体験談からOB・OG訪問の雰囲気や流れを掴んで就活の一歩を踏み出そう!
OB・OG訪問とは、興味のある企業で働いている先輩社員に仕事内容などの情報を得ることです。直接会って話をすることで得られる情報は多いものの、「本当に必要なのか」「場合によってはその先の選考に影響するのでは」など気になっている人も多いはず。
今回は、就活を始めた学生のみなさんへ向けて、OB・OG訪問の役割やOB・OG訪問をおこなうまでの流れなどを紹介します。
実際にOB・OG訪問を経験した先輩たちのリアルな意見や、今だからこそ伝えられる失敗談なども紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそもOB・OG訪問って何? まずはどんなものかを理解しよう
OB・OG訪問とは、興味のある企業で働くOB・OGに会いに行き、企業や業界についての情報を集めることです。
OB・OGとは就職活動をおこなう学生と同じ大学を卒業した先輩のことを指します。厳密にいうと、OB・OGはOld Boyの略で男性の卒業生、OGはOld Girlの略で女性の卒業生を意味します。
ただ、最近ではより幅広い意味で使われるようになり、所属大学以外の社会人に話を聞くこともOB・OG訪問といわれています。
OB・OG訪問をおこなうことで、志望企業で働く人から説明会では得られないリアルな情報や本音を聞き出すことができます。それは、業界や企業研究に役立てることができ、さらに選考対策などの就活相談をすることも可能なため、さまざまな理由や目的があってOB・OG訪問をおこなう人がいるのです。
みんなのOB・OG訪問経験を教えて! 気になる疑問を経験者に聞いてみた
OB・OG訪問は学生と先輩社員が一対一でおこなうことが多いため、「ハードルが高くて挑戦できない」と感じている人が多いのが現状です。
実際にマイナビが2024年卒の学生を対象に就活状況について調査した「2024年卒 学生就職モニター調査」によると、OB・OG訪問経験があるのは24.1%という調査結果が出ています。
OB・OG訪問をしてみたいと思ってもOB・OG訪問について聞ける人がいないがゆえに、実際の雰囲気や進め方などをイメージできない人は多いでしょう。
ここでは、OB・OG訪問を実際に経験した先輩たちの体験談を紹介します。後ほどOB・OG訪問をするまでの流れやマナーなどを紹介するので、まずはOB・OG訪問とはどんなものなのか、知るところからスタートしてみましょう。
①OB・OG訪問しようと思ったきっかけは何ですか?
OB・OG訪問はハードルが高いがゆえに、躊躇してしまいますよね。たとえ先輩や友人に進められても、「OB・OG訪問までしなくても、説明会に参加して面接という流れでいいや……」と思っている人は多いでしょう。
そんな人もいる中、なぜOB・OG訪問をしようと思ったのか、どんなきっかけでOB・OG訪問を決めたのかを、実際にOB・OG訪問を経験した先輩たちに聞いてみました。あなたにとってOB・OG訪問が必要か否か判断するヒントにしてみましょう。
大学には、先輩がついてキャリアサポートをしてくれる授業が1年次からあります。
コンサル業界への入社が決まっていた先輩方から、OB・OG訪問でエントリーシート(ES)の添削や面接対策をしてもらったと聞いたので、自分もOB・OG訪問しようと決意しました。また、本当にコンサル業界に行くべきなのかを悩んでいたのも、OB・OG訪問を決意した理由の一つです。
まずは大学のキャリアセンターにある情報を使ってコンサル業界の方々に連絡し、OB・OG訪問をさせていただきました。
②OB・OG訪問はいつ頃おこないましたか?
卒業・修了年度に入る直前の3月1日から企業へのエントリーが開始されます。そのため、OB・OG訪問をし始めるのは、早い人で大学3年生の11〜2月で、最も盛んになるのは3〜4月です。
就活は説明会やエントリーなどスケジュールは、ある程度決まっています。就活を円滑に進め内定を獲得するためには、まずは就活というものの流れを理解することが重要なポイントです。
ただ、OB・OG訪問は、必ずしも「何月にすべき」と決まっているわけではありません。経験者がOB・OG訪問をした時期を把握し、スケジュールを決めるときの参考にしましょう。
OB・OG訪問は、何年生の何月頃におこないましたか?
大学3年生の1月頃に、OB・OG訪問をおこないました。商社の企業を受けると決めたのがその時期だったからです。
初めてOB・OG訪問をしたのは、大学3年生の11月でした。大学でOB・OG訪問に関するセミナーに参加した際、就活においてOB・OG訪問をしている人がたくさんいると聞き、「自分も動かなければいけない」という気持ちになりました。
③OB・OG訪問は何回おこないましたか?
まず、前提としてOB・OG訪問は、何回おこなっても構いません。OB・OG訪問をしたら必ずしもエントリーしなければならないという決まりがあるわけではないので、気軽に取り組んでみることをおすすめします。
ただ、先輩社員は忙しい中で時間を割いて対応してくれているという面を考慮すると、安易に依頼できないですよね。
経験者がこれまで何回OB・OG訪問したのかも気になるところ。先輩たちの経験を参考に、OB・OG訪問のイメージを固めていきましょう。
OB・OG訪問は何回おこないましたか?
OB・OG訪問の回数は約5回です。商社をいくつか受けている間に第一志望群の会社から内定をもらったので、就活を辞めたと同時にOB・OG訪問もやめました。
OB・OG訪問は2社に計4回しました。コンサル業界への入社を目指していたためOB・OG訪問をしていましたが、その訪問がきっかけで自分のやりたいことはコンサル業界にないと気付き、OB・OG訪問をやめました。
④OB・OG訪問のやり方について誰から教えてもらいましたか
面接や履歴書対策の情報はたくさんあり、相談にのってくれる人は多いものの、先述の通り、OB・OG訪問を実際に経験した人は2~3割と少ないのが現状です。
今あなたがOB・OG訪問に興味を持ち直接話を聞こうと思っても、「経験者が側にいない……」なんてこともあるでしょう。
OB・OG訪問について誰から教えてもらったのか、経験者に教えてもらいましょう。OB・OG訪問経験者に直接アプローチできれば、その後の行動に役立てることができますよ。
OB・OG訪問の案内が会社からきたことや、就活メディアや口コミサイト調べたら、OB・OG訪問を受け入れている企業が10割だったことがきっかけで、OB・OG訪問をおこないました。
やり方については、特に誰から教わったわけではなく、面接のなかでの逆質問をたくさんするような感覚で取り組みました。
大学のキャリアセンターが主催するセミナーで、OB・OG訪問のやり方について学びました。
依頼の仕方などについては、インターネットで検索して調べました。周りの友人とは就活の話をあまりしていなかったので頼れる人がおらず、検索するという手段を選びました。メールの書き方の例文なども出てくるため、とても助かりました。
OB・OG訪問は、まず先輩社員に依頼をし、当日失礼のないようにすれば困ることはほとんどないでしょう。やり方を知らないからといって、焦る必要はないと思います。
OB・OG訪問と一緒にインターンにも参加したいと思っている人は次の記事をチェックしてみてください。インターンの探し方や目的について、先輩の体験談とともに解説しています。
体験談で学ぶインターンの探し方|迷わず進められる5ステップを紹介
⑤OB・OG訪問をした企業としなかった企業では選考状況に差はありましたか?
中には、OB・OG訪問をした回数を、採用における参考材料にしている企業があります。ただ、すべての企業において、OB・OG訪問の回数が選考に影響を及ぼすわけではありません。
では、実際のところOB・OG訪問を経験した先輩たちは「選考が有利になった」と感じているのでしょうか。就活生パネリストに聞いてみました。
学生で時間も限られていたため、志望度の高い企業に絞ってOB・OG訪問を依頼しました。OB・OG訪問をしたからといって選考が省略されることはありませんでした。
しかし、先輩社員の方々が面接を受けていた当時に聞かれた質問を教えてもらったり、面接についてアドバイスをもらえたりするので、選考を有利に進めることはできると思います。
また、面接で社員の方々の名前を出して志望動機を話したりすることで、入社意欲をアピールしやすくなるでしょう。
経験者のリアルな意見を教えて! 学生がOB・OG訪問をする5つのメリット
OB・OG訪問は、回数をこなすほどに就職活動を有利に進められるといわれています。
単純に内定しやすいという意味ではなく、働く人のリアルな話を聞くことで、入社後の自分や仕事内容のイメージを描くことができるからです。
このように、OB・OG訪問で得られるメリットはたくさんあります。なぜOB・OG訪問が就活に必要といわれているのか、紹介する経験者のリアルな意見も参考にしながら、理解を深めていきましょう。
社会人として経験がない人にとっては、先輩社員のリアルな意見はぜひ聞きたいですよね。実際に働く前と働きだしてからの「仕事をする上で大切なこと」が変わっているかもしれません。次の記事では、先輩たちのリアルな意見を紹介していますのでチェックしてみてください。
「仕事をする上で大切なこと」回答例23選|内定者直伝の作成法とは
最終面接で「採用したい」と思われるにはどのようなことを回答したら良いか不安になる人もいるのではないでしょうか? 次の記事では、OB・OG訪問を通して最終面接で自信がつくコツについて紹介しています。チェックしてみてくださいね。
就活生に聞く最終面接の落ちるフラグ集|合否とぶっちゃけトーク付き
①社風がイメージしやすくなる
実際に志望企業で働く先輩社員に会い、話をすることで、社風がイメージしやすくなります。
OB・OG訪問では、先輩社員が日々どのような業務をこなしているかといった情報だけでなく、どのような意識を持って働いているかといった考え方も知ることができます。
企業説明会や面接では、どうしても形式的な内容ばかりで、リアルな情報を得るのは難しいでしょう。その点OB・OG訪問は主に一対一でするのが基本なので、思わず本音がこぼれることも。
たとえば、帰宅後は疲れてすぐ寝ることが多いと言った場合、残業が多い、または毎日やりがいをもって忙しく働ける会社であるとイメージできるでしょう。会社の人と飲みに行く機会が多いと言った場合、社員同士距離が近く、気になることはすぐに共有できる関係性である可能性が高いと想像できるでしょう。
社風をイメージできれば、本当に自分が入社したい会社なのか、エントリーする前に判断できますよ。
OB・OG訪問で得たリアルな情報を、経験者に聞いてみました。説明会で得られる情報と比較して、どれだけ内容の深さに違いがあるのかみてみましょう。
OB・OG訪問では、その企業でのキャリアの歩み方などの情報を得ることができました。
30分間1人の現場社員と話せるので、面接の逆質問では聞けないような具体的なことを聞けました。たとえば、「なぜその企業を選んだのか」「なぜそのキャリアを選んだのか」などの入社していないとわからない話題などを積極的に質問しました。
入社してから感じたギャップや今後の目標など、パーソナルな質問にも答えていただけました。
OB・OG訪問以外にも、社員と学生がコミュニケーションをとる機会はあります。その一例として、座談会が挙げられるでしょう。ミスマッチを減らすことのできる「座談会」について興味のある人は、次の記事で先輩たちの体験談から対処法について紹介してるので、参考にしてみてください。
座談会とは? 現役就活生に聞く選考への役立て方|94の質問例付き
先輩社員と話すことで、人柄や働く環境の雰囲気を知ることでができますよね。OB・OG訪問は社風を知ることのできる最適な場所かもしれません。次の記事では、社風を知る方法について紹介しています。気になる人は、チェックしてみてください。
若手社会人に社風の実態を徹底調査! マッチ度の見極め方も解説
②企業が求める人物像を把握できる
OB・OG訪問では、企業が求める人物像を把握できるメリットがあります。
というのも、OB・OG訪問に対応してくれた先輩社員は、当然ですが志望する企業の選考を通過し、今こうして働いている社員です。つまり、その先輩=企業が求める人物像なのです。
先輩社員が発する言葉や、立ち振る舞いなどを参考にして面接に挑むと、内定に一歩近づけるでしょう。
企業が求める人物像をチェックすることで、自分と企業のマッチ度も測ることができます。マッチ度が高い企業があなたに向いている企業といえるでしょう。こちらの記事では自分に向いている仕事についてさらに理解を進めるためのヒントが隠されています。ぜひあわせて確認してみてくださいね。
自分に向いてる仕事の探し方12選|体験談で学ぶ自己理解のプロセス
社長面接の自己PRはどんなことに気を付けたらいいの? ととても不安になりますよね。先輩たちは、OB・OG訪問での経験をどのように社長面接の自己PRにつなげたのでしょうか? 次の記事で紹介しています。気になるひとは、ぜひチェックしてみてください。
社長面接を突破した内定者直伝の面接対策|質問と逆質問例30選付き
先輩社員の共通していることってなんだろう? OB・OG訪問でどんなことを質問すると、より企業が求める人物像がわかるかについて、紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください。
大切にしている価値観の探し方から例文まで|就活生の回答例も公開
③志望動機のブラッシュアップにつながる
志望する業界や企業に携わる人に話を聞けるOB・OG訪問は、志望動機のブラッシュアップにつながります。
志望動機は主にスキルや入社希望理由、その企業で叶えたい目標などをまとめる必要があります。
その際、今まさに最前線で活躍している先輩社員から得た業界や企業について詳しい情報やトレンド情報を交えて作成できれば、入社意欲の高い学生だと認識してもらえるでしょう。さらに、「自社についてよく調べている」と企業側に好印象を残すこともできます。
また、ESの添削をしてもらえる場合もあり、志望動機のブラッシュアップにつながりますよ。先輩たちがどのような理由で入社したのかを聞いてみても良いですね。
志望動機の作成でつまづいている人は、OB・OG訪問で得られる情報が志望動機でどのように活かせるのか、経験者からアドバイスをもらいましょう。
OB・OG訪問で得た情報はどのようなものでしたか? また、その情報を志望動機にどのように活かしましたか?
社員一人ひとりのキャリアの歩み方についての情報です。それぞれが自分のキャリアを掴んでいける会社が良いと思っていたので、志望動機などの作成にこの情報が役立ちました。
実際の仕事内容や会社の雰囲気、その会社ならではの魅力についての情報を得ることで、志望動機が書きやすくなりました。企業ホームページには書かれていない情報を志望動機に含めることで、他者との差別化にもつながりました。
OB・OG訪問で得た情報から作った志望動機を、さらに魅力的にするためには「書き出し」を練る必要があります。こちらの記事では採用担当者の心を掴む志望動機の書き出し例について紹介しているので参考にしてみてくださいね。
例文12選|志望動機の書き出しはエピソードの切り口がポイント!
④面接の予行練習になる
面接で落ちてしまう人は、面接練習が足りていないことが落選の要因の一つとして考えられます。一人練習は本番と同様の緊張感を出すのが難しい面があり、相手がいたほうがより面接本番に近い緊張感を持つことができます。
そのため、目上の人が目の前にいる状況で質問したり話を聞いたりできるOB・OG訪問は、面接の予行練習にもってこいの場といえるのです。
身内や友達、大学の先生のような気の許せる人だと、失敗しても笑ってごまかすことができるなど、緊張感に欠けます。「この1回しかチャンスはない」といった適度な緊張感を味わえるOB・OG訪問を、面接の予行練習だと思って活用するのも一つの手ですよ。
面接の対策も同時に進めたいという人はこちらの記事もおすすめです。面接の基本的な流れや対策についてまとめているので、事前に確認しておきましょう。
面接の流れ|基本の流れからレアケースまで体験談付きでマナーを解説
⑤入社後のミスマッチを防げる
OB・OG訪問は、「こんなはずじゃなかった」と入社後のミスマッチを防ぐことができます。
企業の内情や業務内容を聞いた際、入社後の自分の姿を具体的にイメージできないようであれば、選考を進める必要はないでしょう。
OB・OG訪問は、必ずしも選考を有利に進めるためにおこなう必要はありません。志望企業の社員に「長年働いている理由」「その企業にいて良かったと思うこと」などを質問し、その企業を志望するべきか否かの判断材料を多く集めましょう。
OB・OG訪問では、「辞めようと思ったことはないですか」と、あえて踏み込んだ質問をするのもおすすめです。社員の本音を聞き出せるかもしれませんよ。
OB・OG訪問は、本選考に応募するか否かの判断材料になりましたか?
いいえ。書類選考や面接選考の途中でOB・OG訪問をするという流れで、選考を進めていたからです。選考を始める前にOB・OG訪問はしませんでした。
大いになりました。サマーインターンの前にOB・OG訪問をしていましたが、OB・OG訪問をきっかけにコンサル業界への志望度が下がり、本選考の応募も取りやめました。理由としては、興味のある中小企業支援を外資系コンサルではできず、さらに先輩方との価値観が合わなかったからです。
企業のことをより知る機会になるOB・OG訪問ですが、せっかく時間をいただいているのに、ある程度準備をしないと失礼になります。次の記事では、企業分析の極意を紹介しているので、こちらも併せて読んでみてくださいね。
企業分析の4つの極意|内定者に聞く効果的なやり方と活用方法
実際に働く人の話を聞くことで、少しでも入社後のギャップをなくすことができますよね。新卒カードを活かす就活をするには、OB・OG訪問以外にどんな対策をとるべきなのか、次の記事を参考にしてみてください。
新卒カードとは|既卒生が語る新卒カードを手放した時の挽回方法
先輩からのアドバイス付きで解説! OB・OG訪問はどんな人におすすめ?
OB・OG訪問は、以下のような人におすすめです。
・リクルーター制度がある会社を受ける人
・業務内容に譲れない条件がある人
・人重視で会社を決めたい人
リクルーター制度とは、企業側が学生と直接コンタクトを取り、新しい人材を募る制度です。あなたが興味を持っている企業がどのような採用活動をおこなっているのか、エントリーが始まる3月より早い段階でチェックしておくことをおすすめします。
また、業務内容に譲れない条件がある人にも、OB・OG訪問はおすすめです。自分が不安に感じていることをOB・OG訪問で深掘りできるので、説明会では得られない情報を収集できます。さらに、OB・OG訪問では社員と直接話ができるため、よりリアルにその企業の雰囲気がわかります。
OB・OG訪問をして良かったと感じている経験者に、その理由やOB・OG訪問をした方が良い人の特徴などを聞いてみました。自分に当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。
OB・OG訪問をして良かったと思う理由は何ですか? また、どんな人にOB・OG訪問をおすすめしますか?
OB・OG訪問によってキャリアの解像度を高められたため、OB・OG訪問して良かったと思います。
「OB訪問で〇〇というお話を聞き、さらに志望度が上がりました」など、入社意欲の理由付けとして面接でアピールできる点が魅力です。社会人と話す練習にもなるため、インターンシップ経験などもなく社会人と接する機会の少ない人にはOB・OG訪問をぜひおすすめしたいです。
OB・OG訪問は必要? ぶっちゃけ行かなくても良かったかも…と感じた経験者の声
ここまで、OB・OG訪問のメリットについて解説してきましたが、一方で「OB・OG訪問は必要なかった」といった意見もあるようです。就活以外にも学業やアルバイトで忙しい学生にとって、無駄なOB・OG訪問は避けたいですよね。
OB・OG訪問をするべき企業なのかどうか事前に判断できるようになるためにも、OB・OG訪問を経験したけれど、今考えれば必要なかったと感じる経験者の声も聞いてみましょう。
OB・OG訪問をやらなくても良かったと思った経験はありますか?
倍率の高い商社のOB・OG訪問は、必要なかったと感じています。OB・OG訪問は必須と言われているものの、受かる確証のない企業に訪問するのは無駄だと思います。特に、商社などの人気業界が第一志望でなければ必要ないかな、と個人的には思っています。
なぜOB・OG訪問をするのかを明確にすることが大切! 経験者がOB・OG訪問をした目的とは
なぜOB・OG訪問をするのか、目的を明確にすることで自然と質問の内容が浮かんできます。OB・OGから目的に沿った聞きたい情報を入手できれば、OB・OG訪問をより有益なものにすることができますよ。
一般的に、OB・OG訪問は以下の3つの目的に分類できます。目的を一緒に整理していきましょう。
・業界・企業・職種の理解を深めるため
・入社後のイメージを明確にするため
・内定の可能性を高めるため
OB・OG訪問のメリットにも通じますが、直接先輩社員に企業や業務内容を聞くことは、業界や企業、職種の理解を深めることにつながります。特に学校では学べない専門分野を扱う企業や、競合他社が多い企業の場合、企業ホームページからでは得られない詳しい情報を取得できます。
最新の情報やリアルな情報を得ることはほかの学生との差別化になり、採用へと大きくリードできるでしょう。
入社後のイメージを明確にする目的で、OB・OG訪問をするのもおすすめです。興味を持っている業界でいきいきと働く先輩社員の姿を実際に目の前にすることで、キャリアや人生設計について考えるきっかけにもなります。その企業で働く自分の姿を具体的に思い描くことができるでしょう。
そもそもOB・OG訪問の目的について考えたことがなかった人は、OB・OG訪問の目的の洗い出しから取り組んだ経験者の体験談やアドバイスを参考にしてみてくださいね。
OB・OG訪問を有意義なものにするためには、何を目的にOB・OG訪問をするのかを明確にして、メールにもその旨を記載するのが良いでしょう。
私の場合は、コンサル業界で通用するESの作成と疑問を解消するという明確な目的がありました。そのため、この2点を事前にお伝えしてOB・OG訪問を申し込みました。
調べてもわかるようなことは聞かないように意識した
ESの添削については、サマーインターンで利用しようと思っているものを印刷し、その場で添削していただけるように準備しました。また、質問については、インターネット上で探しても見つからない内容を用意しました。下準備として、企業ホームページやIR資料(企業が投資家に向けて発信する情報資料のこと)も見ていました。
特に、求める人物像や業務内容、事業内容、今後の展望は必ずチェックしていました。そのうえで、先輩社員が思い描く今後の企業の展望や先輩本人のキャリアパスについて、また仕事で感じる充実感や辛い瞬間なども聞くようにしていました。
計画編:OB・OG訪問先を探して日程調整を進めよう
「OB・OG訪問をしてみたい」と思ったら、まずはOB・OG訪問先を決め、依頼メールを送る必要があります。
経験者に、実際のOB・OG訪問するまでの流れを聞いてみましょう。OB・OG訪問を何度もおこなった経験者が思うベストな流れや方法なので、大いに参考にしてくださいね。
①OB・OG訪問先の探し方
OB・OG訪問先の探し方には、以下のような方法があります。
・大学のキャリアセンターの卒業生名簿から探す
・ゼミの教授やサークルの先輩に尋ねる
・FacebookやLinkednといったSNSを活用する
・企業ホームページを確認する
・OB・OG訪問向けアプリを活用する
「人脈がない」と不安に感じている人も安心してください。最近ではOB・OG訪問向けアプリや、Facebook・LinkednといったSNSなどを使ってOB・OG訪問先を探すことができます。
種類 | 特徴 | |
---|---|---|
アプリ | Matcher | 社会人や内定者が参加しており、 企業情報や選考対策のリサーチとしても使える |
ビズリーチ・ キャンパス |
国内全81大学の就活生を 対象にしている |
|
OBトーク | 手軽な検索軸から先輩を見つけられる | |
SNS | 検索欄に企業名を入れて調べることで、 志望している企業のOB・OGとつながれる |
|
Linkedn | ビジネス上のつながりを持つことに 前向きな人が多いためOB・OGとつながりやすい |
人づてに聞くよりもより幅広い業界のOB・OGと接触できる可能性があるので、ぜひ活用してみましょう。
行きたい企業がすでに決まっている場合は、企業ホームページや採用サイトから直接連絡をしてみるのも手段の一つです。
大企業といった訪問依頼が多い企業だと断られる可能性もありますが、内定を掴むためにも、勇気を持ってアポイントを取ってみてくださいね。
どのような方法でOB・OG訪問先を探しましたか?
アプリを使って、OB・OG訪問先を探していました。また、大学のゼミの先輩に、私自身が気になる会社の知り合いがいるかどうかも聞いていました。
アプリなどを使った探し方には不安があったため、新卒採用の人事部に社員紹介の依頼メールを送っていました。企業の新卒採用の人事部であれば必ず返信が来るので、効果的だと思います。
②OB・OG訪問先への依頼メールの送り方
OB・OG訪問先への依頼メールは、宛先・件名・宛名・本文・送り主の情報の5つを盛り込みましょう。
本文では、なぜ相手の連絡先を知っているのか、なぜOB・OG訪問を希望しているのかといったことをきちんと説明することで、安心して対応してもらえるでしょう。
以下に訪問先への依頼メールの例文を紹介するので、ぜひテンプレートとして活用してみてくださいね。
依頼メールの例文
件名: OB・OG訪問のお願い(○○大学○○学部○○学科 〇〇〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
突然のご連絡失礼いたします。
私は〇〇大学〇〇学部〇〇学科3年生の〇〇〇〇と申します。
私は現在、〇〇年の新卒入社に向けて就職活動をしており、貴社への入社を希望しています。大学の就職課の名簿で〇〇様のことを知り、企業研究の一環としてぜひ訪問させていただきたく、ご連絡させていただきました。
私は〇〇に関する仕事に深い興味と関心があり、貴社の詳しい業務内容や、〇〇様ご自身のお仕事についてお話を伺えればと願っております。お忙しいところたいへん恐縮ですが、ぜひともご検討いただけますと幸いです。
もしお受けいただけるのであれば、〇〇様のご都合に合わせたいと考えております。日時や場所、実施方法につきまして、〇〇様のご都合を教えていただけますでしょうか。
なお、勝手ではございますが、以下の日程を避けていただけますと幸いです。
・×月××日(火)10:00~12:00
・×月××日(木)15:00~18:00
唐突なお願いで申し訳ございません。
では、日時のご指示をお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。
--------------------
〇〇大学〇〇学部〇〇学科3年 〇〇〇〇
〒000-0000
〇〇県〇〇市〇〇区0丁目0番地0-0
電話:000-0000-0000
メールアドレス:××××@××××.××.jp
--------------------
メールは9〜18時の間に送りましょう。朝早く、または夜遅くにメールを送ると、相手に不快感を与えてしまうだけでなく、「急いで依頼業務に対応しないと」と相手に無理を強いらせる可能性があるからです。
メールがたまっていたり業務が立て込んでいたりする可能性が高い月曜日や朝一番を避けると、返信をもらえる確率が高いでしょう。
就活生パネリストが実際に送っていた依頼メールもチェック!
依頼メールは以下のような内容で送っていました。
初めまして。
○○大学3年の○○と申します。
プロフィールを閲覧し、OB訪問をさせていただきたく思っております。
よろしくお願いします。
また、OB・OG訪問をすることを承諾いただけたら、以下のように返信していました。
○○さん
OB訪問のご承諾ありがとうございます。
以下の日程でご都合つきますでしょうか、
1/25 14:00-16:00
1/26 -13:00
お忙しい中とは思いますが、宜しくお願いします。
上記のように、自分から日時を指定することが多かったです。
③日程調整の仕方
日程のすり合わせは、少ないやり取りで完結するよう心掛けましょう。「いつでも大丈夫です」ではなく、候補日を教えてもらう、または対応不可日を提示するのがおすすめですよ。
相手が候補日を出してくれたら都合の良い日を選び、返信しましょう。日時だけメール本文に記載して送ると、勘違いが生じてしまうおそれがあります。
「〇月〇日(曜日)〇〇時〇〇分に△△にお伺いいたします」と、日時と曜日、場所を丁寧に書いてメールを送るのがポイントです。
ただ、日程がなかなか合わない場合、依頼側からすると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますよね。そのまま日程調整を続けるべきか、迷惑をかけてしまうので断るべきか、対応の仕方がわからない人は多いでしょう。
日程調整を何度もおこなってきたOB・OG訪問経験者の実体験を聞いてみましょう。自分が同じ境遇に立ったときに、素早く対応できるようになりますよ。
面談予定の先輩社員と日程がなかなか合わなかったことはありましたか? また、日程が調整できるように工夫したことはありましたか?
日程が合わない経験がありました。その際は予定が合わないとわかった時点でお詫びと理由をまとめてすぐに返信し、次の日程を提示しました。
日程が合わないということはなかったです。そもそも自分から日程を提示する際に、平日や土日を交えて5つほど日程を提示していました。また、会社員の方が対応できる時間のみを提示したので、毎回スムーズに決められていました。
いつから動き始めるべきなのかをしっかり理解することは大切でしょう。次の記事では、早期選考の流れについて解説しているので、日程調整するときの参考にしてみてくださいね。
内定者が教える! 早期選考に乗り遅れないための注意点と必須対策
事前準備編①OB・OG訪問当日の流れとマナーを予習しておこう
OB・OG訪問はイメージしづらいからこそ、当日になって緊張して焦ってしまう人は多いでしょう。事前準備をして余裕を持って挑めば、OB・OG訪問をする目的を達成できるでしょう。
OB・OG訪問の1週間前までにはチェックしておきたい当日の流れやマナーについて、体験談を踏まえながら紹介します。
①当日の流れ! 企業によって違うのか経験者に教えてもらおう
上記が基本的な流れになりますが、企業や当日担当する先輩社員によって対応はさまざまです。「1回目のOB・OG訪問の流れとはまったく違っていて戸惑った」という声もちらほら。
緊張しているからこそ、イメージしていた流れと異なると慌ててしまいますよね。2回以上OB・OG訪問を経験している人の体験談をチェックして、当日に備えましょう。
企業によって当日の流れが違うことはありましたか?
アプリを介してのOB・OG訪問だったので、一連の流れは決まっているのか、あまり企業間で違いはありませんでした
企業によって異なりました。人事部から社員を紹介していただき、当日は紹介していただいた社員と2人でお話するパターンもあれば、人事部の方が最初と最後に同席するパターンもありました。
名刺交換の場では、あなたのビジネスマナーが試されています。恥ずかしい思いをしないよう、以下の「名刺を持っている場合」「名刺を持っていない場合」の受け取り方法をOB・OG訪問前にチェックしておきましょう。
名刺を持っている場合
①机の横に移動し立って名刺交換をする
②相手が読みやすい向きに名刺を名刺入れの上に乗せる
③右手で自分の名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け取る
④受け取った相手の名刺に右手を添え、両手で持つ
⑤名刺を受け取ったら「頂戴いたします」と一言添える
名刺を持っていない場合
①相手の名刺を両手で受け取る
②受け取る際に「頂戴いたします」と一言添える
名刺交換が終わったら、簡単な自己紹介と時間を割いてくれたことに対する感謝を述べましょう。
長々と自己紹介をおこなってしまうと、肝心の質問時間が短くなってしまいます。自己紹介は、簡潔に述べて、質問タイムへと進めましょう。
自己紹介の例文
はじめまして。○○大学の〇〇と申します。本日は、ご多忙にもかかわらずお時間を割いていただきありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いします。
OB・OG訪問以外でも、自己紹介は就活のさまざまな場面で求められます。こちらの記事では面接時の自己紹介の仕方について解説しているので、選考が本格的に始まる前にチェックしておきましょう。
面接の自己紹介で何を話した? リアル回答例付きで伝え方を徹底解説
②OB・OG訪問のマナー! 服装と時間について
仕事で忙しい中時間を作ってもらっているため、相手に失礼のないように振る舞わなければなりません。相手に敬意をはらったマナーは社会人になってからも必要です。今のうちから身に付けておくと良いですよ。
OB・OG訪問で特に重要な服装と時間のマナーについて紹介します。
①服装はリクルートスーツが基本
服装に関する指示がない場合がありますが、基本的にはリクルートスーツを着用しましょう。自分にとってはフォーマルな服装であったとしても、先輩社員からするとラフな格好と捉えられてしまう場合があります。
リクルートスーツは、誰が見てもフォーマルな服装のため、悩んだらリクルートスーツを選ぶと良いでしょう。
オフィスカジュアルの場合は以下を参考にしてみてくださいね。
就活の場面で重要な服装マナー。以下の記事でも詳しく解説しているので、不安な人は一度チェックしてみましょう。
面接の服装は実際何を着た? 失敗しない服装と状況別のポイント解説
②時間厳守で行動しよう
集合時間の10分前に到着しておきましょう。遅れそうな場合は、遅れる可能性があるとわかった段階で必ず連絡を入れるよう意識しておきましょう。
先輩社員から連絡があることを想定し、常に連絡できる手段を用意しておくのもおすすめです。メールアドレスだけでなく、携帯電話の番号も事前に伝えておきましょう。
人間関係において、第一印象はとても重要です。わざわざ時間を割いて来てもらったOB・OGに失礼のないよう、前もって電車の時間を調べたり早めに来たりするなど、遅刻しないよう対策をしてくださいね。
③OB・OG訪問で必要な持ち物! PCやiPadを持参するのはOK?
OB・OG訪問の際は、以下を持参することをおすすめします。
・エントリーシートや履歴書
・企業のパンフレット
・筆記用具
・ノート
・業界・企業・職種研究をしたノート
・OB・OGに対する質問集
先輩社員の中には、ESや応募書類を添削してくれる人もいます。実際に働いている人の目線でアドバイスをもらえる機会は滅多にないので、持参していくようにしましょう。
「PCやiPadを持参して使ってもいいのかな」と疑問に思う人は多いでしょう。PCやiPad、スマートフォンにメモをしたほうが、後でまとめやすいですよね。
その場合には事前に断りをいれておきましょう。何も言わずにPCなどを使い出してしまうと「ちゃんと聞いていないのかな?」と印象が悪くなってしまったり、たとえメモを取っていることが伝わったとしても、キーボードの操作音が気になってしまう人もいるでしょう。
そのため「〇〇さんの貴重なお話を今後の就職活動に活かしたいため、PCでメモを取ってもよろしいでしょうか」などと事前に伝えておくことをおすすめします。また、万が一電子機器でのメモを断られてたときのために、ノートやメモ帳も持ち歩いておくと安心です。
OB・OG訪問で持参したものは何でしたか?
メモを取るためにメモ帳と筆記用具を持参しました。そのメモ帳に、質問内容をまとめていました。
実際に持参したものは、ノートと筆記用具のみです。質問内容は、事前にノートにまとめていました。
事前準備編②質問を準備しよう! 経験者が実際にOB・OG訪問でした質問も紹介
OB・OG訪問の事前準備で最も大切なのが、質問作りです。あなたが気になる企業で働く先輩社員に具体的な話を聞けるチャンスを逃さないよう、事前に準備しておきましょう。
企業ホームページでは得られない情報や就活に関する質問をすることで、入社後のイメージができたり、深みのある志望動機が書けるようになったりします。
経験者が実際に質問した内容も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
①HPでは得られない質問例53選
その会社で働いていなければわからないような、HPでは得られない企業や福利厚生について聞いてみましょう。具体的にどのような質問をすればいいのかわからない人は、以下を参考に自分なりの質問を考えてみてくださいね。
業界についての質問7選
・業界全体の強みは何ですか?
・業界全体の課題や弱みは何ですか?
・業界の展望について教えてください
・競合他社と比較した御社の強みは何ですか?
・競合他社と比較した御社の弱みは何ですか?
・競合他社との情報交換はありますか?
・〇〇さんが御社で働く理由は何ですか?
業界は決めているけれど、どの企業を受けようか悩んでいる人は多いでしょう。OB・OG訪問で業界について質問することで、その企業の立ち位置や将来性を把握することができますよ。
企業についての質問16選
・御社の課題は何ですか?
・御社の魅力は何ですか?
・1日の仕事の流れを教えてください
・具体的な業務内容を教えてください
・御社が力を入れていることは何ですか?
・評価体制について教えてください
・何歳くらいで管理職になった人が多いですか?
・〇〇さんが御社で働く目的は何ですか?
・新たな事業への展開は予定していますか?
・繁忙期はありますか?
・研修内容について教えてください
・〇〇さんが御社に入社しようと決めた理由を教えてください
・仕事のやりがいは何ですか?
・仕事で大変なことは何ですか?
・ノルマはありますか?
・キャリアアップを図る仕組みはありますか?
企業ホームページでは公開されていないような質問をしてみましょう。企業理解がより深まり、入社意欲につながるかもしれません。
持参した企業パンフレットや業界・企業・職種研究をしたノートと比較しながら質問すれば、よりスムーズに話が進みますよ。
福利厚生についての質問6選
・休日出勤はありますか?
・有給消化率を教えてください
・福利厚生で活用しているものはありますか?
・会社全体で産休や育休は活用されていますか?
・休み希望は通りやすいですか?
・何日前までに有給を申請する必要がありますか?
福利厚生は少し踏み込んだ質問になるので、聞きづらいですよね。質問する際は、「ホームページでは〇〇と紹介されていましたが、実際はどうでしょうか?」と前置きを挟むことで聞きやすくなります。
会社が開示している情報があれば、OB・OGも答えやすくなりますよ。
社風についての質問8選
・社内の雰囲気を教えてください
・どんな社員が多いですか?
・どんな特徴の上司が多いですか?
・どんな特徴の同期が多いですか?
・入社されて驚いた文化や制度はありましたか?
・職場の環境や雰囲気は自分に合っていると思いますか?
・会社ならではの文化や特徴はありますか?
・食事はみなさんどこで取っていますか?
どれだけ挑戦してみたい業界や企業でも、社風が合わなければ長続きしないでしょう。実際に入社して働いてみないことにはわからない部分が多いですが、先輩社員のリアルな意見から社風をチェックしてみましょう。
「実際にあなたはどう思うか」と、個人的な意見を深掘りしてみるのもおすすめです。
配属についての質問10選
・平均何年くらい同じ部署で働きますか?
・配属先の変更を考えることはありますか?
・現在の職種を選ばれた理由を教えてください
・現在の職種に対してどのように思っていますか?
・現在の配属先はどのようにして決まったのですか?
・配属の制度を教えてください
・希望をすれば望む職種に就くことはできますか?
・入社1年目から挑戦できない部署はありますか?
・配属先を指定して実際に移動できた社員はいますか?
・別部署との交流は盛んですか?
配属先によって、業務内容は大きく異なります。企業のどの部署で働きたいのか具体的にイメージできている場合は、その部署に配属される可能性を聞いてみましょう。
働き方についての質問6選
・何時くらいまで残業をしていますか?
・1日の過ごし方を教えてください
・身に付いたスキルは何ですか?
・副業は可能ですか?
・リモートワークの頻度を教えてください
・1カ月の出張の回数を教えてください
「退勤時間になったらすぐに帰れますか」「プライベートを優先できますか」といった質問は、働く意思の弱い人と判断されかねません。
「入社後は積極的に行動して早く仕事に慣れていきたいですが、プライベートも大事にしたいです」と前置きしてから質問すると良いでしょう。
また、プライベートな質問は、相手に不快な思いをさせてしまうおそれがあります。ストレートに質問をするのではなく、相手が話してくれたタイミングで、少しずつ踏み込んだ質問をしていくのがポイントですよ。
②訪問先の社員層別の質問例36選
次に、若手社員・中堅社員・ベテラン社員別に、質問を紹介します。
社会人経験の年数や役職によって企業への思いや考え方は異なります。あなたがその会社に入社し5年、10年、30年先も働くことができるかどうか、質問に対する答えを聞くことでイメージできるようになるでしょう。
若手社員への質問13選
・20代からのキャリアアップは望めますか?
・いま最も大変なことは何ですか?
・30歳までのキャリアビジョンを教えてください
・同期とは普段から連絡を取っていますか?
・この会社を選んだ理由は何ですか?
・〇〇さんの将来の夢は何ですか?
・これから挑戦したいことは何ですか?
・〇〇さんが御社で成し遂げたいことは何ですか?
・今後のキャリアプランについて教えてください
・人生設計はどのようにお考えですか?
・異動や転職を考えることはありますか?
・これまでで最も大変だったことは何ですか?
・これまでで最もやりがいを感じたのはどんなときですか?
年齢が近いからこそ、より会社のリアルな話を聞き出せるかもしれません。ただ、目上の人であることは忘れないように質問しましょう。
中堅社員への質問11選
・理想の上司像はありますか?
・新入社員や若手社員に対して何を期待しますか?
・いま最も大変なことは何ですか?
・入社前に戻れるとしてもこの会社を選びますか?
・〇〇さんの将来の夢は何ですか?
・これから挑戦したいことは何ですか?
・〇〇さんが御社で成し遂げたいことは何ですか?
・今後のキャリアプランについて教えてください
・人生設計はどのようにお考えですか?
・異動や転職を考えることはありますか?
・これまでで最もやりがいを感じたのはどんなときですか?
入社して10年以上経っている中堅社員は、部下や上司に囲まれて毎日忙しく働いている人が多いでしょう。転職を考えたことはないのかといった、中堅だからこその悩みを聞き出せると、その会社で働くことの将来性をチェックすることができるでしょう。
ベテラン社員への質問12選
・活躍している部下の特徴を教えてください
・働いていて楽しいと思う部下の特徴を教えてください
・いま最も大変なことは何ですか?
・この会社を選んだ理由は何ですか?
・〇〇さんの将来の夢は何ですか?
・これから挑戦したいことは何ですか?
・〇〇さんが御社で成し遂げたいことは何ですか?
・今後のキャリアプランについて教えてください
・人生設計はどのようにお考えですか?
・異動や転職を考えることはありますか?
・これまでで最も大変だったことは何ですか?
・これまでで最もやりがいを感じたのはどんなときですか?
ベテラン社員には、これまで大変だったことや最もやりがいに感じたことなど、具体的な経験談を聞いてみましょう。
さまざまな体験をしてきたベテラン社員だからこそ、振り返ってみて自分のスキルにつながったのかどうかなどを聞き出すことができるでしょう。
③就活に関連した質問例22選
OB・OG訪問の醍醐味は、今まさに取り組んでいる就活について質問できることです。
先輩社員と話をする中で企業への入社意欲がより強くなったら、企業で求められるスキルや能力などを聞いてみましょう。
先輩社員は、選考を突破して内定を勝ち取った人です。企業の内定を得るために取り組んできたことや就活の進め方のコツなどを質問して、自分自身の就活に活かしましょう。
求める人物像についての質問10選
・就活の軸は何でしたか?
・御社を志望するにあたって、研究すべきことはありますか?
・御社の内定を獲得するためには、何が重要ですか?
・御社の選考で特徴的なものはありますか? それに向けてどのような対策をすれば良いですか?
・〇〇さんが一緒に働きたいと思う社員像を教えてください
・〇〇さんから見て私はどのような性格だと思いますか?
・私と似た社員はいますか?
・最終的に御社に入社した動機、決め手となったポイントを教えてください
・御社の選考突破において必要なことを教えてください
・私と話して感じた印象を教えてください
どのような人がその会社で求められているのか、ストレートに聞いてみましょう。
自分に当てはまれば、やる気につながるでしょう。もしも当てはまらなかったとしても、軌道修正できるので、決して落ち込む必要はありません。具体的なアドバイスをもらうのも、大事なポイントですよ。
面接や選考に関する質問12選
・〇〇さんが選考のときに話した志望動機を教えてください
・就活でやって良かったことはありましたか?
・就活でやっておけば良かったと思うことはありますか?
・ガクチカではどんなことを話しましたか?
・自己PRではどんなことを話しましたか?
・企業研究や業界研究ではどのようなことをしていましたか?
・就活で苦労したことは何ですか?
・面接ではどのようなことを聞かれましたか?
・就職活動のスケジュールを教えてください
・自己分析、企業研究をどのようにおこなったか教えてください
・ほかにどんな業界や企業を志望していたのか教えてください
・ESや面接時のアドバイスをお願いします
選考の過程で落ちた場合、理由を聞けないことがほとんどです。何が原因で落とされたのかわからないままでは、次もまた同じミスをしてしまう可能性が高いですよね。
OB・OG訪問は、具体的なアドバイスをもらえるのが大きな魅力です。就活を経験し、見事内定を勝ち取って今こうして働いている先輩社員に、面接や選考におけるアドバイスをもらいましょう。
あなたの体験談を交えながら質問することで、より的確な助言をもらえるかもしれませんよ。
④経験者が実際にした質問
経験者が先輩社員にした質問を紹介します。質問の回答をどのような場面で活かしたのか知ることで、質問の意味や質問内容の重要性をしっかり理解できるようになるでしょう。
あるメガバンクの先輩社員に対して、OB・OG訪問をおこなったときの質問例です。
・なぜ、銀行業界を選んだのか
・なぜ金融業界なのか
・どのような就職活動をおこなっていたのか
・なぜメガバンクの中でも○○銀行なのか
・入社するうえで掲げていた目標
・いまそれを実現できているのか
・入社してから現在までどのようなキャリアを歩んでいるのか
特にキャリアパスについての質問はおすすめです。志望動機でまとめるキャリアビジョンの参考になります。
ある外資系コンサル企業に務めるマネージャークラスの先輩にお聞きした質問です。
①業務内容についての質問
・現在携わっているプロジェクト
・地方自治体や地方の中小企業にかかわるプロジェクトの具体例
・仕事が大変だと思う時
・仕事が楽しいと思う時
・ハイパフォーマーの特徴や共通したインプット・アウトプットの方法
・業務で英語を使う機会の有無
・業界の課題点
・御社の課題点
②先輩について
・就職活動の軸
・就職活動中に見られていた業界・企業
・内定を承諾するか迷った企業
・貴社に入社を決められた理由
・企業研究の方法
・今後のキャリアパスや目標
③社風について
・入社前と入社後の企業のイメージの変化
これらの質問について丁寧に回答をいただきました。ぜひたくさんの質問を準備して臨んでくださいね!
当日編①経験者が伝えたい! OB・OG訪問当日の注意ポイントを解説
OB・OG訪問当日の注意ポイントを解説します。
OB・OG訪問は選考の合否に直接かかわらないとはいえ、失礼な態度をとってしまうと、企業選考で不利になることがあります。場合によっては、今後同じ大学の後輩がOB・OG訪問をおこなえなくなってしまう可能性もあるのです。
良好な関係性を築いていくためにも、この記事を参考にして、失礼のない対応でOB・OG訪問をおこないましょう。
①会話中はメモを取る
質問に答えてもらっている間は、メモを取りましょう。会話中のメモは、熱心に話を聞いている姿勢が伝わり、相手に良い印象を持ってもらえるでしょう。
ただし、無言でメモを取り始めることに対して、不快に感じる人もいます。メモを取る前に「メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか」と一声かけることがおすすめです。
また、メモを取る行動は、相手が話しやすい環境を作る効果もあります。というのも、相手から目を離さずに見つめ続けると、威圧感を与えてしまう場合があるからです。
さらに、相手の目をじっと見て話を聞く人もいますが、「メモを取らなくても大丈夫かな。この人私の話を覚えられるのかな」と思われてしまいます。手元のメモと相手の目を交互に見ながらメモを取ると良いですよ。
②失礼な質問をしない
失礼な質問は相手を不快にさせてしまいます。今後も関係性が続くことを考慮して、個人的すぎるプライベートな質問や責め立てるような質問は避けましょう。
就活や仕事に関係のない質問はしないと頭に入れておくと、失礼な質問をせずに済むでしょう。
NG質問例
以下のような質問は、失礼にあたります。
・恋人やパートナーはいますか?
・職場恋愛や職場結婚はありますか?
・お金の使い方を教えてください
・御社の離職率が高いのはなぜですか?
事前に質問リストを作っていても、聞いてはいけないことを質問してしまうこともしばしば。また、質問の仕方によっては、失礼な聞き方になってしまうこともあるでしょう。
たとえば、以下のような聞き方は相手に不快な思いを与えてしまう可能性が高いです。
・質問の意図を伝えず唐突に質問する
・他企業のOB・OG訪問の話を持ち出して質問する
ただ、大切なのはその後のフォローです。自分が意図しない形で伝わってしまったときは、すぐに「軽率な質問をしてしまい大変失礼いたしました」と謝罪をしてくださいね。
就活生パネリストが後悔しているOB・OG訪問での質問
場が温まってきたタイミングで良いかなと思い、年収をストレートに聞いてしまったことがあります。一瞬場が固まってしまい、失敗したなと思いました。
給与に関する質問は、聞き方次第で良くも悪くもなる質問といえます。ストレートに年収を聞くのではなく、「差し支えなければ」「答えられる範囲で教えてください」とワンクッションおいて聞くと良いでしょう。
社員によって異なりますが、正直に年収を教えてくれる社員もいます。聞き方に注意して試してみてください。
③名刺は適切な場所に置く
受け取った名刺は、テーブルに向かって左側の名刺入れの上に置くのが基本マナーです。
ただ、社外の人が多く利用する場所で名刺を机に置きっぱなしにするのは、個人情報をさらしてしまっているともいえます。OB・OG訪問をする場合は、しまうことをおすすめします。
何も言わずに名刺をしまうのではなく、「頂戴いたします」と一言伝えられると良いですよ。
当日編②OB・OG訪問が終わっても油断しない! お礼メールを送って感謝を伝えよう
OB・OG訪問は、挨拶して解散したら終わりではありません。わざわざ時間を割いてくれた先輩社員に対して、きちんとお礼のメールを送りましょう。
お礼メール作成のポイントと例文を紹介します。メール作成に自信がない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
お礼メール作成のポイント
お礼のメールは、当日中に送ることで感謝と誠意が伝わります。OB・OG訪問が夜におこなわれた場合は、翌日の午前中にお礼のメールを送りましょう。
お礼のメールには、以下の内容を盛り込みましょう。ただ、長々と書いてしまうと相手の時間を奪ってしまうことになるため、以下の内容を盛り込んだうえで簡素にまとめるのがポイントです。
・お礼
・印象に残った話
・勉強になったこと
お礼メール例文
お礼メールの例文を紹介します。本文は200〜300文字でまとめるのがおすすめです。
お礼メールの例文
件名: OB・OG訪問のお礼(○○大学○○学部○○学科 〇〇〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学の〇〇〇〇です。
本日はお忙しい中、OB・OG訪問に時間を割いてくださりありがとうございました。
〇〇様のお話を聞くことで、〇〇業界に対する理解がより深まりました。
特に制作過程や〇〇様がこだわっているポイントについてお伺いでき、
自分が働くイメージを具体的に持てるようになりました。
またご相談させていただくこともあるかと思いますが、その際はご指導いただけますと幸いです。
本日はお忙しい中、お時間いただき本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
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〇〇大学〇〇学部〇〇学科3年 〇〇〇〇
〒000-0000
〇〇県〇〇市〇〇区0丁目0番地0-0
電話:000-0000-0000
メールアドレス:××××@××××.××.jp
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就活生パネリストはOB・OG訪問のお礼メールを送った?
OB・OG訪問の後、お礼メールは送りましたか? また、その際に意識したポイントはありますか?
はい、送りました。遅くても翌日までには送るようにしていました。簡単なお礼と、あとは自分の言葉で感想も伝えるように意識していました。
送っていました。意識したこととしては、できるだけ早くメールを送ることと、聞いた話を織り交ぜて感謝の気持ちを伝えることです。
番外編! 社外でのOB・OG訪問で気を付けたいポイント
OB・OG訪問は、会社や大学ではなく、カフェのような飲食店でおこわれる場合があります。そこで気になるのが、飲食代は誰が払うのか、ということです。
結論からいうと、飲食代は経費になることが多いため、先輩社員が出してくれる可能性が高いです。
ただ、奢ってもらって当然という態度は失礼ですし、反対に頑なに奢ってもらうのを拒否することも相手を困らせてしまいます。会計時に財布を取り出し、支払いの意志があることを示しましょう。「払うよ」と言われたら、しっかりお礼を伝えてくださいね。
また、OB・OG訪問に手土産は必要か否か悩む学生も多いでしょう。手土産は必ず持っていかなければならないものではなく、学生からの物の受け取りを禁止している企業もあります。といっても、手土産がないと先輩社員から「ビジネスマナーがなってない」と思われるのではと心配になりますよね。
そこで、OB・OG訪問を経験した先輩たちに、実際に手土産を渡した経験はあるのかなども聞いてみました。
OB・OG訪問を実施した場所は、会社と飲食店どちらが多かったですか? また、手土産や会計はどのようにしていましたか?
会社でのOB・OG訪問が多かったです。手土産は持っていきませんでした。会計はもともと会社払いとなっている会社が多く、「ごちそうさまでした」と伝えて出してもらいました。
飲食店でのOB・OG訪問が多かったです。一度会社に集合してから一緒に移動というパターンもありました。また、会計については「ごちそうします」と事前にメールなどでお知らせしてくださる会社が多かったです。
OB・OG訪問のマナーや流れをマスターして誰よりも早く就活のスタートダッシュを決めよう
OB・OG訪問は、興味のある企業に勤めている先輩社員から、社内のリアルな実態や就活の進め方のコツなどを聞ける貴重な機会です。必ずしもOB・OG訪問もする必要はありませんが、社風がイメージしやすくなる、企業が求める人物像を把握できるといったメリットを得られるでしょう。
先輩社員からの情報を得ることで、自分はその会社でやっていけるかどうか判断できたり、深みのある志望動機が書けるようになったりします。ほかの応募者との差別化になり、企業側に覚えてもらえる可能性も高まるでしょう。
OB・OG訪問を決めたらマナーや流れを確認して、誰よりも早くスタートダッシュできるよう取りかかりましょう。
就職活動を進める中で、OB・OG訪問をするかどうか迷っている方も多いと思います。確かに、訪問の計画やアポイントメントをとるのは手間がかかるかもしれません。しかし、OB・OG訪問は就活の成功に大きな影響を与える可能性があります。以下に、私の考えるOB・OG訪問をするメリットを紹介します。
まず、OB・OG訪問の最大のメリットは、現場の生の声を聞けることです。企業の公式サイトや説明会では得られないリアルな情報を直接聞くことができます。たとえば、職場の雰囲気、具体的な業務内容、キャリアパス、会社の文化など。これらは実際に働いている人からしか得られない貴重な情報です。これにより、自分がその企業で働くイメージをより具体的に描くことができます。
また、OB・OG訪問を通じて、自分の適性や興味を再確認することもできます。実際に働いている人の話を聞くことで、その企業が自分の価値観やキャリアビジョンに合致するかどうかを判断する材料になります。これにより、自分に最適な企業や職種を見極める手助けになるのです。
さらに、OB・OG訪問は実際の就活での面接にも役立ちます。訪問を通じて得た情報をもとに、志望動機や自己PRをより具体的かつ現実的にすることができます。面接官に対し、企業の情報をしっかりと調査し、自分のキャリアビジョンに基づいて選んでいることをアピールできるでしょう。また、OB・OGとの会話を通じて、面接での質問への対応力やコミュニケーション能力も向上します。
OB・OG訪問を迷っているなら一歩踏み出してみて
以上のように、OB・OG訪問は多くのメリットがあります。時間と労力をかける価値が十分にある活動のため、迷っているのであれば一歩踏み出してみることを強くおすすめします。OB・OG訪問を通じて得られる情報や経験は、あなたの就職活動を大いに支援してくれるでしょう。成功を祈っています。
OB・OG訪問をしようとしたきっかけは、2024年卒の先輩や周りの学生から、商社はOB・OG訪問が必須だと教えてもらったからです。
30分間しっかり先輩社員とお話しすることで、会社の解像度を上げることはできるだろうと思っていましたが、受かる保証が無い企業にそこまで時間を割く必要性を当時は感じていませんでした。
そのため、商社を受けようと思わなければ、私はOB・OG訪問をしていなかったと思います。