自己PRと強みの違いを理解してより魅力的に自分をアピールしよう!
「自己PRと強みって何が違うのかな」「自己PRと強みの両方を問われたらどのように差別化すればいいの?」
エントリーシート(ES)や面接対策として、自己PRと強みの作成に励む人の中には、このような悩みを抱いている人も多いのではないでしょうか。自己PRは自分のスキルや能力をアピールすることで、強みは周囲に良い影響を与えられるスキルや能力そのものを指します。
自己PRと強みそれぞれの違いを理解することで、質問の意図に適した内容を準備でき、企業に自分の魅力を最大限にアピールできるでしょう。
この記事では、自己PRと強みの違いや書き方・決める際のポイントを体験談付きで解説します。自己PRに活用できる強みの一覧や例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
自己PR・強みの基礎知識| 2つの定義や長所との違いをチェック
面接やESの対策で自己PRや強みを作成していると、「そもそも自己PRと強みは何が違うのか」と疑問に感じますよね。自己PRと強みの違いについて理解しないまま内容を準備してしまうと、「企業からの質問意図を理解できていない」とマイナスなイメージを与えてしまうこともありえます。
また、「長所」とも混ざってしまうことがあるので、こちらとの違いも理解しておきましょう。
ここでは、自己PRと強みの定義や、長所との違いについて詳しく解説します。自分の魅力を最大限アピールするためにも、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
自己PRがないと感じる人は、この記事を読みながら強みを見つけましょう。内定者が実際にアピール内容を見出した方法を紹介しています。
自己PR:スキルや能力をアピールすること
自己PRは、自分のスキルや能力・過去の経験が、仕事にどのように活かせるのかをアピールする行為を指します。企業は就活生が自社の社風や業務内容に適しているかを知りたいため、自己PRで自分を採用するメリットを伝える必要があるのです。
そのため、自己PRでは単なる長所を述べるのではなく、周囲に良い影響を与えられる「強み」を述べて、企業にどのように貢献できるかをアピールしましょう。自己PRとは、自分のスキルや能力、すなわち自分の強みを企業にアピールする場という認識で覚えてくださいね。
強み:周囲に良い影響を与えられるスキルや能力のこと
強みとは、周囲に良い影響を与えられるスキルや能力のことを指します。自己PRで述べる「スキルや能力」はまさに「強み」です。そのため「自己PR」と「強み」は同義ではないことを頭に入れておきましょう。
自己PRの作成に取り組んでいる人の中には「自己PRで述べる強みが見つからない」という人も多いのではないでしょうか。
自分の強みを見つけるためには、自己分析で過去の経験を整理し、自分がどのような経験を積んできたのか客観視する必要があります。また、企業に適した強みをアピールするためにも、企業研究で「求める人物像」への理解を深めましょう。
具体的な強みの種類として「主体性」や「向上心」「協調性」「忍耐力」などが挙げられます。これらの強みは、過去の経験を整理して自分と向き合うことで見出せるでしょう。選考前に焦ることのないよう、なるべく早めに強みを見つけてみてくださいね。
「自己PRと強みってどう違うの?」みんなは調べたことある?
自己PR、強み、長所について違いを調べ、それぞれの回答を準備しようとしました。それほど大きな差はなく、それぞれの項目で用意しなければならないということもなかったため、少し驚きました。
自己PRと強みや長所については同意味と思っていたので、正直そこまで差を意識していませんでした。ただ、友達に相談されたときに心配になり調べたところ、あまり相違はないということがわかりました。
私は、回答を準備する前に2つの違いを調べました。そのうえで、私は認識の違いをあまり感じませんでした。自己PRも自分の強みも、自分が話しやすい自分のアピールポイントを話すと良いと思います。
ズバリ! あなたが思う自己PRと強みの違いとは?
自己PRと強みの違いはどんなところだと認識していますか?
自己PRと強みはほぼ一緒のようなものです。違う点とすれば、「自己PRでは、自分の実績を絡ませて伝えることが求められる」という点にあると思います。
自己PRと強みには、大きな違いはありません。強いて言うならば、自己PRで原体験に紐づいた強みが発揮されたエピソードを話すことが必要だというのが違いです。
自己PRは自分の強みを伝えるだけでなく、自分がどのような人間なのかという特性も話す点で異なっていると思っています。自己PRでは、簡潔に自分のことを分かってもらうために、強みに限らず弱みなども伝えて、「自分とは何か?」が伝わるような内容にする必要があるでしょう。
自己PRと強みの違いは分かりましたね。では、実際自己PRを考えた時に、自分のアピールポイントをまとめられなくて悩む人もいるのではないでしょうか。次の記事では、自己PRを簡単に作成できるコツを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
強みと長所の違いとは
強みと長所の違いは、周囲にメリットを与えられるかどうかで判断します。
強みが「周囲に良い影響を与えられるスキルや能力」なのに対し、長所は「その人が持っている優れた資質・性格や人柄」そのものを指します。どちらも自分が持っている資質そのものを指しているため、「強み」と「長所」は対等な関係です。
たとえば、自分の長所が「優しい」「負けず嫌い」である場合、強みとして「協調性」「粘り強い」と言い換えられるでしょう。両者は対等な関係にありますが、強みは仕事や組織で発揮できる能力を指すため、誤って長所を説明することのないように注意してください。
また、自己PRと強み・長所を述べる際は、内容に一貫性を保つ意識を持ちましょう。たとえば、強みとして「忍耐力がある」と述べた場合は、長所を「何事も最後までやり切る」と述べると内容に一貫性を保てます。ESや面接では、質問に対し一貫性を保つ意識を持って回答することが大切です。
自己PRで活用できる強み一覧|実際に内定者たちが伝えた強みも公開!
自己PRと強みの定義と、長所との違いについて理解できたとしても、「実際強みってどんな種類があるの?」と疑問に感じている人もいるでしょう。なかなか自分の強みを見つけられない人は、代表的な強みから自分が持つものを探すのもおすすめですよ。
ここでは、自己PRで活用できる強みの一覧を紹介します。それぞれの種類の特徴も紹介しているので、自分が当てはまる強みがあるか、ぜひ確認してみてください。
また、実際に内定者たちが伝えた強みについても教えてもらいました。他の人と差別化を図るために他の言葉に言い換えたかについても教えてもらっているので、自己PR作成の参考にしてください。
強み | 特徴 |
---|---|
主体性 | 自ら考えて行動する積極的に行動できる |
協調性 | チームワークを大切にする相手の立場に立って物事を考えられる 相手の意見を受容できる |
情報分析力 | 情報から課題点を分析できる状況を冷静に観察できる |
課題解決力 | 環境や仕事から課題点を発見し解決できる |
柔軟性 | 周囲の意見や提案を素直に受け入れられる環境変化に適応しやすい ルールや自分の意見に固執しない |
適応力 | あらゆる環境や人とも柔軟に対応できる 考え方や行動を臨機応変に変えられる |
忍耐力 | どんな困難や壁が立ちはだかっても諦めずに努力を続けられる |
継続力 | ひとつの物事を長期間続けられる 粘り強く努力家 |
向上心 | 常に高みに向かって努力できる 現状に満足しない |
責任感 | 与えられた仕事を最後までやり遂げる力がある 途中で投げ出さない |
吸収力 | 相手の意見を否定せず受け止める力がある 飲み込みが早い理解力が高い |
気配り・思いやり | 周囲や相手を思いやり先を見越した行動ができる 先回りしてニーズに応える行動ができる |
努力家 | 目標に向かって地道に努力できる スキルアップのためにスキルを磨き続けられる |
前向きさ | 常に物事をポジティブに捉えられる 相手の意見や起きたことを否定せず理解できる 打たれ強い |
計画性 | 目標を達成するための工程や方法・順序を計画して着実に実行できる 自己管理・時間管理が得意 |
探究心 | 物事の本質的な部分を深く知ろうとする 納得できるまで追求する |
創造力 | 豊かな発想力で新しいモノを創り出す力がある |
コミュニケーション力 | 周囲の人々と適切な意思疎通ができる 信頼関係の構築が上手 |
相手の立場に立って考える力 | 自分ではなく相手を優先して行動できる力がある 相手の立場に立って物事を捉え先の行動につなげられる |
企画力 | 課題を見つけてその解決策や工程を導く能力がある 立案した企画を採用してもらえるための説得力がある |
期日や約束を守る力 | 期日や約束を必ず守ることができる 自分の行動に責任を持つことができる |
論理的思考力 | 物事を論理的に捉えて、整理できる 矛盾のない筋道を立てて推測・理論を考えられる |
調整力 | 組織や団体内の異なる意見や状況をうまくまとめられる 全員が納得できる落とし所を見つけて収拾できる |
チャレンジ精神 | 失敗を恐れずに常に新しいことに挑戦できる 失敗しても挫けずに前を向いて努力し続ける |
リーダーシップ | 組織や集団を一つにまとめて、目標達成に導ける |
内定者たちが実際に伝えた強みを一挙に公開!
実際に自己PRで伝えた強みを簡潔に教えてください! 可能であれば、どんな経験から強みだと感じたのかなども含めて教えてください。
人の意見を昇華させる能力を、強みとして伝えました。大学時代のグループワークでも、メンバーの意見を集約することでより良い提案をおこなうことができたため、この強みを選びました。
「自分の強みは、人を巻き込む力です」と話しました。普段のグループワークや部活でも、あまりモチベーションがない人がいても、チームとして全員を巻き込むことを意識して動いています。
私の強みは、高みを目指して挑戦し続けられる点にあります。大学時代には複数のサークルに所属して消滅寸前であったサークルの立て直しに力を入れたり、留学中は勉学だけではなく、たくさんの方と交流するための行動をしていたことから、この強みがふさわしいと思いました。
自分の強みとして、分析力と修正力を伝えました。小中高と続けた部活動のバスケットボールにおいて、体格で劣る自分がどのように戦ってきたかという経験が、強みの根拠になると思い伝えていました。
傾聴力を強みとして伝えました。話し合いの場や複数人の意見がまとまらないとき、一人ひとりの譲れない部分を聞き出したり、相手の意見を肯定したりすることで話し合いがスムーズに進むように努力していました。
粘り強さと切り替えの早さを自分の強みとして伝えていました。資格に落ちた際も、諦めずに勉強を続けられた点からこの強みにしました。
私の強みは、他者のために行動できる点と、人を巻き込み成果を最大化できる点にあります。部活動で200名以上を巻き込んで活動してきた経験などから、強みの根拠となるエピソードを語っていました。
真面目にコツコツと努力ができることをアピールしました。実際に、上手くいかなくても続けられた経験があり、そのおかげで先輩に「仕事が速くなったね」と褒められることがあるからです。
強みを言い換えることについて意見を聞かせて!
自分の強みを、ほかの人と差別化するために違う言葉に言い換えた方がいいと思いますか? 言い換えたことがある人はどう言い換えたのか教えてください!
可能な限り、自分らしさを表すような言葉に言い換えた方が良いと思います。私の場合は、傾聴力を「人の意見を昇華させる能力」というように言い換えた経験があります。
言い換えた方が面接官の印象に残るのではないかと思います。私の場合は、Chat GPTに「〇〇の言い換えを教えてください」と伝え、アイデアを得ていました。
言い換えることで、より面接官の印象に残すことができるのではないかと思います。ただ、単純な言い換えでは「かっこよく言っているだけで、要は〇〇ってことでしょ」と思われてしまいます。実際に私は言われました。そのため、少しキャッチコピーのようにしたり強みを分解して二つの言葉で話すなどの工夫が必要だと思います。
自分なりに言い換えた方が良いと思います。特にほかの人とは被らないような言い換えを使うと、この子=この強み、と覚えてもらえます。
自己PRで述べる強みを見つけるための考え方2ステップ
強みには、前章で伝えた25種類のほかにもさまざまなものが存在します。強みの一覧を見ても「自分の強みがどれに当てはまるのかわからない」「強みを見つけられない」という人もいるでしょう。
自己PRで述べる強みを見つけるためには、これから紹介する2ステップの考え方を実践する必要があります。漠然と強みが何かを探すのではなく、自己分析とモチベーショングラフを作成し、過去の経験と自分の強みを客観視しましょう。
2ステップは強みを見つける以外にも、就活中に役立つ具体的なエピソードの材料探しや、就活の軸を決める際の判断材料にもなります。ぜひ実践してみてくださいね。
①過去の経験を整理する
自己PRで述べる強みを見つけるために、まずは過去の経験を整理しましょう。自分史などの自己分析方法で、これまでの人生を一気に振り返ることがおすすめです。
自己分析で過去の経験を整理すると、どのような時にモチベーションを高められるのかを客観視できます。また、困難や壁を乗り越えるときに発揮した能力や、それらを身に付けた経験についても客観的に理解を深められるでしょう。これらが自己PRで述べる「周囲に良い影響を与えられる強み」につながるのです。
自己分析で整理した過去の経験は、自己PRで述べる具体的なエピソードの材料にもなります。自己PR以外にも、学生時代力を入れたことや長所・短所など就活中に問われるあらゆる質問への回答に活用できるため、なるべく早めに自己分析に取り組むのがおすすめです。
また、自己分析を徹底的におこなうと、どの質問に対しても一貫性のある回答ができるようになるため、選考に有利に働きます。なるべく早めに自己分析をおこない、自己PRや強み、その他の質問に対して一貫性のある回答内容を準備しましょう。
②モチベーショングラフを作成して強みを客観視する
自己PRで述べる強みを見つけるためには、モチベーショングラフを作成してみるのもおすすめです。
モチベーショングラフとは、幼少期から現在までのモチベーションの変化を曲線のグラフで記す自己分析方法を指します。
モチベーショングラフを作成すると、自分がどのような時にモチベーションを高められるのか・落ち込んでモチベーションが下がってしまうのかを客観的に理解できます。自分自身の物事を捉える姿勢や価値観を可視化できるため、自分の強みを見出せるでしょう。
自分の確固たる強みを見つけるためにも、グラフを作成して終了するのではなく、感情の起伏それぞれにしっかりと向き合い深掘りすることが大切です。1つの出来事に対して自己理解を深めることで、自分自身の価値観や強み・特徴に再度気付くことができます。
企業選びにも活用できるため、ぜひ作成してみてくださいね。
モチベーショングラフとは
横軸を時間、縦軸をモチベーションとし、過去の経験と感情をグラフに表す自己分析方法。自分の感情の起伏に理解を深めることで、自分の価値観や強みを見出せる
自己PRで伝える強みに迷ったら!強みを決めるときのポイントを内定者が伝授!
実際に自分の強みをいくつか見出せても、どれを自己PRで伝えるべきかわからないという人もいるのではないでしょうか。自己PRで伝える強みを決める時は、以下で紹介する2つのポイントを理解しましょう。
これらのポイントを踏まえて強みを決めると、志望する企業に対して効果的に自分を採用するメリットを伝えられます。また、どのような手順で強みを決めたのか、決める上でやって良かったことについて内定者たちに教えてもらっています。自己PRで伝える強みに迷っている人は、ぜひ参考にしてみましょう。
ポイント①自己分析で強みを客観的に理解する
自己PRで伝える強みに迷った場合は、自己分析で強みを客観的に理解する必要があります。強みを見つけるための方法でもありますが、強みが複数あって悩んでしまう場合にも、自己分析は有効です。
さまざまな方法がある自己分析の中でも、強みを客観的に理解する方法として、特に他己分析やジョハリの窓などがおすすめです。他己分析やジョハリの窓では、他者から見た自分の長所や印象を、自己分析の結果と併せて理解できるため、自分では気付けない一面も客観的に理解を深められるでしょう。
自己分析を通して、強みがひとつではなく複数見えてくることもあります。このような場合は、強みを形成・発揮したエピソードを整理して、どの強みが一番自分の魅力となるか深掘りしましょう。
ポイント②企業が求める人物像に適した強みを見出す
自己PRで伝える強みに迷っている人は、企業が求める人物像に適した強みを見出すこともおすすめです。企業によって、求める人物像は異なります。志望する企業ごとに、社風や理念などの特色への理解を深め、企業に適した強みをアピールしましょう。
企業が求める人物像や社風・理念など特色への理解を深めるためには、企業研究が必須です。企業研究を入念に行うと、企業への理解が深まるだけでなく、自分に合った企業選びができ入社後のミスマッチを最小限に抑えられるメリットがあります。
自分の適性を活かせる企業を見つけるためにも、企業研究も欠かさずにおこない、企業に合った強みを見つけることが大切です。企業が求める人物像の調べ方として、以下の方法を参考にしてみてください。
企業が求める人物像の調べ方
- 企業の公式サイトで社風や企業理念、パーパスなどを中心に確認する
- 企業の採用サイトに掲載されている採用コンセプトや募集要項から確認する
内定者たちは強みをどうやって見つけた?
自分の強みは、自分史を振り返りながら決めました。具体的には、小学校、中学校、高校、大学と自分が成し遂げたエピソードをまとめ、それが成し遂げられたのは、自分にどういった能力があったからなのかを考えるようにしました。
強みを決める際には、自分史と並行してマインドマップも活用すると良いと思います。マインドマップで、価値観と一貫性のある強みをできるだけ探すようにしました。この二つの方法はやっておいてよかった方法なので、皆さんにもおすすめです!
自分の強みを考えていくなかで、私は自分の弱みから考えていきました。パッと自分の強みを話せなかったため、自分的には強みより考えやすい「短所」から考えていきました。
私は、普段から自分のことを謙遜して生きているタイプなので、短所から考えると長所を見つけやすかったです。また、強みを決めるうえでやっておいたら良いと思うことは、友達に自分の強みを聞いてみることだと思います。自分では考えていなかった視点からアドバイスをもらえるため、みなさんも友達に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみてくださいね。
マインドマップを活用すると、自分の考えの道筋をはっきりさせることができますよ。次の記事では、マインドマップを使った自己分析の方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
自己PRと強みの伝え方4ステップを解説
ここまで自己PRと強みの定義や、強みの一覧・考え方などについて解説しました。自己PRで述べる強みが決まったら、実際にESや面接で伝える際の構成について理解を深めましょう。
自己分析と企業研究を通して、志望企業に適した強みを見出せても、効果的な伝え方ができなければ面接官に好印象は与えられません。これから伝える4ステップを順に実践して、自分の強みを最大限にアピールできる自己PRを作成しましょう。
この4ステップは自己PR、強みを聞かれた際どちらにも活用できるだけでなく、面接で受け答えをする際の基本的な伝え方として活用できます。ぜひこの4ステップでアピール内容を整え、内定獲得を目指してください。
自己PRの構成を考える際は、この記事もおすすめです。内定者たちが実際に作った回答を参考に、自己PRを作成していきましょう。
①結論を簡潔に伝える
自己PRや強みを伝える際は、まず始めに結論を簡潔に伝えることが大切です。結論を最初に伝えることで、相手がこれから伝える内容を理解しやすくなります。
- 私は〇〇する力を持っています。
- 私の強みは〇〇です。
- 私は〇〇することに自信があります。
- 私は〇〇することが得意です。
上記のように、自己分析や企業研究で見出した強みを簡潔に一文でまとめるのがおすすめです。
自己PRや強みを面接で問われる際、時間制限を設けられるケースがあります。企業や状況ごとに時間は異なりますが、少なくても1分間は使えるケースが多いです。短い時間でも相手に効果的に伝えるためにも、結論を後回しにせず、最初に簡潔に述べましょう。
自己PRを組み立てる前に、ぜひこの記事も読んでみてください。採用担当の心をつかむ書き出し方を体験談とともに学びましょう。
②結論に至る具体的なエピソードを伝える
結論を述べた後は、結論に至った具体的なエピソードを伝えて、結論を裏付ける根拠を示しましょう。なぜ自分にはその強みが備わっているのか、強みを発揮したエピソードを伝えることで、結論に説得力を高められます。
エピソードを選ぶ際は、実績や経験の内容を重視するのではなく、強みの根拠を示せるエピソードを用いてください。面接官は、エピソードの面白さやあなたの自慢を聞きたいわけではないからです。具体性を高めるためにも、数値や周囲の反応を盛り込んで、質の高い自己PRと強みを作成しましょう。
③エピソードから学んだこと・結果を伝える
具体的なエピソードを伝えた後は、そのエピソードの結果と学んだことを伝えましょう。学んだことや結果を伝えることで、自分の強みが発揮できたことを裏付けられます。
- このような経験から、〇〇力が組織を円滑にまとめる上で重要だと学びました。
- この経験で、お客様より〇〇というお声を頂きました。
- ひとつの目標を達成するには〇〇力が必要で、自分はこの経験を通して〇〇力を形成できたと実感しています。
- この経験で、部員のみんなから〇〇力があると評価してもらいました。
上記のように、自分が経験したエピソードでどのようなことを学んだのか・結果を簡潔に伝えると面接官も納得して話を聞き進められます。
学んだことや結果を伝える際も、数値や他者からの評価を積極的に盛り込みましょう。エピソードに信頼性や説得力が増して、より魅力的な自己PR・強みとなるはずです。
④学んだこと・強みをどう活かせるのか入社後の展望を伝える
自己PRは、自分の強みや過去の経験が、入社後どのように活かせるのかをアピールするものと冒頭でお伝えしました。そのため、自己PRの最後には、自分の強みをどのように仕事に活かせるのかを結論として伝えましょう。
入社後の展望を伝えるためには、自分の強みと志望する企業の職種や業務について正確に理解している必要があります。自己分析と企業研究を徹底し、自分の強みがどのように志望企業の業務に活かせるのかも明確にしておきましょう。
入社後の展望を伝える例文
・貴社に入社後は、エンジニアとしてさまざまな壁や困難に立ち向かう必要があると思いますが、持ち前の忍耐力を発揮して乗り越えていきたいと考えています。
・貴社に入社後は、営業職として任務を全うし、コミュニケーション力を活かして新規顧客を獲得するなどして、貴社に貢献していきたいと考えています。
上記例のように、業務に直結できる強みの活かし方を簡潔に伝えられると、面接官に自分を採用するメリットをアピールできます。必ず入社後の展望でアピールを締めくくる構成にして、自分の強みを最大限にアピールできる自己PR・強みを作成しましょう。
自己PRの締め方については、この記事も参考にしてください。テンプレートを活かして、わかりやすい自己PRに整える秘訣を学ぶことができますよ。
自己PRと強みの両方を問われた場合に差別化する方法を解説
自己PRでは仕事に活かせる強みを述べますが、自己PRと併せて「あなたの強みはなんですか」と問われるケースも存在します。自己PRですでに述べている「強み」をさらに深掘りすることで、志望者の「強み」をよく知りたいという企業の意図が考えられるでしょう。
そのため、自己PRと強みの両方を問われた場合は、それぞれ異なるエピソードを盛り込むと信頼性を向上できます。
以下で紹介するように、自己PRでは強みを発揮したエピソードを、強みでは強みが身に付いたエピソードを述べましょう。自分の強みを多角的にアピールでき、面接官に効果的に自分を採用するメリットを伝えられるはずです。
【自己PR】強みをもとに活躍したエピソードを意識しよう
自己PRでは、実際に強みを元に自分が活躍したエピソードを盛り込みましょう。
前述したように、自己PRは仕事に活かせる強みをアピールする場です。エピソードを含めて強みをアピールできるような内容になっていると、より効果的に面接官に魅力が伝わります。そのため、自分の強みを活かして活躍したことが伝わるようなエピソードを選ぶのがおすすめです。
特に、アルバイトでのエピソードや困難を乗り越えたエピソードなどであれば、面接官も入社後の活躍する姿を具体的にイメージできるでしょう。自分の強みを発揮したエピソードと一緒に、入社後どのように活かせるかも伝えて、自分を採用するメリットをアピールしてみてください。
【強み】強みが身に付いた・向上したエピソードを盛り込もう
自己PRと併せて「あなたの強みはなんですか」など強みについて問われた際は、強みが身に付いたエピソードを盛り込みましょう。強みは、学校生活や部活動・習い事などこれまでの経験を通じて身に付いているはずだからです。
たとえば継続力を強みとしてアピールする場合、〇年ピアノを習い続けた・〇年野球部に所属していた、などのエピソードが継続力を裏付ける根拠となります。あなたの継続力がどのようにして身に付いたのか、また鍛えられたのかを詳しく述べることで、強みに説得力を高められるのです。
また、自己PRで述べる強みと、強みについて問われた際の強みは、一貫性を保つ意識を持ちましょう。この2つの内容に相違が出てしまうと、内容に一貫性が保たれず、面接官に良くない印象を与えてしまう可能性があります。
必ず自己PRで述べる強みと、強みを問われた際に述べる強みは一貫性を保って、自分の魅力を効果的に伝えましょう。
自己PR・強みを伝えるときエピソードにこだわった先輩たちの体験談!
業界で求められている強みに合わせて自己PRを作成したことは、非常に効果的であったと感じます。私の志望する業界がIT業界であったことから、チームワークを築ける能力というのをアピールしたことがありました。
結果として選考も通過でき、業界で求められている力を把握することは大事なんだなと感じました。 実際に強みとして伝えたのは主体性で、この強みにチームワークを築ける能力を付け加えるために採用したエピソードは「それぞれが強みを生かせるような環境を作り、適材適所の役割分担をおこなうことで、ゼミ活動においてチームで賞を受賞した」というものでした。
資格を取得した経験は、自己PRをするうえでもかなり引きがあるなと感じました。知名度のある資格だったので、面接官の方が必ず深掘りしてくれるからです。どんなエピソードであっても、一定の結果につながったと思う長所を話せれば、面接官の興味を引き付けられるのではないかと思います。
また、私の場合はどの面接でも同じところを深掘りされていたため、面接の回数を重ねるにつれて上手く話せるようになると思います。逆に言えば、深掘りをしてほしい箇所で惹きつけられるような話し方ができれば、有利に就活を進められるかもしれませんね。
自己PRと強みの作成に苦戦している人必見! 気になる悩みに現役就活生が回答
自己PRと強みの両方を問われた際の差別化する方法や、伝え方の構成についても紹介しました。ここまで理解を深められれば、あとは実際に自己PRと強みを作成するのみですが、なかなか作成が進まない人もいるでしょう。
自分の強みがこれでいいのか、伝える際の順序や文章量など気をつけるべきポイントはあるのかなど、不安なことも多いですよね。他の人と強みが被ってしまうのを避けたい、と考える人も多いはずです。
そこで、ここでは現役就活生に自己PRを作成するときのポイントや、強みを見出す方法について教えてもらいました。他の就活生がどのように自己PRと強みを作成しているか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q:自己PRを作成する際のポイントは?
いざ自己PRを作成しようとしても、どのようなことに気をつけて作成したらいいか、自信がない人もいるでしょう。
前述した通り、伝える際は結論・具体的なエピソード・結果・入社後の展望の順がベストです。しかし、時間制限が設けられている場合も多く、企業や状況によって全体のボリュームにも気をつけたいのが実際のところだと思います。
では、他の就活生が実際に自己PRを作成するときに、どのようなことに気をつけたのかを聞いてみました。意識したことを教えてもらっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自己PRは、面接で必ずと言っていいほど、深掘りされます。そのため、自己PR作成の段階でほかの回答と一貫性が見いだせていないと、面接でつまづいてしまう恐れがあるでしょう。
私の場合は「ストーリー性」を重視しました。好きな漫画本を紹介するときをイメージしてもらえたら、ストーリー性を意識する方法がわかりやすいです。主人公がどのようなことを乗り越えて、どうやって問題解決をする漫画なのかを説明しますよね。一連のストーリのように自己PRを伝えられると、面接官の方も理解がしやすいのではと思います。
自己PRは、自分のことを面接官にアピールする場所であるため、あまり多くのことを伝えすぎて、結局どんな人かわからないとなってしまわないように気を付けていました。
特に強みや経験は具体的に伝えすぎると長くなってしまうことがあるので、できるだけ結論に一言二言付け加える程度に調整してエピソードを話していましたね。エピソードを過去、現在、未来という流れで展開して、現在の強みがどのような経験からできているのかが理解しやすいような自己PRを作り、ボリュームは1分前後で収まるように350文字程度を目安にしていました。
Q:自分の「強み」を見出す方法や考え方を教えて!
自己PRや強みの作成に苦戦している人の中には「強みが見つからない・定まらない」という人もいるのではないでしょうか。
自分の強みを見つけるためには、自己分析やモチベーショングラフから、過去の経験を整理して強みを客観視する必要があると前述しました。しかし、強みは複数候補が上がる場合も多く、どの強みをアピールすべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、他の就活生が「強み」をどのように見出したか、見出すための努力や決めるポイントについて教えてもらいました。
自分の歴史を箇条書きで並べていくと、強みが見えてくるようになります。たとえば小学生で二科展に入賞し、中学生でピアノコンクールの受賞をし、高校生でクラス委員長になり、大学で作品展にチャレンジした……など。
次はそれにおいて、自分はどう取り組めたか? を書きだします。どういった点で努力をしてきたのかを書き出していくと、自然とそれぞれの経験に共通した強みが見えてきます。私の場合は、二科展も、ピアノコンクールも作品展も、すべてにおいて「最後まで手を抜かなかった」という「共通の強み」が見えてきました。それを根拠にして、自信を持って強みを伝えることができました。
まずは自分の思う強みを、すべて書き出しました。これまでの経験から、自分の良いところは多少自覚できていると思うので、この時点で数個は強みを引き出せるのではないかと思います。
次に、人からよく褒められるところを書き出します。この場合は客観的に見た長所になるので説得力が増します。そこから書き出した長所それぞれに、それらを裏付けるエピソードを肉付けしていきます。そのなかでも、長所と具体的なエピソードがしっくりくるものをよく話していました。
Q:他の人と被りがちな「強み」の差別化を図る方法はある?
仕事に活かせる能力やスキルを指す「強み」ですが、ありきたりな言葉では他の人と被りがちで差別化を図ることができません。自分の強みが見出せても、他の人と差別化できる内容でなければ、面接官に好印象を与えられない可能性もあります。
他の人と被りがちな「強み」を差別化するための方法について、聞いてみました。他の言葉と言い換える・盛り込むエピソードを工夫するなど、意識して努力したことはあるのでしょうか。
その強みを活かして成功を残せたエピソードを必ず盛り込みました。成功=受賞歴や資格ではなく、「自分の力になった」「成長できた」といったプラスなメリットを得られたことが成功だと考えましょう。
強みに信憑性を持たせると、「自分を採用すれば、企業にどんな貢献ができるか?」をイメージしてもらいやすくなりますよ。過去に実績として残せたものが何もなくとも、未来はいくらでも変えられます。そのため、自己PRで企業におけるポテンシャルの高さを感じさせることが必要だと思います。
差別化する場合、①強みや長所そのものを特殊なものにすること、②エピソードを特徴的なものにすることの2つの案があると思います。
どちらも差別化としては有効な手段ですが、①の強みや長所を特徴的な言葉に言い換える方法は正直あまりおすすめできません。最初のインパクトはあるかもしれませんが、面接官の方は学生の中身を見てくれているので、どちらかというとアピール内容にこだわったほうが良いと思います。
そのため、私はエピソードのなかに自分の思考を入れこむことで、自分だけの価値観をアピールするようにしていました。たとえば、なぜこういう行動をとったのか、何を原動力として頑張れたのか、などのようにです。自分に思考力があることもアピールできるし、ピンチに陥ったときの人間性もわかってもらえる気がします。
私は、自分で自信を持って言える強みがなかったため、大学時代に強みを作れるように行動していました。その際、資格を取得することで「自分にしかない強みを伝えることができそう」という自信がつきました。
私個人は、資格という手段を取りましたが、バイトやサークル、趣味など、どんなことでも挑戦してみると良いと思います。しかし、すべて中途半端にやるのではなく、一つのことに力を入れることで、自分にしかない強みが培われていくでしょう。
自己PRと強みの例文24選|言い換え方も参考にしよう
ここからは、実際にESや面接で活用できる自己PRと強みの例文24選を紹介します。12個の強みから、自己PRと強みそれぞれでの伝え方を例文にして紹介しているので、作成する際の参考にしてみてくださいね。
また、これらの強みは多くの就活生が自分の強みとしてアピールすることが多いです。そのため、他の言葉に言い換えたりエピソードを工夫したりして、他の人との差別化を図る意識を持ちましょう。
強みの意味を正しく理解することも必要です。伝え方にも気をつけないと、強みがネガティブに捉えられてしまうケースもあるでしょう。正しい意味と伝え方を理解した上で、例文を参考にして、自分の強みを最大限にアピールできる自己PRを作成してくださいね。
自己PRを作るのがどうしても苦手だという人は、テンプレートを活用するのもおすすめです。この記事のテンプレートを参考に、的確に強みが伝わる自己PRを作成しましょう。
①主体性
主体性とは、物事の課題点を見極め、課題解決に向かって自ら考えて行動できる力を指します。誰かの指示を待って取り組むのではなく、自ら率先して考えて行動できる人が多く、現状に満足せず高みを目指せる人に多い特徴です。
主体性をアピールする際は、周囲の人々との連携をおこなった上での主体的な行動であることを伝えましょう。主体性だけをアピールしてしまうと、自分本位な行動をする人だと面接官に良くないイメージを与えてしまう可能性があるからです。
現状の課題や課題解決のためのプロセス・役割分担など、周囲の人と共有した上での主体的な行動であることをしっかりと伝えることが大切です。
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私は主体的に物事の課題点を見極め、その課題を解決することが得意です。
私は学生時代、カフェでアルバイトをしていました。カフェの客層は会社員や大学生・老人などが多いのですが、朝の10時から11時まで、14時から16時までの時間帯の売り上げが伸びない課題がありました。
私は、店の客層に含まれていない、小さいお子様連れのお客様の来店数が少ないことが、特定時間帯の売り上げ増加につながらないと考えていました。なぜなら、10時から11時・14時から16時までの時間帯は、会社員や大学生がいない分、小さいお子様連れの主婦にはカフェの需要があると考えていたからです。
そこで、私は在庫置き場にしていたお店の入り口横スペースをベビーカー置き場に、店内トイレの空きスペースにおむつ替え台と簡易授乳室の設置を店長に提案しました。おむつ替え台と簡易授乳室の設置には費用がかかりましたが、パーテーションなどを使用してなるべくコストを抑えた提案をすることで、店長に採用し実際に設置してもらえました。
結果として小さいお子様連れのお客様が、該当時間帯に来店されることが増え、それまでより1.5倍の売上に増やすことができました。
この経験を元に、常に現状の課題点を見極め、課題解決に向けて主体的に行動し貴社に貢献していきたいと考えています。
お店の課題も自分のことのように考えて、改善に向けて主体的に行動できる人物であることがわかります。入社後も、課題の本質的な部分まで考えて解決策を生み出せそうな主体性や積極性に溢れた人物像がイメージできる自己PR文です。
強み
私の強みは、周囲の人々と上手に連携を取りながら、ひとつの目標に向かって行動できる主体性です。
私は中学校から大学まで、陸上部に所属していました。中学・高校・大学すべてにおいて、部長も経験しました。高校の陸上部では、全種目において全国大会に出場することを目標に日々の練習に打ち込んでいましたが、全種目で全国大会に出場できる年はありませんでした。
顧問の先生は「個人種目が多い分、すべての種目で全国大会に出場することは難しい」と諦めていましたが、私はそうは考えませんでした。個人種目が多いからこそ、種目ごとにリーダーを決めれば、結束力が増して全国大会出場へのモチベーションも向上するのではと考えました。
そこで顧問の先生に相談して許可をいただき、種目ごとのリーダー決めをおこないました。そのリーダーと部長の自分が日々密に連携を取って、練習内容やスケジュールを決めることで、徐々に一人ひとりのパフォーマンスが向上していきました。
結果として、全種目において全国大会に出場することができ、顧問の先生からは「部の課題点を見抜いて、主体的に行動してくれてありがとう」とお褒めの言葉をいただきました。この経験で主体性が身に付いたと自負しています。
この経験を活かして、周囲の人々と良好な関係を築きながら、目標達成に向けてチームをまとめる意識を持って取り組み貴社に貢献したいと考えています。
部長という役職から、部の課題点を見つけて改善に向けて主体的に行動する力を身に付けたことがわかるエピソードです。目標達成のために、主体的に行動しながら周囲の人々と良好な関係性を構築できる人物だと想像できます。
②協調性
協調性とは、チームワークを大切に、相手の意見を受容しながら物事を上手に推し進められる力を指します。相手の立場に立って物事を考えられたり、状況に応じた声かけや気遣いができる人に多い特徴です。
社会に出ると、社内外の人々と毎日何かしらのコミュニケーションを取りながら仕事を進める必要があります。そのため、多くの企業が求める資質のひとつでもあるのです。
協調性をアピールする際は、主体性がないとネガティブに捉えられないように、エピソードや伝え方を工夫しましょう。
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私は、相手の立場に立って物事を考えて、先を読んだ行動ができると自負しています。
私は学生時代、老人ホームでボランティア活動をしていました。老人ホームでは、目や耳・足などが不自由な入居者の楽しみとして、週に1回レクリエーションを開催していました。
しかし、身体が不自由な入居者全員が楽しめる催し物がないことが課題でした。そこで、私は課題を解決するべく、入居者の立場に立ってレクリエーションを考え、全員が楽しめる催し物を複数立案したのです。耳が遠くても楽しめる歌詞カード付き手遊び歌や、手が上手に動かせなくても楽しめる肩を動かした運動タイムなどを施設に提案し、実際に取り入れていただきました。
結果として、入居者全員が初めて笑顔でレクリエーションを終えることができ、施設から感謝状をいただくことができました。
この経験から、貴社に入社後も顧客の立場に立って考えて、顧客が求める最善の行動を積極的にしていきたいと考えています。
組織に属する人全員が楽しめるように、積極的に催し物を提案できる協調性や積極性に溢れた人物であると想像できるエピソードです。どのような催し物を立案したのかが具体的に記されているため、課題解決力があることも同時にアピールできています。
強み
私の強みは、相手の意見を受容して良好な関係性を構築できる協調性です。
私は学生時代、所属していたゼミのゼミ長を務めていました。ゼミの研究では、テーマごとにチーム編成を変えて、さまざまなメンバーとともに研究を進める形が採用されていました。
長期間同じメンバーで研究をする形ではないため、毎回新たなメンバーと適切なコミュニケーションをとりながら研究を進める必要がありました。一定期間でチーム編成が変わってしまうこともあり、チームによってはメンバーと上手くいかないことが原因で研究を進められない事態が発生していました。
この状態を改善すべく、私はゼミ長として他チームの参考となるような研究ができないか考え行動しました。
まずは、チーム一人ひとりの意見を受け止め、研究成功のために全員が納得できる落とし所を考えながらチームを一つにまとめました。
研究発表の際は、どのようにチームをまとめたのか、関係性を良好に保つコツも含めながら発表することで、他チームの参考となるよう意識しました。
結果として、自分のチームでの研究が教授に評価され、またチームの関係性が他チームの参考になると評価していただきました。この経験で組織や集団が一つにまとまって円滑に進むための協調性を身に付けることができたと自負しています。
入社後はこの強みを活かし、相手の意見を受容しながら良好な関係性を構築して、組織の向上と活性化に貢献したいと考えています。
組織のパフォーマンス向上に必要な協調性を身に付けたことがわかるエピソードです。入社後も、周囲の人々との関係性を良好に保ちながら組織向上のために行動してくれる人物であるとイメージできます。
③情報分析力・課題解決力
情報分析力とは、与えられた状況や情報から物事を分析する力を指します。また、課題解決力は物事を俯瞰して捉え課題を見つけ、解決するための主体的な行動ができる力のことです。どちらとも、状況を冷静に分析できる人や、物事を俯瞰して見れる人に多い特徴です。
企業に勤めると、常に情報や状況を分析して課題を見つけ、解決するためのプロセスを考える必要があります。現状の仕事に満足せず、改善に向けて行動する力が必要になるのです。
情報分析力・課題解決力を伝える際は、自分本位な行動であると思われないように、周囲の人々と連携を取れていることも一緒にアピールしましょう。
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私は、組織や集団の現状を冷静に分析して課題を見つけ、課題を解決するための行動ができる自信があります。
私は学生時代、バスケットボール部のマネージャーをしていました。私の大学のバスケットボール部は毎年全国大会に出場していましたが、私が大学1年生の年から出場できていませんでした。
選手のみんなは、自身の技術不足や練習不足を後悔していましたが、私は部の課題点はそこではないのではと考えました。全国大会に毎年出場できていた頃に比べて何が劣っているのか、マネージャー目線で部を冷静に分析することにしました。
技術面の向上をメインとする練習に注力していて、フィジカル面のトレーニングを怠っていることが課題であると見つけた私は、すぐに新しい練習メニューの発案をおこないました。選手の持久力や筋力アップを目指し、雨天時や土日の練習メニューはフィジカルトレーニング中心にして、顧問と部長に提案しました。
その案はすぐに採用され、部の練習メニューとして継続してもらったところ、結果として大学3年生の年に全国大会出場を再び果たすことができました。
この経験を元に、貴社に入社後も組織の現状を冷静に分析して本質を見つめ、課題解決のための行動を積極的にしていきたいと考えています。
このエピソードでは、組織の状況を冷静に分析し、課題解決のために行動できる人物であることをアピールしています。入社後も組織の一員として、組織を客観視し目標達成のために積極的に行動できる主体性もあると想像できるエピソードです。
強み
私の強みは、状況や情報を分析して課題を解決する力です。
私は学生時代、インターンシップ先の企業の広報として、SNSマーケティング職を経験しました。その企業のSNSでは、フォロワー数が伸びないことが課題で、インターン生として何とか企業に貢献できないか試行錯誤しました。
まずはSNSの現状を把握し、何が原因か、フォロワー数増加のために必要なことを分析しました。すると、ハッシュタグの付け方や投稿画像の色合い・文字フォント・内容などに問題があるのではという課題点が見えてきました。
すぐに、企業の特色がわかるような色味や文字フォントに統一した内容の画像のみを投稿する形にできないか社員の方に提案しました。また、同時にハッシュタグの付け方について工夫できることも提案し、フォロワー数増加のために実践するよう許可していただきました。
結果として従来のフォロワー数から3,000人増やすことができ、企業からインターン優秀生として高く評価していただきました。この経験で、情報を分析する力や課題解決に向けて主体的に行動する力が身に付いたと感じています。
この経験を活かして、貴社に入社後も、顧客の現状を分析し課題点を洗い出して、課題解決に向けた行動を積極的におこない、貴社に貢献していきたいと考えています。
情報分析力や課題解決力を自分の強みとしてアピールしている例文です。エピソードの中で情報を分析する際の状況や、課題を解決するための策が具体的に記されているため、入社後のイメージも沸きやすくなっています。
④柔軟性
柔軟性とは、周囲の意見や提案を素直に受け止められる力を指します。環境や状況によって適切な行動を取れる、臨機応変に対処できる人に多い特徴です。
ルールや自分の意見に固執することなく、相手の意見を受け止められるため、視野が広いとも言い換えられます。また、物事を多角的に捉えて、多くの選択肢から最適なものを選んで行動できる力もあると言えるでしょう。
単に「柔軟性がある」とだけ伝えるのではなく、「状況に応じて適切な行動ができる」と言い換えるなどして主体的な行動ができることもアピールすると良いでしょう。
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私は、どんな状況でも臨機応変に対応していい結果を残すことができると自負しています。
私は学生時代、企業の総務としてアルバイトしていました。アルバイト先ではバイトリーダーを任命していただいたのですが、メンバーの中に社内の人と上手くコミュニケーションが取れない人がいました。
その人がある日を境にあまり笑わなくなってしまったのが気に掛かり、私はアルバイト帰りにその子と直接会話をしてみました。すると「みんなのように上手にコミュニケーションを取れないから迷惑をかけているのではないかと不安」「苦手な仕事も克服したい」と本音を聞き出すことができました。
そこで私は、彼女が苦手とする仕事の業務内容やコツをまとめたマニュアルを作成し、彼女だけ期間限定で、他の部屋で私と一緒に仕事をさせてもらえないか上司に相談しました。私と彼女だけ他の部屋で仕事に取り組むことで、作成したマニュアルを元に彼女が苦手な仕事を一からサポートすることができました。
だんだんと彼女の笑顔も増え、社内の人とも上手にコミュニケーションが取れる状態に戻り、みんなと同じ部屋に戻って仕事を円滑に進められるようになりました。
この経験を元に、どんな状況でも臨機応変に対応して、貴社に貢献していきたいと考えています。
自分の強みである柔軟性を元に、1つの課題を解決しているエピソードです。柔軟性を活かして組織のパフォーマンス向上のために工夫ができる人物であると、面接官も好印象を抱くでしょう。
強み
私の強みは、環境や状況によって適切な行動ができる柔軟性です。
私は学生時代、オーストラリアに短期留学に行きました。日本では当たり前とされているルールや概念が現地にはないので、学生との会話や授業・生活すべてが新鮮で、新しい価値観との出会いでした。なるべく現地の学生やホストファミリーと良好な関係性を保ちたかったので、周囲の意見やルールを素直に受け止め、現地に適した行動をしました。
結果として、3カ月間の短期留学で現地に30人以上の友達ができ、新しい考え方や価値観を共有してもらえる貴重な経験となりました。留学経験から、環境や状況に応じて適切な行動を起こす柔軟性を身に付けたと自負しています。
この経験を元に、貴社に入社後も、貴社の社風や理念に適した行動を積極的にして、周囲の人々と良好な関係性を構築したいと考えています。
柔軟性が身に付いたエピソードを、留学経験を元にアピールしている例文です。入社後、さまざまな環境変化にも柔軟に対応してくれそうだと、面接官に好印象を与えられるでしょう。
⑤忍耐力
忍耐力とは、困難や壁が立ちはだかっても、コツコツと努力を続けられる力です。辛い出来事にも投げ出さずに向き合えたり、困難にも諦めずに立ち向かったりできる人に多い特徴です。
忍耐力をアピールする際は、我慢強さだけでなく、どのような目標のために我慢して努力できたのかを一緒にアピールしましょう。困難な状況でも逃げ出さずに乗り越えた、というエピソードであれば、より効果的に忍耐力をアピールできます。
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私は、ひとつの目標を達成するための努力は惜しまず、必ずやり遂げられる力があると自負しています。
私は小学生の頃から「ピアノコンクールで優勝したい」という目標を持って、大学生の現在に至るまでピアノ演奏を続けてきました。ピアノコンクールは、一定レベル以上のピアノ演奏ができる人しか参加することができないため、小学1年生からピアノを始めた私の夢の舞台でした。
しかし、小学1年生からピアノを始めた私と、3歳からピアノを始めた人とでは技術の差が歴然としており、中学2年生になるまでコンクールには参加できませんでした。
ピアノコンクールに参加すること自体諦めなくてはいけないのか、と落ち込むこともありましたが、今まで以上に練習時間を設け、同じピアノ教室に通っている3歳年上の兄に指導してもらいながら熱心にピアノの練習を続けました。読譜やリズムの取り方といった基本的な内容はもちろん、技術面も意識しながら学校に行く前と帰ってきてからの2時間ずつを練習に充てることで、ピアノ演奏の質を高めていきました。
結果として、中学2年生で初めてピアノコンクールに出場し、高校3年生では全国ピアノコンクールで優勝することができました。
この経験から、貴社に入社後も与えられた職務を全うし、ひとつの目標に向かって仕事をやり遂げることで貴社に貢献していきたいと考えています。
忍耐力や1つの目標に向かってコツコツと努力できる人物であることがよくわかる自己PR文です。具体的な努力内容もわかり、面接官にも「何事もコツコツと努力できる忍耐力がある」と思ってもらえるでしょう。
強み
私の強みは、どのような困難にも立ち向かって努力を続けられる忍耐力です。
私は中学1年生から現在に至るまで、陸上競技のハードル走に取り組んでいます。「陸上競技の強豪校で、走りを極めたい」という思いから、陸上競技の強豪校に進学し、走りを極めてきました。
しかし、強豪校での練習は思った以上に過酷で、朝練1時間・午後の部活動3時間のほかに土日は筋力強化をメインとするトレーニングをこなしました。かなり過酷で精神的にもつらい時期がありましたが、このような中でも「どうしたら速く走れるか」を追求し、自分で意識して練習に取り組みました。
結果として、高校2年生で全国大会5位に入賞することができました。
貴社に入社後も、さまざまな困難が待ち受けていると思います。そのような中でも、自分の目標や物事の本質を見極めて、常に努力し続けることで貴社に貢献していきたいと考えます。
この例文では忍耐力が身に付いたエピソードで、自分の強みをアピールしています。どのような経緯で忍耐力が身に付いたのかを具体的に説明することで、明確に自分の強みとしてアピールできます。
⑥継続力
継続力とは、ひとつの物事を長く続けられる力を指します。何事も粘り強く取り組めたり、コツコツと努力できたりする人に多い特徴です。
多くの企業で、継続力のある人を求めています。継続力があれば、入社後も長期間継続して自社に貢献してくれると考えるからです。
継続力をアピールする際は、なるべく具体的な数値を用いて、継続力を定量的に裏付けるのがおすすめです。
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私は、1つの物事に深く向き合い、継続して成果を出せる力があると自負しています。
私は学生時代、塾で講師のアルバイトをしていました。私が担当していた生徒のうち、全科目で平均点は出せるけど、満点に届く科目はひとつもないような中学2年生の生徒がいました。その生徒が志望している高校は、県内有数の進学校で、その時期の生徒の成績では進学が難しい状況でした。
そこで、私はその生徒の個別カリキュラムを作り、塾長に頼み込んで生徒とマンツーマンで指導できる環境を作り上げました。他の生徒の授業が終わったあと、1時間をマンツーマン指導に充て、生徒と二人三脚で全科目で満点を目指しました。得意な科目は褒めて伸ばし、苦手な科目は徹底してサポートして一緒に問題を解くなどして、生徒のモチベーション維持にも気を配りました。
約1年半マンツーマン指導を続けた結果、生徒は全科目において満点近い成績を残せるようになり、無事に第一志望の高校に合格することができました。生徒からは「先生がいなかったら合格できなかった」と感謝の言葉をもらうことができました。
この経験から、自分以外の誰かが成果を出すためにも、自分がコツコツと努力する姿勢を示すことが大切であると学びました。
貴社に入社後も、1つひとつの業務に深く向き合い、継続して努力することで貴社の利益向上に貢献していきたいと考えています。
他者の目標達成のために、自分が継続して努力する姿勢を示して利他的な考え方ができる点もアピールできている自己PRです。面接官も「継続力を活かして他者の目標達成のために努力ができる人物だ」とポジティブな印象を抱くでしょう。
強み
私の強みは、何事もコツコツと努力を続けられる継続力です。
小学校1年生から高校を卒業するまでの12年間、柔道を続けました。小学校では、柔道を楽しむことを優先するあまり、試合に出ても予選で敗退することがほとんどでした。
中学校から「どうしたら試合で勝てるのか」を考えて練習に臨むようになり、自分やレベルの高い選手の試合の動画を見て研究したり、筋力アップにつながる自主トレーニングや朝練を始めたりしました。その結果、中学3年生で県大会優勝、高校では関東大会ベスト4進出や団体戦優勝を果たすなど、成果につなげることができました。
朝練や自主トレーニングは、自分の意思で辞めることもできるため、精神的にきついときは「明日の朝練辞めようかな」と逃げ腰になることもありました。しかし「毎日コツコツと柔道を続けるからこそ成果が出る」と両親に教わり、中学校から高校卒業までの6年間は1日も練習を休まずに柔道を続けてこられました。
この経験を通じ、何事もコツコツと努力を続けて継続することで成果が出ることを学びました。
貴社に入社後も、どのような業務にも向き合い、コツコツと努力を続けて貴社に貢献できるような社員になりたいと考えています。
柔道という日本の伝統的なスポーツを12年間継続したことから、継続力の他にも精神力の強さや礼儀正しさもうかがえます。入社後も、業務に直向きに向き合い、目標達成のための努力を継続してくれそうな人物像が伝わりますね。
⑦向上心
向上心とは、常に高みに向かって努力できる力を指します。現状に満足せず努力を続けられたり、1つの目標に向かって試行錯誤できたりする人に多い特徴です。
向上心をアピールする際は、向上心を他の言葉に言い換えて具体性を持たせると、面接官もイメージが沸きやすくなります。単に「向上心がある」ことをアピールするのではなく、何を考えどう行動したのかを具体的に述べましょう。
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私は負けず嫌いで、自分が納得できるまで高みを目指せる力があります。
私は中学校から大学までの10年間、バスケットボール部に所属していました。中学時代の経験を活かして、高校ではレギュラーメンバーとして毎試合出場できていましたが、なかなか全国大会に出場することができませんでした。
また、チームの中で一番得点を稼ぐのが上手な1歳上の先輩がおり、その先輩がいる限り自分がエースとしてチームを牽引することはできませんでした。私は「チームのエースとして一番多くの得点を稼いで、全国大会に出場したい」という目標を掲げ、毎日の練習の他に、朝練や帰宅後の自主トレーニングを欠かさずおこないました。
その結果、高校2年生ではその先輩よりも1試合で多くの得点を稼げるようになり、練習に向き合う姿勢が評価され部長にも任命してもらうことができました。また、チームとしては高校3年生の時に初めて全国大会に出場することができました。
貴社に入社できた際は、持ち前の負けず嫌いと高みを目指せる貪欲な成長意欲を武器に、向上心を持ちながら貴社に貢献したいです。
レギュラーメンバーであることに満足せず、目標達成に向けて努力できる継続力や精神面の強さも垣間見えます。向上心を活かして、入社後もさまざまな努力や工夫をしてくれそうだと思える自己PR文です。
強み
私の強みは、現状に満足せず、課題点を見つけて試行錯誤できる向上心です。
私は学生時代、コンビニでアルバイトをしていました。そのお店は、全国やアジア展開も手がけている大手企業のコンビニチェーン店で、毎年行われるチェーン店対抗接客コンテストで長年優勝しているお店でした。
コンビニだからこそ丁寧な接客を、という意識を持った店長やほかの従業員から接客業務を教わったおかげで、勤務当初から現在に至るまでお客様からクレームを頂いた経験はありません。しかし、お店は接客業務こそ素晴らしいですが、なかなか毎月の売上アップができずにいました。
私はお店の照明の暗さや、看板の少なさ・店内の清潔さが売上アップにつながらないのではと考え、現在の照明からLED蛍光灯を使用することや、最寄駅構内に看板の設置・清掃業務の徹底などを店長に提案してみました。すぐに採用いただき実践してみたところ、前月と比べて2倍の売上を達成することができました。
常連のお客様からも「以前より活気があって入りやすくなった」「駅からの道がわかりやすい」「お店が明るくなった」とお褒めの言葉をいただきました。私はこの経験から、現状に満足せずに課題点を見つけて改善していくことで、組織がより良い方向に向かっていくことを学びました。
貴社に入社後も、置かれた環境や現状に満足することなく、常に改善できる点がないか考えて、高みを目指して積極的に行動していきたいと考えています。
どのように向上心が身に付いたのかをコンビニでのアルバイト経験を用いてアピールしている例文です。お店の良さである接客以外に解決できそうな課題点を見つけて、解決に向けて積極的に行動できる課題解決力や主体性もアピールできています。
⑧責任感
責任感とは、与えられた仕事を最後までやり遂げる力を指します。物事を途中で投げ足したりせず、しっかり向き合って達成できる人などに多い特徴です。
責任感、という言葉だけではどのような責任感なのかが明確にわからないため、他の言葉に言い換えてアピールしましょう。
- 与えられた仕事を最後までやり遂げられる
- ひとつの物事に集中して向き合って成し遂げられる
- 困難や壁にぶつかっても諦めることなく、解決策を考えられる
責任感も、企業が求める人物像に多い特徴のひとつです。他の就活生と差別化を図るためにも、具体的な言葉に言い換えたりエピソードを工夫したりしてアピールする意識を持ちましょう。
自己PR
私は、与えられた仕事を最後までやり遂げることでチームを牽引できる力があると自負しています。
私は学生時代に勤めていたカフェで、アルバイトリーダーに任命されていました。ほかのメンバーのシフト作成や業務分担表、急なお休みが発生した場合のメンバーへの出勤交渉など従業員に関する全般の業務を行っていました。
それぞれのメンバーが「シフトのこの日程だけ変えてほしい」「この日の業務を違う業務に交換してほしい」などさまざまな意見をまとめるのが大変で、最初は連絡ツールでのやり取りに負担を感じていました。
しかし、アルバイトリーダーに任命された以上、働く環境をより良くする役割があるため「どうしたら円滑に業務を全うできるか」を考えました。そこで、シフトの希望や変更にまつわるグループ、業務分担やその他の連絡事項にまつわるグループで、連絡用ツールを分け、連絡する際のフォーマットやルール決めもおこないました。
結果としてアルバイトリーダーとしての業務が円滑にできるようになり、メンバーからも「シフト希望の連絡をしやすくなった」「希望通りの業務を行えるようになった」と評価してもらえました。店長からも「アルバイトリーダーとしての役割以上の働きをしてくれている」と時給アップを提示していただきました。
この経験から、何事も途中で抜け出さず、与えられた仕事を最後までやり遂げることで組織を牽引できることを学びました。
貴社に入社しても、責任感の強さや試行錯誤する力を活かして、貴社に貢献していきたいと考えています。
挫折や逃げ出したくなるような場面でも、与えられた職務を全うするために努力や工夫ができる人物であるとうかがえます。面接官も、この人であれば自社の業務を全うしてくれそう、好印象を抱くでしょう。
強み
私の強みは、ひとつの物事に深く向き合って成果を出せる責任感です。
私は、小学校では放送委員会の委員長、中学校では体育委員会の副委員長とサッカー部の部長、高校では学級委員会の委員長とサッカー部の副部長を務めていました。
小学生の頃から責任感が強く、友人の推薦で放送委員会の委員長を務めていましたが、中学校に上がり「組織のリーダーはどんな存在でいるべきか」を考えて、普段から行動するようになりました。体育委員会では、上級生の振る舞いから先生・保護者・友人関わらず礼儀正しくいることを学びました。
また、体育委員長だったサッカー部の先輩からは「自分が謙虚な姿勢で、相手の立場に立って物事を考えることで、自ずとみんながついてきてくれる」という言葉を教えていただき、
組織のリーダーは、メンバー一人ひとりの立場に立った発言や行動をしてメンバーとの信頼関係を築くものだと学びました。そこからは、体育員会やサッカー部の一人ひとりの気持ちを考えながら相手の意見を聞き、他の意見とうまくまとめながら行動することを心がけました。
結果として体育委員会・サッカー部でそれぞれ委員長と部長に推薦してもらい、また高校でも学級委員会の委員長とサッカー部の副部長を務めることができました。部員や委員のメンバーや先生方からは「リーダーに向いている」「みんなからの信頼度が一番高い」と評価してもらえました。
この経験から、何事も深く向き合うことで成果を出せることを学びました。貴社に入社後も、1つひとつの業務に深く向き合い、物事の本質を考えながら成果を出して、貴社の利益向上に貢献していきたいと考えています。
どのような場面でも、組織のために1人ひとりの意見と向き合い、謙虚な姿勢で組織を牽引できる人物であることがうかがえる例文です。リーダーとしての責任感や振る舞い方もわかり、入社後も配属先の環境下で周囲と上手に関係を築きながらリーダーシップを発揮してくれそうな人物像が伝わります。
⑨素直さ・吸収力
素直さや吸収力とは、相手の意見を否定せずに受け止める力を指します。何をするにも飲み込みが早く、理解力が高い人に多い特徴です。
社会人になると、先入観を持たずに相手の意見を吸収できる力が求められます。特に新卒1年目は、さまざまな研修が多いため、素直に上司の教えを吸収できる姿勢が大切です。
吸収力をアピールする際は「素直に教えや知識を吸収できる」ことを述べるのではなく、「吸収した上でどのような行動をしたか」をアピールしましょう。行動した内容を一緒にアピールすることで、吸収力のほかに主体性や行動力をアピールできます。
自己PR
私は、他人の意見を否定せずに受け入れることで自己成長につなげられる力があると自負しています。
私は学生時代、居酒屋でアルバイトをしていました。アルバイトを始めた当初は、お店のルールや接客業務が身に付いておらず、お客様からさまざまな叱責や注意を受けました。
はじめは叱責を受けたことに落ち込む日々が続いていましたが、それでは自己成長につながらないと改心し、叱責を受けた内容や改善点をまとめたノートを作成することにしました。同時にお店の注文ルールや接客の基本も店長から学び直し、他の従業員からも自分の接客業務について改善できるところがあれば教えてほしいと頼むようにしました。
お客様や店長・他の従業員から言われた指摘内容や改善点はノートにまとめ、自分の接客業務に活かすことで、だんたんと叱責を受ける回数が減りました。その結果、1年後にはお店のアルバイトリーダーに任命され、店長からは「業務に臨む姿勢や、他人の提案を素直に吸収できる力が素晴らしい」とお褒めの言葉を頂きました。
この経験を活かして、貴社に入社後も上司や同僚の意見を積極的に取り入れ、自分の武器に変えて貴社に貢献していきたいと考えています。
素直さや持ち前の吸収力を活かして、与えられた業務の中で成長できる人物であることがうかがえます。課題解決のための具体的な努力の方法も伝わり、入社後も上司や同僚の意見を素直に取り入れて自己成長につなげられる人物像が伝わる自己PRの例文です。
強み
私の強みは、何事も否定せずに受け止めて自己成長につなげられる吸収力です。
私は将来英語を使った仕事に就きたい思いから、大学2年生でオーストラリアに短期留学しました。留学当初は自分の英会話力のなさから、周囲の学生や現地の人々との会話に苦戦しました。そこで「1年後にはスムーズに英会話できるようになる」という目標を掲げ、英会話力を向上させるために、勉強時間の確保と現地の人々と積極的に話す努力を続けました。
現地の大学での授業前1時間に登校し、友人から文法や単語を教えてもらい、帰宅後ホストファミリーと積極的に会話して英会話力を向上させました。また、休みの日には外に出かけて現地の人々と積極的に話すことで、自分の知らない単語や文法を学び取り入れました。友人やホストファミリーには、自分の英会話で気になる点があれば指摘してもらい、その内容を忘れないようにノートにまとめてひたすら復習しました。
結果として留学を終える頃には自然に英会話ができるようになり、友人やホストファミリーから「立派に英会話ができている」と褒めてもらえました。この経験から、自己成長につながる他人の意見やアドバイスは積極的に受け止め自分に取り入れることで、飛躍的に成長できることを学びました。
貴社に入社後も、持ち前の吸収力と英会話力を活かして、海外事業分野で貢献していきたいと考えています。
留学経験を用いて吸収力が身に付いたエピソードを披露しており、積極性やコツコツと努力できる力、英会話力も同時に伝わります。入社後さまざまな壁や困難にも立ち向かい、乗り越えるための努力ができる人物像が伺える強みの例文です。
⑩気配り・思いやり
気配りや思いやりは、周囲や相手を思いやり、先を見越した行動ができる力を指します。いつも自分ではなく他人の気持ちや考えを優先して、先回りした行動ができる人に多い特徴です。
気配りできる人は、周囲の空気や気持ちの変化に敏感で、相手の立場に立って物事を考えられる人が多いでしょう。社会人になると、必ず自分以外の誰かと協力しながら仕事を進める必要が出てきます。そのため、多くの企業で気配りができる・思いやりがある人を求めています。
気配りや思いやりをアピールする際は、具体性のある他の言葉に言い換えてアピールできると良いでしょう。
自己PR
私は、常に周囲の状況を見ながら、相手の立場に立った行動ができると自負しています。
私は学生時代に参加していた長期インターンシップで、営業事務をしていました。営業事務では、資料の作成やスケジュールの調整を担当していたのですが、インターン生の1人が本来の業務以外の業務までおこない、社員に自分の優秀さをアピールしようとしてしていました。
ほかのメンバーが冷ややかな目を送っていたのですが、私は「彼は、インターン生の中で一番優秀だと思われたいのだろう」と考え、ほかの業務をするのではなく、与えられた業務の中で力を発揮した方がいいのではと提案してみました。
やはり彼自身も「インターン生の中で優秀だと思われたい」という一心で他の業務にまで取り組んでしまったと反省しており、そこからはチーム一丸となって営業職の方々の負担軽減に全力を尽くしました。資料作成やスケジュール調整はもちろん、営業職の方が抱えている新規顧客の獲得を増やすために、サービスアピール資料の作成などにも取り組みました。
結果として、営業職の社員の方から「今回のインターン生の中で一番熱心に業務に取り組んでくれた」とお褒めの言葉を頂き、新規顧客獲得にも力を注いでくれたとして私のチームがインターンの中で表彰されました。
この経験から、相手の立場に立った行動をすることで、結果として組織をより良い方向に上昇できることを学びました。貴社に入社後も、周囲の状況を見ながら、相手の立場に立った行動をして貴社に貢献していきたいと考えています。
チームメンバーの行動から気持ちを汲み取り、寄り添いながらチーム向上のために努力ができる人物であることが伝わります。入社後も、チーム1人ひとりに気配りをしながら組織向上のために努力できそうな人物だと感じる自己PRです。
強み
私の強みは、状況を俯瞰して見て、自分に求められている役割を果たせる気配り力です。
私は中高の6年間、バレーボール部に所属していました。高校で所属していたバレーボール部では、毎年全国大会優勝を目標に、毎日3時間の練習の他に1時間の朝練と土日は5時間の練習に打ち込んでいました。
その中でも技術が高い上級生の中には「自分はレベルが高いから」と基礎練習には参加しないメンバーが数人いました。私は「全国大会で優勝するにはチームが一丸とならなければいけない」と考え、基礎練習に参加しない上級生メンバーには、基礎向上練習として一緒に練習しながら本人たちのレベルが上がるようなメニューを組んでもらえないか顧問の先生に提案してみました。
早速上級生メンバーにも基礎練習に参加してもらうと、上級生たちは「これなら自分もチームみんなもレベルアップできる」と喜んで参加してくれるようになりました。また、下級生たちも「先輩のスキルを間近で見れる」と喜び、上級生メンバーも自分たちの技術を下級生たちに積極的に教え込むような環境が出来上がりました。
結果として、高校2年生の時に全国大会で優勝することができ、上級生メンバーからは「状況を俯瞰して見て、チームを牽引できる」と直々に部長に任命して頂きました。
この経験から、常に状況を俯瞰して見て、自分ができる役割を果たすことで組織を向上できると学びました。
貴社に入社後も、常に状況を俯瞰してみることを忘れずに、自分には何ができるのかを考えて行動して貴社に貢献していきたいと考えています。
周囲の人々への気配り以外にも、状況を俯瞰する力や自分に求められている役割を全うできる力も伝わります。入社後も、自分の置かれた状況を冷静に判断して、目標達成のために工夫や努力ができる人物像だと感じる強みの例文です。
⑪チャレンジ精神
チャレンジ精神とは、失敗を恐れずに常に新しいことに挑戦できる力を指します。失敗しても挫けることなく、前を向いて努力し続ける力は、社会人になってからも多くの場面で求められるでしょう。
チャレンジ精神をアピールする際は、過去の経験談をもとに具体性のある言葉に言い換えるのがおすすめです。
チャレンジ精神を具体的に言い換える例
- 最後まで諦めずに行動し続けられる
- 新しいことにも積極的にチャレンジできる
- 苦手な分野にも臆することなく挑戦できる
また、チャレンジ精神があるおかげで、どのような行動ができたのかについても具体的に述べましょう。
自己PR
私は、新しいことにも臆することなく積極的にチャレンジできる力があります。
私は学生時代、老夫婦が営むレストランでアルバイトをしていました。レストランには長年通い続けている常連のお客様がほとんどで、10〜40代のお客様がほとんどいらっしゃらないという課題がありました。
老夫婦は「今の若い人たちが好きな料理や店内の飾り付けがわからないから仕方ない」と諦めていましたが、私はレストランの料理が大好きだったので、若い人たちにも来店してもらえるにはどうしたらいいか試行錯誤しました。そこで、お店のSNSアカウントを新しく作り運用しながら、お店の飾り付けやテーブルの配置も工夫して、より多くのお客様が来店しやすいお店作りに専念しました。
SNSアカウントの運用方法についての知識がなかったので、友人や社会人の姉にアドバイスをもらいながら、多くの人に見てもらうための投稿作りをおこないました。また店内にカウンターテーブルを新たに設けることで、一度にお店で飲食できる人数を増やし、照明もおしゃれな物に変えて店内を明るい雰囲気に変えました。
結果として、従来の2倍のお客様に来店して頂き、売上も2倍にアップしました。常連のお客様からも「お店が明るくなった」とお褒めの言葉を頂きました。
この経験を通じて、新しいことにも臆することなくチャレンジすることで、成果を出せることを学びました。
貴社に入社後も、営業職として、新規顧客獲得のために新たなことに貪欲にチャレンジして、成果を出していきたいと考えています。
状況分析力や課題解決力も伝わる、チャレンジ精神を自分の強みとしてアピールしている自己PR文です。新しいことにも臆することなくチャレンジする力で、入社後も積極的に業務に取り組んでくれる人物像が伝わります。
強み
私の強みは、最後まで貪欲に行動し続けられるチャレンジ精神です。
私は中学校時代の3年間、体育委員として毎年の体育祭でクラスを牽引しました。中学3年生では、体育祭の種目として新たにムカデ競争が加わりました。私のクラスは「学年1位でゴールする」ことを目標に、体育の時間は欠かさずムカデ競争の練習に力を注ぎました。
その中でも、私自身は「どうしたら早くゴールできるのか」を追究し、クラスのみんなに「スタート5秒前になったら歩き出してスタートするのはどうか」と提案することにしました。練習を始めた当初は、その場で足踏みをしてスタートと同時に進み出す方式を採用していたのですが、他のクラスも同様の方式でなかなか差を付けられずにいたのが悩みでした。
クラス全員に新方式を採用してもらい、どこでムカデの体制を取るか、誰が歩き出す指示を出すかなど詳細を決めました。足踏みするよりもスムーズに走り出せることにクラス全員が納得してくれたおかげで、体育祭への士気上げにもつながりました。
結果として、中学3年生のムカデ競争で1位になることができ、クラスのみんなからスタート方式を生み出したことについて感謝されました。
この経験から、何事も深く貪欲に追求して、成長のために行動し続けることで結果を生み出せることを学びました。貴社に入社後も、持ち前の貪欲さやチャレンジ精神を活かして、貴社に貢献していきたいと考えています。
組織の目標達成のために、主体的に考えて行動できる人物像が伝わります。新しい方式を立案して1位を達成したエピソードによって、入社後もさまざまなチャレンジに挑んでくれそうな人物だと伺えます。
⑫前向きさ
前向きさとは、常に物事をポジティブに捉えられる力を指します。相手の意見や起きたことを否定せず理解できたり、打たれ強い長所も「前向きさ」としてアピールできるでしょう。
前向きさのある人の特徴として、以下の4つが挙げられます。
- あまり落ち込まない
- 失敗も勉強と捉えられる
- 常に明るくポジティブ、元気
- 困難や壁にも立ち向かえる
このような特徴が当てはまる人は、ぜひ「前向きさ」を自己PRや強みでアピールしてみてくださいね。ただ、論理的思考力や冷静さを求められる職種では、「前向きさ」を押し出しすぎると、「もっと合う職種がありそうだ」と捉えられる可能性もあるため注意が必要です。
論理的思考力や冷静さが求められやすい職種
- 技術、研究やエンジニア職
- コンサルティング職
自己PR
私は、どんな状況でも落ち込まずに前を向いて組織を牽引できる力があると自負しています。
私は学生時代、スーパーでアルバイトをしていました。そのスーパーは長年地元の方に愛されてきたお店でしたが、私がアルバイトを始めて1年経つ頃、近距離に大手チェーン店の大規模なスーパーができ、お客様が流れてしまいました。
売上も減少し「このまま閉店するのでは」とスタッフ間も不穏な空気が流れ、全体の雰囲気が悪くなっていました。私は「このままだと本当に閉店してしまう」「自分がやれることはやろう」と思い、店長に仕入れ額を下げる提案やお客様用のポイントカードの設置・クーポンの配布などを提案し実行しました。
実際の売値をどこまで下げられるかを店長と話し合いながら、仕入れ先との交渉にも加わって仕入れ額の軽減に努めました。またポイントカードの設置と紙クーポンの配布には、少し経費がかさみましたが、長年お店を愛用してくれていた年配世代の方でも使いやすいものを考えスタッフ全員で取り組みました。
結果として、大規模スーパーと同等の売上を毎月達成できるようになり、経営を続行できる状態にまで改善できました。お客様から「紙クーポンの配布はわかりやすくてありがたい」とお褒めの言葉もいただきました。
この経験から、どのような状況においても落ち込まずに前を向くことで、想定以上の成果を達成することができると学びました。
貴社に入社後も、持ち前の前向きさを武器にさまざまな壁や困難を乗り越えて組織を牽引し、貴社に貢献していきたいと考えています。
前向きさのほかにも、主体性や状況分析力・課題解決力が伺える自己PR文です。入社後、さまざまな困難や壁が立ちはだかっても、挫折することなく前向きに業務に取り組んでくれそうな人物像がイメージできます。
強み
私の強みは、失敗も勉強と捉えてチャレンジし続けられる前向きさです。
私は学生時代、塾講師のアルバイトをしていました。塾での指導を始めた当初は、中学生を中心とするクラスの担任として塾での指導をおこなっていました。
ある時、クラスのある生徒の保護者から「あなたの指導のせいで息子の成績が下がった」とご指摘頂いた経験があり、かなり落ち込みました。塾講師として日が浅い私の指導のせいでもあると思う一方で、何が原因で成績が下がってしまったのか気になった私は、すぐに生徒と面談をする時間を設けました。そこでヒアリングをすると「一度理解できた部分は復習せずにテストに臨んでいた」「得意科目は試験1週間前から勉強しなかった」という事実が明確になりました。
ヒアリングから、私の指導も足りなかったと反省し、毎回の授業後に、その日の授業で教えた内容を復習する小テストの実施と、生徒一人ひとりに合わせた試験期間中の勉強スケジュールを計画的に組むことを実施しました。小テストでの採点は授業後すぐに取り組み、生徒が帰るまでに行うことで、生徒自身の復習に対する意識が途切れないようにしました。
勉強スケジュールも、生徒一人ひとりの得意・不得意科目に応じて柔軟に組むことで、生徒自身が無理なく勉強に取り組める環境を提供しました。
結果として、該当生徒のみならず、担当する生徒全員の成績を上げることができ、全科目で平均点が10点以上上がる成果を出せました。
この経験から、失敗しても落ち込みすぎず自己成長の場であると捉えて新たな取り組みにチャレンジすることで目標を達成できると学びました。
貴社に入社後は、さまざまな失敗をすることが想定されますが、自己成長できる勉強であると捉えて、失敗を乗り越える行動を実践して貴社に貢献していきたいと考えています。
自分の問題点も反省しながら、状況改善に向けてさまざまな努力ができることがうかがえます。落ち込みながらも課題を見つけて、解決のためにひたむきに取り組める前向きさで、入社後も自社に貢献してくれそうな人物だと伝わる強みの例文です。
自己PRと強みの両方を活用したアピールで内定を目指そう!
自己PRと強みでは、それぞれに適した伝え方をすることで、志望企業に対して効果的に自分の強みをアピールできます。採用担当者に「この人を採用したい」と思ってもらえるように、エピソードを工夫して、他の就活生との差別化を図りましょう。
「自己PRを教えてください」「あなたの強みはなんですか」と自己PRと強みの両方を問われるケースも多く存在します。両方を問われた場合は、自己PRと強みで異なるエピソードを用いると、強みの信頼性が増して面接官も納得できるでしょう。また、どちらを問われたとしても、焦らずに自分を採用するメリットを明確に伝えられるように、事前の準備が大切です。
強みを他の言葉に言い換えて差別化を目指すことも大切ですが、採用担当者に的確に自分の強みを伝えることが最も大切です。言い換えが難しい場合は、用いるエピソードや経験値の面で差別化を図る意識を持ちましょう。
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