な意気込みを伝える学生が多いです。
そこで、あえて面接官にキャッチフレーズを伝えてみると、「工夫を凝らしている」と良い評価を受けられるかもしれません。ユニークさを大事にしている社風であれば、自己紹介の段階から価値観の一致をアピールできるでしょう。
就活生に聞く! みんなはいつキャッチフレーズを聞かれた?
就活中、どんな場面でキャッチフレーズを聞かれましたか?
インターンシップの自己紹介シートに記述するように指示されたことがあります。
5Daysインターンに参加するとき、「自己紹介の際に使用するのでキャッチフレーズを考えてきてください」と指示されました。そのときは、自己紹介スライドを作り、そこにキャッチフレーズを記載する形でした。
印象に残る自己紹介にするには、自分の趣味を伝えることもおすすめです。どんな趣味を伝えたら良いか悩むという場合は、下記の記事をぜひ参考にしてくださいね。
みんなはどこで悩んだ? キャッチフレーズを作るときに陥りがちな3つのケース
キャッチフレーズを効果的に使うことで、面接での自己アピールがしやすくなるとわかりましたね。
ただし、キャッチフレーズを作るのに一筋縄ではいかないこともあります。ここからは、キャッチフレーズを作るうえで、ぶつかりやすい3つの壁について解説していきます。今まさに悩んでいるという人は、どうすれば解決できるか考えながら読み進めてくださいね。
①キャッチフレーズを作る手順がわからない
いざ作り始めようとしても、「いきなりキャッチフレーズを作って良いのか」「自己分析や企業研究から始めた方が良いのか」と進め方に悩むこともあるでしょう。進め方がわからないと見通しが立たず、やる気がなくなってしまいますよね。
キャッチフレーズを作るには、キャッチフレーズを作るのに一筋縄ではいかないこともあります。詳しい進め方については、この記事でも解説していくので確認してみましょう。
②キャッチフレーズが思いつかない
作成にあたって、いきなりキャッチフレーズから考えようとすると、壁にぶつかりやすいでしょう。表現の引き出しがない状態で0からキャッチフレーズを考えるのは、非常に難易度が高いです。
キャッチフレーズが思いつかないというときは、キャッチフレーズを作るうえで参考にできるような表現を見つけて参考にしてみましょう。 やり方も解説! 2ステップでできるキャッチフレーズの作り方で、キャッチフレーズを作れる9つの方法を解説しているのでチェックしてくださいね。
③作ったキャッチフレーズがおもしろくない
キャッチフレーズがありきたりな表現になってしまうというのも、よくある悩みです。テレビやSNSから流れてくる表現と比較して、どこかおもしろくないと感じてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、内定者の生討論付き! キャッチフレーズの例80選と回答例文をチェックしてみましょう。8つのキャッチフレーズに対する、内定者の評価ポイントと改善ポイントを聞くことができます。客観的な意見を確認してみることで、よりおもしろくわかりやすい表現にできるはずです。
就活生たちの悩み……キャッチフレーズを作るときに困ったのは?
キャッチフレーズを作るとき、何が一番難しかったですか?
いかにして印象を残すかというのが難しかったです。自分にユーモアがあることもアピールしたいと思っていたので、どのようなキャッチフレーズが良いかと悩みました。
キャッチフレーズをどこまで砕けたものにして良いのかわからず、とても悩みました。「あくまで就職活動の一環であるため、おもしろく作っても場にそぐわないのではないか」と悩み、何度も書き直すことを繰り返していました。
前提知識! キャッチフレーズでは何が見られている?
キャッチフレーズを作るうえでの準備が足りていないと、壁にぶつかってしまうことがあるとわかりましたね。
そこでまずは、面接官がキャッチフレーズから見ているポイントを確認しておきましょう。評価をする側の考えがわかれば、選考突破に一歩近づくことができます。採用担当側の意図を理解したうえで、記憶に残るキャッチフレーズを作れると良いですね。
①学生が自分の強みを理解できているか
面接官はキャッチフレーズを聞くことで、学生の自己理解力の高さを確認しています。キャッチフレーズとは、自分の強みをより魅力的に伝える手段であるため、自己分析が進んでいないと作成が難しいからです。
キャッチフレーズとそのほかの回答に一貫性があるかを確認することで、強みをきちんと理解しているかを判断しています。どれだけおもしろい表現であっても、強みを感じられない表現では不十分だと覚えておきましょう。
自分の強みを理解するには、自己分析が必須です。自己分析のやり方に迷うときは、下記の記事で紹介している「就活生お墨付きの自己分析方法」を試してみましょう。
②学生と企業の価値観が合うか
キャッチフレーズの表現から、企業と学生間で「おもしろい」「魅力的だ」と感じるものが一致しているかも確認しています。企業の社風によっては、好感を抱くキャッチフレーズの内容も異なるでしょう。
たとえば、エンタメ性の高い企業であれば笑いや感動を誘えるような表現、営業職であれば結果を追い求め続けられるメンタルの強さを感じる表現など、求められている人物像によって評価の基準が変わる可能性があります。
そのため、企業分析をおこなったうえで、企業に合うキャッチフレーズにすることも必要だと覚えておきましょう。
③学生に発想力があるか
おもしろいキャッチフレーズであれば、相手の興味を惹き付けることができます。たとえば「あの商品のキャッチフレーズって覚えやすいよね、有名だし買ってみよう」というように、キャッチフレーズが購入のきっかけになった経験がある人も多いのではないでしょうか。
そういった魅力的な商品やサービスを作るためにも、企業では柔軟な発想力が求められます。発想力があれば、他社にはない価値を世間にアピールすることができるでしょう。
ほかの学生に埋もれてしまうような表現にならないためには、発想を広げられるような表現の引き出しを多く持っておくことが必要です。
キャッチフレーズ作りの第一歩! 2つの下準備
企業側の考えを知ることで、採用担当に刺さるキャッチフレーズが作れそうですね。
ここからは、キャッチフレーズの作成に入っていきます。まず初めに、自己分析と企業理解を改めて進める必要があります。自分の強みを正しく理解したうえでキャッチフレーズを作り、企業の求める人物像に当てはまっているとアピールしてくださいね。
①自己分析:強みを知る
キャッチフレーズを作るには、エピソードから逆算して強みを見つけ出すようにしましょう。強みの根拠となるエピソードと、強みとなるスキルが同時に見つけられるため、一石二鳥です。
自己分析の方法
- 挫折経験を振り返ってみる:挫折を乗り越える力こそが強みになる
- 成功経験を振り返ってみる:結果を残せた過程と環境に強みや適性がある
- 褒められた経験を振り返ってみる:ほかの人と比べて抜きんでた強みがわかる
- ほかの人に自分の強みをたずねてみる:自分では気付かなかった強みを知れる
例として、挫折経験を振り返って強みを見つける方法を解説します。まずは、小学校、中学校、高校、大学と「目標に対して努力したものの叶わなかった経験」を書き出してみてください。そして、「その経験をどう乗り越えたか」も振り返ってみましょう。
挫折を乗り越えるために起こした行動こそが強みであるといえます。たとえば、部活の選抜メンバーに選ばれなかったという挫折経験から、戦力的な練習をしてスキルアップするという方法に切り替えたという例であれば、計画性や見通しの広さが強みになるでしょう。
ノートで自己分析をしたいという人は下記の記事を参考にしてください。内定者が作ったノートの例も見ることができるため、効率的に自己分析を進められますよ。
②企業理解:求めている人物像を知る
採用担当に好印象を与えるためにも、企業の求めている人物像を把握して、それに沿ったキャッチフレーズにできると良いでしょう。求める人物像を知るには、業界研究、公式ホームページの閲覧、OB・OG訪問の実施が有効です。
業界研究では、業界全体で求められるスキルがわかります。たとえば、ファッション業界など、消費者の好みに合わせたトレンドの変化が激しい業界であれば、状況に応じて行動ができるような柔軟性が求められるでしょう。
そのうえで、ホームページや業績報告書などを確認することで、志望企業ならではの価値観や考え方がわかるはずです。社員インタビューや事業展開から、企業の動向を確認してみてくださいね。
さらに、OB・OG訪問をおこなうことで、調べた内容が正しいか答え合わせができます。志望企業で働く人たちの声を実際に聞いてみることで、働く人の雰囲気や仕事への価値観が見えてくるでしょう。複数のOB・OGに共通するものがあれば、それが志望企業において求められているものだといえますね。
OB・OG訪問でどんな質問を聞くべきか悩むときは、下記の記事を読んでみましょう。就活生たちが実際に質問した内容も知ることができますよ。
やり方も解説! 2ステップでできるキャッチフレーズの作り方
自己分析と企業理解を徹底すると、企業との親和性を感じさせるようなキャッチフレーズが作れるようになるので、ぜひ意識しながら取り組んでください。
下準備が整ったら、実際にキャッチフレーズを作っていきましょう。キャッチフレーズを作る2つのステップと、キャッチフレーズ化する方法を9つ紹介していきます。一通りの手順を確認したうえで、取り組みやすい方法にチャレンジしてくださいね。
ステップ①アピールしたい強みを決める
まずは、自己分析と企業分析の結果から、キャッチフレーズでアピールする強みを決めましょう。ただ単に、自分が伝えたい強みをアピールするというのは不十分です。企業の求める人物像から逸れていないかを確認しておきましょう。
たとえば、求める人物像が「柔軟性のある人」であれば、最初の計画通りに物事を進められる力を強くアピールするのはふさわしくないでしょう。よりアピールすべき強みは、臨機応変に対応できる力、ポジティブ思考などになります。企業が求める人物像を分解して、どんなスキルであれば貢献できそうか考えてみてくださいね。
どうしても長所が見つからないというときは、下記の記事を参考にしてみてください。就活生たちが、実体験をもとに強みを見つける方法を教えてくれますよ。
ステップ②強みをキャッチフレーズ化する9つの方法に取り組んでみる
アピールしたい強みの大枠が決まったら、それをキャッチフレーズに落とし込みましょう。キャッチフレーズを作るコツは、見たことのあるものや耳なじみのある表現をイメージさせることです。
広く知られている表現であれば、相手の記憶にも残りやすく、内容を理解することも簡単でしょう。ここからは、キャッチフレーズ化する方法を9つ紹介していきます。参考にして、アイデアの引き出しを増やしてくださいね。
この記事では、「自分を一言で表すと?」と聞かれたときのベストな回答を紹介しています。強みを一言で表すヒントがわかるので、併せて参考にしましょう。
①モノにたとえてみる
日常生活でよく使われるようなモノにたとえて自分をキャッチフレーズ化することで、何をアピールしたいのかイメージがしやすいです。成長し続ける姿勢をAI機能の付いたエアコンにたとえ、キャッチフレーズを考えるときの一例を説明します。
例文
私はAI搭載のエアコンです。なぜなら、日々学習と成長を続けることを意識しているからです。
まず、AI機能の付いたエアコンとは部屋の広さや温度を自ら判断して、快適な温度を保ってくれるエアコンです。日々部屋の温度感などをAIで学習しているからこそ、判断ができるようになります。つまり、AIを搭載したエアコンとは成長や改善の象徴だといえますね。
このように、自分の強みを体現する機械や物がないかを日常から探してみると、キャッチフレーズが作れます。
②動物にたとえてみる
インターネットで「動物 性格」と検索してみて、自分のアピールしたい強みと近い性質を持つ動物にたとえてみるのもおもしろいですね。たとえば、オウムは誰に対しても元気で明るくコミュニケーションを取り、さらにどんな物事も器用にこなせる動物だとされています。
つまり、コミュニケーション能力や適応能力が高いのです。これらが強みだという場合は、「オウムのような環境への適応力があります」といったようなキャッチフレーズを作れますね。まずは自分の強みを理解したうえで、似た動物がないか探すという流れでキャッチフレーズを作ってみてください。
③企業のキャッチコピーを参考にする
企業のキャッチコピーをパロディーにして、自分なりの表現を作ることもおすすめです。企業のキャッチコピーは、公式のホームページや広告から確認できます。何を伝えたいキャッチコピーなのかを理解したうえで、自分のキャッチコピーに落とし込んでみてください。
その表現に至った経緯は、ホームページの基本情報や社長の言葉から知ることができます。たとえば、音楽ソフトや映像ソフトの販売などを展開するタワーレコードは「NO MUSIC,NO LIFE」というキャッチコピーを掲げています。この例に倣って、「NO EFFORT, NO LIFE」といったように、自分の譲れない価値観をアピールすると、魅力的なキャッチコピーが作れるでしょう。
④イベントのスローガンを参考にする
甲子園や花火大会などといった、イベントのスローガンを参考に、自分のキャッチコピーを作ることもできます。イベントのスローガンは、イベントを通して伝えたい思いを短文に落とし込んだものであるため、採用担当の心を動かすという点で、まさに参考にできますね。
たとえば、第106回全国高等学校野球選手権大会のスローガンは、「ここにかける、ここから始まる」というものでした。このスローガンから、その試合にすべてをかける、高校球児たちの熱が伝わってきますよね。
集中力を高めて成果を出すことが強みである学生であれば、「ここにかける、ここから始まる」のようなスローガンを作ってみることがおすすめです。たとえば、電話営業のアルバイトなどで結果を残した学生であれば、「この架電にかける、第一声で決める」のように、行動にかける想いの強さをアピールするのも良いですね。
⑤芸能人のキャッチフレーズを真似してみる
芸能人が自らのイメージを打ち出すのに使っているキャッチフレーズを参考にするのも良いでしょう。まさに、視聴者の印象に残るために使われているものであるため、印象に残る表現が作れるはずです。
まずは、「アイドル キャッチフレーズ」「芸能人 キャッチフレーズ」「芸人 キャッチフレーズ」のように検索をしてみると、さまざまなキャッチフレーズが出てきます。実在するお笑い芸人の「笑いのニューウェーブ」というキャッチフレーズからは、新しいものを生み出すことに長けていることが想像できますね。
⑥ギャップのある表現を作ってみる
キャッチコピーでおもしろさを出すには、相反する言葉を使ってみると良いでしょう。期待していた内容から良い意味で裏切られると、面接官のインパクトに残ることができます。
自分の強みを表す言葉と対極にある言葉を見つけて、うまく組み合わせてみましょう。傾聴力や人を包容する力があり、「あたたかい」と評されることが多い人であれば、対義語として寒さを表す北極や氷点下などの言葉を使うと良いですね。
たとえば、「北極も一瞬で温まるストーブ人間」というキャッチフレーズであれば「極寒の地でも温められるような、相当な包容力があるのだろうな」と感じられるでしょう。自分の強みをより印象的に見せ、面接官を惹き付けるために使ってみてくださいね。
⑦四字熟語を使ってみる
自分の強みや大切にしているものを表す四字熟語をキャッチコピーにして、そのエピソードで独自性を出すこともできます。「挑戦 四字熟語」「仲間 四字熟語」などと検索すると、それらのキーワードを表すような四字熟語を見つけられるでしょう。
キャッチコピーを伝えるときは、「何度転んでも立ち上がる、七転び八起きが私のキャッチフレーズです」のように、そのあとのエピソードに想像できるような説明を加えられると良いですね。
⑧偉人の名言をパロディーしてみる
歴史の授業に登場するような偉人や、現在も活躍する著名人などの名言を参考にしてみると、おもしろいキャッチフレーズが作れます。偉人たちの名言は、インターネットで検索するだけでなく、書籍などで確認するのもおすすめです。
なぜその発言をしたのかを確認しながら、自分の持っている強みやエピソードに近い発言をしている偉人の言葉を真似てみてくださいね。
⑨周りの人の意見を聞いてみる
「私を一言で表すと何?」と、周りの人にキャッチフレーズを聞いてみることも良いでしょう。自分では気づけなかった一面にも気付くことができるかもしれません。
たとえ、キャッチフレーズが思いつかなかったとしても、キャッチフレーズを作るうえでの材料を手に入れることができます。普段の様子を知っている友人や知人、家族の意見も取り入れながらキャッチフレーズを作ってみてくださいね。
独占公開! 就活生がキャッチフレーズを作った方法
自分を商品化して考えてみることで、キャッチフレーズを作っていました。もし、自分が商品として陳列棚に並べられたとしたら、どのようなキャッチコピーだと着目してくれるのか? を重点的に考えました。「二度見させるようなインパクト」、「ちょっと笑ってしまいそうなユーモア」、「これは期待できるぞ! と感じさせるセンス」の3つの要素を使うと、バランスの良いキャッチフレーズにできると思います。
その結果、私は「110番代わりに○○(自分の名前)」というキャッチフレーズを作りました。自分の名前を入れることで、面接官に名前を覚えてもらいやすく、また110番というワードを活用することで、頼りがいや行動力を汲み取ってもらえたと思います。
まず自己分析を進めるところから始めました。自分自身が持っている価値観や強みをたくさん出して、そのなかから共通するものを探し出しました。私は、自分のことよりも相手のことを優先する性格で、相手に貢献したいと思っています。この価値観や強みを持ち合わせているものが何かと調べているときに、「伴走者」だと思いました。
これは、目の不自由なランナーに付く伴走者をイメージしています。ただ寄り添うだけでなく、ランナーと一体化してその人の第二の目になるレベルで影響を与えている人といえるため、私と合っていると思い「伴走者」というキャッチフレーズにしました。
また、自分にピッタリのフレーズを調べるときには、ChatGPTに打ち込むこともおすすめです。
内定者の生討論付き! キャッチフレーズの例80選と回答例文
解説した通り、伝えたい強みを明確にしたうえで、それをもっとも魅力的に表せるキャッチフレーズを見つけることで、よりおもしろい表現が作れます。
ここからは、キャッチフレーズの例80選とその回答例文を確認していきましょう。内定者の意見をもとに、キャッチフレーズがどのような印象を与えるのかも確認できます。
キャッチフレーズを作ることができたら、これから紹介する例文を参考にしながら、面接での答え方を考えてみてくださいね。
①モノにたとえたキャッチフレーズ10選
モノにたとえたキャッチフレーズ10選
- 新しい知識をぐんぐん吸収して成長していく、スポンジ人間です
- お互いの考えを上手にかけ合わせられる、潤滑油
- 足りないところを完璧に補える、パズルの最後のピース
- プロジェクトの成功を導く、方位磁石
- チームの進捗を正確に管理できる、メトロノームです
- 可能性を無限大に描ける、まっさらなキャンパスです
- どんな行動も後押しできる、エンジンのような人間
- いつでもチームに栄養を提供できる、エナジードリンク人間
- どんな変化も見逃さない、サーモグラフィー
- 0から1をひらめく、ランプのような人間です
どんな変化も見逃さない、サーモグラフィーの回答例文
私は、どんな変化も見逃さない「サーモグラフィー」のような人間です。大学のサッカー部で主将を務めていたとき、視野の広さや気配り力を活かして1年間の退部者をゼロに押さえることができました。
スターティングメンバーに対しては、練習のなかで厳しい指導をすることもありましたが、指摘をした数の2倍、成長した点を伝えるようにしていました。試合に出れないメンバーに対しても実践的な練習が積めるように、「一緒に社会人チームの練習に参加しよう」と声をかけていました。
入社後も、一人ひとりに合わせたコミュニケーション方法で、顧客と良い関係性を築いていきたいと思います。
感情の上下をサーモグラフィととらえた、バラエティーに富んだキャッチフレーズですね。取り組んだ策も具体的で、入社後の再現性を感じさせるでしょう。
内定者に聞く! モノにたとえたキャッチフレーズの評価は……?
「どんな変化も見逃さない、サーモグラフィー人間です」というキャッチコピーに対して、おもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
おもしろいと思った点は、サーモグラフィーと「変化」という言葉を掛け合わせているところです。もう少しおもしろくできる点とすれば、「仲間の熱量を見逃さない」などして、このキャッチフレーズにした背景を加えてみても良いなと思いました。
変化に敏感ということが伝わり、おもしろいなと思いました。具体的にものに例えてアピールするのも独特で、印象に残りそうです。
サーモグラフィーという具体的な物に例えられているため、パッとイメージできておもしろいと思いました。注意深いというだけでなく、「変化」を見逃さないという点もユニークなのではないかと思います。
②動物にたとえたキャッチフレーズ10選
動物にたとえたキャッチフレーズ10選
- 何でも器用にこなす、オウム
- 素早い行動で機会を逃さない、チーター
- チームを成功に導く、鉄壁のライオン
- アリのようにコツコツと積み上げて結果を出す
- どんな色にも染まれるカメレオン
- わずかな危険も察することのできるフクロウ
- 楽しい瞬間を生み出すイルカ
- 最後に勝ちをつかみとる、カメ
- マルチタスクで成果を2倍にする、賢い鷹
- チームのために戦うシマウマ
チームのために戦うシマウマの回答例文
私は、チームのために戦うシマウマです。シマウマは、群れのために自分から犠牲を払うことができる動物だといわれています。バイトリーダーとして、アルバイト社員のやりがいを守った自分は、まさにシマウマだと思っています。
コールセンターで働いていたとき、アルバイトが担当していた営業電話を社員に引き継ぐ話が出て、同僚たちから不満の声が上がりました。そこで、これまでアルバイトチームで打ち出してきた成果を具体的に述べることにしました。
結果として、引き継ぎの話はなくなったため、アルバイト社員たちのモチベーションを保つことができたと思います。入社後も、チームのために声を上げるべきときは、先頭に立てるような人間でありたいです。
リーダーという立場で、メンバーの模範となるような行動ができたエピソードですね。責任感の強さを感じさせるキャッチフレーズで、人物面としての評価も高くなるでしょう。
内定者に聞く! 動物にたとえたキャッチフレーズの感想は?
チームのために戦うシマウマというキャッチフレーズに対して、おもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
動物をピックアップするのがおもしろくて良いなと思いました。草食動物のシマウマは控えめであるけれども、チームのためであれば大胆な行動もできるというアピールをすればよりおもしろくなると感じました。
動物の特徴と自分の性格を照らし合わせているところがおもしろいなと思いました。
動物で例えるのはおもしろいと思いますが、シマウマと言われたときにその理由がパッとすぐに思いつけないところがわかりにくいなと思いました。
③企業のキャッチコピーを参考にしたキャッチフレーズ10選
企業のキャッチコピーを参考にしたキャッチフレーズ10選
- NO challenge,NO life
- make it possible with me and you
- 一度やり始めたら、やめられないとまらない
- そうだアグレッシブに、いこう
- やっちゃえ就活太郎
- 愛は就活太郎にある
- まだ、ここにない、アイデア
- 一人ひとりと、バディーに、就活太郎
- 思考を変え、行動を変え、自分の世界を変えていく
- これ足りないなをカタチにする
まだ、ここにない、アイデアの回答例文
私を表すキャッチフレーズは、「まだ、ここにない、アイデア」です。ゼミで地域活性化の企画を考えた際も、チームのメンバーとは異なるアイデアを生み出し、教授から評価をしていただきました。
当時話に上がっていた改革案は、地域の様子を載せるInstagramのアカウントを作ろうというものでした。しかし私は、Instagramを新しく作って発信しても、既存住民に対するメリットは少ないのではないかと考えたのです。
そこで私は住民からの不満の声を拾って、「駅の自動販売機の拡充」を提案しました。ここに住むことの不便さを一つでも減らすことが、地域住民の住みやすさ・満足度につながると評価を受けることができました。
入社後も、相手の立場に立ったアイデアを生み出すことで、需要を満たせる人材でありたいです。
相手のニーズを深く考えることで、新しいアイデアを生み出すことができるという発想力の高さが伝わる内容ですね。頭の柔らかさが感じられるため、入社後の活躍も期待できるでしょう。
内定者に聞く! 企業のコピーを参考にしたキャッチフレーズの評価は……?
「まだ、ここにない、アイデア」というキャッチフレーズのおもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
企業のキャッチコピーをオマージュするという発想はなかったので、おもしろいと感じました。もう少しおもしろくするとすれば、アイデアよりも「未来」として、元のキャッチコピーに少し韻を寄せると良いかなと思います。
「これまでに無いことをやることのできる人なんだ」と感じることができ、おもしろいと思いました。
受ける企業のスローガンをオマージュするのであれば、面接官に刺さると思いました。ただ、競合の会社では、あまり良い印象は持たれないかもしれません。そのままオマージュしただけなので、プラスで自分なりの一言を入れるとより良いと思います。
④スローガンを参考にしたキャッチフレーズ10選
スローガンを参考にしたキャッチフレーズ10選
- 新たに刻む、就活太郎の軌跡
- より速く、より正確に、より柔軟に
- 受容で私たちは一つに
- あなたのチームの、みんなの休憩所
- 計画性で、チームを救う
- NO.1への勇気を
- 就活太郎の熱さ、無限大
- ひらめきをもたらす、就活太郎になる
- MOVE就活太郎、新境地編
- いま、ここ、冷静
より速く、より正確に、より柔軟にの回答例文
私は、「より速く、より正確に、より柔軟に」をモットーにして生活しています。飲食店のホールスタッフとしてアルバイトをしていたときに、この3点の重要性に気付いたからです。
顧客から、既存のメニューにはない要望を受けたことがあります。「社員に確認します」と曖昧な回答をして10分ほど待たせてしまったことが、クレームにつながりました。その経験から、たとえイレギュラーな要望であっても、回答には明確な意図を持って、迅速に伝えることが必要だと思いました。
回答を濁さずきちんとコミュニケーションを取ることで、新たな提案をできるきっかけにもなると、今は強く理解しています。入社後も、いかなる状況に対しても臨機応変に対応できる社員でありたいと思っています。
失敗から学びを得たキャッチフレーズで、説得力が感じられますね。アルバイトという立場ながら仕事への責任感も強いことが伝わり、入社後も安心して仕事を任せられるでしょう。
内定者に聞く! このキャッチフレーズどう思う?
「より速く、より正確に、より柔軟に」というキャッチフレーズのおもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
3拍子でまとめられているのがおもしろいと感じました。速く、正確に、柔軟にの部分を英語にしたらもう少しおもしろくできるかもしれません。
三拍子でとても印象に残りやすいと思ったのですが、言葉がどれも平坦な印象を受けたので、「スピーディーに」などカタカナを入れてもいいと思いました。
テンポが良く頭に残りやすい印象で、就活に全力で取り組んでいるというイメージを持ってもらえると思います。少しだけ反対の言葉を最後に入れたり「~と思っている……」などとあえて入れて、ユーモアも交えると、よりおもしろい印象を残せるかもしれないと思います。
⑤芸能人のキャッチフレーズを参考にしたキャッチフレーズ10選
芸能人のキャッチフレーズを参考にしたキャッチフレーズ10選
- 課題解決のニューウエーブ
- アットホームリーダー
- 人材育成のスペシャリスト
- 回復の超特急
- 年中無休のなぜなぜ期
- 変幻自在のデベロッパー
- コンセプト匠人
- 感動製造機
- 努力は必ず知恵になる
- 工学部が生んだ、奇跡のポテンシャルマン
年中無休のなぜなぜ期の回答例文
年中無休のなぜなぜ期、就活太郎です。私は、目の前にあることに対して、常に疑問を持つようにしています。疑問を持つことが、物事の改良につながると考えているからです。
病院の事務でアルバイトをしていたときも、既存のやり方に疑問を呈することで、仕事の効率化を図ることができました。書類を作成したあとに確認を仰ぐべき人がわからず、そのたびに時間がかかっていたため、フローを整えることにしたのです。
その結果、業務効率が格段に上がり、一日に処理できる書類の量も増えていきました。入社後も、常に疑問を持ちながら仕事に取り組むことで、新たな価値を創造できる人材でありたいです。
キャッチーなフレーズで、「どういうこと?」と興味を持ちやすい内容ですね。疑問を持つだけでなく、それを解決するための行動を起こしていることも好印象でしょう。
内定者に聞く! 芸能人を真似したキャッチフレーズの評価は……?
「年中無休のなぜなぜ期」というキャッチフレーズのおもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
なぜなぜ期で好奇心を演出しているのがおもしろいと感じました。なぜなぜ期を「3歳児」にして、もっと好奇心をダイレクトにアピールしてもおもしろいかもしれません。
いつもなぜ? を繰り返して既存の概念に疑いを持ちながら生活しているイメージが湧きました。「最近どんなことになぜ? と思ったのか」を聞かれることが面接でありそうなので、そのエピソードも用意しておくと良いと思いました
常に疑問を持っていることを「なぜなぜ期」と書くことで、無邪気さも伝わりおもしろいと思いました。「○○、三日会わざれば刮目して見よ」というような成長を連想させる言葉を一緒に用いてもさらにおもしろいかと思います。
⑥ギャップのある表現を使ったキャッチフレーズ10選
ギャップのある表現を使ったキャッチフレーズ10選
- 冷静な熱男
- 一寸のスカイツリー
- 働く女王蜂
- 計画的なアドリブ人間
- 論理的なアーティスト
- 感性に従う分析マン
- 謙虚な自信家
- 規律を重んじる自由人
- 慎重な判断を迅速に
- 寡黙なリーダー
論理的なアーティストの回答例文
私は、「論理的なアーティスト」です。芸術的な美しさを強く求めるものの、意味がない芸術であればNOを突きつけることもあります。IT企業のインターンでWebページの作成に携わったときの出来事が、自分を「論理的なアーティスト」とたとえるきっかけとなりました。
当時、上司からページのおもしろさがないと指摘を受けることがありました。そこで、斬新さのあるページに改良しようという声が上がっていたのですが、私は斬新さよりもユーザーの見やすさを優先すべきだと意見をしました。
それを受けて、ユーザーがクリックしたいと思うような導線を引く改良を加えることで、上司からポジティブなコメントをもらえました。入社後も、「自分の好みだから形にする」のではなく、相手にとって意味のある作品を作れるように心掛けたいです。
相反する語彙を使っているキャッチフレーズですが、意味がわかりやすい説明ができていますね。柔軟性がありながらも、論理的な会話を好むという、学生の思考がよく表現できているでしょう。人物面としも興味を引く内容だと考えます。
内定者に聞く! このキャッチフレーズどう思う?
「論理的なアーティスト」というキャッチフレーズのおもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
論理的とアーティストという一見相反しそうなものを組み合わせているのがおもしろいと感じました。アーティストの部分を実在するロックバンドの名前にするとより相反している感じをアピールできる気がします。
論理的とアーティストという言葉は一見矛盾していると思ったので、続きを聞きたくなりました。とてもおもしろいと思います!
論理的とアーティストという言葉が一見結びつかないので、逆に多くの人がその学生に興味を持つと思います。「アーティスト」をもっと具体的にして、画家などの具体名に置き換えてもおもしろいかもしれないと思いました。
⑦四字熟語を使ったキャッチフレーズ10選
キャッチフレーズに使える四字熟語の例10選
- 無我夢中:ある物事に没頭している状態を表す
- 誠心誠意:目の前のことに対して誠実に取り組む姿勢を表す
- 百折不撓:何度失敗をしても諦めない姿を表す
- 和衷共済:異なる考えを持つ人と心を一つにして行動する姿勢を表す
- 堅忍不抜:どんな困難にも動じない精神力の高さを表す
- 創意工夫:新しい考えやアイデアをで物事を改善する姿勢を表す
- 質実剛健:地道に努力をし続けられる姿勢を表す
- 一意専心:目標に対して全力を尽くして取り組める姿勢を表す
- 迅速果敢:迅速かつ確実に行動に移すことができる姿勢を表す
- 明朗快活:明るく活発な性格を表す
和衷共済の回答例文
私のキャッチフレーズは、和衷共済です。これは、異なる考えを持っている人が協働することで、大きな成果をもたらすという意味の四字熟語で、常にこの考えを大事に生きています。
ダンスサークルに参加していたとき、異なるジャンルを得意とするメンバーとチームを組むことになりました。最初のうちは、一つにまとまれるだろうかと不安が大きかったです。その差を活かして、さまざまなジャンルが活きる振付にするのはどうかと提案したところ、賛同を得ることができました。
結果、試合でも「異なるジャンルの強みが一つにまとまって、新たなジャンルが成立しているように思えた」と評価をいただき、優勝できました。入社後も、異なる考えを尊重しあいながら、大きな成果を出せるような人材でありたいです。
まさに和衷共済を体現したエピソードでしたね。仲間内でこの考えを意識するだけにとどまらず、第三者にもそのスキルの高さをアピールすることができていて、表現力の高さを感じます。
内定者に聞く! 四字熟語を使ったキャッチフレーズの評価は……?
「和衷共済」というキャッチフレーズのおもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
あまり和衷共済という言葉を使う機会がなく、一言目で聞いても理解が追いつかないと思うので、もう少しわかりやすい言葉にすると良いと思いました。
和衷共済という言葉で、聞き手を「どういう意味だろう?」と惹きつけることができる点でおもしろいと思います。ただ、少しキャッチコピーというよりも、座右の銘やスローガンのようなイメージを持ってしまうので、「和衷共済を実現する・○○!」というようにしてもおもしろいかと思います。
⑧偉人の名言をパロディーしたキャッチフレーズ10選
偉人の名言をパロディーしたキャッチフレーズ10選
- 為せばなる、為さねばならず
- 目標なき者に成功なし
- 発想は爆発だ!
- 困難は多ければ多いほどおもしろい
- 失敗は、成功のベイビー
- 同調にも負けず 圧力にも負けず
- 挫折を経験するから、人生は輝く
- 私の敵はだいたい私です
- 具現化してはじめて価値になる
- 能力より可能性があれば良い
私の敵はだいたい私ですの回答例文
「私の敵はだいたい私です」が、私のキャッチフレーズです。私は、周りと比べるのではなく、過去の自分と比較して成長できているかを常に考えるようにしています。その結果として、TOEICの点数を1年間で300点上げることができました。
1年前に受けたTOEICでは英語力に自信があったものの。結果は400点で平均値にとどまる結果となりました。英語に関する知識に偏りがあると反省し、文法・リスニング・読解・作文・会話と幅広い範囲で勉強をすることにしました。
その結果、総合的に点数が上がり、700点を獲得することができたと思います。入社後も常に成長をやめず、過去の自分に打ち勝てる自分でありたいです。
成長に対する責任感の強さを感じさせるキャッチコピーですね。必要以上に他人と比べない性格が見て取れるため、入社後の人間関係もうまく構築できるでしょう。何より、長期的に活躍してくれそうというイメージが持てるのが好印象です。
内定者に聞く! 名言を参考にしたキャッチフレーズって印象に残る?
キャッチコピーとして「私の敵はだいたい私です」と伝える学生に対して、おもしろいと思った点・もう少しおもしろくできるかもと思った点を教えてください。
インパクトがあっておもしろいなと思いました。自分なら、そこに「結局は、私にしか倒せないのです。最近は、その敵とも上手くやっていて敵を扱いスキルは格段に上がっています」「敵も褒めておだてるとかわいいものです」などと付け加えてオリジナリティを出すと思います。
ほかに敵がいないと言うことを遠回しに伝えるのはおもしろいと感じました。しかし、「だいたい」という言葉がこのフレーズに曖昧さを与えているように感じるので、「いつも」など強めに言い切った方が印象に残りそうだと思いました。
キャッチコピーとしては、短く自分を伝えられていてとても良いと思います。敵である私について「○○な私」という補足を付け加えたりするとよりおもしろくできるかもしれません。
ここは注意! キャッチフレーズを作ったあとに見直したい2つのポイント
面接でキャッチフレーズを伝えるときは、キャッチフレーズのインパクトだけでなく、エピソードのわかりやすさ、入社後の貢献度合いのアピールも必要ですよ。
最後に、キャッチフレーズを作ったあとに見直すべき2つのポイントを確認しておきましょう。おもしろさやインパクトを重視しすぎると、自分の人柄や強みをアピールしきれないこともあるようです。
①ほかの回答との一貫性があるか
キャッチフレーズは、あくまで自己PRの一環として伝えるべき内容です。そのため、どれだけ印象的なエピソードがあっても、キャッチフレーズだけが孤立している内容では相応しくありません。
キャッチフレーズを作ったあとは、ほかの回答と内容の齟齬がないかを確認してみてくださいね。面接を通して伝えたい強みを言語化しておき、すべての回答でその強みが感じられる内容であると良いでしょう。
②意味が伝わりにくい表現になっていないか
おもしろい表現にしようとすると、わかりづらい言葉遣いになってしまうことがあります。面接の回答において、結論ファーストでわかりやすい回答を心掛けるべきであるように、キャッチフレーズの回答でも簡潔さが必要です。
一般的に使用する語彙かどうか、文法的な誤りはないかなど、誰が聞いてもわかる表現になっているかを確認してみてくださいね。
就活生が教える! キャッチフレーズを作るときの注意点
一言で伝わらないキャッチコピーになっていないかは今一度注意した方が良いと思います。一言で伝わらなければ、その先の説明が重要になるため、短文で印象を残すという意味では少し物足りないのではないでしょうか。
一言で「この子はこういう性格かな」と伝わるようなキャッチフレーズであれば、その先の説明も伝わりやすいので、ユーモアがありつつ、自分らしさを同時にアピールできるものが良いと思います。
面接でキャッチフレーズを伝えるときの話し方について不安がある人は、この記事も参考にしてみてください。より感情が伝わりやすくなったり、堂々として見えるようなボディーランゲージを使うのも一つの手です。
キャッチフレーズは強み×耳なじみの良さで作る! 採用担当の心をわしづかみにしよう
ここまでキャッチフレーズの作り方から、回答例文まで一挙に解説してきました。キャッチフレーズを作るには、自己理解と企業分析を進め、そのうえで表現の引き出しを増やしていくことが必要です。
いざキャッチフレーズ化するときは、相手の記憶に残りやすい表現に自分の強みをかけ合わせるようにしましょう。耳なじみの良い表現にすることで、採用担当がより理解しやすくなります。魅力的なキャッチフレーズで採用担当の心をつかみ、選考通過を目指しましょう。
就活力診断テストはもう使いましたか?
「就活力診断テスト」では、十分な就活準備ができているかがわかります。就活マナーや、就活への心持ちなど、不安がある人は自分のことを客観視してみましょう。
面接力39点以下だと...就活のやり方を再検討することが必要ですよ。
\今すぐ!無料で就活力を診断しよう!/
診断スタート(無料)
就活の場面で使った、皆さん自身を表すキャッチフレーズを教えてください。